メタモン
メタモン Metamon | |
英語名 | Ditto |
---|---|
全国図鑑 | #132 |
ジョウト図鑑 | #092 |
ホウエン図鑑 | #287 |
シンオウ図鑑 | #- |
新ジョウト図鑑 | #092 |
イッシュ図鑑 | #- |
新イッシュ図鑑 | #261 |
セントラルカロス図鑑 | #- |
コーストカロス図鑑 | #- |
マウンテンカロス図鑑 | #138 |
新ホウエン図鑑 | #- |
アローラ図鑑 | #209 |
メレメレ図鑑 | #- |
アーカラ図鑑 | #- |
ウラウラ図鑑 | #081 |
ポニ図鑑 | #- |
新アローラ図鑑 | #271 |
新メレメレ図鑑 | #- |
新アーカラ図鑑 | #- |
新ウラウラ図鑑 | #092 |
新ポニ図鑑 | #- |
分類 | へんしんポケモン |
タイプ | ノーマル |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 4.0kg |
とくせい | じゅうなん |
隠れ特性 | かわりもの |
図鑑の色 | 紫 |
タマゴグループ | メタモン (せいべつふめい) |
タマゴの歩数 | 20サイクル
|
獲得努力値 | HP+1 |
基礎経験値 |
|
最終経験値 | 1000000 |
性別 | ふめい |
捕捉率 | 35 |
初期なつき度 | 70 |
外部サイトの図鑑 |
メタモンとはぜんこくずかんのNo.132のポケモンのこと。初登場はポケットモンスター 赤・緑。
目次
進化
- メタモン
ポケモンずかんの説明文
- 赤・緑、ファイアレッド、Y
- からだの さいぼうの つくりを じぶんで くみかえて ほかの せいめいたいに へんしんする。
- (漢字) 体の 細胞の 作りを 自分で 組み替えて ほかの 生命体に 変身する。
- 青、リーフグリーン
- さいぼうそしきを いっしゅんで コピーして あいて そっくりに へんしんする のうりょくがある。
- ピカチュウ、ポケモンピンボール、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- あいてをみた しゅんかん からだが とけるように へんかを はじめる。 ほぼ おなじかたちに へんしんする。
- 相手を見た 瞬間 体が 溶けるように 変化を 始める。 ほぼ 同じ形に 変身する。
- 金、ハートゴールド
- どんなものにも へんしんできる。ねるときは いしに へんしんして おそわれないように している。
- 銀、ソウルシルバー
- へんしんは かんぺき なのだが わらわされて ちからが ぬけると へんしんは とけてしまう。
- クリスタル
- メタモンどうし であってしまうと あいてそっくりの かたちに なろうと いつもより はげしく うごく。
- ルビー・サファイア・エメラルド、オメガルビー・アルファサファイア
- からだの さいぼうを くみかえて へんしんする。おもいだしながら いぜん みた ものに かわると ちょっと ちがう かたちに なってしまうのだ。
- (漢字) 体の 細胞を 組み換えて 変身する。思い出しながら 以前 見た ものに 変わると ちょっと 違う 形に なってしまうのだ。
- ダイヤモンド・パール・プラチナ、ブラック・ホワイト、X
- ぜんしんの さいぼうを くみかえて みたものの かたち そっくりに へんしんする のうりょくを もつ。
- (漢字) 全身の 細胞を 組み替えて 見たものの 形 そっくりに 変身する 能力を 持つ。
- ブラック2・ホワイト2
- ぜんしんの さいぼうを くみかえて みたもの そっくりに へんしんするが ちからが ぬけると もとにもどる。
- (漢字) 全身の 細胞を 組み替えて みたもの そっくりに 変身するが 力が 抜けると 元に戻る。
- サン
- さいぼうを くみかえ みた あいて そっくりに すがたを へんかさせる。 さいげんどは こたいに よる。
- (漢字) 細胞を 組み替え みた 相手 そっくりに 姿を 変化させる。 再現度は 個体に よる。
- ムーン
- おどろきの へんしんのうりょくで どんなものとも なかまに なれる。 メタモンどうしは なかが わるい。
- (漢字) 驚きの 変身能力で どんな者とも 仲間に なれる。 メタモン同士は 仲が 悪い。
- ウルトラサン
- どんなものにも へんしん できるが メタモンごとに とくいな ものと にがてな ものが あるらしい。
- (漢字) どんなものにも 変身 できるが メタモンごとに 得意な ものと 苦手な ものが あるらしい。
- ウルトラムーン
- みたものに へんしん する。 ただし めのまえに いないものの ときは きおくしだいなので しっぱいもする。
- (漢字) 見たものに 変身 する。 ただし 目の前に いないものの ときは 記憶次第なので 失敗もする。
種族値
第1世代
種族値 | ||
---|---|---|
HP | 48 | |
こうげき | 48 | |
ぼうぎょ | 48 | |
とくしゅ | 48 | |
すばやさ | 48 | |
合計 | 240 |
第2世代以降
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 48 | 108 - 155 | 206 - 300 | |
こうげき | 48 | 47 - 110 | 90 - 214 | |
ぼうぎょ | 48 | 47 - 110 | 90 - 214 | |
とくこう | 48 | 47 - 110 | 90 - 214 | |
とくぼう | 48 | 47 - 110 | 90 - 214 | |
すばやさ | 48 | 47 - 110 | 90 - 214 | |
合計 | 288 | |||
ダメージ倍率
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 200% | |
ひこう: | 100% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 100% | |
いわ: | 100% | |
むし: | 100% | |
ゴースト: | 0% | |
はがね: | 100% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 100% | |
エスパー: | 100% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 100% | |
フェアリー: | 100% |
さかさバトル
おぼえるわざ
レベルアップわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
SM/USUM | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
1 | へんしん | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
わざ・ひでんマシンわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
わざマシン | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
このポケモンはわざマシンが使えません。 | ||||||
太字のわざはタイプ一致です。 |
タマゴわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
遺伝元 | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
このポケモンにタマゴわざはありません。 | ||||||
太字のわざはタイプ一致です。 |
人から教えてもらえるわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP | SM | USUM |
このポケモンはおしえわざを覚えません。 | |||||||
太字のわざはタイプ一致です。 |
Let's Go!
Lv | GPGE |
---|---|
1 | へんしん |
入手方法
バージョン | 野生 | その他 | ||
---|---|---|---|---|
レベル | 出現場所 | レベル | 入手方法 | |
赤・緑 | Lv.25 | 13ばんどうろ | - | - |
Lv.23 | 14ばんどうろ | |||
Lv.26 | 15ばんどうろ | |||
Lv.33~43 | 23ばんどうろ | |||
Lv.53(1F-2F) | ハナダのどうくつ | |||
Lv.63~67(B1F) | ||||
青 | Lv.25 | 13ばんどうろ | ||
Lv.23 | 14ばんどうろ | |||
Lv.26 | 15ばんどうろ | |||
Lv.33~43 | 23ばんどうろ | |||
Lv.18 | イワヤマトンネル | |||
Lv.53(1F-2F) | ハナダのどうくつ | |||
Lv.63~67(B1F) | ||||
ピ | Lv.12~24(B1F) | ポケモンやしき | ||
Lv.55~60(1F-2F) | ハナダのどうくつ | |||
Lv.60~65(B1F) | ||||
金・銀・ク | Lv.10 | 34ばんどうろ | - | - |
Lv.10 | 35ばんどうろ | |||
Lv.10 | 35ばんどうろ(大量発生) | |||
R・S | × | 出現しない | - | - |
FR・LG | Lv.25 | 13ばんどうろ | ||
Lv.23 | 14ばんどうろ | |||
Lv.25 | 15ばんどうろ | |||
Lv.30(B1F) | ポケモンやしき | |||
Lv.52~61(1F) | ハナダのどうくつ | |||
Lv.55~64(2F) | ||||
Lv.58~67(B1F) | ||||
E | Lv.38~45 | さばくのちかどう | ||
D・P | Lv.29~30 | 218ばんどうろ(ポケトレ) | - | - |
Pt | Lv.22 | じまんのうらにわ | ||
HG・SS | Lv.10 | 34ばんどうろ | ||
Lv.10 | 35ばんどうろ | |||
Lv.31~40 | 47ばんどうろ | |||
Lv.35 | 47ばんどうろ(大量発生) | |||
Lv.39~40 | ハナダのどうくつ | |||
Lv.41 | サファリゾーン[1] | |||
B・W | Lv.53~55 | ジャイアントホール(地底森林) | - | - |
Lv.63~65(濃い草) | ||||
B2・W2 | Lv.45~47 | ジャイアントホール(地底森林) | ||
Lv.50~52(濃い草) | ||||
Lv.45~50(隠し穴) | ||||
X・Y | Lv.48~49(黄色い花畑) | ポケモンのむら | - | - |
Lv.50(紫の花畑) | ||||
Lv.30 | フレンドサファリ(ノーマル) | |||
OR・AS | Lv.36~38 | マボロシどうくつ6 | ||
マボロシしま6 | ||||
S・M | Lv.25~28 | ホクラニだけ | - | - |
US・UM | Lv.27~30 | ホクラニだけ | Lv.29 | メタモン5イベント 5体のみ |
- ↑ 「みずべのブロック」を15個置くことで「ぬまちエリア」に出現するようになる。
配布ポケモン
おや | 言語/地域 | ソフト |
---|---|---|
カーニバル | 日本 | SM |
持っているアイテム
備考
- 色違い:水色
- ニョロモと鳴き声データが全く同じ。
- メタモン対メタモンだと逃げない限り永久に戦闘が終わらない(第一世代のみ)。
- ポケモン不思議のダンジョンシリーズでは、すいへいぎりとしんくうぎりだけはわざマシンで覚えられる。
- 野生のメタモンはそのままでは捕まえにくく、強力なポケモンに変身されると全滅する危険もある。捕獲するなら無抵抗のコイキングなどに変身させるといい。第三世代と第四世代のみ捕捉率もコピーするので捕獲自体も容易になる。
- BW2ではジャイアントホールの隠し穴に隠れ特性のかわりものを持つ野生のメタモンが出現する。
- 育て屋などに他のポケモンと一緒に預けると、タマゴみはっけん以外の全てのポケモンとタマゴを作らせることができる。そのため、高個体値の個体は交換レートがトップクラスに高い。
- ♂しかいないポケモン・性別不明のポケモン・1匹しか所持していないポケモンのタマゴを作るのに必須なポケモンとして、孵化作業の友として欠かせない存在である。
- 一方で、かわりものメタモンが登場するまでは、実戦ではほぼ戦えないポケモンとしての認識が強かった。
- 隠れ特性を持つポケモンを生ませるには♀側が隠れ特性である必要があるが、「♂と隠れ特性メタモン」と言う組み合わせでメタモンに♀を担当させたとしても、隠れ特性は生まれない(第五世代まで。第六世代ではメタモンでない方の親が隠れ特性を持っていれば♂♀関係なく遺伝するようになったが、従来通りメタモンが隠れ特性を持っていても片割れが持っていなければ遺伝しないので注意)。
- 柔和な印象の顔立ちだがハロウィン企画のインターネット大会ではレギュレーション上「ハロウィンにちなんだ、各国で怖いイメージのあるポケモン」として使用可能となっている。恐らくだが、何にでも変身できる性質が不気味であると見做せることが、その理由となっているのだと思われる。
- メタモンが現実の生物のように体重1kgあたり1兆個の細胞でできているとしたら4kgという設定なので4兆個の細胞でできていることになる。細胞を変化させて変身するという設定のメタモンは科学的には4兆個の細胞の遺伝子を一瞬で書き換えて変身するということになるが、これは4兆パターンの細胞の形を一瞬で正しく思い出さなければならないということであり、空想科学研究筋は「我々は4兆人の人達の顔と名前をどれだけ正しく覚えているか」とメタモンの変身能力の凄さを例えている。メタモンが変身した対象と同じサイズになる事に関しては、瞬時に周囲の空気や土から体の材料になる物質を作り出しているという考察がある[1]。
アニメにおけるメタモン
- イミテのポケモンとして登場。変身しても顔が変わらないことがネックとなっていた。
- 特に顔と下半身がメタモンのままピカチュウに変身した姿は比較的知名度が高く、商品化もされている。
- SM編第46話にも登場。先述のそれとは別個体だが、この時も顔が変わっていなかった。
- 基本的にメタモンの変身は、見分けがつかない程相手と瓜二つになり、先述のイミテのは例外的なパターンとされていたが、この時スクールのメンバー達は、変身しても顔はそのままなのが普通と言ったような反応をしていた。
- ラジオドラマ「白い明日だ! ロケット団」にてモンドのポケモンとして登場。声優は川田妙子。
- AG編ではバンナイのポケモンとして登場。てんきけんきゅうじょのポワルンに変身した。
- DP編ではマキナが2匹持っている。1匹は色違いである。
マンガにおけるメタモン
ポケットモンスターSPECIALにおけるメタモン
ポケモンカードにおけるメタモン
メタモンの歴史
第一世代
1ターンを費やしてへんしん使わなければ何もできない。そのうえ鈍足紙耐久では速攻型が跋扈していた環境においてはひとたまりもなかった。一応97カップでは決勝進出者15人中1人が採用していたが使用実績は不明。全国大会以外にも64マリオスタジアムでの97カップルール対戦で使われていたが、いわゆる「155ルール」ではレベル差を付けられるとやりようがなかった。実際に使うとすれば、ねむりやこおりで動けなくなったところで入れ替えてへんしんを狙うという作戦が現実的か。相手がかげぶんしん等を使っていた場合、当時の強力な回避率補正ごとコピーできる。
当時ポケモン対戦を放送していた64マリオスタジアムでは、初手でエースを出すことからマンネリ化した番組放送を改革すべく、「ポケスタで使用可能な33匹を強い順からABCのグループに分け、初手は必ずCグループのポケモンを出す」 と言う特別ルールを設けた。そんな中、Cグループに入ったメタモンは初手で出すことを強制され、ますます使いづらくなった。一応、相手パーティのAクラスのポケモンへのただ乗り手段として利用できないこともない。実際、共に理想個体という前提においては、レベル30ケンタロスのはかいこうせんを同レベルメタモンは高確率で耐えるため、そのままはかいこうせんの反動で動けなくなった相手に変身することが可能。次のターンで運良く先に動いてケンタロスを倒せれば一暴れできる(BCグループにおいてケンタロスより速いのはフーディンとプテラのみ)。とはいえ、相手の行動や運に依存する要素が強すぎて実際は全く使われなかった。
第二世代
専用アイテムのメタルパウダーを獲得。耐久型や重火力型が主流化しており鈍足に寄っていた環境ではあったが、だからといってメタモンの立場がよくなるということはなかった。のろいを積んだポケモンに変身することで補正ごとコピー可能だが、メタモン自身のHPの低さのためカビゴンに変身しても耐久力で大きく劣り、そもそもPPが5で固定されるので持久戦には圧倒的に不利である。
第三世代
特性じゅうなんを得るが、それでもなお強化らしい強化にはならなかった。さらに、へんしんがスケッチ可能になりドーブルで十分ということになってしまった。これ以降の世代ではメタルパウダーが変身後に無効化されるようになったのも向かい風。
第四世代
こだわりスカーフやスピードパウダーの登場により、後述の通りややリスキーだがへんしん自体は比較的容易に成功させることができるようにはなった。
第五世代
隠れ特性かわりものの獲得によりようやく実戦レベルに。 へんしんがねこのてで選ばれないことから、レパルダスやキノガッサと併せてねこのてパにも採用された。クレセリアやボルトロスを使っていばるやでんじはで相手を抑制しつつ、いばるを使うポケモンが倒されたらメタモンに交代、相手の能力をかわりものでコピーしてアタックに転じるパーティを使用するプレイヤーも見られるように。
第六世代
メガシンカの登場や、クレッフィ等によるいばイカ、積みポケモンがメジャーになったことで、それらへの対策・タダ乗りとして重宝されるようになる。 2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の『カントークラシック』ではジュニアカテゴリで27位使用率を記録し、登場当初からは考えられないほど第一世代のポケモンの中での立場はよくなったと言える。後述の「一般的な育成論」に書かれるように性格は素早さに下降補正がかかり、なおかつ特防を防御より高くすることがベストであり、以上のことからなまいきが推奨されるが、実際のところレート戦統計データでは性格を厳選するプレイヤーがそれほどいないことがうかがえ、リーグやシーズンによっては素早さ上昇補正の性格や無補正の性格が最大母数となることさえあった。
なお、XY期初期にメタモンがオンラインでの交換や対戦に出すことができない措置が取られていた。これは、俗説として6V個体を装ったメタモンがGTSに出されてシャークトレードの温床になっていたためとも、単にメタモンが大量にGTSに預けられてサーバーに過剰な負担が掛かったためとも言われていたが、実際はギルガルドがブレードフォルムに変身したのちにキングシールドを使用してもシールドフォルムに戻らない、というバグの発生がメタモンと関係していたことによる。
第七世代
VC版の個体は3V以上が保証された個体として第七世代に転送されるため、親用のメタモンを用意することは特に第五世代までとは比べ物にならないほど楽になった。
2017年12月に開催された第3回ポケモン竜王戦予選マスターカテゴリでは、相手依存だがこの大会で使用できる禁止伝説級のポケモンに変身することでパーティの質を高められるポケモンという理由からか、使用率20位を記録している。
一般的な育成論
手動変身型
- 技が「へんしん」しかないので戦闘に使うのなら素早さを上げよう。
- 確実に変身するために素早さを可能な限り高めたいが、メタモンの素早さ種族値はお世辞にも高いとは言えないため、基本的に素早さの上がる性格で、なおかつ努力値は素早さ全振りが必須。
- 変身前に攻撃を受ける事も考え、HP・防御・特防の個体値も可能な限り高い方がよい。特にHPは変身後もメタモン自身のものが引き継がれるため、素早さと共に努力値全振りが基本。
- ダブルバトルやトリプルバトルで味方のポケモンに変身したい場合、下記のかわりものでは味方に変身できない為、こちらの型を使う必要がある。
かわりもの型
- ブラック2・ホワイト2から登場した型。XYでは入手経路が幾らか易しくなり量産が簡単になった。また、高個体値も狙えるようになった。
- 今まで悩みの種だった「変身するまでのフォローの必要」「ちょうはつで詰む弱点」などがまとめて解消されたため、現在メタモンを対戦で使うならばこちら一択。
- かわりものの仕様により、手動変身とは逆に素早さの下がる性格で、なおかつ素早さの個体値も可能な限り低い方がよい。もちろん素早さの努力値を振る必要は無い。
- いかくなどの「相手に影響を及ぼす、場に出た時に発動する特性」を持つ相手と同時に場に出て変身した場合、メタモンが相手より素早かった場合、「メタモンのかわりもの発動」→「相手のいかく発動」と言う順番になり、変身後に能力を下げられてしまう。しかしメタモンの方が遅かった場合、「相手のいかく発動」→「メタモンのかわりもの発動」となり、かわりものによる変身で下げられた能力がリセットされる。
- 他にもダウンロード持ちポケモンと同時に場に出た場合、「ダウンロードを発動させて能力が上がった相手」をコピーするか「ダウンロードが発動する前の相手」をコピーするかも変わる。
- と言っても、この手の特性を持つポケモンの中でメタモンより遅い可能性があるのはグランブルかポリゴン2程度でありあまり気にする必要は無いが、こだわりスカーフを持たせる場合は多少増えるので、気にしておいて損は無い。
- 手動変身と同じくHPはメタモン自身のものを引き継ぐため、HPはなるべく高い個体値を粘り、なおかつ努力値全振りが望ましい。
- HP全振り、素早さは0推奨、攻撃と特攻は無関係、変身前に攻撃を受ける心配がほぼ無いので防御も特防も気にする必要なし、となると努力値が半分余ってしまう。実際適当にばら撒いたり未振りのままでもほとんど問題ないが、特性ダウンロードを相手にした時の調整のために防御と特防に振り分けるのもあり。
- ポリゴン2を相手にする場合、相手は十中八九しんかのきせき持ちであるため、ポリゴン2の特攻では例え1段階上がったとしても、ポリゴン2のままで打ち勝てる見込みはまず無い。一方でこちらがしんかのきせきを持っている事はまず無いため、相手の方に特攻が1段階上がった事によってポリゴン2同キャラを突破する可能性を与えてしまう。そのため、相手にするにせよ引いて逃げるにせよ対ポリゴン2を意識するなら、メタモン自身はステータス実数値が防御<特防になるように調整し、ダウンロードでは攻撃が上昇するように仕向けたほうがよい。
- ポリゴンZを相手にする場合、ポリゴンZはまず間違いなくアタッカーなので、ポリゴン2と違って引っ込まずに打ち合いになる。となると相手を一撃で倒す火力が求められるが、はかいこうせんやさわぐなどの行動を縛られる技以外でポリゴンZを一撃で倒すには、特攻1段階上昇がほぼ必須である(C1段階上昇のトライアタックで中乱数1発)。変身したメタモン自身もダウンロードの特性を得て、相手のポリゴンZの防御・特防に応じて能力アップするが、ポリゴンZの種族値は特防の方が5高いため、共に無振りだとすると、防御の個体値の方が12以上高くない限り、防御>特防にならない(レベル50時)。防御・特防の個体値がランダムで決まっていた場合、この条件を満たしている確率は約20.5%で低いと言わざるを得ないので、自前のダウンロードで特攻が上昇することは期待しない方がよい。なので確実に特攻1段階アップを得たい場合、メタモンの防御・特防を調整して相手のポリゴンZに特攻1段階アップを与え、それをコピーするのが確実。ただ、現在のランダムマッチではポリゴン2に遭遇する事の方が圧倒的に多い事、またポリゴンZにはそもそもダウンロードでなくてきおうりょく持ちであるケースも少なくないため、ダウンロード持ちポリゴンZに対策するよりも、誤ってポリゴン2に変身してしまうケースの対策をした方が有利なケースが多い。
- めざめるパワーはメタモン自身の個体値によって威力とタイプが決まるため、変身後にめざパを使う事を想定するならば個体値全体の厳選が必要となるが、変身後にめざパを使う事自体がかなりピンポイントであり、苦労に見合うほど機会があるかは微妙。「めざパを搭載している事がある」「特殊アタッカーである」「主力技が自身の弱点ではなく、4倍弱点持ちである」これらの条件を全て満たすポケモンと言えばウルガモス、ジバコイル、ヒードラン程度。しかもこのうちヒードランは、ふうせんを持っている事が多い上に、自前でだいちのちからを持っている事が多いので、めざパをあわせる意味が無い。
- メガシンカしたポケモンにも変身できるため、元のポケモンのように持ち物が制限されないのも強み。
- 持ち物によっても運用方法が変わる。専用アイテムであるメタルパウダーやスピードパウダーは変身後には効果が無くなってしまうので、残念ながら有用性はほぼ無い。
- こだわりスカーフ
- 変身後は能力のランクも含めて相手と同じ素早さになるので、相手がスカーフを持っていない場合、スカーフを持つ事で必ず先制できる。特にドラゴンタイプなど、自身の主力技が弱点でもあるポケモンの同キャラ戦の場合、先手を取ったほうが勝つと言っても過言ではない。小回りは効かなくなるものの、手動変身のような「1つ目の技に必ず固定されてしまう」と言うようなデメリットも無く、通常のこだわり系アイテム持ちポケモンと同程度には扱える。ただし相手もスカーフ持ちだった場合、1/2の確率で何もできずにやられてしまう危険がある。また、相手からすれば変身された自分のポケモンと同じ技構成である事は分かっており、技を読まれやすい分、技固定のデメリットは重くなり、特に相手が耐久型のポケモンだった場合大きな痛手となってしまいがち。
- きあいのタスキ
- スカーフと同様に、同キャラのタイマン戦で勝つためのもの。こちらは相手がスカーフであってもなくてもほぼ安定して勝つことができるが、相手も同じタスキだった場合はやはり1/2の確率になってしまう点は同じ。また、「お互いに弱点を突いて一撃で倒せる相手とのタイマン用」の意味合いがスカーフより強く、タスキの効果の性質上、死に出しによる無傷変身しかできないという制限がある。特に変身対象が同キャラでも他のポケモンからも弱点を突かれにくいタイプだった場合、後出しで変身して半減で技を受けるという手も有効であるだけに、タスキが無駄になることが少なくない。
- レッドカード
- こちらは逆に、上2つと違って「自分の技は半減できるタイプ」に対して後出しする事を想定したもの。後出しで変身して相手の技を半減で受けつつ、レッドカードで退場させて他のポケモンを引きずり出す。相手のパーティが主力アタッカーと補助役に分かれているような構成だった場合、主力アタッカーに変身して相手を追い返し、出てきた補助役を蹂躙して潰すという流れを望める。また、積み技を積んだポケモンに対して変身する場合、何もなければよくも悪くも五分の勝負にしかならないが、レッドカードなら一旦相手を退場させる事で積みをリセットさせ、再度出されても有利な状況を作れる。ただし、積み技で攻撃力を上げられた状態の相手に後出しする場合、ある程度以上タイプ相性と耐久力が揃っていないと、レッドカードする前に一撃でやられてしまいかねないので過信は禁物。
- いのちのたま
- 相手のエースアタッカーに変身して逆に無双すると言うメインの用途において、汎用的に突破力を底上げできるアイテム。ただしタスキやスカーフが第一候補に来る事からも分かる通り、メタモンにおいて同キャラ戦は避けられないものであり、同キャラ戦を決定的に有利にする訳ではないアイテムは優先度がやや低い。(自身の技で弱点を突ける場合、いのちのたまが無くても確1である場合が多く、弱点を突けない場合はいのちのたまがあっても確1にできない場合が多い)
- ラムのみ
- こちらもいのちのたまと同じく汎用アイテム。思わぬ麻痺や火傷で停止してしまう事態を防げる。ただ、変身したメタモン以外にパーティにアタッカーがいないという構成は考えづらく、どうしても「相手のエースアタッカーを返り討ちにするピンポイント用」と言う用途がメインになりがちなメタモンにおいて、いのちのたま同様、同キャラ用でない汎用アイテムは優先度が低くなりがち。
関連項目
脚注
- ↑ 柳田理科雄『ポケモン空想科学読本①』(オーバーラップ、2016年2月25日第一刷)pp.122-127
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | メタモン | メタモルフォーゼ+モンスター |
英語 | Ditto | ditto(英:コピーする、同じことを繰り返す) |
ドイツ語 | Ditto | 英語に同じ |
フランス語 | Métamorph | |
韓国語 | 메타몽 | メタモン |
中国語(普通話・台湾国語) | 百变怪 | |
ポーランド語 | Ditto | 英語に同じ |