ダイマックス
ダイマックスは、特定の場所でポケモンが巨大化する現象。『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場。
概要
ポケモンの体内から放たれた特殊なパワーが周囲の空間を歪ませ、実際の大きさよりもポケモンを巨大に見せる現象[1]。ポケモン自体は巨大化していないが、特殊なパワーによって相手に接触することができる[2]。ダイマックスしたポケモンのことを「ダイマックスポケモン」と呼ぶ。マグノリア博士が発見し、研究している。
ダイマックスはムゲンダイナから出る「ガラル粒子」と呼ばれる赤い粒子が発生している場所でしか起こらない。そのような場所は「パワースポット」と呼ばれ、マグノリア博士がソニアに持たせたパワースポット探しマシーンが反応する。
ポケモントレーナーは地上に落ちたムゲンダイナの一部であるねがいぼしから溢れ出るエネルギーを使い任意のタイミングで自分のポケモンをダイマックスさせられる。ねがいぼしが埋め込まれたダイマックスバンドを持つトレーナーしかダイマックスは扱えない。但しダイマックスそのものはポケモン単独でも起こる現象の為、条件さえ揃えばバンド無しでもダイマックスの発動そのものは可能である。ねがいぼし・ガラル粒子はエネルギープラントで電力へと変換され、ガラル地方のエネルギーとなっている。ダイマックスを任意で行えるものの、ダイマックスは謎が多く、そのエネルギーを完全に制御はできていない。
ダイマックスしたポケモンは身体が赤く光り、上空が渦巻く赤黒い雲に覆われ、ダイマックスしたポケモンの上で赤い雲が3つ現れて並んで輪を描いて回る。また、周囲の地面が赤く光っている。
ダイマックスを行う際、ポケモンをモンスターボールに戻した後、ダイマックスバンドから放たれた赤い光がボールに宿り、モンスターボールが両手で抱えられる程に巨大化してピンク色の横向きの長方形の網目模様に変化する。ボールを空中に投げると、ダイマックスしたポケモンが赤い光と共にシルエットで出現し、空中で2段階に巨大化して砂煙を上げながら着地する。その後、赤いオーラを放出しながら鳴き声を上げる。
ダイマックスはガラルポケモンリーグ委員長のローズによってジムバトルに導入された。スパイクジム以外のジムスタジアムやローズタワー、マスターどうじょう裏のバトルコートはパワースポットの上に建てられており、ここでバトルを行う場合ダイマックスを使用することができる。
ワイルドエリア・ヨロイじま・カンムリせつげんのポケモンの巣からも赤いオーラが出ていることがあり、調べると野生のダイマックスポケモンをマックスレイドバトルで捕獲できる。
また、カンムリせつげん内のマックスダイすあなでは、レンタルポケモンを用いて複数の野生ダイマックスポケモンを倒しながら巣穴の先に進むダイマックスアドベンチャーに挑戦することができる。これは大まかにはマックスレイドバトルを数回繰り返す形式だが、細部のルールが異なる。
ダイマックス中は姿が大きくなる以外にもHPが上がる、技がダイマックスわざに変化する、いくつかの状態変化を無効にするといった効果がある。ザシアン、ザマゼンタ、ムゲンダイナ以外の全てのポケモンがダイマックスすることができるが、1回のバトルで1度しか使えず、3ターン経つと元の大きさに戻る。
マックスレイドバトルでの野生ポケモンはダイマックスポケモンとして登場し、ターンが経過しても元に戻らない。マックスレイドバトルにおいてもトレーナー側のポケモンは通常通りダイマックスの回数とターンの制限を受ける。また、参加する4人のトレーナーの内、1人しかダイマックスさせることができない。
ダイマックスレベル
各ポケモンにはダイマックスレベルというパラメータが設置される。ダイマックスしたポケモンは、ダイマックスレベルに応じて最大HPと残りHPが数倍に増える(端数切り捨て)。ダイマックスが終了すると最大HPは元に戻り、残りHPも補正値で割られる(端数切り上げ)。ただし、ヌケニンのみダイマックスレベルに関わらずHPが増えない。
ダイマックスレベルはダイマックスアメを使用することで1上げることができる。通常、捕獲や孵化で新たに手に入れたポケモンはダイマックスレベルが0の状態でスタートするが、マックスレイドバトルで捕獲した個体は、最初からダイマックスレベルがいくつか上がっている状態で捕獲される。NPCと交換したポケモンもダイマックスレベルがいくつか上がっていることがある。
ザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナはダイマックスすること自体ができないポケモンであるため、ステータス欄にはダイマックスレベルの項目はあるが、0のままでレベルを上げることはできない。
ダイマックスレベル | HP倍率 |
---|---|
0 | 1.50 |
1 | 1.55 |
2 | 1.60 |
3 | 1.65 |
4 | 1.70 |
5 | 1.75 |
6 | 1.80 |
7 | 1.85 |
8 | 1.90 |
9 | 1.95 |
10 | 2.00 |
キョダイマックス
一部のポケモンは、ダイマックスする際により個性が際立つ姿へと変化する。これを「キョダイマックス」と呼び、キョダイマックスした姿は「キョダイマックスのすがた」と呼称される。
キョダイマックスできるポケモンは同じ種類のポケモンの中でも限られており、マックスレイドバトルにおいて低確率で入手するなど、特殊な手段でしか入手できない。キョダイマックスできる個体かどうかは、名前横のXのようなマークの有無で容易に判別できる。キョダイマックスが使える種族のキョダイマックス個体は必ずキョダイマックスになるため、バトルの途中で変化先を使い分けるようなことはできない。
見た目の姿が異なることと、専用のキョダイマックスわざが使えること以外は、通常のダイマックスと能力などは一切変わらない。キョダイマックスするポケモンにとって、専用のキョダイマックスわざが対応しているタイプの技は通常のダイマックスわざにはできないため、キョダイマックスできることは必ずしもメリットにはならない(例: キョダイマックスリザードンはキョダイゴクエンが使える代わりにダイバーンが使えない)。
キョダイマックスできるという資質は遺伝しないため、対戦で使う場合は捕獲した個体を直接育てるか、鎧の孤島のストーリーを進めていくと利用できるようになるダイスープを与えるしかない(メルメタルを除く)。
なお、ステータスにキョダイマックスのマークがあっても、未進化などの理由により対応するキョダイマックスの姿がない場合、ダイマックスパワーを送り込んでも通常のダイマックスしか発動しない。ダイマックス未進化個体はダンデから譲り受けるヒトカゲとミツバから譲り受けるフシギダネ・ゼニガメ(二者択一)を除き、通常プレイでは入手できない。ただし、マホミル(2020年2月、2021年2月)とテブリム(2021年3月)のみ期間限定のピックアップ配信で進化前のキョダイマックス個体が入手できるようになっている。
キョダイマックスのステータスがあるピカチュウ、ニャース、イーブイは進化できず、しんかのきせきの効果も得られない。ワイルドエリア駅で貰えるピカチュウ、イーブイなど、最初からキョダイマックスのステータスがある個体は、ダイスープを与えてキョダイマックスできない個体にすると進化できるようになるが、進化形にはキョダイマックスの姿がないため、進化させるともうダイスープを飲ませられなくなる。ニャースは元のすがたにしかキョダイマックスの姿がなく、アローラやガラルのニャースにダイスープを飲ませることはできない。キョダイマックスのステータスがあるピカチュウ、ニャース、イーブイ、ジュラルドンはPokémon HOMEに預けることもできるが、ソード・シールド以外のソフトで引き出すことができない。そのため他のゲームに送って進化させることもできない。ダイスープでキョダイマックスのステータスを消せば他のソフトでも引き出せるようになる。
ゲーム内に登場するメジャークラスのジムリーダーおよびそれに準ずるクラスのトレーナーは、1戦目のヤローおよびルリナと、ダイマックス自体を使わないネズを除き、全て「切り札」としてキョダイマックスポケモンを使用してくる。
一覧
ポケモン | 通常時高さ | キョダイ高さ | キョダイマックスわざ | 出現巣穴 | 主な入手方法 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フシギバナ | 2.0m | 24.0m~ | キョダイベンタツ | くさ | Den145 | マスターどうじょうでミツバから入手(ゼニガメと選択) |
リザードン | 1.7m | 28.0m~ | キョダイゴクエン | ほのお | Den77 | 殿堂入り後、ハロンタウンのダンデの部屋 ピックアップ: 2020/3/26~27, 2020/6/18~29Sh |
カメックス | 1.6m | 25.0m~ | キョダイホウゲキ | みず | Den146 | マスターどうじょうでミツバから入手(フシギダネと選択) |
バタフリー | 1.1m | 17.0m~ | キョダイコワク | むし | Den90 Den167 |
ピックアップ: 2019/11/15~1/8, 2020/6/18~28Sh, 2020/11/2~2020/11/30 |
ピカチュウ | 0.4m | 21.0m~ | キョダイバンライ | でんき | なし | Let's Go! ピカチュウのプレイ記録を持つことでワイルドエリア駅で受け取れる ピックアップ: 2020/5/12~18, 2021/2/26~28 |
ニャース | 0.4m | 33.0m~ | キョダイコバン | ノーマル | なし | 2019/11/15~2020/1/15までふしぎなおくりもののインターネット通信で受け取れた ピックアップ: 2020/5/26~6/2 |
カイリキー | 1.6m | 25.0m~ | キョダイシンゲキ | かくとう | Den81Sw Den173Sw |
ピックアップ: 2020/3/9~25, 2020/6/2~29Sh、2021/2/1~28 |
ゲンガー | 1.5m | 20.0m~ | キョダイゲンエイ | ゴースト | Den81Sh Den183Sh |
ピックアップ: 2020/3/9~25, 2020/6/2~29Sw, 2020/10/1~29 |
キングラー | 1.3m | 19.0m~ | キョダイホウマツ | みず | Den91 Den147 Den163 |
ピックアップ: 2020/2/7~3/8Sw, 2020/6/2~29Sw, 2020/7/17~19 |
ラプラス | 2.5m | 24.0m~ | キョダイセンリツ | こおり | Den83Sh Den171Sh |
ピックアップ: 2020/1/9~2/6Sh, 2020/6/2~29Sw, 2020/12/1~31 |
イーブイ | 0.3m | 18.0m~ | キョダイホーヨー | ノーマル | なし | Let's Go! イーブイのプレイ記録を持つことでワイルドエリア駅で受け取れる ピックアップ: 2020/5/19~25 |
カビゴン | 2.1m | 35.0m~ | キョダイサイセイ | ノーマル | Den159 | ピックアップ: 2019/12/4〜2020/1/8, 2020/3/9~25, 2020/6/2~29, 2021/1/1~31 |
ダストダス | 1.9m | 21.0m~ | キョダイシュウキ | どく | Den86 Den175 |
ピックアップ: 2020/3/26~4/27, 2020/6/2~29Sw, 2020/11/2~2020/11/30 |
メルメタル | 2.5m | 25.0m~ | キョダイユウゲキ | はがね | なし | Pokémon GOからPokémon HOMEにポケモンを転送する ダイスープで姿を変えることはできない |
ゴリランダー | 2.1m | 28.0m~ | キョダイコランダ | くさ | なし | 通常の個体にダイスープを飲ませる |
エースバーン | 1.4m | 27.0m~ | キョダイカキュウ | ほのお | なし | 通常の個体にダイスープを飲ませる |
インテレオン | 1.9m | 40.0m~ | キョダイソゲキ | みず | なし | 通常の個体にダイスープを飲ませる |
アーマーガア | 2.2m | 14.0m~ | キョダイフウゲキ | ひこう | Den89 Den177 |
ピックアップ: 2019/11/15~1/8Sh, 2020/6/2~29Sw, 2021/3/1~31 |
イオルブ | 0.4m | 14.0m~ | キョダイテンドウ | エスパー | Den92 Den149 |
ピックアップ: 2020/2/7~3/8Sh, 2020/6/2~29Sh、2021/2/1~28 |
カジリガメ | 1.0m | 24.0m~ | キョダイガンジン | みず | Den78 Den148 |
ピックアップ: 2019/11/15~1/8Sw, 2020/6/2~29Sh, 2020/8/1~5, 8/10~31 |
セキタンザン | 2.8m | 42.0m~ | キョダイフンセキ | いわ | Den83Sw Den181Sw |
ピックアップ: 2020/1/9~2/6Sw, 2020/6/2~29Sh, 2020/6/30~7/16, 7/20~31 |
アップリュー | 0.3m | 24.0m~ | キョダイサンゲキ | くさ | Den79Sw Den151Sw |
ピックアップ: 2020/1/9~2/6Sw, 2020/6/2~29Sh, 2020/9/17、9/21~30Sh |
タルップル | 0.4m | 24.0m~ | キョダイカンロ | くさ | Den79Sh Den151Sh |
ピックアップ: 2020/1/9~2/6Sh, 2020/6/2~29Sw, 2020/9/17、9/21~30Sw |
サダイジャ | 3.8m | 22.0m~ | キョダイサジン | じめん | Den93 Den150 |
ピックアップ: 2019/11/15~1/8Sw, 2020/6/2~29Sh, 2020/8/1~5、8/10~31 |
ストリンダー | 1.6m | 24.0m~ | キョダイカンデン | でんき | Den165HSw/LSh | ピックアップ(ハイなすがた): 2020/2/7~3/8Sw, 2020/6/2~29Sw, 2020/9/17、9/21~30Sh ピックアップ(ローなすがた): 2020/2/7~3/8Sh, 2020/6/2~29Sh, 2020/9/17、9/21~30Sw |
マルヤクデ | 3.0m | 75.0m~ | キョダイヒャッカ | ほのお | Den80 Den161 |
ピックアップ: 2019/11/15~1/8Sh, 2020/6/2~29Sw, 2020/12/1~31 |
ブリムオン | 2.1m | 26.0m~ | キョダイテンバツ | フェアリー | Den87 Den191 |
ピックアップ: 2020/2/7~3/8Sh, 2020/6/2~29Sh, 2021/3/1~31 |
オーロンゲ | 1.5m | 32.0m~ | キョダイスイマ | あく | Den88 Den187 |
ピックアップ: 2020/2/7~3/8Sw, 2020/6/2~29Sw, 2020/10/1~29 |
マホイップ | 0.3m | 30.0m~ | キョダイダンエン | フェアリー | Den82 Den193 |
ピックアップ(マホイップ): 2020/1/9~30, 2020/6/2~29 ピックアップ(マホミル): 2020/1/9~2/16, 2021/2/12~14 |
ダイオウドウ | 3.0m | 23.0m~ | キョダイコウジン | はがね | Den85 Den189 |
ピックアップ: 2020/3/26~4/27, 2020/6/2~29Sh, 2020/6/30~7/16, 7/20~31 |
ジュラルドン | 1.8n | 43.0m~ | キョダイゲンスイ | ドラゴン | Den84 Den185 |
ピックアップ: 2020/3/26~4/27, 2020/6/2~29Sw, 2021/1/1~31 |
ウーラオス (いちげきのかた) |
1.9m | 29.0m~ | キョダイイチゲキ | あく | なし | 通常の個体にダイミツを混ぜたダイスープを飲ませる |
ウーラオス (れんげきのかた) |
1.9m | 26.0m~ | キョダイレンゲキ | みず | なし | 通常の個体にダイミツを混ぜたダイスープを飲ませる |
- 通常出現する場合、柱の色は紫。ほとんどの場合★5限定で出現率は5%だがバタフリー(Den90)・キングラー(Den91)・イオルブ(Den92)・サダイジャ(Den93)は★5に限らず10%。カンムリせつげんでは★5限定で15%。
- ピックアップイベントでは、本来の出現位置、★の数は問われない。
ダイマックスわざ
ダイマックスしたポケモンが覚えているわざは全て対応したダイマックスわざに変化する。基本的に元のわざに関係なく、ダイマックスわざごとに決められた効果が発動するようになる。
キョダイマックスしたポケモンが覚えている特定タイプの攻撃技は、専用のキョダイマックスわざに変化する。キョダイマックスポケモンによりタイプや効果はそれぞれ異なる。
ダブルバトル及びマックスレイドバトルにおいて、ダイマックスわざは味方を攻撃対象に選択できない。
特徴
- マックスレイドバトル、及びマルチバトルでは各チーム1回ずつ、つまり1チーム1人しかダイマックスを使用できない。
- 複数人が参加する場合はホストから順番にダイマックスの使用権が毎ターンローテーションするようになっており、順番が回ってきたときのみダイマックスを使用できる。誰かがダイマックスを使用した時点で他のトレーナーのダイマックス使用権は消滅する。
- 技の入力画面がパスされるターンではダイマックスを発動できない。以下の状況などが当てはまる。
- 反動で動けなくなるわざの使用により動けないターン
- 溜め技の2ターン目
- あばれる状態/さわぐ状態の間
- わるあがきを使用するターン(全PPを失ったときなど)
- ダイマックスが発動するタイミングは、他のポケモンが交代した後になる (ターン#3.トレーナーの行動、ポケモンの行動順に関する行動も参照)。
- ダイマックスしたポケモンが交代すると、ダイマックスは解除される。
- ダイマックスポケモンはひるみ状態にならない。
- ダイマックスポケモンに対するアンコールは「うまく決まらなかった」と出て失敗する。いちゃもんは「効果が無いようだ」と出て失敗する。
- ダイマックスわざに対するかなしばりは失敗するが、直前にダイマックスわざを使用していないダイマックスポケモンに対してのかなしばりは成功する。
- すでにかなしばり・アンコール状態のポケモンがダイマックスしても状態は解除されない。ただし、ダイマックス中はこの状態を無視して技を出すことができる。
- この2つの状態が重なった場合、ダイマックスしていないときと同じように、次のターンからどちらかの状態がなくなるまでわるあがきを出す。
- いちゃもん状態はダイマックスによって解除される。
- 相手のふういん状態で出せない技もダイマックスポケモンは出すことができる。ダイマックスわざに変えて出すこともでき、マックスレイドバトルでは敵ダイマックスポケモンは直接ふういんされた技を使用できる。
- ふういん状態のポケモン自身がダイマックスした場合、ダイマックスわざのベースになる技のみが縛られたままで、ダイマックスわざを封じる効果は無い。
- ダイマックスポケモンに対するちょうはつは成功し、相手はダイマックス中でもダイウォールを出せなくなる。ちょうはつ状態のポケモンがダイマックスしても状態は解除されない。
- ダイマックス中でも状態異常により動けなくなること、こんらん状態で自分を攻撃すること、メロメロで技が出せなくなることはある。
- ダイマックスわざは音のわざではないのでマックスレイドバトル限定の効果だが、じごくづきになればダイマックス中でも音のわざが出せなくなる。
- ダイマックスが解除された直後のポケモンにかなしばりを使うと失敗する。
- ダイマックスが解除された直後のポケモンにアンコールを使うと、その前に使用したダイマックスわざのベースとなった技にアンコールがかかる。
- ダイマックスポケモンに対するけたぐり・くさむすび・ヘビーボンバー・ヒートスタンプは「<使用者>は 首を 横に振った この技を 仕掛けることが できないようだ......」というメッセージが出て失敗する。このときもPPは消費する。
- マックスレイドバトルにおいてのみ、これらの技に加え他のポケモンのもちものに影響を与える技や使うとひんしになる技も「しかし うまく 決まらなかった!」というメッセージが出て失敗する。みちづれ・ほろびのうた・サイドチェンジは「ダイマックスの ちからで はじかれた!」というメッセージが出て使用できない。マックスレイドバトル#マックスレイドバトルで発動しない技・特性を参照。
- レイドボスポケモンが出すけたぐり・くさむすび・ほろびのうたは成功するが、ヘビーボンバー・ヒートスタンプ・じばく・だいばくはつは失敗する。レイドボスポケモンが味方のダイマックスポケモンを対象にしたけたぐり・くさむすびは失敗する。
- ダイマックスわざに対するさいはいは失敗するが、レイドボスポケモンが使う通常技に対してさいはいをするとダイマックスのちからではじかれる。マックスレイドバトルでも味方に使うことはできる。
- みちづれ状態になったポケモンを倒してもダイマックスポケモンはその効果を受けない。
- おんねん状態はダイマックスポケモンに対しても有効。
- 通常のバトルにおいて、ダイマックスポケモンに対するほろびのうたは成功する。ダイマックスする前にほろびのうた状態になっていて、ダイマックス中にカウントが0になった場合も効果が発揮されひんしになる。
- ダイマックスポケモンには一撃必殺技が効かない。
- マックスレイドバトルに限り、一撃必殺技は当たればバリアを2枚削る効果がある。
- ダイマックスポケモンに対するきょじゅうざん・きょじゅうだん・ダイマックスほうはダメージが通常の2倍になる。
- ダイマックスポケモンに対するなかまづくりは失敗する。使用者か対象のどちらかがダイマックスしているとスキルスワップは失敗する。攻撃側か防御側のどちらかがダイマックスしていると特性さまようたましいは発動しない。
- 最大HPにより決まるダメージ量や回復量は、ダイマックス前のHPを参照する。たとえばどく状態のダメージ量やたべのこしの回復量など。
- ただし、キョダイダンエンの回復量はダイマックス後の数値を参照する。
- ダイマックスしたポケモンががむしゃら・いたみわけ・いかりのまえば・しぜんのいかりを受けた場合、ダイマックス後のHPをダイマックスレベルに応じた補正率で割った値を現在の自身のHPとしてダメージを算出する。マックスレイドバトルでレイドボスががむしゃら・いたみわけを使用する際にも自分のHPをダイマックスによる補正率で割った値を現在のHPとする。
- ダイマックスしたポケモンが持つとびだすなかみが発動した場合、残っていたHPをダイマックスレベルに応じた補正率で割った値が攻撃側に与えるダメージになる。
- ダイマックスしたポケモンから攻撃を受けてとびだすなかみが発動した場合、残っていたHPがそのまま攻撃側に与えるダメージになる。
- ダイマックスしたポケモンが反動技や、HP吸収技、かいがらのすずを持ったポケモンの攻撃を受けた場合、反動ダメージ量や回復量は技のダメージからそのまま算出される。
- HP割合によって効果が発動する特性やもちものなどは、ダイマックス後の割合を参照することが多い。
- にげごし・ききかいひ・ぎゃくじょう・ダルマモード・スワームチェンジはダイマックス後のHPが半分になったときに発動する。ぎょぐんはダイマックス後のHPが1/4になると発動する。げきりゅう・しんりょく・もうか・むしのしらせはダイマックス後のHPが1/3になったときに発動する。
- しおみずはダイマックス後のHPが半分になることでダメージが2倍になる。
- きのみの発動条件はダイマックス後のHPによるが、回復量はダイマックス前のHPに依存する。たとえばオボンのみはダイマックス後のHPが半分になれば発動するが、回復量はダイマックス前のHPの1/4のままとなる。
- スワームチェンジが発動したときのHP上昇値はダイマックスレベルによる補正分だけ高くなる。
- ダイマックス中、こだわり系アイテム・特性ごりむちゅうによる効果は無くなる。
- ダイマックスするとみがわりは消滅する。
- レイドボスポケモンが使用するみがわりは失敗する。
- ダイマックスするとちいさくなる状態が消える。ちいさくなるで上がったランクが戻るわけではない。
- レイドボスポケモンがちいさくなるを使用したときは、ちいさくなる状態になる。
- ダイマックスやキョダイマックスはフォルムチェンジには該当しない。技や特性で書き換えられたタイプやステータスなどはダイマックスしても元には戻らない。
- ウッウのみ、うのみのすがた・まるのみのすがたでダイマックスすると通常のすがたにもどるため、このときフォルムチェンジしたことになり書き換えられたタイプやステータスが元に戻る。ダイマックス中はうのミサイルが発動しない。
- ダイマックスしたポケモンに対してへんしんすると通常のサイズのポケモンに変身する。キョダイマックスしたポケモン、ムゲンダイナ(ムゲンダイマックス)に対しても、通常の姿の通常のサイズで変身する。
- へんしんしたポケモンがダイマックスすることはできる。ただし、キョダイマックスする個体にへんしんしてダイマックスしてもキョダイマックスの姿にはならず、通常の姿でダイマックスする。
- マックスレイドバトルにおいてダイマックスメタモンがダイマックスしていないポケモンに対してへんしんを使うと、ダイマックスした姿でへんしんする。
- ザシアン・ザマゼンタ・ムゲンダイナはダイマックスすることができない。
対戦におけるダイマックス
ダイマックス/対戦を参照。
備考
- HP種族値が148以上のポケモンであるハピナス・ラッキー・アクジキング・ジガルデ(パーフェクトフォルム)・レジドラゴ・ソーナンス・ホエルオー・カビゴン・フワライド・ギラティナはダイマックスによりHP実数値を1000以上にすることができる。プレイヤーが使用できるポケモンのHPが4桁になるのはこれが初めて。最大となるのはレベル100でHP個体値31、努力値252振り、ダイマックスレベル10のハピナスをダイマックスさせた場合のHP1428。
- バドレックスのダイマックスは通常と異なり青い光をまとう演出となる。
- メガシンカ、ゲンシカイキ、Zワザ同様に発動時のアニメーションはカットできない。
- ソード・シールドのシナリオ上の対戦で、「切り札」に相当する相手のポケモンをほえるなどの強制交代技で引きずり出してから、コマンド選択に移る前にステルスロックなどスリップダメージのみで倒した場合は、相手は他のポケモンにダイマックス権を与えるということはせず、そのバトル中ダイマックスを行わない。
- レギュレーションが設定されているスタジアムバトルではキョダイマックスを使用できない場合がある。「キョダイマックス可能な個体」そのものが参加が禁止されるので、同じ種族のポケモンでもキョダイマックスではなく通常のダイマックスになる個体は使用可能。
- 配信レギュレーションに基づいて戦うランクバトルではシーズン2以降、順次使用できるようになった。
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおけるプリンが、最後の切りふだで巨大化するおおきくなるという技を使用していた。ソード・シールドにプリンはガラル図鑑に登録されていなかったが、バージョン1.2.0以降にて登場。
- アニメ版のAG編第65話で、ゴクリンとサトシのキモリがとある装置で巨大化して戦うというシーンがある。しかし、ゴクリンはソード・シールドには未登場のため、ゲームで見ることはできない。キモリは冠の雪原で登場した。
- 大森滋によれば、ダイマックスはイギリスの巨人伝説をヒントとして考案された[3]。
- 大森によれば、キョダイマックスのデザインは下から見上げたときにインパクトのあるデザインとなるよう意識されているという。キョダイリザードンの腹の模様などがそれにあたる[3]。
- ダイマックスのシステムは、これまでの姿が変わるが使えるポケモンに制限のあるメガシンカと、それに代わって全てのポケモンが活躍できるようにしたZワザの両方の長所を併せ持つ要素として考案したと大森は語っている。また、これらと異なりどうぐを持たせなくて済む点により、どのポケモンがいつダイマックスをしてくるか、という点に駆け引きを見出だせるようにした、としている[4]。
アニメにおけるダイマックス
アニメでのダイマックスはターン制限などは無いが、基本的には技を3回使用すると元の姿に戻る。敵の攻撃を受けるなどして消耗すると3回技を放つ前に戻ってしまうこともある。
技とは別の、身体の一部で攻撃を弾くなどの行動を行うこともでき、この行動は3回の技にはカウントされない。
新無印編第5話で初登場した。サトシとゴウがワイルドエリアで野生のカビゴンがキョダイマックスするところに遭遇し、列車との衝突を阻止した。
新無印編第12話・第13話でもポケモンがダイマックスするエピソードがあった。
新無印編第109話では、キョダイマックスしたサトシのゲンガーが、キバナのフライゴンが発生させたすなあらしを口の中に吸い込んでかき消し、キバナのヌメルゴンのなみのりを舌で弾いた。
※ダイマックスとは関係無いが、無印編第72話で巨大化したフーディンとゲンガー、及びプリンが登場していた。
ポケモンカードゲームにおけるダイマックス
「ポケモンVMAX」として登場した。ポケモンVMAXの一覧はCategory:ポケモンVMAXを参照。
外伝ゲームにおけるダイマックス
外伝ゲームでは、設定上ガラル地方ではない場所でもダイマックスが起こる場合がある。
ポケモンマスターズにおけるダイマックス
ムゲンダイナの出現やメガシンカ現象を起こす力もあるバディストーンの影響を受け、パシオでダイマックスが発生するようになった。
バトルではバディーズダイマックスわざを使う際にポケモンがダイマックスする。技を使う際に演出としてダイマックスしたポケモンが登場するが、本編のような一時的に姿や能力が変わる要素はない。
以下のポケモンがダイマックスする。
- フシギバナ(トレーナー: レッド)
- ニドキング(トレーナー: サカキ)
- ヤドラン(トレーナー: クララ)
- ヤドキング(トレーナー: セイボリー)
- エアームド(トレーナー: ケイト)
- キノガッサ(トレーナー: コゴミ)
- フライゴン(トレーナー: キバナ)
- レジギガス(トレーナー: クロツグ)
- エモンガ(トレーナー: カミツレ)
- ルガルガン(トレーナー: キリヤ)
- ズガドーン(トレーナー: ミクリ)
- ドラパルト(トレーナー: ダンデ)
以下のポケモンがキョダイマックスする。
- リザードン(トレーナー: ダンデ)
- ピカチュウ(トレーナー: レッド)
- ゲンガー(トレーナー: オニオン)
- ラプラス(トレーナー: メロン)
- カビゴン(トレーナー: レッド、リラ)
- ダストダス(トレーナー: オリーヴ)
- ゴリランダー(トレーナー: マサル)
- エースバーン(トレーナー: ユウリ)
- セキタンザン(トレーナー: マクワ)
- ストリンダー(トレーナー: ホミカ)
- マルヤクデ(トレーナー: カブ)
- ブリムオン(トレーナー: ビート)
- ダイオウドウ(トレーナー: ローズ)
- ウーラオス(れんげきのかた)(トレーナー: ユウリ)
以下のポケモンがムゲンダイマックスする。
Pokémon UNITEにおけるダイマックス
エオス島でダイマックスが発生する。
ユナイトバトルで出現する野生のポケモンとして、エブリバディピカピカフェスでピカチュウ(キョダイマックスのすがた)が、エブリバディブイブイフェスでイーブイ(キョダイマックスのすがた)が登場した。
引用
ポケットモンスター ソード・シールド
- 10ばんどうろ おとくなけいじばん
- お得な 掲示板! ポケモンの 体内から 放たれた 特殊な パワーは 周りの 空間を ゆがませ 実際の 大きさよりも ポケモンを 巨大に みせます これを ダイマックスと いいます なかには ダイマックスで 姿が 変わる ポケモンも います これを キョダイマックスと いいます
各言語版での名称
- ダイマックス
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- キョダイマックス
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脚注
外部リンク
- ポケモンたちが巨大化するダイマックス|『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト
- ダイマックスポケモンで大迫力バトル|『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト
- 大きさだけでなく、姿も変わる「キョダイマックス」|『ポケットモンスター ソード・シールド』公式サイト