サトシのピカチュウ
ピカチュウ | |
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英語名 | Ash's Pikachu |
出身地等 | カントー地方 |
年齢 | |
職業 | ポケモン |
声優 | 大谷育江 |
サトシのピカチュウとはサトシがマサラタウンを旅立つ時に最初に貰ったポケモン。
概要
性別はオス。特性はせいでんき。視聴者からの愛称は「サトピカ」。
無印編第1話でオーキド博士から譲ってもらった。もらった当初は言う事を聞かなかったり、人に向かって電撃を浴びせることもあった。そのためサトシは当初はゴム手袋をして革ひもでピカチュウをつないでいたが、ピカチュウは嫌がっていた。しかしオニスズメの群れに襲われた事件をきっかけに、サトシに心を開く。無印編第39話ではサトシがピカチュウを手放すと決めた際も彼についていくことを選び、さらに友情が深まった。現在では、二人は大の親友であり、サトシは別の地方へ行く際もピカチュウを手持ちから外すことはない。初期の頃はサトシではなくカスミになついていた。
特別編や新無印編第32話、新無印編第120話を除く全ての話に登場する。
モンスターボールに入るのを嫌がっており、モンスターボールに入った(正確には入っていた)のは1話のみ。ただし本編以外では、劇場版の作中において一時的にとはいえ、ボールに入れられた場面はある。しかし、いずれもすぐにボールから出て来た。そのため、サトシはいつもピカチュウをモンスターボールから出したまま連れ歩いている。ダイマックスも通常のポケモンとは異なり、モンスターボールに戻らずにそのままキョダイマックスする。
電撃で自転車を3台(カスミ・ハルカ・ヒカリのもの)壊している。無印編第2話ではトキワシティのポケモンセンターも壊した。ロケット団の3人はこの時のピカチュウの電撃が通常の電撃のレベルを大きく上回るものと思っており、毎回のようにピカチュウをさらって行く。
また、とんでもない状況に巻き込まれることもしばしば[1]。
DP・BW2編ではヒカリのミミロル、SM編ではマーマネのトゲデマルに好意を寄せられている。ピカチュウのたにのメスピカチュウにモテていると誤解してカッコをつけ、ドン引きされた経験を持つ。クリンを巡ってはバンチョーと恋愛バトルに発展した。
ケチャップが好きで、無印編やXY編では特にこの面が強調されていた。また、コンテストでハルカやヒカリを応援するときは紋付羽織袴を着て扇子を持っていた。
顔や体全体で他のポケモンの真似をするのも得意。これまでに、スボミーやミズゴロウなどの真似をしたことがある。DP編のポケモンなりきり大会ではハブネークやマクノシタ、ソーナンスなどの形態模写もした。ポケモンだけの時に状況説明する時にも、そのポケモンの顔真似で他のポケモンに説明することがあった。
劇場版の短編映画など、ポケモンのみが登場するエピソードでは、ほとんど主人公を務めている。
BW編では第3話で初登場したサングラスをかけたメグロコ(現在はワルビアル)にライバル視されていた。このワルビアルはワルビルの時にBW編第65話で勝負してピカチュウに敗れた後にサトシにゲットされた。
SM編第30話ではククイ博士の授業で、リーリエに貸し出される。最初はピカチュウがちょっと動いただけでリーリエがびっくりしていたが、サトシの行動を思い出し、ジェイムズのオドリドリとバトルして勝利した。このときリーリエはピカチュウを抱きしめ、ピカチュウにも触れるようになる。その後、シロンとの交換をしたまま、サトシとバトルするところで同エピソードは終了している。サトシがピカチュウと2日以上離れたのはこれが初めて。
SM編第54話では、サトシのデンキZが変化したサトピカZを使用し、1000まんボルトを放った。この話では、ウツロイドに取り込まれたルザミーネを救出した。SM編第76話、SM編第144話でも使用。前者ではムサシのミミッキュを、後者ではカプ・コケコをそれぞれ倒している。
新無印編第1話ではまだピチューだった頃のエピソードが描かれた。ピチューは崖から落ちたときにガルーラ親子に拾われ、しばらく彼女らと一緒に仲良く暮らしていた。そして、ピチューが大きく成長したとき、母親ガルーラに迷惑をかけたくないと一人立ちしようとしたときにピカチュウに進化した。ゲーム本編の仕様に照らし合わせると母親ガルーラからの愛情を受け、なつき進化の条件を満たしたと思われる。
新無印編第13話で初めてキョダイマックスした。でんこうせっかの指示を受けてもよたよたとした歩きになるなど、巨大化した影響で自慢のスピードが活かせなくなっている。通常のダイマックスではなくキョダイマックスのため、でんきわざはダイサンダーではなくキョダイバンライに変化する。
新無印編第30話では、最近自分のことを顧みてくれないサトシに対して反抗心を抱き家出を決行したが、最終的には、サトシが自分にとって大切な存在であることを思い出したためサトシのもとへと帰った。この回では、サトシもピカチュウに最近ちゃんと接してあげられなかったことを後悔している。
新無印編第77話では、デンジのエレキブルに対し1000まんボルトを使用。エレキブルの特性であるでんきエンジンによる吸収量を凌駕し、エレキブルを突破して勝利した[2]。
新無印編第82話では、ポプラのマホイップとのバトルにおいてキョダイダンエンの直撃を受けた結果、キョダイマックスよりも肥大化した「ヒダイマックス」なる姿[3]に変貌してしまった。バトル終了時は通常のダイマックス同様元に戻っている。
わざ
現在の技
Zワザ
ダイマックスわざ
過去に使用した技
コンボわざ
- 加速ボルテッカー
- でんこうせっかで加速をつけてボルテッカーを放つ。
- ジャンピング・ボルテッカー
- アイアン・ボルテッカー
- ボルテッカーの勢いからアイアンテールを放つ。
- 回転アイアンテール
- 回転で勢いをつけることによって、自分より重量級のポケモンと同等以上の破壊力を出す。
- ジャンピング・アイアンテール
- 空中に飛び上がり回転と落下速を重ねて、さらにアイアンテールの威力をあげる。
- ジャンピング・アイアン・ボルテッカー
- ピカチュウがこれまでの旅で培ってきた全てを集約した最大最強の必殺わざ。これでタクトのラティオスと相打った。
- カウンターシールド
- 10まんボルトを回転しながら放射し攻撃と防御を同時に行う。
- 回転防御
- 相手の攻撃を回転して受け流すことで回避する。
- エレキ・アイアンテール (仮称)
- アイアンテールとでんこうせっか
- アイアンテールを地面に突き立て、でんこうせっかでバネのように高速で動く事で振動エネルギーを纏い、ぶつかった敵の攻撃を防御・軽減、ダメージを与える反撃となる。
ゲームにおけるサトシのピカチュウ
ピカチュウバージョンではアニメの設定そのままで登場しており、話しかけるとアニメ同様の声で返事をしてくれる。
第四世代から第六世代では、おやがサトシのピカチュウが配布されたことがあった(ピカチュウ (サトシ・ID:07150)、ピカチュウ (サトシ・ID:08103)、ピカチュウ (サトシ・ID:00711))。
第七世代では、ピカチュウのフォルム違いとして各シリーズのサトシの帽子を被った姿が登場した。このピカチュウはイベントによる配布としてしか入手できない(ピカチュウ (サトシ・ID:970401)・ピカチュウ (サトシ・ID:201023))。ウルトラサン・ウルトラムーンでは「キミにきめたキャップ」、ソード・シールドでは「ワールドキャップ」が新たに登場した。
通常のピカチュウとの違いとして、性別が♂しかいないこと、タマゴグループがタマゴみはっけんであり進化できないこと、ダイスープを飲ませることができず、キョダイマックスできないことが挙げられる。また、サトピカZを持った状態で10まんボルトを覚えていると、専用のZワザである1000まんボルトを使用することができる。
Pokémon GOでは、特殊なポケモンとしてオリジナルキャップとワールドキャップを被ったピカチュウが登場した。
ポケモンマスターズ EXでは、サトシとともにバディーズとして登場した。
ポケモンカードゲームにおけるサトシのピカチュウ
シリーズ | カード | 備考 |
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ポケモンカードゲームDPt 映画公開記念 ランダムパック2009 | ピカチュウM (MRP09) | SPポケモン(ムービーのポケモン)。 |
ポケモンカードゲームDPt 映画公開記念 ランダムパック2009 | ピカチュウMLV.X (DPt-P) | SPポケモン(ムービーのポケモン)。 |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 071) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 072) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 073) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 074) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 075) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 076) | |
プロモーションカード | サトシのピカチュウ (SM-P 086) | |
ポケモンカードゲーム サン&ムーン 30枚デッキ対戦セット サトシVSロケット団 | サトシのピカチュウGX (SMD) | |
ポケモンカードゲーム サン&ムーン 30枚デッキ対戦セット サトシVSロケット団 | サトシのゆうじょう | 「自分の山札を2枚引く。自分の場に「サトシのピカチュウGX」がいるなら、さらに2枚引く。」という効果を持つ。 |
プロモーションカード | ピカチュウ (SM-P 367) | イラストにサトシが描かれている。 |
プロモーションカード | まるのみされたピカチュウ (S-P) |
脚注
- ↑ 例としては、無印編で道具の力で一時的にロケット団に懐いたり、操られてサトシを攻撃したことなどがある。また、AG編で一度だけ「記憶喪失」になってロケット団の仲間になってしまいその際にもサトシに襲いかかっていたり、マグマ団の首領・マツブサが持っていた「藍色の珠」が体の中に入ってしまい、グラードンを操って凶暴化したりした。DP編では、人助けで別固体のピカチュウの芝居として、サトシのエイパム相手にバトルをしたことがある。BWエピソードNではレシラムさえ操るアクロマのポケモンコントロールマシンに何度か操られてしまうが、白の遺跡ではサトシの声援で耐えて見せ、アクロマを驚愕させた。XY編でも1回操られてサトシに10まんボルトを食らわせた他、イベルタルによって石化してしまったこともある。
- ↑ 実際のゲームでは特性がかたやぶりでもない限り不可能だが、ウルトラサン・ウルトラムーンのマーマネの試練においてとげまるが大量の電気を受ける際、マーレインが「特性のひらいしんがあってもトゲデマルの電気袋に収まる量ではない」と発言しており、設定上は許容量が存在すると考えられる。
- ↑ 命名はダンデ。尻尾の形が変化していないので、キョダイマックスとは異なることが分かる。
関連項目