ダンデ
ダンデとは、ポケットモンスター ソード・シールドの登場人物。
概要
物語開始時点ではガラル地方のチャンピオンである。弟にホップがいる。別名「無敵のチャンピオン」。
ポケモンバトルの公式戦にて、無敗の実力を持っている。絶大な人気をもち、彼の試合は観客席が全て埋まる。ガラル地方最強のポケモントレーナーとされる。また、チャンピオンになったのは、ホップとの約束を果たす形でなったもの。
主人公とは作品の中での対面が初対面ではあるが、ホップから日々主人公の話は聞かされているため、初対面の時から主人公の事は断片的に知っていた。
誰にでも分け隔てなく接することができるなど人格にも優れるが、自他共に認める程の方向音痴なのが弱点。そのため移動は相棒のリザードンや幼馴染であるソニアのワンパチに頼っている。
ズボンに書かれている番号は1(トップであることを表していると考えられる)。
決め台詞は「レッツ チャンピオン タイム!」、同時に指を3本突き出した左手を掲げるポーズは「リザードンポーズ」。
注意:以降の記述には、作品の内容やあらすじ、登場人物などのネタバレが含まれます。ご理解の上ご利用ください。
10歳のころにポケモンリーグ委員長であるローズに推薦されてジムチャレンジに挑戦。初出場で優勝し、以後無敗のチャンピオンとして、リザードンを相棒に無敗記録を伸ばしていた。
ジムリーダーであるキバナはライバルであるが、彼に10勝している点からも実力が分かる。
シナリオの冒頭でエースのリザードンと共に登場するが、ソード・シールドではチャンピオンカップを制覇することがシナリオ上の最終目標となるため、物語の最初にラストボスのエースがハッキリと明かされてるというシリーズ中でも前例のないパターンとなっていると言える。
主人公とホップが旅立つ際、御三家を2人に贈るのも彼。当初は2人にジムチャレンジの資格を渡さなかったが、マグノリア博士に説得されて2人を推薦する。
主人公らがジムチャレンジに挑戦している間に起きた事件なども全てリザードンと共に解決していき、主人公らには気にせずにジムを勝ち進んでほしいという。
セミファイナルトーナメントが終了後、食事をおごってくれるとホップに伝えたが、中々ホテルに時間内に行けなかったためネズを通じてホップへ伝えた。主人公とホップがローズタワーに到着するとトーナメント開催を中止するようにローズから言われるが、「1000年先のことなのになぜ明日行うのか」等と述べる一方、トーナメントが終わればローズに協力すると言う折衷案を出していた。
その結果、チャンピオンマッチ中にローズのしわざでブラックナイトが発生する。ムゲンダイナを抑えようとしたが失敗して意識を失い、結局主人公とホップが伝説のポケモンと共に解決。
3日後、チャンピオンマッチが改めて開催され、ついに主人公に敗北し無敗記録が途切れることとなった。
エンディング後はローズからリーグ委員長の仕事を引き継ぎ、またローズタワーをバトルタワーに改装した。
鎧の孤島では、かつてマスタードに師事していたが、方向音痴が災いしてみずのとうやあくのとうに辿り着くことができず、修行を完遂することができなかったと語られている。
ゲームにおけるダンデ
手持ちポケモン
チャンピオン | ダンデ | 2ばんどうろ、捕獲チュートリアル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ココガラ | Lv.10 | ♂ |
トーナメント
ポケモンの後ろのアルファベットについては、メッソンを選んだ場合を「M」、ヒバニーの場合を「H」、サルノリの場合を「S」で記す。
バトルタワー
バトルタワーでは以下のポケモンからリザードンは確定で、他のポケモンはランダムで選ばれる。同じポケモンは同時選出されない。同じもちものを持つポケモンが選ばれた場合、2体目のもちものはオボンのみに変わり、さらに被っている場合はきあいのタスキに変わる。リザードンは先発には出してこないが、シナリオ中のように切り札固定ということは無く状況に応じて2番目に出してくることもある。ポケモンの特性は隠れ特性を含めてランダムで、性別もランダム。該当する箇所に252の基礎ポイントが振られ、余りは無い(HP/こうげき/ぼうぎょ/とくこう/とくぼう/すばやさをそれぞれH/A/B/C/D/Sと略記する)。
対策
チャンピオントーナメントの場合
「無敵のチャンピオン」の呼び名に違わず、ストーリー上で直前に戦うトレーナーのレベル55~57を大幅に上回っており、繰り出すポケモンも強敵揃い。どのポケモンもわざレコード限定の役割破壊技を取り揃えており、ただ弱点を突けるポケモンを繰り出すだけでは簡単に突破されてしまう。こちらもバランスの良いパーティで、十分にレベルを上げてから挑もう。
先発のギルガルドから切り札のキョダイマックスリザードンに至るまで全てのポケモンが強力。ギルガルドはつるぎのまいなどの積み技を絡めることで、オノノクスは防御、ドラパルトとリザードンは特防の高いポケモンに任せることで有利に戦える。リザードンはダイマックスすることでみず・いわタイプ対策となるくさ技を溜め無しで撃ってくることを覚えておくこと。ダイマックスが解除されればソーラービームの使用時に溜める隙が生まれる。
誰かがステルスロックを使えれば、リザードンは登場するだけでHPを半分失うため戦いやすくなる。特性もうかを発動させないと言う意味でも安全になりやすい。
バトルタワーの場合
レベルが統一されるためレベル差で圧倒する戦術が使えない。また個体値も最高かつ極振りであるためこちらもきちんと育成したポケモンを用意して挑みたい。
リザードン以外何を出してくるか分からず、技もアイテムもバラバラであるため個別対処が難しいが、相手のメンバーはゴースト・あくの2タイプで弱点を突きやすく半減もされない。
リザードンはハイパーボール級以上の場合すばやさの値が168以上で確実に先手を取れる。また、ダイマックスレベルは0で、耐久には振っておらずハイパーボール級以上では「まもる/ダイウォール」も使ってこないので、素早いポケモンのタイプ一致高威力技で確実に仕留めること。チャンピオントーナメント時同様ステルスロックも有効。
アニメにおけるダンデ
本編
ダンデ | |
---|---|
英語名 | Leon |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | チャンピオン |
声優 | 小野大輔 |
新無印編第12話で初登場。ワタルとバトルをして勝利した。次の話ではサトシに、新無印編第27話ではキバナに、新無印編第100話ではオーバに勝利している。
マスターズトーナメントでは1回戦でアランに、準決勝でカルネに勝利し決勝進出。決勝戦でサトシとバトルし、敗れた。
所持ポケモン
- リザードン(ダンデの)
- ドラパルト
- ゴリランダー
- エースバーン
- インテレオン
- バリコオル
- 技:フリーズドライ・サイコフィールド・ワイドフォース・トリプルアクセル
- フリーズドライで地面を凍らせ、スケートのように氷上を滑って移動する。サトシのネギガナイトと打ち合えるほどの杖術の使い手。
- ムゲンダイナ(ダンデの)
薄明の翼
ダンデ | |
---|---|
英語名 | Leon |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | チャンピオン→ポケモンリーグ委員長 |
声優 | 櫻井孝宏 |
第1話で初登場。
第7話では相変わらず道に迷っていたところを、丁度近くを空飛ぶタクシーで移動していたジョンに発見される。
EXPANSIONでは既に元チャンピオンになっており、自分を鍛え直すためヨロイじまのマスターどうじょうを訪れる。
所持ポケモン
Pokémon Evolutions
ダンデ | |
---|---|
英語名 | Leon |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | チャンピオン |
声優 | 小野大輔 |
第1話に登場。
所持ポケモン
ポケモンマスターズにおけるダンデ
2021年2月26日からトレーナーとして登場した。リザードン、ムゲンダイナ、はくばじょうのすがたのバドレックスを使用するほか、ガマゲロゲを連れた対戦相手として戦える。リザードンはキョダイマックス可能。
専用のアレンジBGM「戦闘!ダンデ(ポケマスアレンジ)」が公開された。
詳細はダンデ (ポケモンマスターズ)を参照。
Pokémon UNITEにおけるダンデ
2022年9月9日から10月7日までの乱入!トレーナーバトルイベントに相手トレーナーとして登場する。リザードンを使用する。リザードンはバトル開始時にはヒトカゲであり、バトル中にリザード、リザードンに進化する。
ポケモンカードゲームにおけるダンデ
以下のカードにダンデが描かれている。
- リザードン (S4)(仰天のボルテッカーのレア・VMAXクライマックスのキャラクターレア)
また、トレーナーのカード「ダンデ」としても登場する。ダンデが身につけているマントと同じデザインのアイテムがポケモンのどうぐ「タフネスマント」として登場している。
引用
ダンデ/引用を参照。
備考
- 決勝戦でのみ、初めてこちらが相手の弱点を突いたとき、相手がこちらの弱点を突いたとき、こちらが相手の急所に当てたとき、相手がこちらの急所に当てたときにそれぞれコメントをする。
- ダンデとそのファンのお決まりとなっている「リザードンポーズ」だが、主人公も「左スティックをぐるぐる回してその場で小さい円を描くように走る」動作をすると、フィギュアスケートのスピンのような回転から止まってリザードンポーズを決める特殊アクションが出せる。
- 師匠であるマスタードの、チャンピオンとして18年間無敗の記録が現在も破られていないということから、彼自身も公式戦無敗の記録を伸ばし続けていたとはいえ、(実際の実力はともかく記録の面では)マスタードには及ばなかった模様。また、このことから年齢は28歳未満であることが逆説的に判明している。
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 | |
---|---|---|---|
日本語 | ダンデ | dandelion(英語:タンポポ) | |
ドイツ語 | Delion | ||
英語 | Leon | ||
スペイン語 | Lionel | ||
フランス語 | Tarak | Taraxacum(学名:タンポポ属) | |
イタリア語 | Dandel | dandelion(英語:タンポポ) | |
韓国語 | 단델(Dandel) | ||
中国語 | 簡体字 | 丹帝(Dāndì) | 日本語名の音写。帝。 |
繁体字 | 丹帝(Dāndì) | ||
ブラジルポルトガル語 | Leon | 英語名に同じ | |
ロシア語 | Леон(Leon) | 英語名の音写 |
脚注