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へんしん (状態変化)
提供:ポケモンWiki
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へんしんとは、ポケモンの状態変化の一つ。
へんしんの効果
姿・タイプ・特性・技・ステータス・ランク補正などが対象のポケモンと同じになる。
へんしんの発生
へんしんの消滅
へんしんの予防
以下のポケモンに対してへんしんすることはできない。
コピーする情報について
対象と同じ情報になる場合は○、自身の情報が維持される場合は×で表す。
情報 | 第一世代 | 第二世代 | 第三世代 | 第四世代 | 第五世代 | 第六世代以降 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
名前/ニックネーム | × | × | × | × | × | × | |
ステータス | レベル | × | × | × | × | × | × |
HP | × | × | × | × | × | × | |
攻撃/防御 特攻/特防 素早さ |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ランク補正 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
一部の急所ランク | × | × | × | × | × | ○ | |
個体値 | × | × | × | × | × | × | |
性格 | × | × | × | × | × | × | |
状態異常 | × | × | × | × | × | × | |
タイプ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
覚えている技 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
特性 | — | — | ○ | ○ | ○ | ○ | |
姿 | 場に出ている姿 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
色違い判定 | — | × | × | ○ | ○ | ○ | |
UI上での姿 | × | × | × | × | × | × | |
種族 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | |
たかさ/おもさ | — | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
性別 | — | × | × | × | ○ | ○ | |
持ち物 | 持ち物の効果 | — | × | × | × | × | × |
持ち物の消費判定 | — | — | — | — | × | × | |
なつき度2-7 なかよし度6- |
— | × | × | × | × | × | |
捕捉率 | × | × | ○ | ○ | × | × | |
基礎経験値 努力値 |
× | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
鳴き声 | × | × | × | ○ | ○ | ○ |
へんしんでコピーする情報
基本的にへんしんでコピーされる情報として以下がある。一部特殊な条件では全てコピーできるとは限らない。
タイプ
- ほごしょく/へんげんじざい/ミラータイプなどで相手のタイプが変化している場合、その変化しているタイプになる。
- はねやすめで相手のひこうタイプが失われている場合は、ひこうタイプもコピーする。
- 相手がタイプなしになっている場合、へんしん状態のポケモンはノーマルタイプになる。
- ハロウィン/もりののろいで相手のタイプが追加されている場合、追加されているタイプごとコピーする。逆に変身前で自分のタイプが追加されていた場合、変身により追加されたタイプは消える。
- どちらかがテラスタルしているときはこの限りではない(#テラスタル参照)。
特性
- スキルスワップなどで相手の特性が変化している場合、変化後の特性をコピーする。
- 第五世代以降では、フォルムチェンジ特性など一部の特性はコピーしても発動しない(#フォルム参照)。
- かがくへんかガス/しれいとう/こだいかっせい/クォークチャージはコピーしても発動しない。
- ヘイラッシャに変身しても、味方のしれいとうは発動しない。
- スカーレット・バイオレット (Ver.1.3.2以前) ではひひいろのこどう/ハドロンエンジンも発動しなかった。
- 場に出たときに発動する特性は、かわりものやコピーしても発動しない特性を除き、変身した直後に発動する。
- 第九世代では、戦闘中1回しか発動しない特性 (ふとうのけん/ふくつのたて/かんろなミツ) や、場に出るたびに1回しか発動しない特性 (へんげんじざい/リベロ) があるが、これらが発動済みのフラグはポケモンごとに記録されており、変身ではコピーされない。変身したポケモンが特性未発動であれば、特性発動済みのポケモンに変身して特性を発動させることができる。
- 変身によって戦闘中1回しか発動しない特性を発動した場合、変身使用者は同じ特性を再び発動させることはできなくなる。
覚えている技
- 対象のPPに関係なく、残りPPは基本的に5となる。
- 最大PPは世代により異なる。
- 最大PPが1の技 (スケッチ/さいきのいのり) のみ、変身後の残りPPと最大PPは1になる。ただし、第三世代以降は変身後に使うスケッチは失敗する。
- ものまねの効果で他の技を一時的に覚えているポケモンに変身した場合、ものまねではなく一時的に覚えている方の技をコピーする。
- ふういん状態のポケモンが変身した場合、ふういんで使えなくなる技は変身後に覚えている技に変わる。
- 変身対象が相手の場にいる場合、対象は全ての技を封じられてわるあがきしか出せなくなる。
姿
色
- 第二世代のメインシリーズでは、グラフィックに使われているカラーパレットはコピーしない。例えば通常色のメタモンが使用した場合ば、どのポケモンに変身しても紫色のままとなる。色違いのメタモンなら水色のままとなる。
- ポケモンスタジアム金銀/第三世代では色違い判定はコピーしない。例えば色違いのメタモンが通常色のギャラドスに変身した場合、色違いのギャラドスである赤色になる。ただし通常色の場合も含めて、本物よりやや薄れた色合いになる。
- 第四世代以降では色違い判定をコピーする。対象が色違いである場合は、自身が通常色であっても色違いになる。逆に、対象が色違いでない場合は、自身が色違いであっても通常色になる。
フォルム
- 基本的に、対象のフォルムはそのままコピーできる。
- 第四世代まではフォルムチェンジ条件に応じて、変身使用者の姿も変わる。
- 第五世代からは特性/技/持ち物/場の状態などの効果でフォルムチェンジが発動する条件が満たされても、フォルムチェンジは発動しない。
- 対象がメガシンカ/ゲンシカイキ/ウルトラバースト/きずなへんげにより変化した後である場合、自身の持ち物や、味方がメガシンカしているかに関わらず対象の姿と能力をそのままコピーできる。
- 特殊なフォルムのポケモンに変身したときも、その特徴もコピーできることが多い。ハートゴールド・ソウルシルバーのギザみみピチュー/オメガルビー・アルファサファイアのおきがえピカチュウ/第七世代のぬしポケモン/サトシの帽子をかぶったピカチュウなどの特徴はコピーできる。
- ソード・シールドでムゲンダイナ(ムゲンダイマックス)に変身したときは通常のムゲンダイナの姿になる(#ダイマックスはコピーできない点と同様)。
- スカーレット・バイオレットのシナリオ中に戦うヌシポケモンに変身したときは通常のサイズの姿になる。
- 一部のポケモンしか使えない専用技は、姿さえ一致していればへんしん状態のポケモンでも使えることが多い。
- 特定の姿のポケモンしか使えない技(ときはなたれしフーパのいじげんラッシュ/ダークライのダークホール7-/モルペコのオーラぐるま)は、そのポケモンに変身したときなら成功する。
- 専用Zワザは、必要なZクリスタルを所持しており、かつそのZクリスタルが対応するポケモンに変身したときなら使用できる。
- 逆に変身することで自身が所持する専用Zに対応しない姿になった場合、専用Zワザは使えなくなる。ミュウZを持ったミュウがサイコキネシスを覚えた別のポケモンに変身したときが該当し、変身後はオリジンズスーパーノヴァを使えない。
- メガシンカ/ゲンシカイキ/ウルトラバーストを発動したポケモンに変身した場合、技に対応するZクリスタルを持っていてもZワザを使えない。ウルトラネクロZを持ちウルトラネクロズマに変身したとしてもてんこがすめつぼうのひかりは使えない。
- 使用者のフォルムによってタイプが変わる技は、へんしん状態のポケモンが使用したときもそのフォルムに応じてタイプが変わる。
たかさ・おもさ
- けたぐり/くさむすび/ヘビーボンバー/ヒートスタンプの威力、フリーフォールの成功判定は、変身対象のおもさを参照する。
- 対象のおもさがボディパージで変動している場合、その分もコピーする。逆に変身前に自分のおもさがボディパージで変動していた場合、ボディパージの効果は消える。
- ヘビーボールの効果も変身対象の種族のおもさを参照する。第七世代以降であっても同様。
- 第六世代から第八世代まで、みがわり人形の大きさは変身対象のたかさを参照する。
- 第九世代ではサイズ値による相手の大きさもコピーする。
性別
- 技メロメロ/ゆうわくの成功判定、特性とうそうしんの発動判定、ラブラブボールの効果判定に影響する。
- 第四世代まで性別はコピーしない。上記性別が影響する効果は変身前を参照する。
- 第五世代以降は性別もコピーする。上記性別が影響する効果は変身後を参照する。
ステータス
実数値
- 攻撃/防御/特攻/特防/素早さのステータス実数値は変身によってコピーされる。
- コピーされるのは対象の実数値のみであり、性格・個体値はコピーしない。
- 手持ちポケモンの「つよさをみる」で確認できるステータスは変身前のまま変わらない(#UI上の姿参照)。
ランク補正
- ランク補正は対象のものをコピーする。変身使用者のランクは上書きされて消えることになる。ランク補正のコピーに関してはじこあんじと同様の効果がある。
- 変身によりランクが上昇したとしても、相手のびんじょうやものまねハーブが発動することはない。そのターンしっとのほのおを受けてもやけど状態にはならない。
- 変身によりランクが下がったとしても、自身が持つだっしゅつパックは発動しない。しろいハーブはランクがマイナスになっていれば発動する。
急所ランク
- 第六世代以降では、一部の急所ランクはコピーする。きゅうしょアップ状態・きゅうしょパワー・とぎすます状態・キョダイシンゲキによる急所ランクが該当する。
- きゅうしょアップ状態の対象にへんしんしたポケモンはきゅうしょアップ状態になる。逆に自身がきゅうしょアップ状態のときに、きゅうしょアップ状態でない相手にへんしんすると、きゅうしょアップ状態は消える。
- ピントレンズなど持ち物による急所ランクはコピーしない。
- 第一世代のみ、急所率はすばやさ種族値により決まるが、これはコピーしない。
その他のコピーする情報
へんしん前から変化しない情報
基本的にへんしんでコピーできない情報として以下がある。
HP
- 残りHP量/最大HP量は共にコピーしない。
種族
- 種族が関係する効果は、第四世代以前では変身後の種族を、第五世代以降では変身前の種族を参照とすることが多い。
- 専用アイテムに関しては、以下のように扱う。
- ポケモンの種族固有の耐性はコピーされない。
- ムーンボール4/スピードボール/ラブラブボール/ウルトラボールは、第四世代では変身後のポケモンの種族を、第七世代以降では変身前の種族を参照して効果が発動する。
持ち物
- 対象の持ち物や、持ち物の効果はコピーしない。
- 対象が持ち物によってタイプが変化する技 (さばきのつぶて/テクノバスター/マルチアタック) を覚えていて、かつ自身がプレート/カセット/メモリを持っていた場合、自身が持つプレート/カセット/メモリによって技のタイプが変化する。
持ち物の消費判定
- 第五世代以降のリサイクル、しゅうかくなどで持ち物を復活させる際、変身対象が消費した持ち物ではなく、変身使用者が消費した持ち物を復活させる。
- きのみを食べたかの判定も同様であり、きのみを食べたポケモンに変身しただけではゲップは使えず、はんすうも発動しない。きのみを食べた後に変身した場合はゲップを使用できる。
状態異常・状態変化
- 状態異常・状態変化は基本的にコピーしない。
- くさタイプに対するやどりぎのタネ、ほのおタイプに対するやけど、でんきタイプに対するまひ(第六世代以降)などは予防効果があっても回復効果は無い。そのため対応するタイプに変身しても状態異常・状態変化を解除することはできない。
- 第一世代から第二世代までは、まひ状態によるすばやさ補正はコピーする。
UI上の姿
- 手持ち画面に表示される姿と、「つよさをみる」で確認できるステータス実数値は、変身しても変化しない。
- 第七世代の下画面や、ソード・シールド以降のYボタンで表示される画面上での姿は変身しても変わらない。タイプ・特性・ランク補正などはコピーしたものが反映される。
レベル
なつき度・なかよし度
捕捉率
ダイマックス
- ダイマックスているかしていないかは変身前の状態に依存する。
- へんしん状態でダイマックスしたことによるHPの上昇率は、自身のダイマックスレベルに依存する。
- キョダイマックス可能なポケモンに変身してダイマックスしても通常の姿でダイマックスする。
- ザシアン/ザマゼンタ/ムゲンダイナに変身した場合、ダイマックスはできない。
- マックスレイドバトルでダイマックス中のメタモンは、ザシアン/ザマゼンタ/ムゲンダイナに変身できない。
テラスタル
- テラスタルしたポケモンに変身しても自身がテラスタルしたことにはならない。対象のテラスタイプではなく、元のタイプをコピーする。
- 変身状態のポケモンがテラスタルを発動しても、変身対象のテラスタイプにはならず、変身使用者のテラスタイプになる。
- オーガポン/テラパゴスに変身しているポケモンはテラスタルを発動できない。自身がテラスタルしている場合、オーガポン/テラパゴスに対して変身できない。
- ステラタイプにテラスタルしているポケモンは、へんしん状態になることはできない。
- へんしん状態のときにステラタイプへのテラスタルを発動させることはできる (テラパゴスに変身しているときを除く) 。
その他のコピーしない情報
詳細な仕様
- バトンタッチで引き継がれない。
- へんしん状態の間、以下の効果が失敗するようになる。成功する世代では○、失敗する世代は×で表す。
第一世代 | 第二世代 | 第三世代 | 第四世代 | 第五世代以降 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
へんしん状態のポケモンへ使用される | へんしん かわりもの |
○ | × | × | × | × |
スケッチ | — | × | ○ | ○ | ○ | |
ものまね | ○ | × | ○ | ○ | ||
へんしん状態のポケモンが使用する | へんしん | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
スケッチ | — | ○ | × | × | × | |
ものまね | × | × | × | × | × |
- へんしん状態のポケモンにPPを回復させる道具(ピーピーエイドなど)を使うと、第一世代のみ変身前の技に対応するようにPPが回復する。第二世代以降ではへんしん前に覚えていたわざ(へんしんも含む)のPPを回復できるだけで変身後の技のPPは回復できない。
- へんしん状態のポケモンがヒメリのみを持っている場合、変身後の技のPPが0になればその技のPPが10回復する。最大PPに引っかかるときは最大PP分だけ回復する。
- へんしん状態のポケモンにうらみ/キョダイゲンスイ/ぶきみなじゅもんを使うと、変身後に使った技のPPが減る。
- へんしんを覚えているポケモンに変身したあと一度も技を使っていない場合は、変身後のへんしんのPPが減る。
- へんしんを覚えていないポケモンに変身したあと一度も技を使っていない場合は、PPを減らせない。
- ハートゴールド・ソウルシルバーのみ、へんしん状態のポケモンがいかり状態になり、ダメージを受けてこうげきが上昇した場合、戦闘終了後もへんしん後の技を覚えたままになる。いかりバグ参照。
- 第五世代から第七世代まで、フリーフォールを使用して空中にいる相手にかわりもので変身すると、「フリーフォールの対象を地上から連れ去った」という情報もコピーする。詳細はフリーフォール#へんしんバグを参照。
第一世代のみ
- へんしん状態のポケモンがくろいきりを受けると、最大PPだけが変身前と同じに戻る。
- へんしん状態のポケモンの技の位置を入れ替えると、変身前の技の位置も入れ替わる。
- 空欄と入れ替わった場合、その技は消滅してしまう。技が1つも無い状態で戦闘に出すとフリーズする。
- へんしん状態でへんしんを使った野生ポケモンを捕まえると、n回へんしんした場合は(n-1)回目にへんしんした対象のポケモンと同じ個体値になってしまう。
第二世代まで
備考
- 第五世代以降では、メタモン同士が対面したとき、先に変身した側はへんしんのPPが5に下がり、遅れた側はへんしんが失敗するがPPは9以上残る。そのため前者は後者より先にわるあがきをすることになる。
- 第八世代では、種族によって専用の戦闘アニメーションが発生する専用技は、その種族に変身して使用しても専用のアニメーションにはならない。
- 第七世代では、サトシゲッコウガにへんしんしたポケモンがみずしゅりけんを使用したときのアニメーションは変化する。これに関しポケモンのグラフィックが表示されなくなることがある(みずしゅりけん#技の仕様を参照とする)。
- スカーレット・バイオレットでは、変身して使用したときも種族専用のアニメーションが発生する(きょけんとつげき/デカハンマーなど)。