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こんらん
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こんらん (混乱) とは、ポケモンの状態変化の一つ。状態異常に数えられることもある。
こんらんの効果
1/3(第六世代までは1/2)の確率で、選んだ技を使用する代わりに「わけも わからず じぶんを こうげきした! / わけも わからず 自分を 攻撃した!」というメッセージが表示され、タイプなしで威力40の物理攻撃を自分に行うようになる。自傷ダメージは必中で、急所に当たることはない。詳細なダメージ計算に関する仕様は下記とする。
継続ターンは2~5ターンとなる。ただし、こんらんの最後のターンでは「<ポケモン>の こんらんが とけた! / 混乱が 解けた!」というメッセージでこんらん状態が回復してから技を使用する。つまり、行動できない可能性があるターン数はこんらんの継続ターン数よりも1ターン少ない。
反動で動けない間や、ねむり、こおり、ひるみ、なまけなどにより動けなかったターンはカウントせず、自分への攻撃も起こらない。ただし、まひやメロメロの判定は、こんらんの自傷判定の後に行われる。
こんらんの発生
相手に発生
わざ
とくせい
自分に発生
わざ
どうぐ
- フィラのみ:こうげきが上がりにくい性格のとき
- ウイのみ:とくこうが上がりにくい性格のとき
- マゴのみ:すばやさが上がりにくい性格のとき
- バンジのみ:とくぼうが上がりにくい性格のとき
- イアのみ:ぼうぎょが上がりにくい性格のとき
- はかいのいでんし:こうげきが2段階上がる。
こんらんの回復
わざ
自分を回復
相手を回復
とくせい
どうぐ
- なんでもなおし
- フエンせんべい
- もりのヨウカン
- ヒウンアイス
- ミアレガレット
- シャラサブレ
- おおきいマラサダ
- いかりまんじゅう (第七世代以降)
- ニビあられ
- かいふくのくすり
- キーのみ
- ラムのみ
- きいろビードロ
- にがいきのみ
- きせきのみ
- ばんのうごな
- トウガのみ
その他
- 交代
- ターン経過
こんらんの予防
説明文
こんらんのダメージ
- こんらんのダメージ計算には、自身のレベルと、自身のこうげきとこうげきのランク補正、自身のぼうぎょとぼうぎょのランク補正を用いる。
- 自傷ダメージにはタイプが無いため、タイプ一致ボーナスは無い。特性ふしぎなまもりで防ぐことができない。自傷ダメージに対して特性へんしょく・へんげんじざい・リベロは発動しない。
- 特性テクニシャン・フラワーギフト、持ち物かいがらのすず・いのちのたま・メトロノームの効果は発動しない。第四世代でも同様。
- 持ち物きあいのハチマキ・きあいのタスキで耐えることができる。
- 第二世代以降では、みがわり状態のポケモンが自傷するときは、本体に直接ダメージが入る。
- 世代により異なる仕様として、以下がある。
効果 | 世代 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5以降 | ||||
ダメージは乱数補正の影響を | 受けない | 受ける | ||||||
やけど状態の影響を | 受ける | 受けない | ||||||
じばく・だいばくはつを選択したとき、 自身のぼうぎょを半分にしてダメージを計算 |
しない | する | しない | |||||
相手のリフレクターの効果を | 受ける | - | ||||||
味方のリフレクター・オーロラベールの効果を | - | 受ける | 受けない | |||||
ダメージに影響する持ち物の効果を | - | 受ける | 受けない | |||||
攻撃を上げる特性の効果を | - | 受ける | 受けない | |||||
てだすけ状態の効果を | - | 受けない | 受ける | 受けない | ||||
こうげきとぼうぎょが上がるバッジの効果を | 受ける | - | ||||||
自傷してHPがきのみ・きのみジュースの 発動圏に入った場合、持ち物は |
- | 発動する | 発動しない |
第四世代まで
- 攻撃時に発動する特性こんじょう・ちからもち・はりきり・ヨガパワー、持ち物こだわりハチマキ・ちからのハチマキ・でんきだま・ふといホネの効果を受ける。
- 防御時に発動する持ち物メタルパウダーの効果を受ける。
- こんらんで自傷したポケモンに対するダメおしの威力は2倍になる。
第五世代以降
- 攻撃時に発動する特性アナライズ・おやこあい・ごりむちゅう・こんじょう・スロースタート・ちからもち・とうそうしん・どくぼうそう・はりきり・パワースポット・ヨガパワー・よわき、持ち物こだわりハチマキ・ちからのハチマキ・でんきだま・ふといホネの効果を受けない。
- シルクのスカーフなど、特定タイプの技の威力を上げる持ち物はこんらんのダメージに影響しない。
- 防御時に発動する特性くさのけがわ・ファーコート・ファントムガード・ふしぎなうろこ・フレンドガード・マルチスケイル、持ち物しんかのきせき・メタルパウダーの効果を受けない。
- 自傷ダメージに対して特性ばけのかわ・アイスフェイスは発動する。特性がんじょうで耐えることができる。
- 自傷ダメージでHPが1/2以下になっても、ぎゃくじょう・ききかいひ・にげごしは発動しない。
- 自傷ダメージによりHPが発動圏に入ったため、オボンのみ・オレンのみ・フィラのみ・ウイのみ・マゴのみ・バンジのみ・イアのみ・チイラのみ・リュガのみ・カムラのみ・ヤタピのみ・ズアのみ・サンのみ・スターのみ・ミクルのみ・きのみジュースが発動できなかった場合、回復したり変化技を受けたりしても発動しないが、こんらんによるダメージ以外なら定数ダメージを含めた何かしらのダメージを受けたときに発動する。みがわりが代わりにダメージを受けたときでも発動する。
- 通常のダメージ計算と同様に、計算結果が0になったときは1にする。
- 通常のダメージ計算と同様に、最終的なダメージが216=65,536以上である場合、それを216で割った余りが代わりのダメージになる。これは0ダメージを1にする処理より後なので、オーバーフローの結果最終ダメージが0になることがある[2]。
- こんらんで自傷しただけのポケモンに対して、ダメおしの威力は2倍にならない。
詳細な仕様
- 特性ちどりあしのポケモンはこんらん状態の間、受ける技の命中率が半分になる。
- バトンタッチによりこんらん状態は交代後のポケモンに引き継がれる。
- ねむり状態になっていても、ねごと・いびきを使おうとした場合は、こんらんのターン数としてカウントされ、自傷が起こることもある。自傷が起こった場合も、ねむりのターン数としてカウントされる。
- こおり状態で自分のこおりを回復するわざを使った場合は、以下のようになる。
- 数ターン行動する技を使うときでも、毎ターンこんらんの判定を行う。
- さいはい・おどりこなどの効果によって1ターンに複数回行動する機会を得た場合、それぞれの行動においてこんらんの判定と、継続ターンの消費が行われる。
- こんらんにより行動が失敗するとき、選んでいた技が直接明示されることはない。ただし、ポケモンの行動順により選んでいた技の優先度などを推測することはできる。
- しんぴのまもり状態において、
- お願いをきいてくれなかったときもこんらんのように自傷ダメージが発生することがある。
その他限定された世代で起きる現象
第一世代
- みがわり状態のポケモンがこんらんの自傷ダメージを受ける場合、相手のみがわり人形が代わりにダメージを受ける。相手がみがわり状態でない場合はどのポケモンもダメージを受けない。
第二世代
- 敵トレーナーがなんでもなおしを使用した場合、状態異常のみが回復しこんらん状態は治らない。
- はかいのいでんしの効果によるこんらん状態は、そのポケモンの以前のこんらんの持続ターンが0の場合、オーバーフローが発生することによって255ターン持続する。
- 内部データ的にはこんらんの判定フラグと持続ターンは個別に管理されている。交代は交代の判定フラグをリセットするだけで、持続ターンは交代したポケモンに引き継がれる。通常は技の効果によってこんらんの持続ターンは新規のものに上書きされるが、はかいのいでんしを持ったポケモンに交代した場合に限って引き継がれた持続ターンの計時が再開する。
- ポケモンスタジアム金銀では通常のこんらん状態と同様にターン経過で自然に治る。
第三世代
- バトルパレスで「自分の力を発揮できない」場合はこんらんの判定は行われない。
備考
- 自分以外の味方を攻撃することはない。
- 交代で治ることや、状態異常と両立することから、定義上こんらんは状態変化に分類される。ただし、状態異常に対して効果がある技や道具の中には、状態変化でもこんらんだけには効果があるものもある。
各言語版での名称
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