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ダブルバトル
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ダブルバトルとは、相手と自分が2体ずつポケモンを出し、バトルすること。第三世代から導入された。
概要
対戦者は2体ずつ、計4体のポケモンを同時に繰り出し、1ターンの間に4体のポケモンが行動する。
第三世代以降の公式ルールでは基本的にダブルバトルが採用されている。
発生
ダブルバトルの発生には以下のようなものがある。
- ふたごちゃんなど、2人1組のトレーナーが相手の場合。
- 2人1組のトレーナーの一覧はペアトレーナー参照。
- 自分の手持ちポケモンが1体しか戦えない場合、話しかけてもバトルにならない。
- 2人のトレーナーに同時にバトルを仕掛けられたとき。マルチバトル参照。
- こちらのトレーナーが自分だけで、自分の手持ちポケモンが1体しか戦えない場合、ダブルバトルにはならずシングルバトルを2回連続で行う。
- こちらも2人のトレーナーで戦う場合もある。この場合はタッグバトルと区別して呼ばれることもある。
- タッグを組んでいるトレーナーと2人で、野生ポケモンとのバトルに入った場合(第四世代以降)。
- 野生ポケモンが仲間や助けを呼んだ場合。ただしこちらは1匹で戦うことになる。乱入バトル参照(第七世代)。
- ライム、およびブルーベリー学園の人物が相手である場合 (スカーレット・バイオレット)。
- 自分の手持ちポケモンが1体しか戦えない場合、2体以上連れて来るように言われてバトルにならない。
- 対戦施設でのルールや、公式ルールなど、ルールによる場合。
- ポケモンコロシアム、ポケモンXDではほぼ全バトルがダブルバトルとなる。
- 色の濃い草むらでまれに起こる(BGMが変わる。第五世代)。
シングルバトルとの違い
- 2体に指示を出すことが可能になる。
- 味方にも攻撃できる。これを利用して味方の技のスケッチしたり、いやしのはどうなどで回復をすることもできる。
- ただし、相手1体を対象にする技や、相手全体を対象にする技では味方に対して攻撃できない。
- 入れ替えルールであっても、相手を倒したときの交代ができない。
- 野生ポケモンが2体飛び出してきた場合、片方を倒さないと対象のポケモンが定まらずボールを投げられない(第四世代以降)。また、第五世代以降では自分のポケモン2匹で野生ポケモンと戦っている場合、片方に攻撃または交代の指示をした上でもう一匹のコマンドを使用してボールを投げることもできない(しゅうちゅう しないと ボールは うまく なげられない! と表示される)。つまり、ボールをなげる=2匹分のコマンドとなる。
- 第四世代以降では、ポケモンがひんしになった場合、そのターン終了時に次のポケモンを繰り出す。片方のポケモンが1ターンで2匹ともひんしになった場合、対象がいないために技が失敗することがある。
- 第三世代ではひんしになった直後に次のポケモンを繰り出すことになる。そのターン行動していないポケモンがいた場合、ポケモンを出した後に行動する。
- 第五世代以降では、場に1体しか味方のポケモンがいない状態で、先頭2体の内どちらかのポケモンのひんし状態を復活させた場合、そのポケモンは即座に場に出ることになる。先頭の2体以外のポケモンを復活させた場合、ターン終了時に繰り出すことになる。
- 第四世代ではポケモンの順番に関わらず、そのターンが終了したときに繰り出す。
- 第四世代までは自分のポケモンのHPが数字で表示されず、HPバーのみの表示となる。
- 技選択時にSTARTボタンを押すことで数字のみの表示に切り替えることができる。技を繰り出している間は切り替えできない。
- 第五世代以降はHPバー・数字どちらも表示されるようになった。
- バッグの道具を使おうとしたとき、第四世代以前では道具を選択した直後に使用される。第五世代以降では、2匹の行動を選択し、交代が完了した後に道具が使用される。
- 第五世代では、対象として選択した位置にいるポケモンに道具が使われる。交代で繰り出すポケモンに使う場合は、引っこめるポケモンの位置を選択する必要がある。引っこめるポケモンに使う場合は、代わりに繰り出すポケモンの位置を選択する。
- 第六世代以降では、対象として選択したポケモン自身に道具が使われる。交代で繰り出すポケモンに使う場合は、繰り出すポケモンを選択する。引っこめるポケモンに使う場合は、引っこめるポケモンを選択する。
- プラスパワーなどの戦闘用アイテムは、第四世代以前ではコマンドを使用中のポケモン自身にしか使えない。第五世代以降では手持ちの全員を対象に使用できる。
- 第四世代以前でも、回復薬などは手持ちの全員を対象に使用できる。
- コロシアムでは、効果が無い回復薬などを使おうとして「それを使っても 意味がないよ」のメッセージが流れた後に戦闘用の道具を使うことで、行動を選択中のポケモンに限らず、回復薬を使おうとしたポケモンに戦闘用アイテムを使うことができる。
ダブルバトルにおける技
- 一部の技が有効になる。
- 一部の技の対象が変わる(例:じしん→自分以外、いわなだれ→相手2体)。
- 攻撃範囲が広がる技は、ダメージが3/4(0.75倍)に減少する(ダメージ#範囲補正)。
- 複数を対象とする技のダメージは、第三世代では1P側の1匹目→2P側の1匹目→1P側の2匹目→2P側の2匹の順に、第四世代ではすばやさが高いポケモンから処理される。第五世代からは味方→敵から見て左側の敵→右側の敵の順に処理される。
- 味方単体に対して技を選択したが、使用する前にその味方がひんしになりその場に誰もいなくなった場合、第四世代までは技の対象は敵のどちらかになる。第五世代以降ではその技は失敗する。
- 第三世代ではひんしになった直後に次のポケモンを繰り出すことになるため、最後の1匹にならないとこのような状況は起こらない。
- 壁によるダメージ補正率が1/2から2/3に弱体化する。
- 正確な補正率は、第四世代では2/3、第五世代では2703/4096、第六世代以降では2732/4096となる。
- 効果を受けているポケモンが1体しかいない場合のダメージ補正率は、第四世代以前では1/2になる。第五世代以降では2/3になる。
対象が変わる技の一覧
一部の技はダブルバトルで対象が以下のように変化する。登場する最新世代を基準に分ける。
- 相手全員
-
- アストラルビット
- あまいかおり
- あわ
- いとをはく
- いにしえのうた
- いわなだれ
- エアカッター
- エレキネット
- オーバードライブ
- かいふくふうじ
- かまいたち
- かみなりあらし
- キラースピン
- グランドフォース
- ゴールドラッシュ
- コアパニッシャー
- こがらしあらし
- こごえるかぜ
- こごえるせかい
- こなゆき
- こんげんのはどう
- ざぶざぶサーフ
- しおふき
- しっとのほのお
- しっぽをふる
- シャカシャカほう
- ダークウェーブ
- スケイルノイズ
- スピードスター
- ダークストーム
- ダークダウン
- ダークパニック
- ダークホール
- ダークホールド
- ダークミスト
- ダークレイブ
- ダイヤストーム
- だくりゅう
- たつまき
- だんがいのつるぎ
- チャームボイス
- テラクラスター[1]
- どくガス 5-
- ドラゴンアロー[2]
- ドラゴンエナジー
- トラップシェル
- なきごえ
- なみのり 3のみ
- にらみつける
- ねっさのあらし
- ねっぷう
- バークアウト
- ハイパーボイス
- はっぱカッター
- はるのあらし
- ふぶき
- ブリザードランス
- ブレイジングソウルビート
- ふんか
- ベノムトラップ
- マジカルシャイン
- むしのていこう
- もえあがるいかり
- やきつくす
- ゆうわく
- ようかいえき
- ワイドフォース[3]
- ワイドブレイカー
- わたほうし 6-
- 自分以外全員
- 全体の場
- 自分または味方1体
- 脚注
ダブルバトルにおけるとくせい
ダブルバトルにおいて特殊な効果が発動するとくせいがいくつかある。
- アロマベール
- 自身と味方がメロメロ/アンコール/いちゃもん/かなしばり/ちょうはつ/かいふくふうじ状態になることを防ぐ。
- いやしのこころ
- ターンの終了時、隣接する味方の状態異常を30%の確率で治す。
- おもてなし
- 場に出たとき、味方のHPを最大HPの1/4だけ回復する。
- かがくのちから/レシーバー
- ひんしになった味方の特性を引き継ぐ。
- きみょうなくすり
- 場に出たとき、味方のランク補正を0にする。
- きょうえん
- 場に出たとき、味方のランク補正ときゅうしょアップ状態を自分にコピーする。
- きょうせい
- 味方がもちものを消費すると、自身のもちものを渡す。
- しょうりのほし
- 自身と味方の技の命中率が10%上がる。
- しれいとう
- 味方の場にヘイラッシャがいるとその口の中に入り、行動できなくなる。ヘイラッシャは全能力が2段階上がるが、ひんしになるまで交代できなくなる。
- スイートベール
- 自身と味方がねむり/ねむけ状態になることを防ぐ。
- スクリューおびれ/すじがねいり
- 相手のちゅうもくのまと、サイドチェンジ、ひらいしん/よびみずにより攻撃対象が変更されない。
- テレパシー
- 味方が使用した攻撃技を無効化する。
- はがねのせいしん
- 自身や味方が使用するはがねタイプの技の威力が1.5倍になる。
- パステルベール
- 味方をどく/もうどく状態になることを防ぐ。どく/もうどく状態になっても回復する。
- バッテリー
- 味方の特殊技の威力が1.3倍になる。
- パワースポット
- 味方の攻撃技の威力が1.3倍になる。
- ひらいしん/よびみず
- でんき/みずタイプの技を自身に引き寄せる。第五世代以降はさらにダメージを無効化し、とくこうが1段階上がる。
- プラス/マイナス
- 第五世代以降は味方にプラスかマイナスのポケモンがいる場合、とくこうが1.5倍になる。
- フラワーギフト
- ポジフォルムのチェリムとその味方はこうげきととくぼうが1.5倍になる。
- フラワーベール
- くさタイプの自身や味方が状態異常/ねむけ状態になったり、ランクを下げられたりすることを防ぐ。
- フレンドガード
- 味方が受ける攻撃技のダメージが0.75倍になる。
- わたげ
- 攻撃技を受けると味方を含めた自分以外のポケモンのすばやさを1段階下げる。
対戦
ダブルバトルは、「2匹に集中攻撃されることがある」という点がシングルバトルと比較して大きく異なる。対面のポケモン1匹の攻撃を受ければいいシングルバトルで使われるみがわりや受けループなどは、ダブルバトルではリスクが大きくなる。集中攻撃をまもるで防ぐことができれば大きなアドバンテージとなる。
1ターンに行動するポケモンの数が多いため1ターンの価値が高く、天気、フィールド、おいかぜ、トリックルームなどターン限定の効果の影響も大きくなる。
第四世代以降の「相手全員が対象の技」は範囲補正でダメージが3/4倍になるが、1度で2体にダメージを与えるため1.5発分相当になり、効率が良い。例えば、1体が対象のムーンフォースより、威力では劣っているが「相手全員が対象」のマジカルシャインの方が優先されることがある。逆にじしんはシングルバトルではデメリットがほぼ無いが、ダブルバトルでは味方を巻き込むため扱いづらくなり、ドリルライナーやじだんだ、10まんばりきで代用されることがある。
第三世代のみ、「自分以外が対象の技」には範囲補正が無いためよく使われたが、「相手全員が対象の技」は範囲補正でダメージが1/2倍に落ちるため、あまり使われなかった。
備考
- アニメでは、ゲームに登場する以前でも無印編第108話で「タッグバトル」と呼ばれるダブルバトルに近い試合形式が登場する。後にゲームに登場するタッグバトルと異なり、挑戦者とジムリーダーのルリコがお互い2匹のポケモンを出して戦う。勝敗判定はダブルバトルとも異なり、挑戦者はどちらかのポケモンが倒されたら負けとなる。ジムリーダーのポケモンは2匹を倒さないといけない。
- ポケモンXDでは、第三世代当時の「ひんしになった直後に次のポケモンを繰り出すことになる」仕様を利用して「2ターン以内に敵の6匹を全て倒す」という内容のバトルディスクがある(バトルディスク31)。
各言語版での名称
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