カイリキー
カイリキー Kairiky | |
英語名 | Machamp |
---|---|
全国図鑑 | #068 |
ジョウト図鑑 | #142 |
ホウエン図鑑 | #075 |
シンオウ図鑑 | #042 |
新ジョウト図鑑 | #144 |
イッシュ図鑑 | #- |
新イッシュ図鑑 | #- |
セントラルカロス図鑑 | #- |
コーストカロス図鑑 | #059 |
マウンテンカロス図鑑 | #- |
新ホウエン図鑑 | #077 |
アローラ図鑑 | #097 |
メレメレ図鑑 | #097 |
アーカラ図鑑 | #- |
ウラウラ図鑑 | #- |
ポニ図鑑 | #047 |
新アローラ図鑑 | #119 |
新メレメレ図鑑 | #119 |
新アーカラ図鑑 | #- |
新ウラウラ図鑑 | #- |
新ポニ図鑑 | #059 |
ガラル図鑑 | #140 |
分類 | かいりきポケモン |
タイプ | かくとう |
たかさ | 1.6m |
おもさ | 130.0kg |
とくせい ※ | こんじょう ノーガード |
隠れ特性 | ふくつのこころ |
図鑑の色 | 灰 |
タマゴグループ | ひとがた |
タマゴの歩数 | 20サイクル
|
獲得努力値 | こうげき+3 |
基礎経験値 |
|
最終経験値 | 1059860 |
性別 | 75% ♂ ・ 25% ♀ |
捕捉率 | 45 |
初期なつき度 | 70 |
外部サイトの図鑑 |
カイリキーとはぜんこくずかんのNo.068のポケモンのこと。初登場はポケットモンスター 赤・緑。
目次
特徴
筋肉が発達した体と4本の腕が特徴。4本の腕で2秒間に1000発ものパンチを繰り出せる。
進化
ポケモンずかんの説明文
- 赤・緑、ファイアレッド、X
- はったつした 4ほんの うでは 2びょうかんに 1000ぱつの パンチを くりだすことができる。
- (漢字) 発達した 4本の 腕は 2秒間に 1000発の パンチを 繰り出すことができる。
- 青、リーフグリーン
- スーパー パワフルな パンチを くらった ものは ちへいせんまで ふっとんで いってしまうという。
- ピカチュウ、ポケモンピンボール、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ
- 1ぽんでも やまを うごかせる ちからをもった うでを 4ほんすべて つかって すごいパンチを くりだす。
- (漢字) 1本でも 山を 動かせる 力をもった 腕を 4本すべて 使って 凄いパンチを くり出す。
- 金、ハートゴールド
- 4ほんのうでを すばやく うごかし あらゆる かくどから やすむことなく パンチや チョップを たたきこむ。
- 銀、ソウルシルバー、Y
- 4ほんのうでで あいての てあしを おさえこみ じゆうを うばうと ちへいせんの むこうまで なげとばす。
- (漢字) 4本の腕で 相手の 手足を 押さえこみ 自由を 奪うと 地平線の 向こうまで 投げ飛ばす。
- クリスタル
- 4ほんの うでは かんがえるより はやく はんしゃてきに うごき なんぱつもの パンチを くりだせる。
- ルビー、オメガルビー
- なんでも なげとばす パワーを もつが こまかい さぎょうを すると うでが からまってしまう。かんがえる よりも さきに からだが うごく。
- (漢字) なんでも 投げ飛ばす パワーを 持つが 細かい 作業を すると 腕が 絡まってしまう。 考える よりも 先に 体が 動く。
- サファイア、アルファサファイア
- あらゆる かくとうぎを マスターした ポケモン。4ほんの うでで つかまれたら もう おわり。ちへいせんの むこうまで なげとばされてしまう。
- (漢字) あらゆる 格闘技を マスターした ポケモン。 4本の 腕で つかまれたら もう 終り。 地平線の 向こうまで 投げ飛ばされてしまう。
- エメラルド
- 4ほんの うでから くりだされる パンチや チョップを ふせぐ ことは ふかのうだ。きょうてきに であうと とうしを もやす。
- ダイヤモンド
- 4ほんの うでを めにもとまらぬ はやさで うごかし 2びょうかんに せんぱつの パンチを くりだす。
- パール
- いちげきで でんしゃを ふっとばす パンチを くりだすが ゆびさきを つかう しごとは とても にがて。
- プラチナ、ブラック・ホワイト、ブラック2・ホワイト2
- 4ほんの ちからづよい うでは めにも とまらぬ はやさで パンチや チョップを たたきこむ。
- (漢字) 4本の 力強い 腕は 目にも 止まらぬ 速さで パンチや チョップを たたき込む。
- サン
- メガトンきゅうの パンチを はなち たちふさがる てきを ちへいせんの かなたまで ぶっとばすのだ。
- (漢字) メガトン級の パンチを 放ち 立ちふさがる 敵を 地平線の 彼方まで ぶっ飛ばすのだ。
- ムーン
- ダンプさえ かるがる もちあげる。 ただし ゆびさきは ぶきようで こまかい しごとは まるで むり。
- (漢字) ダンプさえ 軽々 持ち上げる。 ただし 指先は 不器用で 細かい 仕事は まるで 無理。
- ウルトラサン
- 4ほんの うでで あいてを とらえ ふくざつな かたちに しめあげる。 カイリキースペシャルと ひとはよぶ。
- (漢字) 4本の 腕で 相手を 捕らえ 複雑な 形に 締め上げる。 カイリキースペシャルと 人は呼ぶ。
- ウルトラムーン
- 4ほんの うでで せめも まもりも どうじに こなす。 このよの すべての かくとうぎを きわめている という。
- (漢字) 4本の 腕で 攻めも 守りも 同時に こなす。 この世の すべての 格闘技を 極めている という。
種族値
第1世代
種族値 | ||
---|---|---|
HP | 90 | |
こうげき | 130 | |
ぼうぎょ | 80 | |
とくしゅ | 65 | |
すばやさ | 55 | |
合計 | 420 |
第2世代以降
種族値 | 能力値の範囲(第三世代以降) | |||
---|---|---|---|---|
レベル50 | レベル100 | |||
HP | 90 | 150 - 197 | 290 - 384 | |
こうげき | 130 | 121 - 200 | 238 - 394 | |
ぼうぎょ | 80 | 76 - 145 | 148 - 284 | |
とくこう | 65 | 63 - 128 | 121 - 251 | |
とくぼう | 85 | 81 - 150 | 157 - 295 | |
すばやさ | 55 | 54 - 117 | 103 - 229 | |
合計 | 505 | |||
ダメージ倍率
ノーマル: | 100% | |
---|---|---|
かくとう: | 100% | |
ひこう: | 200% | |
どく: | 100% | |
じめん: | 100% | |
いわ: | 50% | |
むし: | 50% | |
ゴースト: | 100% | |
はがね: | 100% |
ほのお: | 100% | |
---|---|---|
みず: | 100% | |
くさ: | 100% | |
でんき: | 100% | |
エスパー: | 200% | |
こおり: | 100% | |
ドラゴン: | 100% | |
あく: | 50% | |
フェアリー: | 200% |
さかさバトル
おぼえるわざ
レベルアップわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
SM/USUM | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
1 | かいりき | ノーマル | 物理 | 80 | 100% | 15 |
1 | ワイドガード | いわ | 変化 | — | —% | 10 |
1 | けたぐり | かくとう | 物理 | — | 100% | 20 |
1 | にらみつける | ノーマル | 変化 | — | 100% | 30 |
1 | きあいだめ | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 |
1 | からてチョップ | かくとう | 物理 | 50 | 100% | 25 |
進化 | かいりき | ノーマル | 物理 | 80 | 100% | 15 |
3 | きあいだめ | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 |
7 | からてチョップ | かくとう | 物理 | 50 | 100% | 25 |
9 | みやぶる | ノーマル | 変化 | — | —% | 40 |
13 | ローキック | かくとう | 物理 | 65 | 100% | 20 |
15 | ちきゅうなげ | かくとう | 物理 | — | 100% | 20 |
19 | リベンジ | かくとう | 物理 | 60 | 100% | 10 |
21 | はたきおとす | あく | 物理 | 65 | 100% | 20 |
25 | あてみなげ | かくとう | 物理 | 70 | —% | 10 |
27 | めざましビンタ | かくとう | 物理 | 70 | 100% | 10 |
33 | ダブルチョップ | ドラゴン | 物理 | 40 | 90% | 15 |
37 | じごくぐるま | かくとう | 物理 | 80 | 80% | 20 |
43 | ビルドアップ | かくとう | 変化 | — | —% | 20 |
47 | クロスチョップ | かくとう | 物理 | 100 | 80% | 5 |
53 | こわいかお | ノーマル | 変化 | — | 100% | 10 |
57 | ばくれつパンチ | かくとう | 物理 | 100 | 50% | 5 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
わざ・ひでんマシンわざ
第七世代 (その他の世代: 1-2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
わざマシン | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
わざマシン01 | ふるいたてる | ノーマル | 変化 | — | —% | 30 |
わざマシン06 | どくどく | どく | 変化 | — | 90% | 10 |
わざマシン08 | ビルドアップ | かくとう | 変化 | — | —% | 20 |
わざマシン10 | めざめるパワー | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン11 | にほんばれ | ほのお | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン15 | はかいこうせん | ノーマル | 特殊 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン16 | ひかりのかべ | エスパー | 変化 | — | —% | 30 |
わざマシン17 | まもる | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン18 | あまごい | みず | 変化 | — | —% | 5 |
わざマシン21 | やつあたり | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン23 | うちおとす | いわ | 物理 | 50 | 100% | 15 |
わざマシン26 | じしん | じめん | 物理 | 100 | 100% | 10 |
わざマシン27 | おんがえし | ノーマル | 物理 | — | 100% | 20 |
わざマシン31 | かわらわり | かくとう | 物理 | 75 | 100% | 15 |
わざマシン32 | かげぶんしん | ノーマル | 変化 | — | —% | 15 |
わざマシン35 | かえんほうしゃ | ほのお | 特殊 | 90 | 100% | 15 |
わざマシン38 | だいもんじ | ほのお | 特殊 | 110 | 85% | 5 |
わざマシン39 | がんせきふうじ | いわ | 物理 | 60 | 95% | 15 |
わざマシン42 | からげんき | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 20 |
わざマシン44 | ねむる | エスパー | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン45 | メロメロ | ノーマル | 変化 | — | 100% | 15 |
わざマシン46 | どろぼう | あく | 物理 | 60 | 100% | 25 |
わざマシン47 | ローキック | かくとう | 物理 | 65 | 100% | 20 |
わざマシン48 | りんしょう | ノーマル | 特殊 | 60 | 100% | 15 |
わざマシン52 | きあいだま | かくとう | 特殊 | 120 | 70% | 5 |
わざマシン56 | なげつける | あく | 物理 | — | 100% | 10 |
わざマシン66 | しっぺがえし | あく | 物理 | 50 | 100% | 10 |
わざマシン68 | ギガインパクト | ノーマル | 物理 | 150 | 90% | 5 |
わざマシン71 | ストーンエッジ | いわ | 物理 | 100 | 80% | 5 |
わざマシン78 | じならし | じめん | 物理 | 60 | 100% | 20 |
わざマシン80 | いわなだれ | いわ | 物理 | 75 | 90% | 10 |
わざマシン84 | どくづき | どく | 物理 | 80 | 100% | 20 |
わざマシン87 | いばる | ノーマル | 変化 | — | 85% | 15 |
わざマシン88 | ねごと | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン90 | みがわり | ノーマル | 変化 | — | —% | 10 |
わざマシン100 | ないしょばなし | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
タマゴわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
遺伝元 | わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP |
[107][675] | バレットパンチ | はがね | 物理 | 40 | 100% | 30 |
[106][107][237][296][297][391] [392][448][539] |
インファイト | かくとう | 物理 | 120 | 100% | 5 |
[107][237][307][308][448][539] | カウンター | かくとう | 物理 | — | 100% | 20 |
[122][701] | アンコール | ノーマル | 変化 | — | 100% | 5 |
[107][126][467][308][466] | ほのおのパンチ | ほのお | 物理 | 75 | 100% | 15 |
[296][297] | ヘビーボンバー | はがね | 物理 | — | 100% | 10 |
[107][308] | れいとうパンチ | こおり | 物理 | 75 | 100% | 15 |
[066][067][068][296][297][302] | はたきおとす | あく | 物理 | 65 | 100% | 20 |
[096][097][106][122][307][308] [619][620] |
ヨガのポーズ | エスパー | 変化 | — | —% | 40 |
[307][308] | パワートリック | エスパー | 変化 | — | —% | 10 |
[107][237][122][448][539][619] | ファストガード | かくとう | 変化 | — | —% | 15 |
[106][237] | まわしげり | かくとう | 物理 | 60 | 85% | 15 |
[296][297] | きつけ | ノーマル | 物理 | 70 | 100% | 10 |
[107][125][466][308][467] | かみなりパンチ | でんき | 物理 | 75 | 100% | 15 |
[574][575][576] | くすぐる | ノーマル | 変化 | — | 100% | 20 |
太字のわざはタイプ一致です。 |
人から教えてもらえるわざ
第七世代 (その他の世代: 2, 3-6) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
わざ | タイプ | 分類 | 威力 | 命中 | PP | SM | USUM |
ダブルチョップ | ドラゴン | 物理 | 40 | 90% | 15 | - | ○ |
ほのおのパンチ | ほのお | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
きあいパンチ | かくとう | 物理 | 150 | 100% | 20 | - | ○ |
てだすけ | ノーマル | 変化 | — | —% | 20 | - | ○ |
れいとうパンチ | こおり | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
はたきおとす | あく | 物理 | 65 | 100% | 20 | - | ○ |
けたぐり | かくとう | 物理 | — | 100% | 20 | - | ○ |
なりきり | エスパー | 変化 | — | —% | 10 | - | ○ |
いびき | ノーマル | 特殊 | 50 | 100% | 15 | - | ○ |
じだんだ | じめん | 物理 | 75 | 100% | 10 | - | ○ |
ばかぢから | かくとう | 物理 | 120 | 100% | 5 | - | ○ |
じごくづき | あく | 物理 | 80 | 100% | 15 | - | ○ |
かみなりパンチ | でんき | 物理 | 75 | 100% | 15 | - | ○ |
太字のわざはタイプ一致です。 |
Let's Go!
Lv | GPGE |
---|---|
0 | かいりき |
1 | かいりき アンコール カウンター けたぐり にらみつける きあいだめ がまん |
4 | きあいだめ |
8 | がまん |
12 | ちきゅうなげ |
16 | からてチョップ |
21 | かわらわり |
26 | じごくぐるま |
37 | ビルドアップ |
48 | ばかぢから |
入手方法
バージョン | 野生 | その他 | ||
---|---|---|---|---|
レベル | 場所 | レベル | 方法 | |
赤・緑・青 | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
ピカ | × | 出現しない | Lv.XX | ちかつうろでカラカラと交換したゴーリキーが進化する。 |
金・銀・ク | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
R・S・E | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
FR・LG | ||||
D・P・Pt | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
HG・SS | ||||
B・W | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
B2・W2 | ||||
X・Y | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
OR・AS | ||||
S・M | × | 出現しない | Lv.XX | ゴーリキーを通信交換して進化させる。 |
US・UM |
隠れ特性の入手方法
- BW
- PDW(ごつごつ山):ワンリキー
- B2W2
- PDW(ごつごつ山):ワンリキー
- XY
- フレンドサファリ:ゴーリキー
- ORAS
- 112ばんどうろ,ほのおのぬけみち,デコボコさんどう:ワンリキー
- SM
- テンカラットヒル(草むら):ワンリキー
- ポニのだいきょうこく(草むら):ゴーリキー
- USUM
- テンカラットヒル(草むら):ワンリキー
- ポニのだいきょうこく(草むら):ゴーリキー
配布ポケモン
おや等 | 言語/地域 | 配布バージョン |
---|---|---|
Dr.シャイ | 日本 | XY/ORAS |
ScreenPeekaz | EU/米 | ORAS |
サオリ | 日本 | SM |
持っているアイテム
備考
- 第四世代で特性にノーガードが追加された。
- パンツのように見える部分は、体の模様である。
- 図鑑説明には「地平線の 向こうまで 投げ飛ばす」とあるが、仮に体重65kgの成人男性を4.6km先まで投げ飛ばすとすると、1460tの力をカイリキーが発揮できる計算になる[1]。
- ピカブイの連れ歩きでは主人公を肩に乗せて移動する。
アニメにおけるカイリキー
- 無印編第63話では、サカキのポケモンとして登場。ムサシ、コジロウが使用した。
- 劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲では、レイモンドのポケモンとして登場。
- AG編第127話では、ガロンのポケモンとして登場。
- AG編第140話では、アヅミのポケモンとして登場。
マンガにおけるカイリキー
ポケットモンスター SPECIALにおけるカイリキー
- グリーンのポケモン。→グリーンのカイリキーを参照。
ポケモンカードにおけるカイリキー
カイリキーの歴史
第一世代
当時全盛を誇ったエスパータイプが弱点であり、現在よりとくしゅ(とくこうととくぼうを兼ねる攻防一体のステータス)の数値が低かったカイリキーにとってこれは致命的であった。攻撃はカイリューに次いで当時の全ポケモン151匹中2位タイであったが、タイプ一致技の最高威力がじごくぐるまの80どまりでラプラスやラッキーなどにも耐えられてしまうことあり、大きな活躍はしていなかった。
ポケモンスタジアム、ポケモンスタジアム2でのじごくぐるまはとどめに使うと反動が無かったため、ケンタロス対策として使われることもあり、決勝大会には残らなかったものの97カップ、98カップ、99カップに出場した実績がある。特に98カップ中部地方予選ではゴローニャが多かったため刺さりが良く、同予選では優勝メンバーとなっていた[2]。予選を含めた98カップにおけるカイリキーの使用率に関しては、パルシェンとギャラドスを足した分より高かったという話もある。
第二世代
とくしゅが分割されたことにより特防の種族値が上昇し、弱点のエスパーで落ちにくくなった。鈍足のカイリキーにとっては、先制されることによるあらゆるリスクが仕様変更で軽減されたことも朗報。攻撃面でのかくとうタイプは、あく及びはがねタイプの登場によって(苦手なエスパーの弱体化と共に)合計5つもタイプの弱点を突けると大幅な強化を受ける。これはじめんと並び最多で、第一世代からは考えられないほどの地位上昇だと言える。
攻撃面でもクロスチョップの獲得は大きな強化であり、特にカビゴンやバンギラスを突破できる攻撃性能に注目された。またエスパー対策にめざめるパワー(むしやゴースト)、エアームド対策にだいもんじも採用の余地ありに。また、タマゴわざでアンコールを覚えるのもこの世代からで、それ以外にもこう見えて補助技を色々覚えられるが、カイリキーの場合、どっちかというと自身の能力を強化させるという形として考えられた。そしてじわれ、十分ある耐久からねむる+ねごと型も登場するなどで、第一世代冷遇組でメジャー級のポケモンとして出世した。
カイリキーを入れたパーティはニンテンドウカップ2000東京大会準優勝の実績を残しており、決勝戦でも選出されていた。宮城大会優勝の実績も残しており、地区大会では活躍していた。決勝大会にも1匹エントリーされていた。
「モバイルカップ2001」環境ではレベル30以下のポケモンしか出場できない関係上準伝説が大会に出て来ず、いわなだれを覚えさせなくとも十分強力であり、さらにレベル配分の無いレギュレーションである都合上ケンタロスが相対的に弱体化し、カビゴンの選出がますます増えた。そのため、先手クロスチョップで削れる場面が多くなった。
ただ、ねごとスイクンなど折角カイリキーのばくれつパンチでこんらんを撒いても縛り切れない相手がおり、対策されるとやや弱かった。
時が経って2018年のVC版第二世代オフ会環境では、レベル55カイリキーがレベル50ナッシーにまきびしを踏ませた上でめざめるパワー(むし)を撃つと高確率で1発で落とせることが判明し、ナッシーメタとして需要を高めた。ただ、この場合はゴーストタイプにも有効なめざめるパワー(ゴースト)よりも汎用性が低い点に注意。一方、カビゴンのすてみタックルを受けきれる程の物理耐久を持たないことから、カビゴンメタとしてはムウマに立場を譲るようになった。
第三世代
努力値の仕様変更で耐久面が下がった一方で、攻撃面に関しては大きな下方修正はなく、変わらず安定した能力を発揮した。この世代では、伝説のゴーレム、ケッキング、トドゼルガなど、有利を取れる実力者がさらに増えた。素早さの種族値55でいじっぱり無振りの実数値が75と、如何に素早さいたちごっこ型のカビゴンでも流石にこれを抜けるほどまで素早さを上げることはほぼ有り得なかったため、当時の対人戦を考えても恵まれていた。特性はこんじょう。この当時は、味方におにびなどを使ってもらわなければ活かせない特性だったが、発動すれば劇的な破壊力を得ることが可能。
第二世代でもタマゴ技であったひかりのかべは失わずに済んだ。かくとう単タイプでひかりのかべが使えるのは現在でもゴーリキーとカイリキーのみ。この世代から登場したかわらわりで効果を消される点は注意。
第四世代
ノーガードの獲得によって劇的な強化を受け、かえんだまやどくどくだまの登場によってこんじょう型も実用レベルになった。いわゆる「三色パンチ」の物理化、バレットパンチ、インファイトの獲得によって、技の面でも強化を受けた。ダブルバトルでなら鈍足を活かしトリックルームパーティのメンバーの1匹として採用することもできるように。ダイヤモンド・パールではGTSで一人通信交換を行える裏技があり、肝心のWi-Fiコネクションも多くのホビーショップで無料で利用できたので、自己産のカイリキーを入手することが非常に楽であった。
世代終盤のバトレボシングルバトル環境では速攻型が減少し低速化した環境の裏をかいて最速でみがわりを打つ型が成立した。カイリキーの場合はノーガード+ばくれつパンチの組み合わせを警戒されてゴーストに交代されることが常であったため、たとえ素早さが足りなくとも交代の隙を狙ってみがわりを打つことは比較的容易であった。世代末期の「結論パ」の1体にはゲンガーがおり、最終的にあまりにゲンガーが増えたため、しっぺがえしを持っていないとキツイ場合が多々あった。また、さいみんじゅつ対策のラムのみもよく使われた。
第五世代
上位互換じみた性能を持つローブシンの登場によってシングルバトルではそちらにかくとう物理アタッカーの座を譲ることになった。トリプルバトルでは後半にばくれつパンチを放って混乱を撒くと交代しづらいこともあって非常に強力であった。
BW初期は余りにもナットレイが多かったため、ローブシンより高い特攻をいかしただいもんじ奇襲型も使われていた。BW2期には素早さの種族値がローブシンよりも高く、素早さへの努力値無振りエアームド抜けるように調整しやすいという差別化点を無理やり見つけ、その差別化を実際に試したプレイヤーもいた。一部のプレイヤーはすながくれ+みがわり型のガブリアスへの対策として特性ノーガードのこだわりスカーフ型を使う場合があった。
意外にもひかりのかべがこの世代からカイリキーのマシン技化している。
第六世代
ひこうタイプが弱点のポケモンに共通してファイアローの登場によってシングルバトルでの地位は第五世代よりも低下。一応ファストガードという対抗手段も手に入れたが、ダブルバトルでこの技を放つ余裕があるかどうかは疑問であった。一方、ORAS発売までのXYリーグローテーションバトルでは度々使用率ベスト30以内に入っていた。アンコールとバレットパンチの同時遺伝が可能になったが、ファイアローという脅威の下では強化としては微々たるものであった。
PGL統計によると、ばくれつパンチ、ストーンエッジ、はたきおとす、バレットパンチorれいとうパンチという技構成が定番で、持ち物はとつげきチョッキ主流であることがうかがえる。
大会実績では、出場ポケモンが制限される2016年3月に開催されたカントー図鑑限定戦の「カントークラシック」ジュニアカテゴリで14位、マスターカテゴリで8位の使用率を記録している。WCS2014(カロスダブル)マスターカテゴリではこだわりスカーフ型のフルアタックカイリキーを入れたプレイヤーがベスト4の実績を残している。WCS2015(全国ダブル)シニアカテゴリではカイリキー入りのパーティが優勝を果たしていた。
第七世代
はやてのつばさの仕様変更による弱体化でファイアローは姿を消したが、強力なフェアリータイプ、特にカプの登場により相変わらず苦境にあるといえる。かくとうタイプの鈍足アタッカーとしてライバルになるマッシブーンが登場し、さらに一定の活躍の場だったローテーションバトルが廃止されたことも痛い。こんらんの仕様変更によってばくれつパンチの有用性も低下するなど、環境面・仕様面での逆風が強い。
VC版からポケモンバンクを経由することでじわれを覚えさせたカイリキーを連れて来る事ができるが、VC版から輸送したポケモンは自動的に隠れ特性を持つので、じわれとノーガードの両立は不可能。
そんな中、ゲーム中ではカイリキーのシンボルがモブとしてアローラ地方の至る所に見かけられ、ストーリー上では比較的恵まれている。
SMリーグシングルバトルシーズン3にはねごとが搭載率10位を記録。ポケモン実況者の1人がねむる+ねごと+ノーマルZ+こんじょうの組み合わせに注目したのがZねごと型成立の背景にあり、ストーンエッジやクロスチョップをねごとで引くと確定急所になるので美味しい。因みにこんじょう発動下での確定急所のクロスチョップはHPに努力値を全振りして防御に4振ったひかえめテッカグヤを確定1発に仕留める。
USUMリーグシーズン9からシーズン12にかけて、シングルバトルではヘビーボンバーの搭載率がベスト10を記録している。この流行は、ポケモン動画実況者がカプへの有効打として取り入れたのがきっかけである。また、この世代でZクリスタルが登場した影響ではたきおとすの枠がカプ・コケコへの有効打となるじしんに替わるケースが増えた。
2019年1月下旬に開催された単タイプ限定戦のインターネット大会『シンプルシンフォニー』では大会バナーに描かれたポケモンとなったが、使用率ベスト30には入らなかった。そもそもかくとう単タイプで入賞したのが3位のローブシンのみであり、かくとう単自体がローブシンを除けば単タイプの中でも恵まれないことが証明された。
USUMリーグシーズン15のスペシャルレートはメガシンカなしで技がゆびをふる限定の1匹選出シングルバトルとして行われたが、ノーガード型なら命中不安の状態異常技や一撃必殺技などで逆転を狙えること、こんじょう型なら状態異常を引いても強気に出られることから需要を集め、使用率8位を記録。
ピカブイではビルドアップが使えること自体が貴重なので、独自の立場を築き上げている。
一般的な育成論
攻撃が高く素早さが低い重火力型のアタッカー。物理アタッカーとしての育成が基本。
第四世代から加わった特性ノーガードが強力で、高威力の代償に命中率が低い技を気にせずに撃つことができる。特にばくれつパンチとのコンボが有名。たとえダメージを半減する相手に交換されても混乱の追加効果が残るため、その後の展開を有利に運べる。
ほかの技候補はかみなりパンチ、れいとうパンチ、バレットパンチ、しっぺがえし、ストーンエッジ、じしんなど。ばくれつパンチの混乱効果により相手に交換を強制させやすいので、きあいパンチやはたきおとすもよいだろう。
こちらが命中率の低い技を存分に使えるという点以外にも、回避率を上げる戦法を使う相手にも安定して攻撃を当てられるという利点がある。特に第五世代ではちいさくなるの回避率上昇が2段階になり、ラッキーやシャンデラなどこれを中心とする型があるポケモンがいくつか台頭していたが、それらを無視して攻撃を当てる事ができる。
ただしいずれの場合も相手からの攻撃も必中となってしまう事には注意が必要である。特に一撃必殺技やさいみんじゅつが恐いので相手の技構成を把握しておきたい。どちらもみがわりがあれば対処が可能だが、素早さが低いために後攻になりやすく、大ダメージを受けて発動できないこともある。後者はねごとがあれば技がランダムに繰り出されるが動けるだけあって対処は可能。
特性こんじょうを活かした戦術もある。かえんだまやどくどくだまで自身を能動的に状態異常にすることで攻撃を上げられる。この状態でのインファイトは非常に強力。カイリキーはほとんど特性ノーガードであるため、相手の一撃必殺技やおにびを誘い1ターンを無駄に費やさせるということも可能。インファイトはタマゴ技のため、遺伝させていない場合はクロスチョップで代用するのもよいが、命中率に注意。ノーマルZによってねむるとねごと、こんじょうのコンボを利用して回復しつつ高火力を放つ型も成立したが、技のレパートリーがその分狭まる上にねむるが選ばれると失敗に終わるのが難点。
性格は素早さが低めの物理アタッカーであることを活かしいじっぱりあるいはゆうかんが望ましい。カイリキーの素早さ種族値では素早さに下降補正が掛かっても元々先手を取ることが望めないということでデメリットにならない。
隠れ特性はふくつのこころ。元の素早さが低いカイリキーにとって、素早さを上げる機会を得られるのは嬉しいが、ひるみのリスクを伴ううえ、元の二つの特性が非常に優秀なのもあって使いづらい。
脚注
- ↑ 柳田理科雄『ポケモン空想科学読本②』(オーバーラップ、2016年7月9日第一刷)pp.184-189
- ↑ ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | カイリキー | 怪力 |
英語 | Machamp | macho(男らしい、マッチョな)、champ(略語:チャンピオン、チャンプ) |
ドイツ語 | Machomei | Macho(マッチョ) |
フランス語 | Mackogneur | macho(マッチョ)、cogner(強打する) |
韓国語 | 괴력몬(Goiryeokmon) | 괴력(怪力)、monster(英語:怪物、モンスター) |
中国語 | 怪力(Guàilì) | 怪力 |