ガブリアス
ガブリアス Gaburias | |
英語名 | Garchomp |
---|---|
全国図鑑 | #445 |
ジョウト図鑑 | #- |
ホウエン図鑑 | #- |
シンオウ図鑑 | #111 |
新ジョウト図鑑 | #- |
イッシュ図鑑 | #- |
新イッシュ図鑑 | #- |
セントラルカロス図鑑 | #- |
コーストカロス図鑑 | #- |
マウンテンカロス図鑑 | #008 |
新ホウエン図鑑 | #- |
アローラ図鑑 | #240 |
メレメレ図鑑 | #- |
アーカラ図鑑 | #- |
ウラウラ図鑑 | #112 |
ポニ図鑑 | #- |
新アローラ図鑑 | #309 |
新メレメレ図鑑 | #- |
新アーカラ図鑑 | #- |
新ウラウラ図鑑 | #130 |
新ポニ図鑑 | #- |
分類 | マッハポケモン |
タイプ | ドラゴン じめん |
たかさ | 1.9m |
おもさ | 95.0kg |
とくせい | すながくれ |
隠れ特性 | さめはだ |
図鑑の色 | 青 |
メガガブリアス | |
とくせい | すなのちから |
タマゴグループ | かいじゅう ドラゴン |
タマゴの歩数 | 40サイクル
|
獲得努力値 | こうげき+3 |
基礎経験値 |
|
最終経験値 | 1250000 |
性別 | 50% ♂ ・ 50% ♀ |
捕捉率 | 45 |
初期なつき度 | 70 |
外部サイトの図鑑 |
ガブリアスとはぜんこくずかんのNo.445のポケモンのこと。初登場はポケットモンスター ダイヤモンド・パール。メガガブリアスについてもここで述べる。
目次
進化
ポケモンずかんの説明文
- ダイヤモンド、X、オメガルビー
- からだを おりたたみ つばさを のばすと まるで ジェットき。 おんそくで とぶことが できる。
- (漢字) 体を 折り畳み 翼を 伸ばすと まるで ジェット機。音速で 飛ぶことが できる。
- パール、Y、アルファサファイア
- ジェットせんとうきに まけない スピードで そらを とぶ。ねらった えものは にがさない。
- (漢字) ジェット戦闘機に 負けない スピードで 空を 飛ぶ。ねらった 獲物は 逃がさない。
- プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2
- こうそくで かけぬけると つばさは くうきの やいばを うみだし まわりのきは せつだん されている。
- (漢字) 高速で 駆け抜けると 翼は 空気の 刃を 生み出し まわりの木は 切断 されている。
- ハートゴールド・ソウルシルバー
- からだを おおう きめの こまかい ウロコが くうきていこうを へらす ため こうそくで とべるのだ。
- サン
- ジェットき なみの こうそくで とぶ。 とりポケモンの むれに つっこむと そのまま むれごと まるのみだ。
- (漢字) ジェット機 並の 高速で 飛ぶ。 とりポケモンの 群れに 突っ込むと そのまま 群れごと 丸呑みだ。
- メガガブリアス
- かじょうな エネルギーで りょうてと はねが とけてしまい きょだいな カマじょうの かたちに へんかした。
- (漢字) 過剰な エネルギーで 両手と 羽が 溶けてしまい 巨大な カマ状の 形に 変化した。
- ムーン
- あたまに ついた 2つの とっきは センサーの やくめ。 はるか さきの えものの ようすも わかる。
- (漢字) 頭に ついた 2つの 突起は センサーの 役目。 遥か 先の 獲物の 様子も わかる。
- メガガブリアス
- じまんの はねがかまになっていかりくるっている。かまをふるってだいちをみじんにきりきざむ。
- (漢字) 自慢の 羽が 鎌に なって 怒り狂っている。 鎌を ふるって 大地を みじんに 切り刻む。
- ウルトラサン
- おんそくで とび えものを さがす。 エサを めぐり ボーマンダと くうちゅうせんを くりひろげる。
- (漢字) 音速で 飛び 獲物を 探す。 エサを 巡り ボーマンダと 空中戦を 繰り広げる。
- メガガブリアス
- うでと ハネが とけ カマの ように へんかして しまった。 いかり くるって あばれに あばれまくるぞ。
- (漢字) 腕と 羽が 溶け カマの ように 変化して しまった。 怒り 狂って 暴れに 暴れまくるぞ。
- ウルトラムーン
- きめこまかく とがった ウロコは くうきていこうを へらすだけでなく おそってきた あいてを きずつけるぞ。
- (漢字) きめ細かく 尖った ウロコは 空気抵抗を 減らすだけでなく 襲ってきた 相手を 傷つけるぞ。
- メガガブリアス
- メガシンカまえ より きょうぼうな せいしつ。 りょううでの カマで てきを ズタズタに きりきざむ。
- (漢字) メガシンカ前 より 凶暴な 性質。 両腕の カマで 敵を ズタズタに 切り刻む。
種族値
通常
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 108 | 168 - 215 | 326 - 420 | |
こうげき | 130 | 121 - 200 | 238 - 394 | |
ぼうぎょ | 95 | 90 - 161 | 175 - 317 | |
とくこう | 80 | 76 - 145 | 148 - 284 | |
とくぼう | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
すばやさ | 102 | 96 - 169 | 188 - 333 | |
合計 | 600 | |||
メガガブリアス
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 108 | 168 - 215 | 326 - 420 | |
こうげき | 170 | 157 - 244 | 310 - 482 | |
ぼうぎょ | 115 | 108 - 183 | 211 - 361 | |
とくこう | 120 | 112 - 189 | 220 - 372 | |
とくぼう | 95 | 90 - 161 | 175 - 317 | |
すばやさ | 92 | 87 - 158 | 170 - 311 | |
合計 | 700 | |||
ダメージ倍率
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 100% | |
どく: | 50% | |
じめん: | 100% | |
いわ: | 50% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 100% |
ほのお: | 50% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 0% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 400% | |
ドラゴン: | 200% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 200% |
さかさバトル
おぼえるわざ
レベルアップわざ
第七世代 (その他の世代: 4-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
SM/USUM | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
1 | かみくだく | あく | 物理 | 80 | 100% | 15 |
1 | ダブルチョップ | ドラゴン | 物理 | 40 | 90% | 15 |
1 | ほのおのキバ | ほのお | 物理 | 65 | 95% | 15 |
1 | たいあたり | ノーマル | 物理 | 40 | 100% | 35 |
1 | すなかけ | じめん | 変化 | — | 100% | 15 |
1 | りゅうのいかり | ドラゴン | 特殊 | — | 100% | 10 |
1 | すなあらし | いわ | 変化 | — | —% | 10 |
進化 | かみくだく | あく | 物理 | 80 | 100% | 15 |
3 | すなかけ | じめん | 変化 | — | 100% | 15 |
7 | りゅうのいかり | ドラゴン | 特殊 | — | 100% | 10 |
13 | すなあらし | いわ | 変化 | — | —% | 10 |
15 | とっしん | ノーマル | 物理 | 90 | 85% | 20 |
19 | すなじごく | じめん | 物理 | 35 | 85% | 15 |
28 | きりさく | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
33 | ドラゴンクロー | ドラゴン | 物理 | 80 | 100% | 15 |
40 | あなをほる | じめん | 物理 | 80 | 100% | 10 |
55 | ドラゴンダイブ | ドラゴン | 物理 | 100 | 75% | 10 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
わざ・ひでんマシンわざ
第七世代 (その他の世代: 4-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
わざマシン | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
わざマシン02 | ドラゴンクロー | ドラゴン | 物理 | 80 | 100% | 15 |
わざマシン05 | ほえる | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
わざマシン06 | どくどく | どく | 変化 | — | 90% | 10 |
わざマシン10 | めざめるパワー | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン11 | にほんばれ | ほのお | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン15 | はかいこうせん | ノーマル | 特殊 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン17 | まもる | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン18 | あまごい | みず | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン21 | やつあたり | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン26 | じしん | じめん | 物理 | 100 | 100% | 10 |
わざマシン27 | おんがえし | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン31 | かわらわり | かくとう | 物理 | 75 | 100% | 15 |
わざマシン32 | かげぶんしん | ノーマル | 変化 | — | —% | 15 |
わざマシン35 | かえんほうしゃ | ほのお | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン37 | すなあらし | いわ | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン38 | だいもんじ | ほのお | 特殊 | 110 | 85% | 5 |
わざマシン39 | がんせきふうじ | いわ | 物理 | 60 | 95% | 15 |
わざマシン40 | つばめがえし | ひこう | 物理 | 60 | —% | 20 |
わざマシン42 | からげんき | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
わざマシン44 | ねむる | エスパー | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン45 | メロメロ | ノーマル | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン48 | りんしょう | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン54 | みねうち | ノーマル | 物理 | 40 | 100% | 40 |
わざマシン56 | なげつける | あく | 物理 | — | 100% | 10 |
わざマシン59 | ぶんまわす | あく | 物理 | 60 | 100% | 20 |
わざマシン65 | シャドークロー | ゴースト | 物理 | 70 | 100% | 15 |
わざマシン68 | ギガインパクト | ノーマル | 物理 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン71 | ストーンエッジ | いわ | 物理 | 100 | 80% | 5 |
わざマシン75 | つるぎのまい | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
わざマシン78 | じならし | じめん | 物理 | 60 | 100% | 20 |
わざマシン80 | いわなだれ | いわ | 物理 | 75 | 90% | 10 |
わざマシン82 | ドラゴンテール | ドラゴン | 物理 | 60 | 90% | 10 |
わざマシン84 | どくづき | どく | 物理 | 80 | 100% | 20 |
わざマシン87 | いばる | ノーマル | 変化 | — | 85% | 15 |
わざマシン88 | ねごと | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン90 | みがわり | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン94 | なみのり | みず | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン100 | ないしょばなし | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
タマゴわざ
人から教えてもらえるわざ
第七世代 (その他の世代: 4-6) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP | SM | USUM |
アクアテール | みず | 物理 | 90 | 90% | 10 | - | ○ |
りゅうせいぐん | ドラゴン | 特殊 | 130 | 90% | 5 | ○ | ○ |
りゅうのはどう | ドラゴン | 特殊 | 85 | 100% | 10 | - | ○ |
ダブルチョップ | ドラゴン | 物理 | 40 | 90% | 15 | - | ○ |
だいちのちから | じめん | 特殊 | 90 | 100% | 10 | - | ○ |
アイアンヘッド | はがね | 物理 | 80 | 100% | 15 | - | ○ |
アイアンテール | はがね | 物理 | 100 | 75% | 15 | - | ○ |
とぎすます | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 | - | ○ |
げきりん | ドラゴン | 物理 | 120 | 100% | 10 | - | ○ |
いびき | ノーマル | 特殊 | 50 | 100% | 15 | - | ○ |
ステルスロック | いわ | 変化 | — | —% | 20 | - | ○ |
じだんだ | じめん | 物理 | 75 | 100% | 10 | - | ○ |
太字のわざはタイプ一致です。 |
入手方法
バージョン | 野生 | その他 | ||
---|---|---|---|---|
レベル | 出現場所 | レベル | 入手方法 | |
D・P・Pt | × | 出現しない | Lv.48 | ガバイトをレベルアップさせる。 |
HG・SS | ||||
B・W | × | 出現しない | - | - |
B2 | Lv.48 | ガバイトをレベルアップさせる。 | ||
W2 | - | - | ||
X・Y | × | 出現しない | Lv.48 | ガバイトをレベルアップさせる。 |
OR・AS | ||||
S・M | × | 出現しない | Lv.48 | ガバイトをレベルアップさせる。 |
US・UM |
持っているアイテム
備考
- オスは背ビレに切れこみがある。メスは背ビレに切れこみがない。
- 図鑑の説明文では空を飛ぶことが強調されているが、そらをとぶは覚えない。
- 接地して戦闘態勢を取っているため、スカイバトルには出場できない。
- 第六世代の『ポケットモンスター X・Y』では、「メガガブリアス」と呼ばれる新フォルムが登場。
アニメにおけるガブリアス
- DP編第40話では、シロナの手持ちのポケモンとして登場。シンジのポケモンの弱点を突いた技や大技を次々と防御した。→シロナのガブリアスを参照。
- ポケモンサマースクールでは別の個体が登場したが、使用したトレーナーのレベルが低かったためか制御が全くできておらず、他のポケモンを巻き込んで滅茶苦茶な状況を作り出していた。
- XY編第2話では、プラターヌ研究所のポケモンとして登場。ロケット団の作戦で捕獲されかけたが失敗し、暴走。ミアレシティを巻き込む大事件へと発展した。後に、このガブリアスはフカマル時代にアランに保護されていたことが判明。XY編終盤ではプラターヌ博士によってメガシンカを披露した。
- 『ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act I〜』ではルイのポケモンとして登場。メガガブリアスへとメガシンカさせた。
マンガにおけるガブリアス
ポケモンカードにおけるガブリアス
ポケモン不思議のダンジョンにおけるガブリアス
初登場 | 時の探検隊・闇の探検隊 |
---|---|
体の大きさ (探検隊) | ☆ |
体の大きさ (冒険団) | ☆☆☆ |
かしこさグループ | C |
進化 | もうしんかしない |
移動能力 | 通常 |
専用どうぐ | ガブリアスのツメ ガブリアスのキバ こうそくのおふだ マッハスカーフ |
出現するダンジョン
斜体のダンジョンでは仲間にできない。
- 探検隊
- 時・闇:かげろうのさばく、まぼろしのだいち
- 空:かげろうのさばく、まぼろしのだいち、まのかいいき、ゼロのしま なんぶ、ゼロのしま ちゅうおうぶ、うんめいのとう
- 冒険団
- 炎:しんぴのへいげん
- 嵐:未登場
- 光:未登場
- マグナゲート
- 未登場
- 超不思議
ガブリアスの歴史
第四世代
洗練された種族値、攻守両面で優秀なタイプから、シングルバトルではたちまちトップメタに上り詰めた。DP当初からげきりん、じしん、つるぎのまい、ほのおのキバと、必要な技はすべて覚えられた。当時はエアームドやハッサムが重かったため、その役割破壊にほのおのキバやだいもんじが積まれるケースがざらであった。ただ、当時の公式大会は専らダブルバトルとして行われていたため、じしんの威力分散やげきりんの味方を攻撃するリスクなど技面で適性を欠いていたガブリアスは大型大会での活躍をボーマンダに譲った。それでも、世代末期のバトレボ環境ではガブリアス、スイクン、サンダー、バンギラス、メタグロス、ゲンガーという最も安定した勝率を叩き出せるとされたパーティ「結論パ」が成立した。「結論パ」のガブリアスは、技構成がげきりん、じしん、ストーンエッジorほのおのキバ、つるぎのまい、持ち物がきあいのタスキとなっていた。
調整に関しては、HPの実数値を201にした「201ガブ」が一般的であった。
2015年頃のバトレボバトレボオフ会環境においては、「催眠四天王」とオフ会界隈で呼ばれるドータクン、クロバット、ゲンガー、メガヤンマという4体のさいみんじゅつ使いに対して強い、こだわりハチマキを持たせたねごと型が実績を残している。
第五世代
隠れ特性としてさめはだを習得し、みがわり対策として隠し味になるダブルチョップを獲得。ただ、この世代になるとオノノクス、サザンドラ、ラティオスなどのドラゴンタイプが暴れるドラゴン全盛環境となったため、こだわりスカーフ型のドラゴンポケモンに上から叩かれると弱い面が目立つようになった。そんな中で、性格をのんきにしてすながくれ+ひかりのこなの組み合わせで持久戦に強くした「砂ガブ」という呼称が付けられた型が見られるように。「砂ガブ」はみがわりを連打して回避の試行回数を稼ぎ、回避して残ったみがわりを活かして積んだり高火力・高耐久の相手に1発余分に攻撃を入れるチャンスを活かして攻め切ったりするのがコンセプトであり、ローブシンやズルズキンを念頭に置いた感がある。
WCS2012優勝メンバーの1体として名前が挙がった。
第六世代
フェアリータイプの登場によってやや弱体化。単純なところでは仕様変更によってフェアリータイプを得たトゲキッスやサーナイトがガブリアスのメタになった。特にトゲキッスの場合はガブリアスの一致メインウエポン両方を無効にできるばかりか、不一致のどくづきでは大した痛手にならず、さらに流し性能を活かしたサイクル型としてこだわりスカーフを持たせてあるケースが主流であったため、交代読みを交えないと痛い目に遭うようになった。それでも、フェアリーの登場による他のドラゴンタイプの減少、この世代で台頭したメガガルーラやメガリザードンX/Yに対する素早さのアドバンテージもあり、シングルバトルでは各リーグのすべてのシーズンで使用率1位を記録し、トップメタの名に違わない活躍を果たした。
一方、追加されたメガガブリアスの使い勝手はいのちのたま型に火力で劣る上に素早さも通常のガブリアスよりも低いため、通常のガブリアスの劣化に近い。そのため、メガガブリアスは対戦ではほぼ候補外であり、プレイヤーの中には「メガガブリアスとは何だったのか」とその無用な存在に呆れる者や、「メガシンカの恥」と言い切る者まで現われた。
PGLレーティングバトル統計データに基づくと、この世代における主流技構成はじしん、げきりん、つるぎのまい、がんせきふうじorステルスロックorストーンエッジであり、性格はようきがメインであったことが言える。持ち物はきあいのタスキやこだわりスカーフがメインであり、次いでこだわりハチマキが多くチョイスされた。同時選出としてはこの世代にメガシンカを獲得したガルーラとゲンガーが好まれ、この「ガルガブゲン」は第六世代のパーティ構築の主流となった。実際のところORASリーグシングルバトルでは、手持ちに同時に入ったポケモンランキングの1位と2位にこの2匹の名前が、シーズン7を除いてどのシーズンも挙がった。
WCS2014優勝メンバー、準優勝メンバーとしてそれぞれエントリーされていた。
第四世代末期ほどORASリーグはバランスの悪い環境ではなく、そこまでそのようなパーティが明確に謳われているわけでもなかったが、シングルバトル結論パ(厨パという意見もある)と呼ぶべき構築は遅くともORASリーグシーズン12には成立しており、その結論パはガブリアス、ガルーラ、ゲンガー、けしんボルトロス、スイクン、バシャーモという構成であった。実際同シーズンでは使用率1位から6位(順同)がそれらのポケモンであったことから裏付けられている。
第七世代
後述のように、カプやミミッキュの登場などフェアリータイプの普及、メガシンカの素早さ仕様変更、こだわりスカーフ型のポケモンの蔓延、さめはだで相打ちとなった場合攻撃側が勝利するように勝敗判定が仕様変更されたことなどから、攻守ともに大きく弱体化。相手を抜けないのであればじめん枠としてはいっそ素早さは諦め、砂パの始動役になるカバルドン、ガブリアスより無効範囲の広いランドロス、ボーマンダとの相性補完に優れるマンムーでよいのではないか、という事態に陥った。エアームドと同複合タイプでじしんとげきりんを流せる上にガブリアスの不一致だいもんじでは突破できないテッカグヤ、オーソドックスな耐久調整がされたガブリアス程度ならカクトウZで強化されたとびひざげりやれいとうビームなどで上から叩いて1発で倒すことができるフェローチェ、極めて高い攻撃と十二分な水準の防御を持ち、げきりん半減じしん等倍、上から等倍のくさ技で殴ってくるカミツルギなど、ウルトラビーストに速度や耐久力、役割破壊などの点でガブリアスに有利が付くポケモンが多く登場した。
SMリーグシングルバトルでもシーズン4からは使用率1ケタ台後半から10位台半ばを概ね推移するようになった。さらに、USUMで新たなドラゴンタイプの速攻型であるアーゴヨンが登場するとさらに立場が悪くなり、USUMリーグシングルバトルでは使用率20位台にまで落ち込んだ。単体構成に大きな変化はないが、意外性を持たせた構成としては不一致火力を増強するホノオZやミズZを持たせた型が見られるようになった。ORASリーグで概ね2割台であったステルスロックの搭載はUSUMリーグでは約4割にまで上昇。
この世代ではステルスロックやがんせきふうじで起点を作るポケモンとしての性質が目立つ。ドラゴン/じめんという複合タイプに関しては、ここに来てドラゴンが邪魔に感じられるようになったとも、こおり4倍弱点は起点型として退場するために利用する面が目立つようになったとも取れる。
一般的な育成論
第四世代唯一の非伝説系600族のポケモンであり、ボーマンダ等の他の600族ドラゴンとは異なり特攻は高くない分、他のステータスが高めであり、特に攻撃と素早さ、HPが高い。性格をようきやいじっぱりにして、物理アタッカーとして育成すると良いだろう。努力値は、ガブリアスの性質を活かした攻撃と素早さに振られることが多い。また、余った努力値4をHPに振ると、Lv50の場合は8の倍数であるHP184となり、やけどややどりぎのタネのダメージが最大になるため、他のパラメータに振った方が良い。
素早さの種族値は激戦区を抜けた102であり、全体のドラゴンタイプの中では、メガジュカイン(145)、オンバーン(123)、アーゴヨン(121)、メガボーマンダとりゅうのプレート持ちのアルセウス(120)、ラティオスとラティアス(共に110)に次いで8番目の素早さであることから他のドラゴンポケモンに先手を取りやすく、ドラゴン同士の対決に強い要因となっている。もちろん、素早さ種族値102は600族の擬似伝説の中では最も高いとされる。
因みにこうげきとすばやさばかりが目立っているがHPも伝説・準伝説を除くとドラゴンタイプの中で一番高い。
通常特性はすながくれだがすなあらしでしか発動しない上に砂パの弱体化から採用されにくい。隠れ特性はさめはだであり、天候に左右されない上にきあいのタスキやマルチスケイル等を潰せることからほぼこちらが採用される。ただ、第七世代になるとフェアリータイプが普及した影響でガブリアスに対して接触技でドラゴン弱点を突く場面が少なく、寧ろこおりやフェアリーなどの遠隔技でダメージを与えるケースの方が多いので、上級者の中には仮想敵次第ではすながくれを採用することも。
このような性能から第六世代までは特にシングルバトル環境下で常にトップクラスの使用率を誇り、攻撃、耐久、素早さといずれも高水準であることから、努力値、持ち物のバリエーションも豊富で、様々な型が開発されてきた。この型の読みにくさも持ち味で、対策を一つ誤れば容易にパーティーを制圧されてしまうことも少なくない。だが第七世代では高性能なフェアリーの大量追加により攻守でドラゴンタイプとしての弱さを、メガシンカの素早さ仕様変更で環境下の平均素早さが大きく上昇したことによりガブリアス自身の素早さの優位性低下を露呈することとなり、従来作ほどの安定感がなくなってしまったのは否めない。それでもフェアリータイプの弱点を突けるどく、はがねタイプの技を両方備えられることもあって2018年現在のレーティング全体でも上位30位以内を死守している。
この育成論では3通り型について記述する。
最速物理アタッカー
性格をようきにして、努力値を攻撃と素早さに振り最速にする。メガガルーラなど素早さ100族には強力なポケモンが多く、最速にすることでそれらの先手を取って攻撃を叩き込むことができる。他の型とは異なり、持ち物が固定されないため戦術の幅が広い。
物理攻撃技の候補としては、タイプ一致技のじしんは確定となり、ドラゴン技はげきりん、ダブルチョップ、ドラゴンダイブ等が候補となる。サブウェポンは、ストーンエッジ、がんせきふうじ等が挙げられる。特にがんせきふうじは相手の素早さを下げられるため、ゲッコウガ等の高速ポケモンに先攻を取れるようになり、さらに後続のサポートにもつながるため優秀である。フェアリー対策にアイアンヘッドやどくづきを採用しても良い。ほのお技はだいもんじが良く、はがねポケモンの多くは特防より防御の方が高いため、威力の低いほのおのキバより有効な場合が多い。 変化技の候補としては、つるぎのまい、ステルスロック等が挙げられる。
持ち物は、きあいのタスキを筆頭にラムのみ、とつげきチョッキ、ヤチェのみ、いのちのたま、ゴツゴツメット等が挙げられる。
きあいのタスキは、自分より速いポケモンの攻撃に耐えて反撃でき、自分より遅いポケモンに一撃で落とされることはほぼなくなるため、つるぎのまいで止められなくなるほどの火力を得ることができる。
ラムのみは、げきりんによる混乱防止、鬼火での火傷対処、あくび等の流し対策と幅広い状況で活用できる。
いのちのたまは、メガガブリアスを超える高い火力を持たせることができ、特殊技の威力も上昇することから両刀型も可能になる。特殊技で交代で出てきた物理耐久ポケモンの意表を突くことができるが、HPが削られる上に性格がむじゃき等になるので耐久が脆くなる点は注意が必要である。
ゴツゴツメットは、連続攻撃を主体とするメガガルーラ対策として採用される。さめはだのダメージも重複するため、相手の接触技を読んで繰り出し、持ち前の素早さで先手を取って撃破することができる。ただし、基本的にメガガルーラ対策のアイテムであり、相手が特殊型の場合は無意味になる点には注意が必要である。
とつげきチョッキとヤチェのみは、4倍弱点である氷技に耐える目的で採用される。とつげきチョッキはヤチェのみの代用になるが、つるぎのまいを使用できなくなる大きなデメリットがある。ヤチェのみはデメリットはないものの、相手が氷技を持っていなければ腐る上に、タイプ一致の氷技までは耐えきれないので過信は禁物である。
ダブルバトルではジメンZも候補に挙がる。これにより発動可能なライジングランドオーバーは相手1匹のみが対象となるが、威力が下がらず味方を巻き込まない点が優秀。
こだわり系アイテム
こだわりスカーフで自分より速いポケモンやスカーフ持ちドラゴンに先手を取ったり、こだわりハチマキで火力を高めたりする型。ガブリアス同士のミラー対決に強いことが最大の利点となる。努力値は基本的に攻撃と素早さに振ることになるが、型や性格は持ち物ごとに異なる。
こだわりスカーフの場合、性格は最速のようきか火力上昇のいじっぱりが候補となる。いじっぱりの場合、ボーマンダ等の最速スカーフ持ちとの対決はあきらめる事になるが、ラティオスやボルトロスにはほぼ確実に勝てるので、相手のすばやさ補正スカーフドラゴンを諦めるなら一考の余地あり。ただ、それでも火力は思うほど上がらないので、過信は禁物。ただし、サンムーン環境下ではゲッコウガやフェローチェなどの更に素早さの高いポケモンでもスカーフ持ちが増加しており、確実に先手を取ることのできる場面が減少している。スカーフを諦め、努力値も素早さよりも耐久に振ることも選択肢となる。
こだわりハチマキの場合は、火力をさらに高めるために採用される。昔は相手のれいとうパンチやめざめるパワーを耐える努力値調整が行われていたため火力の補填に使用されていたが、めざめるパワーの威力減少により調整する必要性が減少した為、単純にさらなる火力を求めるために使用されることが多くなった。
スカーフ、ハチマキ共に技候補は、上記のつるぎのまいが候補から外れ、ストーンエッジが候補に入る。これにより、ボルトロスやトゲキッスに上から有効打が与えられる。がんせきふうじでもいいが、スカーフの場合は元から速いので、ストーンエッジのほうがやや優先度は高め。ハチマキならがんせきふうじも候補。また、キノガッサなどを相手する場合、ねごとも候補。更に、こだわることで小回りはきかないため、じしんとともにげきりんもほぼ確定技となる。序盤中盤のダメ押し用の竜技であるドラゴンクローとの両立も良い。
メガガブリアス
メガシンカすると素早さは低下するものの各ステータスが全体的に上昇する。ただし、いのちのたまを持つガブリアスに火力では劣り、持ち物も固定されることから扱いが難しい。特性のすなのちからを活用できる砂パで採用する、二刀流や耐久型にする等の差別化をはかると良いだろう。
技構成は通常のガブリアスと同様だが、特攻が上昇しているため、りゅうせいぐんやだいもんじを採用するのも良い。
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ガブリアス | がぶり、earth(英語:大地)、gavel(英語:小槌) Carcharias(学名:ホオジロザメ)、Carcharodon(学名:ホオジロザメ属) |
英語 | Garchomp | gar(ガー)、chomp(噛み付く)、Carcharias(学名:ホオジロザメ)、Carcharodon(学名:ホオジロザメ属) |
ドイツ語 | Knakrack | knacken(砕く)、krack(裂け目) |
フランス語 | Carchacrok | Carcharodon(学名:ホオジロザメ属)、croquer(バリバリと食べる) |
韓国語 | 한카리아스(Hankariaseu) | earth(英語:大地) |
中国語(普通話・台湾国語) | 烈咬陆鲨 | 烈(烈しく)、咬(噛んだ)、陸(陸上の)、鯊(サメ) |
中国語(広東語) | 烈咬陸鯊 | 烈(烈しく)、咬(噛んだ)、陸(陸上の)、鯊(サメ) |