サンダース
サンダース Thunders | |
英語名 | Jolteon |
---|---|
全国図鑑 | #135 |
ジョウト図鑑 | #182 |
ホウエン図鑑 | #290 |
シンオウ図鑑 | #165 |
新ジョウト図鑑 | #186 |
イッシュ図鑑 | #- |
新イッシュ図鑑 | #093 |
セントラルカロス図鑑 | #- |
コーストカロス図鑑 | #079 |
マウンテンカロス図鑑 | #- |
新ホウエン図鑑 | #- |
アローラ図鑑 | #125 |
メレメレ図鑑 | #- |
アーカラ図鑑 | #052 |
ウラウラ図鑑 | #- |
ポニ図鑑 | #- |
新アローラ図鑑 | #155 |
新メレメレ図鑑 | #- |
新アーカラ図鑑 | #056 |
新ウラウラ図鑑 | #- |
新ポニ図鑑 | #- |
ガラル図鑑 | #198 |
分類 | かみなりポケモン |
タイプ | でんき |
たかさ | 0.8m |
おもさ | 24.5kg |
とくせい | ちくでん |
隠れ特性 | はやあし |
図鑑の色 | 黄 |
タマゴグループ | りくじょう |
タマゴの歩数 | 35サイクル
|
獲得努力値 | すばやさ+2 |
基礎経験値 |
|
最終経験値 | 1000000 |
性別 | 87.5% ♂ ・ 12.5% ♀ |
捕捉率 | 45 |
初期なつき度 | 70 |
外部サイトの図鑑 |
サンダースとはぜんこくずかんのNo.135のポケモンのこと。初登場はポケットモンスター 赤・緑。
目次
進化
ポケモンずかんの説明文
- 赤・緑、ファイアレッド
- おこったり おどろいたりすると ぜんしんの けが はりの ように さかだって あいてを つらぬく。
- 青、リーフグリーン、シールド
- くうきちゅうの マイナスイオンを すいこんで やく10000ボルトの でんきを はきだすことができる。
- ピカチュウ、ポケモンピンボール、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- ちょっとした しげきで ないたり おこったりする。また かんじょうが かわるたびに でんきがたまる。
- (漢字) ちょっとした 刺激で 泣いたり 怒ったりする。また 感情が 変わるたびに 電気がたまる。
- 金、ハートゴールド
- さいぼうが だしている よわい でんきを ひとまとめにして きょうりょくな でんげきを はなつ。
- 銀、ソウルシルバー、X
- たいないに でんきが たまると ぜんしんの たいもうが ぜんぶ するどく とがりはじめる。
- (漢字) 体内に 電気が たまると 全身の 体毛が 全部 鋭く とがりはじめる。
- クリスタル
- たいもうの あいだには おおくの マイナスイオンが はっせい するので つねに パチパチと おとがする。
- ルビー・サファイア・エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア
- さいぼうの だす よわい でんきを たいもうの せいでんきで ぞうふくさせ カミナリを おとす。さかだった たいもうは でんきを おびた はり。
- (漢字) 細胞の 出す 弱い 電気を 体毛の 静電気で 増幅させ カミナリを 落とす。逆立った 体毛は 電気を 帯びた 針。
- ダイヤモンド・パール
- 1まんボルトの でんきを あやつる。ぜんしんの たいもうが さかだつと ハリのように するどく とがる。
- プラチナ、ブラック・ホワイト
- かんじょうが たかぶると でんきを おびて まっすぐになった たいもうを なんぼんも とばす。
- (漢字) 感情が たかぶると 電気を 帯びて まっすぐになった 体毛を 何本も 飛ばす。
- ブラック2・ホワイト2
- たいないに でんきを ためることで さかだてた ぜんしんの たいもうを ミサイルのように つぎつぎ とばす。
- (漢字) 体内に 電気を ためることで 逆立てた 全身の 体毛を ミサイルのように 次々 飛ばす。
- Y
- くうきちゅうの マイナスイオンを すいこんで やく10000ボルトの でんきを はきだすことがある。
- (漢字) 空気中の マイナスイオンを 吸い込んで 約10000ボルトの 電気を 吐き出すことがある。
- サン
- やく10000ボルトの でんきを はきだす。 かなり しんけいしつで なつかせるのは たいへんだ。
- (漢字) 約10000ボルトの 電気を 吐き出す。 かなり 神経質で なつかせるのは 大変だ。
- ムーン
- たいもうが さかだったら でんきを はく サイン。 そばに かみなりが おちることも あるので ちゅうい。
- (漢字) 体毛が 逆立ったら 電気を 吐く サイン。側に 雷が 落ちることも あるので 注意。
- ウルトラサン
- はいの なかに でんきを うみだす きかんが ある。 といきに まざって でんきの おとが バチバチきこえる。
- (漢字) 肺の 中に 電気を 生み出す 器官が ある。 吐息に 混ざって 電気の 音が バチバチ聞こえる。
- ウルトラムーン
- さかだてた けを はりの ように とばす。 てきが よわった ところを 1まんボルトの でんげきで しとめる。
- (漢字) 逆立てた 毛を 針の ように 飛ばす。 敵が 弱った ところを 1万ボルトの 電撃で 仕留める。
種族値
第1世代
種族値 | ||
---|---|---|
HP | 65 | |
こうげき | 65 | |
ぼうぎょ | 60 | |
とくしゅ | 110 | |
すばやさ | 130 | |
合計 | 430 |
第2世代以降
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 65 | 125 - 172 | 240 - 334 | |
こうげき | 65 | 63 - 128 | 121 - 251 | |
ぼうぎょ | 60 | 58 - 123 | 112 - 240 | |
とくこう | 110 | 103 - 178 | 202 - 350 | |
とくぼう | 95 | 90 - 161 | 175 - 317 | |
すばやさ | 130 | 121 - 200 | 238 - 394 | |
合計 | 525 | |||
ダメージ倍率
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 50% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 200% | |
いわ: | 100% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 50% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 50% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 100% |
とくせいのちくでんでダメージ倍率が補正された場合
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 50% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 200% | |
いわ: | 100% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 50% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 0% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 100% |
さかさバトル
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 200% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 50% | |
いわ: | 100% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 200% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 200% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 100% |
とくせいちくでんでダメージ倍率が補正された場合
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 200% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 50% | |
いわ: | 100% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 200% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 0% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 100% |
おぼえるわざ
レベルアップわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
SM/USUM | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
1 | でんきショック | でんき | 特殊 | 40 | 100% | 30 |
1 | てだすけ | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
1 | たいあたり | ノーマル | 物理 | 40 | 100% | 35 |
1 | しっぽをふる | ノーマル | 変化 | — | 100% | 30 |
進化 | でんきショック | でんき | 特殊 | 40 | 100% | 30 |
5 | すなかけ | じめん | 変化 | — | 100% | 15 |
9 | つぶらなひとみ | フェアリー | 変化 | — | 100% | 30 |
13 | でんこうせっか | ノーマル | 物理 | 40 | 100% | 30 |
17 | にどげり | かくとう | 物理 | 30 | 100% | 30 |
20 | かみなりのキバ | でんき | 物理 | 65 | 95% | 15 |
25 | ミサイルばり | むし | 物理 | 25 | 95% | 20 |
29 | こうそくいどう | エスパー | 変化 | — | —% | 30 |
33 | でんじは | でんき | 変化 | — | 90% | 20 |
37 | ほうでん | でんき | 特殊 | 80 | 100% | 15 |
41 | とっておき | ノーマル | 物理 | 140 | 100% | 5 |
45 | かみなり | でんき | 特殊 | 110 | 70% | 10 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
わざ・ひでんマシンわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
わざマシン | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
わざマシン01 | ふるいたてる | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 |
わざマシン05 | ほえる | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
わざマシン06 | どくどく | どく | 変化 | — | 90% | 10 |
わざマシン10 | めざめるパワー | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン11 | にほんばれ | ほのお | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン15 | はかいこうせん | ノーマル | 特殊 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン16 | ひかりのかべ | エスパー | 変化 | — | —% | 30 |
わざマシン17 | まもる | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン18 | あまごい | みず | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン21 | やつあたり | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン24 | 10まんボルト | でんき | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン25 | かみなり | でんき | 特殊 | 110 | 70% | 10 |
わざマシン27 | おんがえし | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン30 | シャドーボール | ゴースト | 特殊 | 80 | 100% | 15 |
わざマシン32 | かげぶんしん | ノーマル | 変化 | — | —% | 15 |
わざマシン42 | からげんき | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
わざマシン44 | ねむる | エスパー | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン45 | メロメロ | ノーマル | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン48 | りんしょう | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン49 | エコーボイス | ノーマル | 特殊 | 40 | 100% | 15 |
わざマシン57 | チャージビーム | でんき | 特殊 | 50 | 90% | 10 |
わざマシン68 | ギガインパクト | ノーマル | 物理 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン72 | ボルトチェンジ | でんき | 特殊 | 70 | 100% | 20 |
わざマシン73 | でんじは | でんき | 変化 | — | 90% | 20 |
わざマシン87 | いばる | ノーマル | 変化 | — | 85% | 15 |
わざマシン88 | ねごと | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン90 | みがわり | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン93 | ワイルドボルト | でんき | 物理 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン100 | ないしょばなし | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
タマゴわざ
人から教えてもらえるわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP | SM | USUM |
ほしがる | ノーマル | 物理 | 60 | 100% | 25 | - | ○ |
いやしのすず | ノーマル | 変化 | — | —% | 5 | - | ○ |
てだすけ | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 | - | ○ |
ハイパーボイス | ノーマル | 特殊 | 90 | 100% | 10 | - | ○ |
アイアンテール | はがね | 物理 | 100 | 75% | 15 | - | ○ |
とぎすます | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 | - | ○ |
とっておき | ノーマル | 物理 | 140 | 100% | 5 | - | ○ |
でんじふゆう | でんき | 変化 | — | —% | 10 | - | ○ |
でんげきは | でんき | 特殊 | 60 | —% | 20 | - | ○ |
シグナルビーム | むし | 特殊 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
いびき | ノーマル | 特殊 | 50 | 100% | 15 | - | ○ |
太字のわざはタイプ一致です。 |
進化前でのみ覚えるわざ
わざ | 進化の系列 | 世代 |
---|---|---|
ほしがる | イーブイ | 5-7 |
なきごえ | イーブイ | 1-7 |
かみつく | イーブイ | 1-7 |
スピードスター | イーブイ | 6-7 |
リフレッシュ | イーブイ | 6-7 |
とっしん | イーブイ | 1-7 |
あまえる | イーブイ | 5-7 |
バトンタッチ | イーブイ | 2-7 |
すてみタックル | イーブイ | 5-7 |
きりふだ | イーブイ | 4-7 |
Let's Go!
Lv | GPGE |
---|---|
0 | でんきショック |
1 | でんきショック あくび たいあたり なきごえ しっぽをふる すなかけ |
3 | しっぽをふる |
6 | でんこうせっか |
10 | にどげり |
14 | すなかけ |
17 | ミサイルばり |
21 | でんじは |
24 | こうそくいどう |
28 | てだすけ |
31 | かみなり |
入手方法
バージョン | 野生 | その他 | ||
---|---|---|---|---|
レベル | 出現場所 | レベル | 入手方法 | |
赤・緑・青・ピ | × | 出現しない | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 |
金・銀・ク | × | 出現しない | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 |
R・S・E | × | 出現しない | - | - |
FR・LG | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 | ||
XD | ||||
D・P・Pt | × | 出現しない | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 |
HG・SS | ||||
B・W | × | 出現しない | - | - |
B2・Ww | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 | ||
X・Y | × | 出現しない | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 |
OR・AS | ||||
S・M | × | 出現しない | Lv.XX | イーブイにかみなりのいしを使う。 |
US・UM |
隠れ特性の入手方法
- BW
- PDW(ポケモンカフェの森): イーブイ
- B2W2
- PDW(ゆめパーク)
- XY
- フレンドサファリ(ノーマル): イーブイ
- ORAS
- 116ばんどうろ: イーブイ
- SM/USUM
- 4ばんどうろ, 6ばんどうろ: イーブイ
備考
アニメにおけるサンダース
- 無印編第40話:ライゾウの手持ちポケモンとして登場。ミサイルばりを使うがムサシのアーボックに敗れる。
- 無印編第56話:ポケモン検定試験の教官が繰り出して登場。こうそくいどうとかみなりを使うが、アーボックのへびにらみで動きを止められる(だが、アーボックが巻きついたため、体毛がアーボックに刺さってピンチを脱する)。
- 無印編第86話:スリープに操られたポケモンの群れの中にいる。
- 無印編第101話:コイル放牧の番犬的存在として登場。でんじはでコイル達を誘導していた。R団との戦いで負傷して話を途中退場(ポケモンセンター行き)してしまう。鳴き声が他のとは違い何故か「ワンワン」と犬風。因みに、貴重な寝姿も見られる。
- 無印編第111話:殿堂入りしたトレーナーの手持ちとして、写真と足型が登場。
- 無印編第183話:サツキの手持ちとして登場し、サトシのピカチュウと対戦した。でんじはでピカチュウの電気技を防ぎ、でんじほうで攻撃するが、結局敗れてしまう。R団は他のイーブイ進化系の専用の捕獲檻とともに、サンダース専用の捕獲檻を用意した。
- 無印編第226話:サツキの手持ちとして再登場。
- DP編第179話:デンジのポケモンとして登場。声優は古島清孝。
- BW編第102話:バージルのポケモンとして登場。声優は佐々木啓夫。
マンガにおけるサンダース
ポケモンカードにおけるサンダース
サンダースの歴史
第一世代
ニンテンドウカップ'97では決勝進出者15人中13人が使用するなど、高い人気を誇った。10まんボルトで速攻を仕掛けてもよし、でんじはで妨害を行ってもよしと、非常に使い勝手がよく、対戦環境で猛威を振るっていたスターミーやフリーザーにタイプ相性上で有利なのも大きかった。以下のように当時の仕様による恩恵を最大限に受けられたことが高い人気の主な理由である。
- 当時の急所率の計算式が素早さに依存していたことによる、25.5%という驚異的な急所率。
- ゴローニャに対するにどげり、ナッシーに対するミサイルばり、ダグトリオを攻め切るためのはかいこうせんなど多彩な技を覚えられる汎用性の高さ。物理アタッカー向きではないステータスだが、当時は全ステータスに努力値を振り切ることができたため、サンダースほどの攻撃の種族値であってもそうした技でそれなりのダメージを相手に与えることができた。
- 当時は非常に効果が高かったかげぶんしんを130族のすばやさにより多くのポケモンに先制して積める。
第二世代
この世代ではガラガラが台頭しており、さらにねむるとねごとのコンボが横行していたため、でんじはで相手の行動を縛る戦略が大きく弱体化。それでも素早さ種族値130でアタッカーと補助型を同時にこなせるスペックは捨てがたいものがあり、実際にニンテンドウカップ2000全国大会の決勝進出者11人中4人が使用している。めざめるパワー(氷)の獲得により一貫性が増した。あまごいとかみなりのコンボも獲得し、爆発力も増した。
00カップ全国大会3位決定戦では大阪大会代表が初手リフレクターを放っており、敗れはしたがガラガラ対策になる最速の壁張り役としての個性が出た。因みにレベル55ガラガラのじしんはレベル53サンダースが受けるとリフレクター込みで3番目の乱数まで耐え。同試合ではそのサンダースが満足の行く有利対面が作れるようにほえるを3連打していたが、サンダースの強い弱いがはっきりしている様がこのことからうかがえる。
因みに、島根予選優勝の実績を挙げたプレイヤーが使用していたLv50サンダースのHPは実数値が152であり、これは個体値が0(当時の仕様では0~15の16段階)のHP55振り(0から63の64段階の努力レベルがステータスに反映される仕様であった)に相当する適当ぶりであった。現在と比べると厳選が難しいことから致し方が無い部分はあるが、当時の地区大会のレベルが間接的にわかるだろう。
2019年のVC版第二世代のオフ会環境では、かみなり、かみつく、メロメロ、みがわりという技構成にして、まひ、ひるみ、メロメロ状態を撒いてみがわり人形を残すというコンセプトの耐久型が使われた。個体を♀にする理由は、この世代における攻撃の個体値と性別の関係上、いばる対策として攻撃の個体値を削るということと♂が必然と対戦で多く使われる中でメロメロを決めやすくしたいということである。
第三世代
特性ちくでんを獲得。技はねがいごとを習得し、回復力が増した。ほとんどのポケモンの先手を取れるサンダースにとって努力値の仕様変更による耐久力の低下はそれほどの痛手ではなかった。「地震ゲー」と言われたダブルバトルにおいても(じしんに弱いにもかかわらず)その高い素早さのおかげでよく使われ、 ダブルバトル最メジャー級と恐れられ頭角を現していたサンダーともどもでんきタイプ二大巨頭と呼ばれる。ポケモンリーグ2005中学生以上の部では決勝進出者9人中1人が使用していた。
世代展開期の関西のオフ会ではサンダースとヘラクロスの組み合わせ「ヘラダース」が流行していた。この「ヘラダース」はこだわりハチマキヘラクロスの破壊力、サンダースでヘラクロスの苦手なゴースト、ひこうを見るというカバー性能、両者の相性補完が売りであった。それだけではなくギャラドスに飛ぶでんきウエポンを交代で受けてからでんじはでサポートし、みがわりを残した状態でバトンタッチしてバトン先のギャラドスのりゅうのまいで全抜きを狙う「ギャラダース」も流行していた。
2014年頃の第三世代オフ会環境ではねがいごとでこだわりハチマキアタッカーの回復を行うポケモンとしての個性が光るようになった。
第四世代
シュカのみ、きあいのタスキなどの新しい道具の登場により低耐久を補うことが可能になった。先手みがわりで自らHPを減らし、ヤタピのみを発動させ上昇した特攻で攻めに転じる戦術、通称「みがヤタ」も有効な戦術の一つ。ちくでんがでんきタイプの変化技に対応するようになったのも強化と言える。新たにうそなきやあくびといった使い勝手のよい補助技も得た。
バトレボ環境では前世代と変わらず「ヘラダース」「ギャラダース」が使われた他、2010年冬頃にはたべのこしを持たせたいばる+みがわり型ダグトリオとあくびサンダースの組み合わせ「ダグダース」が流行。
めざめるパワー(みず)の個体はバトレボ環境でも稀にゴウカザル対策として使用されることがあった。因みに、こだわりメガネ型ひかえめサンダースは耐久無振りのようきゴウカザルに対して、めざめるパワー(みず)で先手で確定1発であるが、不一致めざめるパワー(みず)で2倍弱点を突いた場合は最大威力でも一致10まんボルトで等倍の相手を攻めた場合に与えるダメージで劣るので、雨によるサポートが前提となった。
ダブルバトルでの複数攻撃技の威力低下に伴い、タイプ不一致のじしんくらいは耐えるケースが増え、ダブルバトルでも第三世代に引き続きメジャーポケモンの地位にあった。あまごいを打ってからのかみなりがダブルバトルでは鉄板の動きであった。ダブルバトルはいかくが蔓延しており特殊アタッカーの地位が相対的に高い傾向にあったため、その中でサンダースにはうそなきサポーターとしては素早さの種族値が最高という個性もあった。
WCS2009日本大会グループBのFINALステージでは8人中1人が使用しており、そのプレイヤーが優勝を果たしていた。そのサンダースにはうそなきが搭載されていたが、当時の人の証言によると実際には使用しなかったという。WCS2009世界大会2位のパーティにも入っていた。
第五世代
新技のボルトチェンジと隠れ特性のはやあしを獲得。ボルトチェンジを使用して攻撃しながら交代という戦法が取れるようになった。特にねがいごとやあくびとの相性がよく、その2つとボルトチェンジを上手く組み合わせれば、相手にダメージを与えつつ控えのポケモンを無傷で出すこともできる。また、新アイテムのジュエルは使いきりだが技の威力を大きく引き上げる事ができ、通常のめざめるパワーこおりを耐えるように耐久を調整したこおり4倍弱点のポケモンを崩せるようになった。
一方で環境面では、フォルムチェンジロトムの解禁、ボルトロスの登場など、でんきタイプのポケモンが充実し選択肢が広がったことで相対的にサンダースが採用されるケースは減るなど、これまでの世代に比べると逆風が強い。特にボルトロスとは性能が似ており、差別化のあくびもねむり弱体化の影響を受けている。あまごい型もあめふらしニョロトノの登場によって天候の奪取以外では存在意義を保てなくなり、ダブルバトルでは使用率が低下。
それでも、あめふらしニョロトノの登場によって雨パが最盛期を迎えていた中、雨下で放ってヒードランやウルガモスに削りを入れるということ、この世代から登場したみずのジュエルで火力を上げられるということから(あくまでめざめるパワー妥協個体としてだが)第四世代でも細々と使われていためざめるパワー(みず)型の存在意義が保たれた。
第六世代
タイプ相性の見直しによりゴーストタイプの技がはがねタイプに等倍になったためサブウェポンとしてシャドーボールの価値が上昇した。また、めざめるパワーの威力が60に固定されたことによって、4倍弱点のポケモンでもこだわりメガネなどの強化アイテムを持たせても一撃で倒せない可能性が増えたものの、ドラゴンタイプを無効化するフェアリータイプの登場によってこだわりスカーフを持ったドラゴンタイプのポケモンが大幅に減少しており、一撃で倒せないまでもめざめるパワー(こおり)で先制で致命傷を与えられるケースが増えた。これによりサンダースをはじめとした素早さの高いでんきタイプのポケモン全般のめざめるパワーの採用率が増加した。
PGL統計データを見ても各リーグのほとんどのシーズンにおいて10まんボルト、ボルトチェンジ、めざめるパワー、シャドーボールが採用されている技の上位4位までを占めており、型が固定化されている事が分かる。持ち物はこだわりメガネが主流であり、シーズンによってはいかずちプレートやいのちのたまが採用率1位になったこともある。レート戦X・Yリーグシーズン14からシーズン17にかけては全対戦における総合的な使用率ベスト30入りを果たしている。
第七世代
同じ130族のでんきタイプにカプ・コケコが登場し、圧倒的すばやさから攻撃と補助をこなせるポケモンして立場が若干危うくなった。また、でんきタイプの特殊アタッカーとしては特攻に秀でたデンジュモクも登場している。SMリーグでは主流の技構成・持ち物などは第六世代と変わっていない。
USUMリーグシングルバトルではめざめるパワーの搭載率が10まんボルトを上回り1位となるシーズンもざらになり、めざめるパワー奇襲型として差別化が図られるに至った。
需要面では使用率30位以内とは縁が無くなったが、でんき枠を奪うカプ・コケコやれいじゅうボルトロスに対しては基本的に有利であり、現にUSUMリーグシングルバトルでサンダースが倒したポケモン10位以内にはそれらのポケモンがいずれのシーズンも挙がっている。カプ・コケコに対してはちくでんで攻め手を縛り、れいじゅうボルトロスに対してはめざめるパワー(こおり)で刻んだりあくびでわるだくみを積むことを阻害したりと、でんきメタとしての性質が強くなった。
ピカブイでは8番道路のでんきグループがかげぶんしん型のサンダースを使っており、一種の第一世代対戦環境のオマージュと取れる。シングルバトル環境ではより素早さが高いマルマインに需要を奪われがちで、そうでなくとも高速ポケモンの相対数が高いことから影が薄いが、ダブルバトルではでんき最速のてだすけ使いという差別化点を活かして一定数使われている。
2019年1月下旬に開催された単タイプ限定戦のインターネット大会『シンプルシンフォニー』では使用率30位圏外であり、でんき単タイプとしては同大会使用率4位のデンジュモクに取って代わられたことが証明された。
第八世代
カプ・コケコ、フェローチェの不在、ライボルトのメガシンカ没収によって最速のでんきという差別化点を取り戻した。しかしめざめるパワーの削除など弱体化した面もある。何よりすいすいカマスジョーやドラパルトといった素早さ過剰のポケモンの環境進出から、如何に130族と言えど安心できないケースが目立っていった。技に関しては他にもチャージビームがマシンわざから削除されているが、一応レコード技にエレキボールが追加されている。とはいえエレキボール自体が使いにくいという点があるため、強化されたかどうかは微妙である。
マックスレイドバトルのCPUとしては、俊足かつ弱点僅少のアタッカーとして評価が高い。
一般的な育成論
その圧倒的な素早さと高い特攻を活かした特殊アタッカーに育成するのがメジャー。
攻撃技は10まんボルトが安定したメインウェポンとして採用される。命中率は劣るが、火力を求めたい場合はかみなりでもよい。ダブルバトル、トリプルバトルではプラチナから習得できるほうでんも候補になる。この場合は味方も巻き込んでしまうのでじめんタイプのポケモンやちくでん、でんきエンジンなど、でんきタイプの技を無効化できるタイプや特性を持ったポケモンと共に場に出したい。サブウェポンはシャドーボールとシグナルビーム、めざめるパワー程度。めざめるパワーはじめん、くさ、ドラゴンタイプの弱点を突けるこおりタイプが定番。こおりタイプ以外の候補としては、でんき技をタイプや特性で無効化するラグラージやランターンなどに対抗できるくさ、同じでんきタイプに対抗できるじめん、ほとんどの技が通用しないナットレイに対抗できるほのおタイプも上げられる。
攻撃は低いが、にどげりやミサイルばりといった連続攻撃技を習得できるため、第五世代ではがんじょう持ちのレベル1の相手に対して採用されることがある。特にかくとうタイプのにどげりが採用されやすい。前述の他、敢えて攻撃に努力値を振り、かくとうタイプが4倍弱点のポケモンに対して繰り出すのもよい。相手がきあいのタスキを持っていても潰せるのも大きな利点となる。ミサイルばりは長らく威力面でシグナルビームに劣っていたが、第六世代で威力が上方修正された。4発以上当たればシグナルビームの威力を超えるが、期待値は3発であり採用するかは微妙なところ。
サポート技も豊富であり、ねがいごと、バトンタッチ、あくび、でんじは、うそなき、ひかりのかべ、あまえるなど選択肢に事欠かない。こうそくいどうを後続のポケモン(特に、鈍足ながら破壊力のあるポケモン)にバトンタッチする、通称「高速バトン型」も存在する。上手くみがわりやチイラのみやヤタピのみの発動状態とともにバトンタッチできれば、バトンタッチ先のポケモンを止めることは至難となる。その他、サポート型の応用として、情報アドバンテージを稼ぐための要員としても使える。相手のポケモンがこだわりスカーフを持っているかどうか見抜くために素の素早さで運用し、あくびで交代を誘い相手のパーティー構成を見抜くという方法が知られている。あくびを覚える130族は貴重で、これはサンダースにしかできない。
特性ちくでんは、相手にボルトチェンジでの交代をさせない点で優秀だが、サーナイトやポリゴン2によるトレースにだけは要注意。隠れ特性のはやあしは発動すると素早さが1.5倍になり、努力値を振らずともこだわりスカーフ持ちも含めて多くのポケモンを抜くことができる。主にかえんだまを持たせて自発的にやけど状態になって発動させることになるが、ダメージによって長くは居座れない。まひ状態でも素早さダウンを無視してそのまま1.5倍になるため、相手がでんじはを使ってくるのを狙って発動させることも可能である(第五世代まで。第六世代以降はでんきタイプはまひしない)。また、トレースの対策にもなる。
トリプルバトルでは、おうじゃのしるしを持たせて真ん中に配置し、シンクロノイズで相手のでんきタイプをひるませる事を狙う戦法もある。所詮半減なので威力には期待できず対人戦向きではないが、第五世代でのワールドリーダーズバトルでのマチスやテッセンなどのでんきタイプ使いには有効で、シャワーズやグレイシアが戦いやすくなる。
関連項目
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | サンダース | thunder(英語:雷) |
英語 | Jolteon | |
ドイツ語 | Blitza | |
フランス語 | Voltali | |
韓国語 | 쥬피썬더 | Jupiter(英語:ジュピター) Thounder (英語:雷) |
中国語(普通話・台湾国語) | 雷伊布 | 雷、伊布(イーブイ) |
ポーランド語 | Jolteon | 英語に同じ |