ID
ID (アイディー) はゲーム本編においてセーブデータを作った時にランダムで割り振られる、プレイヤーを識別する番号。
概要
IDはプレイヤーを識別する番号であると同時に、ポケモンのおやを識別する番号でもある。 「はじめからあそぶ」を選ぶたびに毎回変わり、セーブデータを消さない限り変わることはない。 IDを用いるものとしてIDくじ・第三世代以降の色違いの判定などがある。
仕様
第二世代までは16bit (216=65536通り)、すなわち2バイト (1バイト=8bit) のデータがそのままIDとなっていた。 216=65536であるため、上限値は65535となっている。ただし実際の表示は10進数表記でゼロパディング5桁 (00000〜65535) となる。
第三世代からは32bit (232=4294967296通り)、すなわち4バイトのデータになった。 ただし第六世代までは第二世代以前を踏襲して下位2バイトの表示のままで上位2バイトは表示されない。表示されない上位2バイトを隠しID、または裏IDと呼ぶこともある。
第七世代以降、IDはゼロパディング6桁になった。 内部的には今まで通りIDとしてのデータは上位2バイトに隠しID、下位2バイトにIDの4バイトで生成されるが、これを107で割ったときの余り(剰余)、すなわち10進数表記の下6桁がゲーム上に表示される。
なお、上位2バイトに隠しID、下位2バイトにIDとした場合の4バイトの値の計算式は“隠しID × 216 + ID”となる。
例えば、ゲーム開始時にID:00033と隠しID:34262が生成されたとすると、上述の計算式により 34262 × 65536 + 33 = 2245394465 となる。この下6桁の「394465」がゲーム内で表示される。
配布・貴重なポケモンのID
配布・貴重なポケモンのIDは、発売日・配布日を、第三世代では (西暦下一桁) (月/一桁の場合上に0を付ける) (日/一桁の場合上に0を付ける) という順に並べたもの、第四世代では (月/一桁の場合上に0を付ける) (日/一桁の場合上に0を付ける) (西暦下一桁) という順に並べたものが多い。順番が変わった理由は、上述の通りIDの上限が65535で70000台以降が使えないためで、第三世代のやり方だと2007年以降の日付が表記できないからである。
第七世代では000000〜999999の任意の値が出るように変更されたので、(西暦下二桁) (月/一桁の場合上に0を付ける) (日/一桁の場合上に0を付ける)のYYMMDD形式が可能になった。海外で配布されたポケモンではMMDDYY形式のものも見られる。
第九世代では桁数が6桁でない配布ポケモンが登場しており、トドロクツキ (コロコロ)などは配布媒体のコロコロコミックをもじった「5656」がIDとなっている。
世代 | 日付の形式 | 形式の例 |
---|---|---|
第三世代 | YMMDD | 21121 (2002年11月21日) |
第四世代以降 | MMDDY | 09286 (2006年9月28日) |
第七世代以降 | YYMMDD | 161118 (2016年11月18日) |
IDが関与するもの
- おやと同じIDかどうかの判定 (なお、この判定はIDが同一であれば名前などが異なってもかまわないようである。)
- 色違いの判定 (第三世代以降)
- タマゴの見つかりやすさ (第二世代以降)
- フィールドでずつきをした時にポケモンが落ちてくる確率 (第二世代)
- ずつきができる木の種類割り当て金銀クHGSS
- ふしぎなおくりもの(第二世代)
- コイキングのサイズ (第二世代)
- あやしことばEm
- いくつかのレコードの初期状態
- 120ばんどうろでもらえるきのみの種類
- ひみつきちでの姿 (第三世代)
- ユニオンルームでの姿 (第三世代)
- あいことば (第四世代)
- あまいかおりのするきの当たり木の位置DPPtBDSP
- カセキほり (第四世代)
- IDくじ
- ジョインアベニューの店の種類 (第五世代)
- プラズマフリゲートの飛行船の電流バリアの解除パスワード (第五世代)