進化
進化(しんか)とは、特定の条件を満たすことによってポケモンの種類が変わる現象のこと。
概要
多くのポケモンは特定の条件を満たすと進化し、姿を変えることができる。ゲームシステム上は一度進化してしまうと元には戻れない。
進化の条件は様々で、レベルアップ時に起きることが多い。進化先が条件により異なるポケモンも複数いる。
レベルアップを伴う進化は進化キャンセルやかわらずのいしで、その他の手段による進化もかわらずのいしで防止できることが多い。
通常、二度進化したポケモンは進化しない。第六世代よりメガシンカが登場したが、通常の進化とは別物とされる。
進化条件
進化させる条件は、大まかに分けてレベルアップ・進化専用の道具・通信交換の3種類がある。
レベルアップが必要な進化
最も一般的な進化。一部のポケモンは特定の条件を満たした上でレベルアップしたときのみ進化が可能になる。特定の条件を満たしたレベルアップの場合、進化させるレベルは特に関係ない。第六世代以降ではレベルアップのみで進化するポケモンの場合、進化キャンセルなどを用いて進化可能レベルを超えれば、貰える経験値が4915/4096倍 (≒1.2倍) になるという利点がある。
レベルを下げる手段は存在しないので、この進化方法のポケモンのレベルを100にしてしまうと、第七世代以前ではそれ以上進化させることができなくなる。第八世代以降ではレベル100のポケモンにふしぎなアメを使うことで進化させることができる(ワッカネズミを除く)。
- なつき度
- 十分になつかせ(なつき度220以上)、レベルアップさせることで進化する。レベルに決まりは無く、一つ上げればすぐ進化する。時間帯が絡む場合もある。金・銀から登場。第八世代よりなつき度が廃止され、なつき度による進化はなかよし度による進化に変更された。
- なかよし度
- 第七世代まではイーブイのみ該当。「なかよし」のパラメーターを2/5以上にし、フェアリータイプの技を覚えてレベルアップでニンフィアに進化。
- 第七世代までなつき度220以上のときのレベルアップで進化したポケモンは、第八世代ではなかよし度160以上のときのレベルアップで進化する。
- 場所
- 特定の場所でレベルアップさせることで進化する。ダイヤモンド・パールから登場。他のレベルアップによる進化条件を併せ持つイーブイの場合、この進化条件が一番優先される。第八世代以降ではこの進化条件の他に、しんかのいしによる進化もできるようになった。
- わざ
- 特定のわざを覚えさせてレベルアップさせることで進化する。ダイヤモンド・パールから登場。レベルアップした際に特定のわざを覚えたときにも進化する。
- 特定のわざを一定回数使用することで進化する種類もある。LEGENDS アルセウスから登場。スカーレット・バイオレットでは一定回数使用した後にレベルアップさせることで進化する種類が登場した。
- バスラオ (しろすじのすがた) は、反動技により一定以上の反動ダメージを受けた後にレベルアップすると進化する。回復を挟んでもよいが、累計ダメージはひんしのまま戦闘が終わるとリセットされる。
- どうぐ
- 特定の道具を持たせてレベルアップさせることで進化する。ダイヤモンド・パールから登場。時間帯が絡む場合もある。進化した場合、持っていた道具はなくなってしまう。
- スカーレット・バイオレットでは特定の道具を持っている相手を一定回数倒してからレベルアップすることで進化する種類が登場した。
- スカーレット・バイオレットでは特定の道具が一定数バッグに入っているときにレベルアップすることで進化する種類が登場した。進化した場合、その道具は全てなくなってしまう。コレクレーの進化はBボタンで進化キャンセルできないが、かわらずのいしを持たせて防止することはできる。
- 時間帯
- 特定の時間帯にレベルアップすると進化する。他の要因が絡むことが多く、なつきやレベルが一定以上必要なポケモンもいる。金・銀から登場。時間帯の存在しない第一世代およびファイアレッド・リーフグリーンでは不可能。ポケモンXDでも不可能だが、エーフィとブラッキーについては代替として専用の道具が用意されている。
- 性別
- ダイヤモンド・パールから登場。性別によって進化しなかったり、分岐進化したりする。
- コンディション
- ヒンバスのみ該当。うつくしさが170以上のときに、レベルアップでミロカロスに進化。コンディションの概念がないブラック・ホワイトでは進化条件が変更されたが、コンディションが復活したオメガルビー・アルファサファイアでは元に戻っている。他の進化条件に付いては下記参照。
- 3DS本体・Switch本体
- マーイーカのみ該当。Lv.30以上のときに3DSなどゲーム機本体を上下逆さにし、レベルアップでカラマネロに進化。
- フィールドの状態
- ヌメイルのみ該当。Lv.50以上のときにフィールドに雨が降っている状態でレベルアップでヌメルゴンに進化。戦闘中にあまごいやあめふらしで雨にしても進化できない。
- 手持ちポケモン
- 特定のポケモンが手持ちにいる状態でレベルアップすると進化する。進化に一定以上のレベルが必要な場合もある。進化した際に条件となるポケモンがいなくなることはない。ダイヤモンド・パールから登場。
- 通常の戦闘限定でのレベルアップ
- ワッカネズミのみ該当。けいけんアメやふしぎなアメによるレベルアップでは進化できず、通常の戦闘でLv.25以上になった時のみイッカネズミに進化できる。この時、戦闘に参加すれば進化の演出が発生するが、参加しなかった場合は進化の演出がなく、いつの間にかイッカネズミになっている。ふしぎなアメでは進化しない仕様のため、ワッカネズミのままLv.100にしてしまうと二度と進化できなくなる。
- レッツゴー
- レッツゴーで一定歩数以上歩いた後にレベルアップすると進化する。スカーレット・バイオレットから登場。詳細はレッツゴー#レッツゴーによる進化を参照。
- ユニオンサークル
- ナミイルカのみ該当。他のプレイヤーとユニオンサークルにいる間、Lv.38以上にレベルアップするとイルカマンに進化する。
- 特殊な進化
- 特定の条件を満たすと1匹のポケモンから2匹のポケモンに分裂進化する。ルビー・サファイアから登場。詳しくは下記参照。
進化専用の道具を使った進化
道具を持たせるのではなく、そのポケモンに直接使うことで進化する。第七世代までは語尾に「いし」と付く名前で、通称しんかのいしと呼ばれているが、第八世代では「いし」以外の道具も登場した。レベルや時間に関係なくいつでも進化させられるが、第七世代まではレベルアップで覚えるわざが極端に少なくなることが多いため注意が必要。第八世代では進化前にレベルアップで覚えるわざは道具で進化した後でもわざ思い出しで思い出せる。第九世代では進化すると覚える技が減るポケモンもいる (ムウマージなど)。
基本的に道具は消耗品なので、ショップで買えず入手できる数が限られている場合は進化させるポケモンを慎重に選ぶ必要がある。同じポケモンに同じ道具を使っても、バージョンによっては異なる姿に進化したり、性別やフォルムによっては道具が使えない場合もある。かわらずのいしで進化を防げるかは世代によって異なる (かわらずのいし#詳細な仕様を参照)。Bボタンによる進化キャンセルはできない。
- 例:ガーディ(ほのおのいし)→ウインディ
- 例:キルリア(♂のみ・めざめいし)→エルレイド
- 例:ユキワラシ(♀のみ・めざめいし)→ユキメノコ
- 例:ヤバチャ(がんさくフォルム・われたポット)→ポットデス(がんさくフォルム)
- 例:ヤバチャ(しんさくフォルム・かけたポット)→ポットデス(しんさくフォルム)
第九世代では、たいせつなものに含まれる進化の道具が登場した。そのため進化後も道具が消費されない。
通信交換を用いた進化
通信交換を行い、相手先に着いたときに進化する。他の条件と違って、ソフト単体では行えない。第二世代のタイムカプセルで異なる世代のソフトと通信交換した場合でも進化する。自分の持っている進化前のポケモンを進化させて使いたい場合、再度交換することになる。進化キャンセルはできないが、ユンゲラーを除きかわらずのいしを持たせることで進化は防止できる。
特定のどうぐを持たせて交換に出さないと進化しない場合もある。進化させると、持っていた道具はなくなってしまう。
特定のポケモン同士の交換でないと進化しない場合もある。
- 例:チョボマキとカブルモの組み合わせで通信交換するとそれぞれアギルダー、シュバルゴに進化する(このことは、チョボマキおよびカブルモの図鑑テキストにも記されている)。片方がかわらずのいしを持っていると、もう片方も進化しない。
その他
レベルアップを必要としない特殊な条件による進化方法。第八世代から登場。
- 攻撃技により累計49以上のダメージを受けた状態でワイルドエリアさじんのくぼちにあるアーチの下に行くことで進化する。回復を挟んでもよいが、累計ダメージはひんしになるとリセットされる。
- 1回の戦闘で相手の急所に3回以上当てることで進化する。
- 特定の道具を持たせて、特定の操作をすることで進化する。進化すると持っていた道具はなくなってしまう。
- 特定のものを調べることで進化する。
分岐する進化
以下のポケモンは進化先が条件によって分岐する。
- イーブイ
- しんかのいしを使うと進化するほか、様々な条件を満たしてレベルアップで進化する。
- 使うしんかのいしで進化先が変わる。
- 十分になつかせた状態でレベルアップさせると、時間によってエーフィかブラッキーに進化する。だが下記の、リーフィア、グレイシア、ニンフィアの条件を満たしていると、エーフィ、ブラッキーには進化しない。
- 例:イーブイ(なつき・朝昼)→エーフィ
- 例:イーブイ(なつき・夜)→ブラッキー
- こけむしたいわかこおりでおおわれたいわがある場所でレベルアップさせるとそれぞれ進化先が変わる。レベルアップを伴うイーブイの進化で最も優先される。
- なかよし度を2/5以上にして、フェアリータイプの技を覚えてレベルアップするとニンフィアに進化する。この条件を満たしていると、エーフィ、ブラッキーには進化しないが、リーフィア、グレイシアには進化できる。
- ニョロゾ
- みずのいしを使うとニョロボンに、おうじゃのしるしを持たせて通信交換させるとニョロトノに進化する。
- ヤドン(元のすがた)
- Lv.37以上でヤドランに進化できるが、おうじゃのしるしを持たせて通信交換するとヤドキングに進化する。
- ヤドン(ガラルのすがた)
- 元のすがたとは異なりレベルアップや通信交換では進化せず、使うアイテムによって進化先が決まる。
- ノコッチ
- 暗号化定数によって進化先のフォルムが変わる。暗号化定数は通常ゲーム内ではわからないので、進化先を自分で決めることはできない。フォルムの違いによって能力に違いはないが、たかさとおもさは異なる。
- ケムッソ
- 暗号化定数によって進化先が決まり、Lv.7以上でカラサリスかマユルドのどちらかに進化する。暗号化定数は通常ゲーム内ではわからないので、進化先を自分で決めることはできない。暗号化定数の上位16ビットを10で割ったときの余りによって決定される。
- キルリア
- Lv.30以上でサーナイトに進化できるが、♂にめざめいしを使った場合のみエルレイドにも進化する。
- ユキワラシ
- Lv.42以上でオニゴーリに進化できるが、♀にめざめいしを使った場合のみユキメノコにも進化する。
- パールル
- 通信交換時の持ち物で進化先が決まる。下記以外の持ち物や、道具を持たせないで通信交換しても進化しない。
- ミノムッチ
- 性別によって進化先が決まり、Lv.20以上で♂はガーメイルに、♀はミノマダムに進化する。
- ミノマダムのミノ(フォルム)は進化前のミノムッチのミノに準ずる。種族値や覚える技が違うためか、進化してしまうとミノを変更できなくなる。
- ガーメイルの場合、見た目や種族値などはどのミノから進化させても基本的に変わらない。ただし、ポケモンバトルレボリューションではくさきのミノ以外のミノから進化させたガーメイルをストレージにコピーするとダメタマゴになってしまうバグがあるので、使用する場合はくさきのミノから進化させておく必要がある。
- イワンコ
- 第七世代では進化させるバージョンによって進化先のフォルムが決まる。その個体を手に入れたバージョンではなく、実際にその個体を進化させるバージョンに準ずるため、逆のバージョンに通信交換で送った場合、交換先での姿に進化する。ルガルガンは両方の姿が野生で出現するので、ソフト単体で両方の個体を入手可能。
- 特性マイペースのイワンコはバージョンに関係なく、特定の時間帯に特定の姿にしか進化しない。厳密にはロトム図鑑がオレンジ色に光る場所(主に屋外)でレベルアップする必要がある。
- 第八世代以降ではバージョンによる進化先の分岐は無くなり、時間帯のみに影響するようになった。
- コスモウム
- イワンコと同様、進化させるバージョンによって進化先が決まる。その個体を手に入れたバージョンではなく、実際にその個体を進化させるバージョンに準ずるため、逆のバージョンに通信交換で送った場合、交換先での姿に進化する。
- 例えば、サン・ウルトラサンで出会ったコスモッグから進化したコスモウムは、そのままではソルガレオに進化するが、ムーン・ウルトラムーンに送ればルナアーラに進化させられる。これにより、サンとムーンを1つずつ持っていればコスモウム同士を互いに交換し合い、交換先で進化させてから送り返せば、シナリオで入手した個体を含め、親IDが自分のソルガレオとルナアーラを1体ずつ揃えることができる。
- イワンコとは違い、第八世代でも片方のバージョンでは片方の姿にしか進化しない。
- カジッチュ
- 使うアイテムによって進化先が決まる。しんかのいしとは厳密には異なるが、使い方はしんかのいしと同じ。第八世代ではすっぱいりんごがソードで、あまーいりんごがシールドでしか入手できない(第九世代ではどちらのバージョンでも入手可能)。
- ダクマ
- 第八世代では見せる掛け軸により進化先の姿が決まる。選ばなかった方の塔に入れなくなるので、1つのセーブデータではどちらか片方の姿しか入手できない。
- 第九世代では使うアイテムにより進化先の姿が決まる。ダクマがいるなら1つのセーブデータで両方のアイテムを入手できる。
- ワッカネズミ
- ノコッチと同様、暗号化定数によって進化先のフォルムが変わる。フォルムによって能力に違いはないが、おもさのみが異なる。
- 例:ワッカネズミ(通常の戦闘でLv.25以上になったとき・1/100の確率)→イッカネズミ (3びきかぞく)
- 例:ワッカネズミ(通常の戦闘でLv.25以上になったとき・99/100の確率)→イッカネズミ (4ひきかぞく)
- カルボウ
- カジッチュと同様、使うアイテムによって進化先が決まる。第九世代ではイワイノヨロイがスカーレットで、ノロイノヨロイがバイオレットでしか入手できない。アイテムさえあればバージョン違いの方にも進化させられる。
リージョンフォームによる進化先の分岐
一部のポケモンは元のすがたとリージョンフォームによって進化先が分岐したり、特定のリージョンフォームからでないと進化できないポケモンもいる。進化前にもリージョンフォームが存在するポケモンは、進化しても一貫してリージョンフォームのままだが、元のすがたからリージョンフォームに進化するポケモンも少なからずいる。
- 元のすがたからの進化で、アローラ地方とそれ以外の地方とで進化先の姿が変わる例
※ウルトラサン・ウルトラムーンにおけるウルトラスペースの各世界はアローラ地方ではないとみなされ、そこで進化させると元のすがたになる。
- 例:ピカチュウ(アローラ地方以外・かみなりのいし)→ライチュウ(元のすがた)
- 例:ピカチュウ(アローラ地方・かみなりのいし)→ライチュウ(アローラのすがた)
- 例:タマタマ(アローラ地方以外・リーフのいし)→ナッシー(元のすがた)
- 例:タマタマ(アローラ地方・リーフのいし)→ナッシー(アローラのすがた)
- 例:カラカラ(アローラ地方以外・Lv.28)→ガラガラ(元のすがた)
- 例:カラカラ(アローラ地方・夜にLv.28)→ガラガラ(アローラのすがた)
- 元のすがたからの進化で、ガラル地方とそれ以外の地方とで進化先の姿が変わる例
※アローラ地方と違い、ソフト内で元のすがたに進化できる措置は用意されていない。
- 例:ドガース(ガラル地方以外・Lv.35)→マタドガス(元のすがた)
- 例:ドガース(ガラル地方・Lv.35)→マタドガス(ガラルのすがた)
- 例:マネネ(ガラル地方以外・ものまねを覚えてレベルアップ)→バリヤード(元のすがた)
- 例:マネネ(ガラル地方・ものまねを覚えてレベルアップ)→バリヤード(ガラルのすがた)
- 元のすがたからの進化で、ヒスイ地方とそれ以外の地方とで進化先の姿が変わる例
※こちらもガラル地方と同様、ソフト内で元のすがたに進化できる措置は用意されていない。また、これらのポケモンはパルデア地方では必ず元のすがたに進化する為、スカーレット・バイオレットのおやIDのヒスイのすがたの個体が欲しい場合は、該当する進化前ポケモンをPokémon LEGENDS アルセウスにPokémon HOME経由で送り、そちらで進化させてから戻す必要がある。
- 例:マグマラシ(ヒスイ地方以外・Lv.36)→バクフーン(元のすがた)
- 例:マグマラシ(ヒスイ地方・Lv.36)→バクフーン(ヒスイのすがた)
- 例:フタチマル(ヒスイ地方以外・Lv.36)→ダイケンキ(元のすがた)
- 例:フタチマル(ヒスイ地方・Lv.36)→ダイケンキ(ヒスイのすがた)
- 例:チュリネ(ヒスイ地方以外・たいようのいし)→ドレディア(元のすがた)
- 例:チュリネ(ヒスイ地方・たいようのいし)→ドレディア(ヒスイのすがた)
- 例:ワシボン(ヒスイ地方以外・Lv.54)→ウォーグル(元のすがた)
- 例:ワシボン(ヒスイ地方・Lv.54)→ウォーグル(ヒスイのすがた)
- 例:ヌメラ(ヒスイ地方以外・Lv.40)→ヌメイル(元のすがた)
- 例:ヌメラ(ヒスイ地方・Lv.40)→ヌメイル(ヒスイのすがた)
- 例:カチコール(ヒスイ地方以外・Lv.37)→クレベース(元のすがた)
- 例:カチコール(ヒスイ地方・Lv.37)→クレベース(ヒスイのすがた)
- 例:フクスロー(ヒスイ地方以外・Lv.34)→ジュナイパー(元のすがた)
- 例:フクスロー(ヒスイ地方・Lv.36)→ジュナイパー(ヒスイのすがた)
- 元のすがたとリージョンフォームとで進化先の種族が変わる例
- 例:ニャース(元のすがた・Lv.28)→ペルシアン(元のすがた)
- 例:ニャース(アローラのすがた・なついている)→ペルシアン(アローラのすがた)
- 例:ニャース(ガラルのすがた・Lv.28)→ニャイキング
- 例:ウパー(元のすがた・Lv.20)→ヌオー
- 例:ウパー(パルデアのすがた・Lv.20)→ドオー
- 例:ニューラ(元のすがた・するどいツメを持たせて夜にレベルアップ / Pokémon LEGENDS アルセウスでは夜にするどいツメを使用)→マニューラ
- 例:ニューラ(ヒスイのすがた・するどいツメを持たせて朝・昼にレベルアップ / Pokémon LEGENDS アルセウスでは朝・昼・夕方にするどいツメを使用)→オオニューラ
- 例:デスマス(元のすがた・Lv.34)→デスカーン
- 例:デスマス(ガラルのすがた・49以上のダメージを受けた状態でワイルドエリアさじんのくぼちにある岩のゲートの下に行く)→デスバーン
- 元のすがたは進化できず、リージョンフォームのみ進化できる例
- 例:カモネギ(ガラルのすがた・1回の戦闘で3回急所に当てる)→ネギガナイト
- 例:バリヤード(ガラルのすがた・Lv.42)→バリコオル
- 例:ハリーセン(ヒスイのすがた・どくばりセンボンの力業を20回使用)→ハリーマン
- 例:サニーゴ(ガラルのすがた・Lv.38)→サニゴーン
- 例:マッスグマ(ガラルのすがた・夜にLv.35)→タチフサグマ
進化先の分裂
ツチニンのみ該当。ツチニンはLv.20以上でテッカニンに進化するが、手持ちポケモンに空きが1つ以上あればヌケニンも同時に手に入る。手持ちに空きがない場合はヌケニンは手に入らない。また、このときのヌケニンのボールは第三世代では進化前のツチニンと同じボールに入り、バッグの道具も不要[1]だが、第四世代以降ではバッグにモンスターボールを1つ以上所持している必要があり、1つ消費してそのボールにヌケニンが入る。モンスターボールを持ってなければ、スーパーボールなど他のボール持っていたとしてもヌケニンは手に入らない。ヌケニンのレベル・個体値・努力値・性格・出会った場所などの情報は全て進化前のツチニンのものを引き継ぐ。
進化条件の変更・追加
- ヒンバスはコンディションが進化条件になっているので、世代によっては進化条件が大きく異なっている。ヒンバスが初登場した第三世代および、第四世代のダイヤモンド・パール・プラチナ、第六世代のオメガルビー・アルファサファイア (ORAS) ではうつくしさのコンディションを170以上にしてレベルアップすればミロカロスに進化する。しかし、コンディションの概念がない第五世代、第六世代のX・Y、第七世代では進化条件が変更され、きれいなウロコを持たせて通信交換すれば進化できる。ただし、予め前の世代のバージョンでうつくしさを170以上にした個体を第五世代以降に連れて来た場合はレベルアップによる進化も可能。また、ORAS単体ではきれいなウロコを入手できないが、XYから持って来れば、それを持たせて通信交換することでも進化させられる。
- 第三世代のファイアレッド・リーフグリーン単体ではうつくしさを上げる方法がないので、一旦ルビー・サファイア・エメラルドに持って行く必要がある。
- 第四世代のハートゴールド・ソウルシルバー では少し特殊で、「コガネシティの散髪屋かナナミの毛づくろいでうつくしさを上げて、レベルアップで進化」という方法が採られている。HGSSではうつくしさの値を確認できないので、根気良く上げる必要がある。また、散髪や毛づくろいを使うのでなつき度と勘違いしやすいが、なつき度はヒンバスの進化には一切関係なく、なつき度だけ上げても進化しないので注意。
- ポケモンXDにおけるイーブイも進化条件が一部変更されている。ポケモンXDには時間帯の概念がないので、本来なら時間帯で進化するエーフィ・ブラッキーに進化するための条件が、「たいようのかけらもしくはつきのかけらを主人公が持った状態でなつき度を上げ、レベルアップで進化」という方法になっている。たいようのかけらを持っていればエーフィに、つきのかけらを持っていればブラッキーに進化する。また、イーブイが使える進化の石を含むこれらのアイテムはゲーム序盤で入手可能だが、1つしか選べない上にたいようのかけらとつきのかけらはどちらもたいせつなものに分類されているため、両方を同時に持つことはできない。
- ソード・シールドではイーブイのリーフィアへの進化方法にリーフのいしが、グレイシアへの進化方法にこおりのいしが、デンヂムシのクワガノン、レアコイルのジバコイルへの進化方法にかみなりのいしが追加された。
- ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール・LEGENDS アルセウスでのイーブイ・レアコイルは、場所の効果で進化することもできるし、しんかのいしを使って進化させることもできる。
- ソード・シールドではなつき度による進化がなかよし度による進化に変更された。
- スカーレット・バイオレットでは、マケンカニの進化方法がこおりのいしに変更された。
- スカーレット・バイオレットでは、ダクマの進化方法がアイテムのあくのかけじく/みずのかけじくに変更された。
- スカーレット・バイオレット (Ver.3.0.0) ではハリーセン (ヒスイのすがた) の進化方法がどくばりセンボンを覚えた状態でのレベルアップに変更された。
特定のソフト限定の進化
一部のポケモンは、その進化形が初登場したバージョンでのみ進化でき、他の世代に送ると、送った先では進化手段がなくなってしまうポケモンもいる。例えばオドシシとリングマは、LEGENDS アルセウス内でのみ進化可能であり、スカーレット・バイオレット単体では進化させられない。SVで捕まえたオドシシとリングマを進化させたい場合は、一度ポケモンホーム経由でLAに送り、そちらで進化させてから戻す必要がある。ただし、SVでのオドシシやリングマは、進化先が設定されているので、しんかのきせきの効果は得られる。また、ピカチュウやカラカラなど、進化前が元のすがたのリージョンフォームにも基本的にそのバージョンでしか進化させられない。
進化による変化
進化によって以下のものが変化する。
- タイプ
- とくせい
- 一部のポケモンのみ。
- 2つのとくせいがあるポケモンの場合、パルパーク経由でダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバーに連れてきた後に進化するととくせいが変わることがある。このように、第三世代以前のポケモンで、第四世代から新たに登場したとくせいを追加されているポケモンの場合、進化させることによってとくせいが変化してしまうことがあるが、これは暗号化定数に合った特性に書き換えられるためである。なお、進化させなければ特性が変化してしまうことはない。
- 覚えるわざ
- 種族値
- タマゴグループ
- 性別
Pokémon LEGENDS アルセウスにおける進化
ポケモンの進化の条件が満たされたときでも、自動的に進化が始まることはない。進化できるポケモンは手持ち画面でボールのマークが光っているので、手動で「進化」を押してから「そのまま見守る」を選択して進化させる。「進化」を押しても「キャンセル」を押せば進化は始まらない。このソフトでは一度進化が始まるとBボタンでキャンセルすることができない。
本来「特定条件下でレベルアップ」することで進化するポケモンも、レベルアップの必要は無い。
- 例:ゴルバット(とてもなかよしな状態)→クロバット
- 例:イーブイ(こけむしたいわの近くにいる)→リーフィア
- 例:レアコイル(天冠の山麓にいる)→ジバコイル
- 例:マネネ(ものまねを覚えている)→バリヤード
- 例:タマンタ(手持ちにテッポウオがいる)→マンタイン
- 例:バスラオ (しろすじのすがた) (累計294以上の反動ダメージを受ける) →イダイトウ
本作ではポケモンに持ち物を持たせるということができない。特定の道具を持たせることで進化するポケモンは、しんかのいし同様にその道具を使うことで進化が始まるようになっている。
本作には時間帯だけでなく月齢の概念があり、特定の月齢の時に道具を使うことで進化するポケモンがいる。また、時間帯での進化は現実時間ではなく、ゲーム内での時間が進化条件になっている点に注意。
本作ではつながりのヒモという道具が登場し、通信交換で進化するポケモンはつながりのヒモを使うことでも進化できる (従来通り通信交換でも進化できる)。本来「特定の道具を持たせて通信交換」で進化するポケモンは、つながりのヒモではなくその特定の道具を使うことが進化条件になる。
本作では早業・力業というシステムがあり、一部のポケモンは特定技の早業・力業を特定回数使うことが進化条件になっている。
本作には図鑑タスクというシステムがあるので、ポケモンの図鑑を完成させる前に進化させてしまうと完成が遅れることがある。御三家など、入手方法が限られるポケモンにおいて特に注意が必要となる。
図鑑タスクに「進化させた数」があるポケモンの場合、そのポケモンを進化させたときと、そのポケモンへと進化させたときのどちらもカウントされる。
- 例:エレキッドをエレブーに進化させると、エレキッドとエレブーの図鑑の「進化させた数」にカウントされる。そのエレブーをさらにエレキブルに進化させると、エレブーの「進化させた数」にカウントされるが、エレキッドの「進化させた数」にはカウントされない。
本編以外における進化・方法
- ポケモンカードゲーム
- 手札から進化カードを重ねることでできる。また、一部のトレーナーカード(退化スプレーなど)などの効果により、逆の「退化」を行うことができる。→ポケモンカードゲーム用語一覧#進化
- ポケモンピンボール・ポケモンピンボール ルビー&サファイア
- 「EVOモード」でできる。必要条件を模したアイテムを3個手に入れ、真ん中の穴に入れることによって行う。
- ポケモンスナップ
- 特定のポケモンのみ、こちらからアクションを起こすと進化する。コイルをポケモンフードで3匹集めてくっ付ける、ベトベターにイヤイヤボールを大量に当てる、など。
- ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊
- てんくうのとうクリア後、ナマズンのいけにあるひかりのどうくつでできる。アイテム・レベル以外の条件は、それを模したアイテムを使う必要がある。
- ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊・空の探検隊
- しんぴのもりクリア後、ひかりのいずみでできる。ただし、主人公とパートナーはやみのかこうでダークライを倒した後でないと進化できない。
- ポケモン不思議のダンジョン すすめ! 炎の冒険団・いくぞ! 嵐の冒険団・めざせ! 光の冒険団・マグナゲートと∞迷宮
- 救助隊・探検隊と違い、ダンジョン内でも進化条件を満たすと進化するかどうかの選択肢が出てくる。また、従来の不思議のダンジョンシリーズのシステムを継承しており、敵ポケモンは他のポケモンを倒すとその場で進化する。ただし、マグナゲートと∞迷宮の主人公とパートナーは、主人公がパラダイスに戻ってきてからでないと進化できない。
- ポケットモンスター (アニメ)
- レベルの概念やその他の進化条件が曖昧であり、なかなか進化しなかったり、突然進化したりすることがある。石などによる進化はともかくとして、進化するかしないかはポケモンの意志なのか、トレーナー次第なのか曖昧な描写しかなく、謎が多い。ポケモンによっては進化を拒んでも特にこれといって問題がないポケモン(サトシのフシギダネなど)や、逆に進化を抑えるのにかわらずのいしが必要なポケモン(ヒカリのポッチャマなど)がいたりもする。また、ゲームとは違い、進化して性格が変わるポケモンも多く、進化する前はトレーナーに従順だったのが、進化した途端に言うことを聞かなくなるポケモン(サトシのリザードなど)もいる。無印編第44話での描写によると、トレーナーにもレベルのような概念(ゲームで言うところのジムバッジに近い)があり、それが低いと進化して言うことを聞かなくなるらしい。また、ポケモンが別のポケモンになつくことによって進化する個体もいる(サトシのピカチュウなど)。
- Pokémon GO
- ポケモンごとに定められた一定個数のアメを用いることでポケモンを進化させることができる。詳細は進化表 (GO)の記事を参照。
- ポケモンマスターズ EX
- 進化石のかけらや進化石のかたまりを使用して進化する。
- Pokémon UNITE
- 一部のポケモンはユナイトバトルを進化前の姿でスタートし、レベルアップによって進化する。
備考
- 色違いのポケモンは進化しても色違いのままである。
- コイキング→ギャラドスなど、一部のポケモンの図鑑テキストには「進化すると性格が狂暴になる」と書かれているが、ゲーム内において進化して性格や個性が変化することはない。
- 前述のとおりアニメでは進化して言うことを聞かなくなるポケモンもいるが、ゲーム内においては進化が原因で言うことを聞かなくなることはない。
- 進化しても個体値やそれまで溜まっている努力値、覚えている技は変化しないが、進化と同時に技を習得することはある。
- 進化前のポケモンにニックネームが付いていない場合、進化させると基本的に進化後の種族名に変わる。第七世代までは捕まえたROMと現在のROMとで言語が異なっていても、交換先で進化させるとその言語の種族名になった。例えば日本語版で捕まえた、おや名が「レッド」でニックネームが付いていないピカチュウを韓国語版に送って進化させると、おや名が「レッド」でポケモン名が「라이츄」(ライチュウ)になった。第八世代のソード・シールドからは捕まえたROMの言語の種族名になる。
- ニックネームを付けたポケモンをせいめいはんだんしの所に連れて行き、種族名に戻して進化させた場合も、基本的には進化後の種族名に変わる。
- ニックネームを付けたポケモンをそのまま進化させた場合は、基本的にニックネームはそのまま残る。
- 第七世代において、進化前にも進化後にもリージョンフォームが存在するポケモンの場合、進化前がカントーのすがたの場合は必ずカントーのすがたに、アローラのすがたの場合は必ずアローラのすがたに進化する。進化前のリージョンフォームが存在しないピカチュウ、タマタマ、カラカラはサン・ムーン内で進化させれば必ずアローラのすがたになり、カントーのすがたの個体はサン・ムーン単体では入手できない。また、進化時に流れるBGMと、背景も通常のものとは異なる(南国っぽい曲調になり、背景の青色が、緑色になる)。
- 通信交換で進化するポケモンは第六世代までシリーズを通して追加されていたが、第七世代以降は新規追加されていない。また第八世代では通信交換で進化するポケモンはワイルドエリアやマックスレイドバトルで一つのソフトで入手できる機会も増えた。
- ピカブイ以降では強制的に手持ちのポケモン全部に経験値が割り振られるため、手持ちに加えているポケモンはパーティが経験値を獲得する限りいずれレベルアップ進化のタイミングが訪れる。
- ゲーム内に登場するポケモンには、最低進化レベルを無視している例が多数存在している。以下では例を挙げる。
- たにまのはつでんしょで戦うときのマーズのレベル16のブニャット
- ギンガハクタイビルで戦うときのジュピターのレベル23のスカタンク
- 38ばんどうろで再戦時のミニスカートのリカの持つレベル29のデンリュウ
- ヤナギのレベル31のイノムーとレベル29のジュゴン(ハートゴールド・ソウルシルバーを除く)
- テッセンのレベル24のライボルト
- エメラルドのアスナのレベル26のバクーダ
- センリのレベル28、レベル31のケッキング
- ナギのレベル33のチルタリス
- マツブサのレベル25のバクーダ
- アオギリのレベル25のサメハダー
- インタビュアーのマリとダイが使用するレベル39のバクオング
- 114ばんどうろのかいじゅうマニアのトシオが使用するレベル35のボスゴドラとサイドン
- プラチナの210ばんどうろのぼくじょうおやこのボブとニナが使用するレベル24のギャロップ
- プラチナのナタネのレベル20のチェリム
- 215ばんどうろのエリートトレーナーのカツマサのレベル25のフワライド
- ワタルの使用するレベル47のカイリュー(ハートゴールド・ソウルシルバーでは味方としてダブルバトルのパートナーになった際に40レベルのカイリューを使う場面もある。)
- シャガとアイリスが使用するレベル43のオノノクス
- ギーマが使用するレベル50のキリキザン
- ゲーチスが使用するレベル54のサザンドラ
- トレーナーに限らず、野生ポケモンでも最低進化レベルより低いレベルで出現するものもいる。例としては乱入バトルで出てくるボーマンダなど。
- Pokémon GOでは強化レベルに関わらずポケモンを進化させることができるため、GOパークや転送装置を経由することで最低進化レベルより低いレベルのポケモンを入手することもできる。
- チョウジタウンにあるロケットだんアジトでコイキングを進化させる電波を発している描写など、本来の進化レベルとは異なるレベルで進化できるケースもあることがゲーム内でも示唆されている。
- 進化の余地があるポケモンのみ、しんかのきせきの効果を受けることができる。
- 第七世代まで、進化するとレベルアップで覚える技が変わり、進化後では技を覚えなくなるポケモンも多かった(特にしんかのいしや、なつき度で進化するポケモンで顕著だった)。第八世代では進化後にわざを覚えなくなるケースは減ったが、0になったわけではない。第九世代では特に進化条件に関係無く、進化後では技を覚えなくなるケースが増えた。
- ゲームシステム上は一度進化してしまうと元には戻れないが、図鑑には「元に戻ってしまう」と書かれているポケモンもいる (ヤドランなど)。
現実における進化との違い
チャールズ・ダーウィンが示した進化とは、以下の点などで大きく異なる。ゆえにポケモンにおける進化は成長や変態に近いといえる。
- 進化するのに費やす時間が極端に短い。
- 進化後のポケモンの子供が進化前のポケモンである。
- そういう意味ではリージョンフォームのポケモンは、各地の特有の気候や生態系に適応するためにそのような姿になっていった旨が語られており、現実の進化に近いものがある。
- 他にもパルデア地方にはパラドックスポケモンなるポケモンが存在し、これは元となるポケモンの太古の姿もしくは遥か未来の姿と作中でも言われている。これが正しいものであるならば、これも現実の進化とほぼ同様のものと言える。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ 一部の攻略本には「モンスターボールが必要」と書かれていたが、これは攻略本の誤情報かゲーム内のミスかは不明。