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御三家
提供: ポケモンWiki
御三家(ごさんけ)とは、ゲーム開始時に、博士などから3匹のうち1匹選んでもらえるポケモンを表す用語。基本的にはその進化系も含める。
公式サイトなどでは「最初の3匹」「最初のパートナー」「パートナーポケモン」「最初に選ぶパートナー」などと表記される。
なお御三家という表現は日本のみであり、外国では公式の表記に対応するような名前で呼ばれることが多い。その場合は、ポケットモンスター ピカチュウのピカチュウやポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイの相棒ポケモンのピカチュウ・イーブイも含める。
概要
由来は現実世界での3者の表現である、御三家から[1]。名前の通り各世代に3系統ずつ存在する。それぞれ、くさ・ほのお・みずのタイプの系統がいる。
ゲームのオープニングすぐに受け取ることとなっており、たいていは主人公が草むらに侵入した際などに入手することが多い。博士などに呼ばれて研究所で入手するパターンもあるが、最近は友人など博士以外の人から受け取ることも増えている。
野生で出現することは基本的にはないが[2]、通常プレイで入手可能なため、ポケモン図鑑完成には必須である。しかしながら、基本的には一つのセーブデータにつき一系統しか入手できないため、通信交換が必須となっている。
特徴
- 進化することで新たなタイプが加わることはあるが、それぞれが必ずくさ、ほのお、みずタイプのいずれかを持っており、進化によってこれらのタイプが消えることがない。
- とくせいは、くさタイプはしんりょく、ほのおタイプはもうか、みずタイプはげきりゅうである(第五世代以降のかくれとくせいは例外)。
- レベルが10代のときに進化、その後30代のときにもう一度進化する。
- ♂が♀より多い(♂:♀=7:1)。
- 各地方ごとの図鑑で、No.1〜9は御三家であり、1〜3はくさタイプ、4〜6はほのおタイプ、7〜9はみずタイプである。
- 経験値タイプは全て105万タイプ。御三家はストーリー攻略に向くように設定されていることから、トレーナーのポケモンのレベルが低い序盤にレベルが上がりやすくする為に105万タイプになっていると思われる。
- 最終進化形の種族値の合計は525〜535までの範囲でばらつきがあり、全体的にくさタイプは低めに設定されていることが多く、逆にほのおタイプは高めに設定されていることが多い。これは、多くの世代ではひでんわざのなみのりで水上を移動する場面があり、そのような場面ではみずタイプのポケモンを多用するトレーナーが多いことから、全体的にストーリーを攻略する上で、くさタイプは相性上有利、ほのおタイプは不利な場面が多い為、種族値によって多少のハンデを与えているものと思われる(特にホウエン地方ではそれが顕著)。ただし、御三家で最大の種族値を持つのはみずタイプのラグラージである。また、第五世代・第七世代・第八世代はどの最終進化形も同じ合計種族値を持つ。
- 最終進化形が最高になついていれば、ある人からハードプラント(くさタイプ)、ブラストバーン(ほのおタイプ)、ハイドロカノン(みずタイプ)を教えてもらえる(ファイアレッド・リーフグリーンではフシギバナ・リザードン・カメックスのみ)。第五世代以降ではコンビネーションわざであるくさのちかい(くさタイプ)、ほのおのちかい(ほのおタイプ)、みずのちかい(みずタイプ)も教えてもらえる(こちらは進化前でもよく、なつき度は関係しない)。
- ストーリー中、野生で出現することはほとんどないが、捕捉率は進化形も含めて全て45に設定されている。
- イベント入手となるため基本的にはモンスターボール固定となるが、ポケモンコロシアムやポケモンドリームワールド(サービス終了済み)及び上記の捕獲できる例ではボールを選択可能。ソード・シールド時点では第六世代までの御三家は全てオシャレボールが可能である。
- 貰った後のライバルのバトルでは経験値の最初の状態で必ずレベルが上がる(2連戦になる第五世代を除く)。レベル5の状態で同じレベル同士で空の経験値から一気にレベルが上がるのは珍しい。
- みずタイプの最終進化系の中で、みず以外にもう1つのタイプを持つラグラージ、エンペルト、ゲッコウガ、アシレーヌは、もう1つのタイプが必ず何かしらのタイプのわざを無効にするタイプを持つ。
一覧
ここでは進化後も含める。太字は進化前。
地方 | くさ | ほのお | みず |
---|---|---|---|
カントー地方 | フシギダネ - フシギソウ - フシギバナ | ヒトカゲ - リザード - リザードン | ゼニガメ - カメール - カメックス |
ジョウト地方 | チコリータ - ベイリーフ - メガニウム | ヒノアラシ - マグマラシ - バクフーン | ワニノコ - アリゲイツ - オーダイル |
ホウエン地方 | キモリ - ジュプトル - ジュカイン | アチャモ - ワカシャモ - バシャーモ | ミズゴロウ - ヌマクロー - ラグラージ |
シンオウ地方 | ナエトル - ハヤシガメ - ドダイトス | ヒコザル - モウカザル - ゴウカザル | ポッチャマ - ポッタイシ - エンペルト |
イッシュ地方 | ツタージャ - ジャノビー - ジャローダ | ポカブ - チャオブー - エンブオー | ミジュマル - フタチマル - ダイケンキ |
カロス地方 | ハリマロン - ハリボーグ - ブリガロン | フォッコ - テールナー - マフォクシー | ケロマツ - ゲコガシラ - ゲッコウガ |
アローラ地方 | モクロー - フクスロー - ジュナイパー | ニャビー - ニャヒート - ガオガエン | アシマリ - オシャマリ - アシレーヌ |
ガラル地方 | サルノリ - バチンキー - ゴリランダー | ヒバニー - ラビフット - エースバーン | メッソン - ジメレオン - インテレオン |
考察
アニメにおける御三家
アニメでは、サトシ一行や多数のトレーナーが手にしており、出番が非常に多い。以下のほか、一部の御三家には野生のものも登場している。
- フシギダネ
- サトシのフシギダネ・ハルカのフシギバナ・ジミーのフシギソウ・ユウジのフシギバナ・オガタのフシギバナ・ウコンのフシギバナ・ソラオのフシギバナ(バーナード)・サナのフシギソウ・ニヘイのフシギバナ・ククイ博士のフシギバナ
- ヒトカゲ
- サトシのリザードン・ヒロシのリザード(ジッポ)・ジークのリザードン(リサ)・ムサシのリザードン・ヒュウガのリザードン・カンタのリザードン・イサオのリザード・ジミーのリザード・ユキナリのリザード・レッドのリザードン・アランのリザードン・トロバのリザードン・カキのリザードン・ダンデのリザードン
- ゼニガメ
- サトシのゼニガメ・ハルカのカメール・シゲルのカメックス・ジミーのカメックス・アツミのカメックス・スイートのカメックス(クスクス)・ショウタのカメックス・グリーンのカメックス・ズミのカメックス・ティエルノのカメックス
- チコリータ
- サトシのベイリーフ・ナナコのメガニウム・ジュンイチのメガニウム・コトネのチコリータ・ジュンサーのメガニウム・ポケモンレンジャーのメガニウム・セイヤのメガニウム(ソシニウム)・トキオのチコリータ
- ヒノアラシ
- サトシのマグマラシ・ケンタのバクフーン・ヒカリのマグマラシ・モエのマグマラシ・ヒュウガのマグマラシ・イサキのマグマラシ・ムラ爺のバクフーン・クリオのヒノアラシ
- ワニノコ
- サトシのワニノコ・マリナのオーダイル(ワニワニ)・カズナリのアリゲイツ・ムトウのアリゲイツ・イサムのアリゲイツ・キンゾーのオーダイル
- キモリ
- サトシのジュカイン・ナッチのジュプトル・テツヤのジュカイン・ショータのジュカイン
- アチャモ
- ハルカのバシャーモ・ハヅキのバシャーモ・リュウのバシャーモ・バシャーモ仮面のバシャーモ・コンコンブルのバシャーモ
- ミズゴロウ
- タケシのヌマクロー・キヨのヌマクロー・ヒロミのラグラージ・マサムネのラグラージ・ヒースのラグラージ
- ナエトル
- サトシのドダイトス・シンジのドダイトス・ナタネのナエトル
- ヒコザル
- サトシのゴウカザル・オーバのゴウカザル・マキのゴウカザル・アリスのヒコザル
- ポッチャマ
- ヒカリのポッチャマ・ケンゴのエンペルト・ジュンのエンペルト・タイセイのポッチャマ(チャッピー)・ククイ博士のエンペルト・ミサキのポッチャマ・マサヤのエンペルト
- ツタージャ
- サトシのツタージャ・シューティーのジャローダ・少年のジャノビー
- ポカブ
- サトシのチャオブー・ベルのエンブオー・スワマのエンブオー・ノノミのポカブ
- ミジュマル
- サトシのミジュマル・カベルネのフタチマル・少年のフタチマル・コテツのダイケンキ・ヒロトのフタチマル・クワトロのフタチマル(シーザー)・ミジュカ
- ハリマロン
- シトロンのハリマロン・マノンのハリマロン(ハリさん)・ミリス・スティールのブリガロン
- フォッコ
- セレナのテールナー・おじいさんのマフォクシー・エルのマフォクシー・マリリン・フレイムのマフォクシー
- ケロマツ
- サトシのゲッコウガ・サンペイのゲッコウガ・イッペイのゲッコウガ・ニンジャ・ライオットのゲッコウガ
- モクロー
- サトシのモクロー・ハウのジュナイパー
- ニャビー
- サトシのガオガエン・ククイ博士のガオガエン
- アシマリ
- スイレンのアシレーヌ・イアのアシレーヌ
- サルノリ
- ヒバニー
- ゴウのエースバーン
- メッソン
- ゴウのメッソン
漫画における御三家
ポケットモンスターSPECIALでは、第11章まではイエローを除く図鑑所持者が異なるポケモンを1匹ずつ所持している。例外としてエックスは2匹所有している。
- レッドのフシギバナ(フッシー)
- グリーンのリザードン
- ブルーのカメックス(カメちゃん)
- ゴールドのバクフーン(バクたろう)
- シルバーのオーダイル
- クリスタルのメガニウム(メガぴょん)
- ルビーのラグラージ(ZUZU)
- サファイアのバシャーモ(ちゃも)
- エメラルドのジュカイン
- ダイヤモンドのドダイトス(るー)
- パールのゴウカザル(サルヒコ)
- プラチナのエンペルト
- ブラックのエンブオー(ブオウ)
- ホワイト→N→ファイツのポカブ(ぶぶちゃん)
- ホワイトのジャローダ(あまんだ)
- チェレンのツタージャ
- ベルのミジュマル
- ラクツのフタチマル
- エックスのブリガロン(マリソ)
- エックスのリザードン(サラメ)
- ワイのゲッコウガ(けろけろ)
- サンのガオガエン(エン)
- ムーンのジュナイパー
- 創人のサルノリ(スティックン)
- シルドミリアのヒバニー
その他における御三家
- ポケモン不思議のダンジョンシリーズでは主人公およびパートナー候補のポケモンであるほか、一部のダンジョンでは野生のものも出てくる。
- Pokémon GOではフシギダネ・ヒトカゲ・ゼニガメが最初のパートナーポケモンの候補となっているほか、野生としても出てくる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズXでは、ポケモントレーナーがゼニガメ・フシギソウ・リザードンを使用する。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii Uでは、リザードンとゲッコウガがファイターとして参戦。
- 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは、ポケモントレーナー・ゲッコウガが引き続き参戦するほか、ガオガエンが新たに参戦。
- ポケモン+ノブナガの野望では、ヒトカゲ、キモリ、ヒコザル、ポッチャマ、ツタージャ、ミジュマル及びその進化系が登場する。ユキムラとリザード・リザードン、マゴイチとジュプトル・ジュカイン、ヒデヨシとモウカザル・ゴウカザル、イナヒメとポッタイシ・エンペルト、モトナリとジャノビー・ジャローダ、モトチカとフタチマル・ダイケンキがそれぞれベストリンクの関係にある。
- とうぞくと1000びきのポケモンでは、ハリマロン・フォッコ・ケロマツのうち一種を最初にリーダーとして選択し、使用する。
備考
- 御三家といった場合は3体しか指さないのが普通だが、「最初のパートナー」「パートナーポケモン」などという場合は、ピカチュウ版、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイのピカチュウやイーブイを指すことがある。
- 初期の作品では最初に選んだポケモンでは特に序盤のジムリーダーに相性の関係で苦戦するという事態に至ることがあった(初代におけるヒトカゲと金・銀におけるチコリータ)。
- アニメポケットモンスターの総監督である湯山邦彦は「3匹の中から相棒を選ぶと選んだポケモン以外をゲームで選んだ子がかわいそう」という判断でカントー地方御三家ではなく敢えてピカチュウをサトシの相棒にしたという。
脚注
- ↑ ポケットモンスターにはゲーム開始時のパートナー以外にも伝説のポケモンなどのトリオ関係はあるが、現在のポケモンのスラングとして御三家と言った場合はこれを指すことが主流。
- ↑ 最近では、X・Yのフレンドサファリや第七世代のしまスキャンで野生個体が手に入ることがあるなど例外は増えている。Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイでは普通に野生で出現するが、こちらはゲーム開始時に御三家を受け取らない。
- ↑ ポケモン23年貫く設定、開発の苦労尽きず 最初の選択“くさ・ほのお・みず”与える難易度 ORICON NEWS 2019-10-25 11:00(2019年10月27日閲覧)
関連項目
- 御三家 - 本来の意味についてはこちらを参照。