タマゴのサイクル数
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検証内容: タマゴ孵化の「前回チェック時の手持ち条件」「同時孵化の有無」(第二世代・第五世代以降)
タマゴのサイクル数とはポケモンの隠しステータスの1つ。
概要
タマゴのサイクル数は卵が孵化するまでの歩数に関与する値で、ポケモンの種類ごとに数値が決まっている。この数値が小さいほどタマゴが早くかえりやすい。
この値は一定歩数歩くごとに1ずつ減り、0になったとき孵化する。ただしタマゴ1個ごとに何歩歩いたかがカウントされている訳ではなく、主人公の通算の歩数がチェック周期の倍数を回るたびに一括でチェックが入り、「前回のチェックの時点でも手持ちにあったタマゴ」全てのサイクル数の値を1マイナスする(このため、タマゴを貰う→数十歩歩く→次のタマゴを貰う 等のように数十歩程度連れ歩いた歩数がズレて入るタマゴが同時にかえる事がある)。チェック周期は第二・第三・第七世代が256歩、第四世代・ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールが255歩、第五・第六世代が257歩、ソード・シールド・第九世代が128歩である[1]。第四世代の特定の日付では230歩になる。
第二世代
サイクルが終了するたび、残りサイクル数を1減少させる。このときカウントが0になった場合、そのタマゴが孵化し、残りのタマゴの処理を打ち切る。
第三世代・第四世代
第三世代・第四世代ではタマゴの処理を行う対象が「前回のチェックの時点でも手持ちにあったタマゴ」である必要がない。つまり「今回のチェックの時点で手持ちにあるタマゴ」であるのみで良い。また、タマゴが同時に孵ることもない。
第三世代では歩数カウントを0にリセットして数え直し始める処理は256歩目で行われるが、タマゴの孵化判定や残りサイクル数を減らす処理(以降タマゴの処理)は255歩目で行われる[2][3]。第四世代ではどちらの処理も255歩目で行われるが、特定の日付(1月12日、2月14日、3月3日、4月1日、5月1日、6月11日、7月7日、8月21日、9月28日、10月31日、11月21日、12月24日、12月25日)で孵化しやすくなることがあり、該当日は255歩目ではなく230歩目で処理される[4]。
タマゴの処理は手持ちの先頭から順番に1個ずつ行われる。
- タマゴの残りサイクル数が0なら孵化処理に移行する。残り手持ちに対してタマゴの処理は行われない。
- そうでなければ、残りサイクル数を1減らす。
孵化処理は世代によって異なるものとなっている。[5]
- 第三世代:孵化処理に移行する要因となったタマゴが孵化する。
- 第四世代:改めて手持ちの先頭から残りサイクル数が0のタマゴを探し、初めて見つかったタマゴが孵化する。
- そのため今回のチェックで残りサイクル数が0になったばかりのタマゴが孵化することがある。
残りサイクル数を減らして0になった時点では孵化処理が始まらないので、タマゴを孵化させるにはそのサイクル分(サイクル数×チェック周期)よりも255歩多く歩かなければならない。たとえば、コイキング(サイクル数5)なら5サイクル分+255歩を歩かなければならない。同様に、ほのおのからだまたはマグマのよろいのポケモンが手持ちにいる場合、「サイクル数/2 (切り上げ)」分ではなく「サイクル数/2 (切り上げ) 」分+255歩を歩く必要がある。
新しいタマゴを貰った時および新しいタマゴを受け取らず育て屋に譲った時はサイクルを減らすための歩数カウントが0にリセットされ数え直しになり、孵化に必要な歩数がリセット前の歩数カウントに応じて最大254歩増加する[2][5]。新しいタマゴを受け取ろうとしたが手持ちが一杯で受け取れなかった時は、この歩数カウントがリセットされる処理が発生しない。
手持ちの途中に残りサイクル数が0のタマゴがあった場合、次のチェックではそれより後ろのタマゴのサイクル数は減らない。そのため、タマゴは貰った順に並べて手持ちの後ろから孵化させるようにすると無駄がない。
第五世代から第七世代まで
サイクルの終了時に、手持ちのすべてのタマゴの残りサイクル数が1減少する。特性ほのおのからだ・マグマのよろい・じょうききかんのポケモンが手持ちにいる場合、1ではなく2減少するが、マイナスにはなることはない。このカウントが0になったとき、タマゴが孵化する。複数のタマゴのカウントが同時に0になった場合、孵化を迎えたタマゴのうち手持ちの中で一番前にいる1つが直ちに孵化し、以後1歩ごとに残りのタマゴがかえる。
デルパワー・Oパワーのタマゴふかパワーを使用すると、1サイクルあたりの歩数が減少する。
Lv | 効果 | 歩数 |
---|---|---|
Lv.1 | 4/5 | 205 |
Lv.2 | 2/3 | 171 |
Lv.3 | 1/2 | 129 |
オメガルビー・アルファサファイアでは、スーパーひみつきちのひみつのなかまのとくいわざ「たまごナデナデ」で、サイクル数初期値の半分 (切り上げ) を減らすことができる。
第八世代以降
複数のタマゴのカウントが同時に0になった場合、孵化を迎えたタマゴのうち手持ちの中で一番前にいる1つが直ちに孵化するが、残りのタマゴの孵化にはさらに1サイクル進める必要がある[1]。
スカーレット・バイオレットにおける食事パワーのタマゴパワーは1サイクルあたりの歩数が減少する効果があり、Lv.1、2、3でそれぞれ103、86、64歩(-1/5、1/3、1/2)になる[1]。サイクル途中でタマゴパワーが切れた場合、そのサイクルの歩数は128歩になる[1]。
タマゴの様子
残りサイクル数に応じて「ようすをみる」で表示されるコメントが変わる。
- 5以下
- なかから おとが きこえてくる! もうすぐ うまれそう!
- 6〜10
- ときどき うごいている みたい。 うまれるまで もう ちょっとかな?
- 11〜40
- なにが うまれてくるのかな? うまれるまで まだまだ じかんが かかりそう。
- 41以上
- この タマゴは うまれるまで かなり じかんが かかりそう。
出典
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 Anubis (@Sibuna_Switch) - Twitter、2023年3月27日投稿。
- ↑ 2.0 2.1 The Breeding Guide Part II - Smogon University
- ↑ タマゴ(2号館-資料集) (Internet Archive)
- ↑ MrCheeze (@MrCheeze_) - Twitter、2020年5月27日投稿。
- ↑ 5.0 5.1 孵化歩数 (Bowline)