ニドキング
ニドキング Nidoking | |
英語名 | Nidoking |
---|---|
全国図鑑 | #034 |
ジョウト図鑑 | #100 |
ホウエン図鑑 | #232 |
シンオウ図鑑 | #- |
新ジョウト図鑑 | #100 |
イッシュ図鑑 | #- |
新イッシュ図鑑 | #- |
セントラルカロス図鑑 | #- |
コーストカロス図鑑 | #109 |
マウンテンカロス図鑑 | #- |
新ホウエン図鑑 | #- |
アローラ図鑑 | #- |
メレメレ図鑑 | #- |
アーカラ図鑑 | #- |
ウラウラ図鑑 | #- |
ポニ図鑑 | #- |
新アローラ図鑑 | #- |
新メレメレ図鑑 | #- |
新アーカラ図鑑 | #- |
新ウラウラ図鑑 | #- |
新ポニ図鑑 | #- |
ガラル図鑑 | #- |
分類 | ドリルポケモン |
タイプ | どく じめん |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 62.0kg |
とくせい ※ | どくのトゲ とうそうしん |
隠れ特性 | ちからずく |
図鑑の色 | 紫 |
タマゴグループ | かいじゅう りくじょう |
タマゴの歩数 | 20サイクル
|
獲得努力値 | こうげき+3 |
基礎経験値 |
|
最終経験値 | 1059860 |
性別 | 100% ♂ |
捕捉率 | 45 |
初期なつき度 | 70 |
外部サイトの図鑑 |
ニドキングとはぜんこくずかんのNo.034のポケモンのこと。初登場はポケットモンスター 赤・緑。
目次
概要
ニドリーノの進化系であり、ニドラン♂の最終進化系。 月の石の影響で体格が大幅に変貌し、背筋が伸び、長い尻尾と後ろ脚だけで立ち上がる怪獣のような姿になった。
角や背中のトゲがさらに発達しているほか、 腕に変化した前足や長く太い尻尾など、進化前よりも太くたくましいその姿は鎧を思わせる。 体色は紫で、胸部と腹部、爪が白。
警戒心の高さと気性の荒さは衰えず、外敵には徹底的に攻撃を加えて排除しようとする。 図鑑には戦闘の時の様子しか記載されていないのもそれが理由なのだろう。
太く伸びた尻尾は鉄筋コンクリートの電柱はおろか、鉄塔ですらも一振りでへし折る力を持ち、 尻尾を巻き付けて締め上げられれば背骨をへし折ることもできる。 皮膚も石や鉄に例えられるほどに頑強で、その頑強さを生かした体当たりは強力な武器になっている。
進化
ポケモンずかんの説明文
- 赤・緑、ファイアレッド、X
- いしのように かたい ひふと ながく のびた ツノが とくちょう。ツノには どくもあるので ちゅうい。
- (漢字) 石のように 硬い 皮膚と 長く 伸びた ツノが 特徴。ツノには 毒もあるので 注意。
- 青、リーフグリーン
- ふとい しっぽを ふりまわして あいてを しめつける。そして せぼねを へしおって しまう。
- ピカチュウ、ポケモンピンボール、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- はがねのような ひふを いかした たいあたりは きょうりょく。ツノは ダイヤモンドも つきさす。
- (漢字) 鋼のような 皮膚を 活かした たいあたりは 強力。 ツノは ダイヤモンドも 突き刺す。
- 金、ハートゴールド
- おおきな シッポを ふりまわし あいてが ひるむと がんじょうな からだで つっこんでくる。
- 銀、ソウルシルバー
- パワーあふれる ふとい シッポは しめつけた あいての せぼねも かんたんに へしおってしまう。
- クリスタル
- ふとい てあしと しっぽで がんがん せめこむ ちからじまん。せっきんせんを とくい とする。
- ルビー・サファイア・エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア
- ふとい しっぽの ひとふりは がんじょうな てっとうも へしおる すさまじい はかいりょく。いちど あばれだすと てが つけられない。
- (漢字) 太い 尻尾の 一振りは 頑丈な 鉄塔も へし折る すさまじい 破壊力。 一度 暴れだすと 手が つけられない。
- ダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2、Y
- しっぽの いちげきは でんちゅうを まるで マッチぼうのように まっぷたつに へしおってしまう。
- (漢字) 尻尾の 一撃は 電柱を まるで マッチ棒のように 真っ二つに へし折ってしまう。
種族値
第1世代
種族値 | ||
---|---|---|
HP | 81 | |
こうげき | 92 | |
ぼうぎょ | 77 | |
とくしゅ | 75 | |
すばやさ | 85 | |
合計 | 410 |
第5世代まで
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 81 | 141 - 188 | 272 - 366 | |
こうげき | 92 | 87 - 158 | 170 - 311 | |
ぼうぎょ | 77 | 73 - 141 | 143 - 278 | |
とくこう | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
とくぼう | 75 | 72 - 139 | 139 - 273 | |
すばやさ | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
合計 | 495 | |||
第6世代
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 81 | 141 - 188 | 272 - 366 | |
こうげき | 102 | 96 - 169 | 188 - 333 | |
ぼうぎょ | 77 | 73 - 141 | 143 - 278 | |
とくこう | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
とくぼう | 75 | 72 - 139 | 139 - 273 | |
すばやさ | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
合計 | 505 | |||
ダメージ倍率
第1世代
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 50% | |
ひこう: | 100% | |
どく: | 25% | |
じめん: | 200% | |
いわ: | 50% | |
むし: | 200% | |
ゴースト: | 100% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 200% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 0% | |
エスパー: | 200% | |
こおり: | 200% | |
ドラゴン: | 100% |
第2世代以降
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 50% | |
ひこう: | 100% | |
どく: | 25% | |
じめん: | 200% | |
いわ: | 50% | |
むし: | 50% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 100% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 200% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 0% | |
エスパー: | 200% | |
こおり: | 200% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 50% |
さかさバトル
おぼえるわざ
レベルアップわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
SM/USUM | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
1 | メガホーン | むし | 物理 | 120 | 85% | 10 |
1 | つつく | ひこう | 物理 | 35 | 100% | 35 |
1 | きあいだめ | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 |
1 | にどげり | かくとう | 物理 | 30 | 100% | 30 |
1 | どくばり | どく | 物理 | 15 | 100% | 35 |
23 | なしくずし | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
35 | あばれる | ノーマル | 物理 | 120 | 100% | 10 |
43 | だいちのちから | じめん | 特殊 | 90 | 100% | 10 |
58 | メガホーン | むし | 物理 | 120 | 85% | 10 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
わざ・ひでんマシンわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
わざマシン | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
わざマシン05 | ほえる | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
わざマシン06 | どくどく | どく | 変化 | — | 90% | 10 |
わざマシン09 | ベノムショック | どく | 特殊 | 65 | 100% | 10 |
わざマシン10 | めざめるパワー | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン11 | にほんばれ | ほのお | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン12 | ちょうはつ | あく | 変化 | — | 100% | 20 |
わざマシン13 | れいとうビーム | こおり | 特殊 | 90 | 100% | 10 |
わざマシン14 | ふぶき | こおり | 特殊 | 110 | 70% | 5 |
わざマシン15 | はかいこうせん | ノーマル | 特殊 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン17 | まもる | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン18 | あまごい | みず | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン21 | やつあたり | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン23 | うちおとす | いわ | 物理 | 50 | 100% | 15 |
わざマシン24 | 10まんボルト | でんき | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン25 | かみなり | でんき | 特殊 | 110 | 70% | 10 |
わざマシン26 | じしん | じめん | 物理 | 100 | 100% | 10 |
わざマシン27 | おんがえし | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン30 | シャドーボール | ゴースト | 特殊 | 80 | 100% | 15 |
わざマシン31 | かわらわり | かくとう | 物理 | 75 | 100% | 15 |
わざマシン32 | かげぶんしん | ノーマル | 変化 | — | —% | 15 |
わざマシン34 | ヘドロウェーブ | どく | 特殊 | 95 | 100% | 10 |
わざマシン35 | かえんほうしゃ | ほのお | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン36 | ヘドロばくだん | どく | 特殊 | 90 | 100% | 10 |
わざマシン37 | すなあらし | いわ | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン38 | だいもんじ | ほのお | 特殊 | 110 | 85% | 5 |
わざマシン39 | がんせきふうじ | いわ | 物理 | 60 | 95% | 15 |
わざマシン41 | いちゃもん | あく | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン42 | からげんき | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
わざマシン44 | ねむる | エスパー | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン45 | メロメロ | ノーマル | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン46 | どろぼう | あく | 物理 | 60 | 100% | 25 |
わざマシン48 | りんしょう | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン49 | エコーボイス | ノーマル | 特殊 | 40 | 100% | 15 |
わざマシン52 | きあいだま | かくとう | 特殊 | 120 | 70% | 5 |
わざマシン56 | なげつける | あく | 物理 | — | 100% | 10 |
わざマシン60 | さきおくり | あく | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン65 | シャドークロー | ゴースト | 物理 | 70 | 100% | 15 |
わざマシン67 | スマートホーン | はがね | 物理 | 70 | —% | 10 |
わざマシン68 | ギガインパクト | ノーマル | 物理 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン71 | ストーンエッジ | いわ | 物理 | 100 | 80% | 5 |
わざマシン78 | じならし | じめん | 物理 | 60 | 100% | 20 |
わざマシン80 | いわなだれ | いわ | 物理 | 75 | 90% | 10 |
わざマシン82 | ドラゴンテール | ドラゴン | 物理 | 60 | 90% | 10 |
わざマシン84 | どくづき | どく | 物理 | 80 | 100% | 20 |
わざマシン87 | いばる | ノーマル | 変化 | — | 85% | 15 |
わざマシン88 | ねごと | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン90 | みがわり | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン94 | なみのり | みず | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン100 | ないしょばなし | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
タマゴわざ
人から教えてもらえるわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP | SM | USUM |
アクアテール | みず | 物理 | 90 | 90% | 10 | - | ○ |
りゅうのはどう | ドラゴン | 特殊 | 85 | 100% | 10 | - | ○ |
ドリルライナー | じめん | 物理 | 80 | 95% | 10 | - | ○ |
だいちのちから | じめん | 特殊 | 90 | 100% | 10 | - | ○ |
ほのおのパンチ | ほのお | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
きあいパンチ | かくとう | 物理 | 150 | 100% | 20 | - | ○ |
てだすけ | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 | - | ○ |
れいとうパンチ | こおり | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
こごえるかぜ | こおり | 特殊 | 55 | 95% | 15 | - | ○ |
アイアンテール | はがね | 物理 | 100 | 75% | 15 | - | ○ |
げきりん | ドラゴン | 物理 | 120 | 100% | 10 | - | ○ |
でんげきは | でんき | 特殊 | 60 | —% | 20 | - | ○ |
いびき | ノーマル | 特殊 | 50 | 100% | 15 | - | ○ |
ステルスロック | いわ | 変化 | — | —% | 20 | - | ○ |
じだんだ | じめん | 物理 | 75 | 100% | 10 | - | ○ |
いかりのまえば | ノーマル | 物理 | — | 90% | 10 | - | ○ |
ばかぢから | かくとう | 物理 | 120 | 100% | 5 | - | ○ |
じごくづき | あく | 物理 | 80 | 100% | 15 | - | ○ |
かみなりパンチ | でんき | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
さわぐ | ノーマル | 特殊 | 90 | 100% | 10 | - | ○ |
みずのはどう | みず | 特殊 | 60 | 100% | 20 | - | ○ |
太字のわざはタイプ一致です。 |
進化前でのみ覚えるわざ
わざ | 進化の系列 | 世代 |
---|---|---|
おだてる | ニドラン♂ ニドリーノ |
3-7 |
つのでつく | ニドラン♂ ニドリーノ |
1-7 |
つのドリル | ニドラン♂ ニドリーノ |
1-7 |
どくびし | ニドラン♂ ニドリーノ |
5-7 |
にらみつける | ニドラン♂ ニドリーノ |
1-7 |
みだれづき | ニドラン♂ ニドリーノ |
1-7 |
Let's Go!
Lv | GPGE |
---|---|
0 | あばれる |
1 | あばれる ちょうおんぱ カウンター にらみつける つつく きあいだめ どくばり |
55 | メガホーン |
進化前でのみ覚えるわざ (ピカブイ)
わざ | 進化の系列 |
---|---|
つのでつく | ニドラン♂ ニドリーノ |
つのドリル | ニドラン♂ ニドリーノ |
にどげり | ニドラン♂ ニドリーノ |
みだれづき | ニドラン♂ ニドリーノ |
入手方法
バージョン | 野生 | その他 | ||
---|---|---|---|---|
レベル | 場所 | レベル | 方法 | |
赤・緑・青・ピ | × | 出現しない | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 |
金・銀・ク | × | 出現しない | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 |
R・S・E | × | 出現しない | - | - |
FR・LG | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 | ||
D・P・Pt | × | 出現しない | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 |
HG・SS | ||||
B | × | 出現しない | - | - |
W | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 | ||
B2・W2 | ||||
X・Y | × | 出現しない | Lv.XX | ニドリーノにつきのいしを使う。 |
OR・AS | × | 出現しない | - | - |
S・M | × | 出現しない | - | - |
US・UM |
隠れ特性の入手方法
配布ポケモン
おや | 言語/地域 | 配布バージョン |
---|---|---|
サカキ | 日本 | USUM |
備考
- 第四世代で特性にとうそうしんが追加された。
- 第六世代でこうげきの種族値が92から102になった。
- わざマシン、ひでんマシン、教え技で多くのわざを覚えられるため、対となる存在のニドクイン共々技のデパートと呼ばれることがある。
アニメにおけるニドキング
マンガにおけるニドキング
ポケットモンスターSPECIALにおけるニドキング
- ポケットモンスターSPECIALではレッドがサファリゾーンでニドキングをゲットしているが、手持ちに加えたことはない。
ポケモンカードにおけるニドキング
ニドキングの歴史
第一世代
99カップという大会フォーマットに助けられた感はあるが、その大会の優勝者のメンバーに入るなど実績は残している。ちなみに、その大会の決勝ではニドキングのカウンターが上手く決まった。サイドン、サンドパンと共に99カップでメジャーなじめんタイプのポケモンで、ステータスのバランスが良くじめんタイプにしてはすばやさととくしゅがそこそこあった。サイドンのように極めて豊富な技の種類による柔軟性、一撃必殺技による爆発力などが売りで、当時全盛期だったこおりとエスパー両方を弱点としていたのは痛かったが、使いこなせば強いということが大会によって証明された。
この世代のシナリオでタイムアタックする際に使用されるポケモンとしても有名。いわゆる「状況再現」形式の乱数調整で高個体の22ばんどうろ産ニドラン♂を捕獲できる。
第二世代
特殊が特攻と特防に別れ、特攻が85に設定されたため強化を受けた。のろいやシャドーボール、ねごとやめざめるパワーなどの新技も獲得したが、ヘドロばくだんは覚えなかった。防御面ではエスパーとこおりの弱体化で第一世代よりは動きやすくなったものの、じめんはガラガラが猛威を振るっている為相変わらず立場は微妙だった。尚、どく技を無効化するはがねタイプが登場したのはどくタイプ全体で言えばきついが、彼はじめんタイプも持つ故タイプ一致のじしん、サブにだいもんじを覚えられる点で不利ではなかった。
2015年頃の第二世代オフ会環境ではすなあらしやどくどくの普及など耐久戦法が洗練されていたため、それらによるスリップダメージを受けずに済むニドキングは二線級としてだが評価されていた。この頃はハガネールやニドクインよりも優れるところとして、フシギバナに先制して対面で殴り勝てる貴重なじめんポケモンであるという点を見い出された。加えてでんじはも効かないので、相手がニドキングに対して能動的に撒ける状態異常の中でも警戒するべきものは実質ねむりだけであり、状態異常にはニドキングははっかのみだけで対処できる。このようにきせきのみ枠を消費しないという利点もある。
第三世代
技マシンの種類が変更されたが、ここでも豊富な技を覚えるに至り、柔軟性は失われていなかった。とはいえ実用的な技はあまり多く獲得していなかったため、第二世代と比べるとやや弱体化。追加された特性はどくのトゲだがニドキングの弱点にはあまり直接攻撃がないので腐る場面が目立った。FRLGでメガホーンを習得すると、元々じしんを覚えること、当時シャドーボールやヘドロばくだんがタイプ仕様上物理技であったこと、そして第二世代までとは努力値の仕様が異なり両刀型に不利に出来ていることから、物理アタッカー構成が主流となった。
第四世代
ヘドロばくだんの特殊化に代わってどくづきを獲得し、更に技ごとに物理攻撃、特殊攻撃が定められるようになったことから、物理型であるか特殊型であるか、はたまた二刀であるかを見分けることが相手は非常に困難になった。新特性とうそうしんによって相手の性別によっては強力な爆発力を発揮するようになり、ある意味では派手さがあり玄人受けも良いポケモンとなった。とはいえ、だいちのちからの獲得により一致メインウエポンとして特殊技に恵まれたため、第三世代とは打って変わって特殊型が主流となった。
第五世代
なしくずし、つめとぎ、ベノムショック、うちおとす、ヘドロウェーブ、ドラゴンテール、ポイズンテール、ドリルライナー、りゅうのはどうを習得するなど芸達者ぶりに拍車がかかった。隠れ特性としてちからずくを獲得し、いのちのたまとのコンボで火力と技のバリエーションを両立させることが可能に。
第六世代
攻撃が92から102にアップ。更にフェアリータイプの登場で、それに強いどくタイプの地位が若干向上した。レート戦に関するグローバルリンク公表のデータに基づくとこの世代での技構成はだいちのちから、ヘドロウェーブ、れいとうビーム、かえんほうしゃor10まんボルトであり、レベルアップ技とマシン技だけで前述の技を確保できるあたり、いのちのたまさえ入手すればこれは初心者にも育てやすいポケモンであると言える。ただ、メガシンカの登場などによる火力インフレから何が何でもいのちのたま型にするとまではいかず、むしろきあいのタスキ型が多くなった。性格はひかえめがメインだが、ふいうちの火力を損ねない上に耐久下降はきあいのタスキがあることで諦めがつくという理由でうっかりやも好まれた。
2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の『カントークラシック』ではジュニアカテゴリで17位、マスターカテゴリで16位の使用率を記録するなど、第一世代と比べればカントー図鑑のポケモンの中でもニドキングの立場が良くなっていると言える。
第七世代
カプの登場などフェアリータイプの普及により益々メタとしての地位が向上。一見カプ・テテフを返すのは無理なようだが、こだわりスカーフ型の最速カプ・テテフのサイコメイカーの影響込みのサイコキネシスを特防に上昇補正を掛けた特攻と特防に全振りでHP4振りのとつげきチョッキニドキングが受けた場合、6.3%の超低乱数1発となり、急所を考慮しても90%近くの確率で1発耐えする。そうして返しのターンにヘドロウェーブで攻めれば、相手がHP4振り以外は耐久無振りの場合93.8%の超高乱数1発で倒せる。
一方、環境が特殊寄りになっていることもあって、前世代のうっかりや型は廃れた。この世代でふいうちの威力が下方修正されているとはいえ先制攻撃技としては頼りになり、これと特殊技の火力を両立させたいために今度はせっかち型が耐久下降補正性格としてメインになっている。
SMリーグシーズン5シングルバトルでは、特攻と素早さに努力値を全振りしたおくびょうニドキングでどくびしによる起点作りやだいちのちからによるバシャーモの処理を行い、ムラっけオニゴーリで全抜きを狙うパーティが最終レート2100を達成。
USUMリーグではおくびょうが性格の2番手になっている。これは、素早さの種族値が同値のカプ・レヒレがひかえめやずぶといで使われていることが多く、おくびょうにすればカプ・レヒレに対して役割を遂行できるという考えからなる。シーズン14にはだいちのちから、れいとうビーム、つのドリル、みがわりという技構成のニドキングを採用したパーティが最終レート2150(30位)を記録。
ピカブイの対戦ではどくどく、でんじは無効のステルスロック要員として重宝され、環境でエスパー、じめんが活躍しているにもかかわらず独特の耐性と一致技範囲を買われて一定数使用されている。ただし、サンダーのゴッドバードなどの等倍ごり押し役割破壊には弱い(ピカブイにおいてゴッドバードの威力は200)。
一般的な育成論
攻撃種族値にややすぐれ、他は平均的。基本的にパワー不足の感が否めないので、習得できる技の豊富さでカバーしたい。技マシンで多くの有用な技を覚えるため、初心者には扱いやすいポケモン。
攻撃技は物理技ならじしんをメインにどくづきやメガホーンを、特殊技ならだいちのちからをメインにヘドロばくだん・だいもんじ・れいとうビーム・10まんボルトなどで攻撃範囲を広げたい。物理技をメインに特殊技をサブに採用すると止まりにくくなる。
補助技はみがわりが候補になるくらいか。どくびしやステルスロックなどを使わせるのならニドクインの方が優秀。
特性は好みで選んでしまって構わない。どくのトゲは発動する機会が余りなく、とうそうしんは狙って発動させるのは難しいが、第五世代では♂限定のポケモンが増えたため、とうそうしんの方がやや使いやすい。
第五世代では隠れ特性のちからずくを獲得。ニドキングは技のレパートリーが元々広かったお陰でちからずくを活かす技も豊富にあり、特殊技ならばベノムショックとなみのり以外のほぼ全ての主要技が特性の効果を受けて威力1.3倍になる。その威力を特攻の種族値に換算するならば努力値極振りでおよそ126相当と、非常に強力なアタッカーとなる。
ただ隠れ特性を利用するポケモンの常として第四世代までの教え技を使えない。ただ該当するのは殆どが物理技であり、元来の技の豊富さのお陰で前作の教え技が無くてもカバー出来ないタイプはあまり無いため、特殊型もしくは特殊メインの二刀型なら殆ど影響を受けずに今までどおり戦える。
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ニドキング | needle(英語:針)、king(英語:王) |
英語 | Nidoking | ニドキング |
ドイツ語 | Nidoking | ニドキング |
フランス語 | Nidoking | ニドキング |
韓国語 | 니드킹(Nideuking) | ニドキング |
中国語(普通話・台湾国語) | 尼多王(Ní Duō Wáng) | 王(王) |
中国語(広東語) | 尼多王(Ní Duō Wáng) | 王(王) |