ベル
ベルは、ポケットモンスター ブラック・ホワイトにおけるライバル。
概要
ブラック・ホワイトの主人公の幼馴染。主人公と同じくカノコタウン出身。緑に白のストライプの入ったベレー帽、オレンジ色のベストと白いロングスカートを身に着けた少女。金色のショートヘアで目の色は緑。多少天然な性格。主人公・チェレンと共にアララギ博士にポケモンを貰う。旅に出ることに関して父親の猛反対に遭うが、それを押し切って旅に出る。
最初のポケモンは、主人公の選んだポケモンに対して不利なタイプを選ぶが、バオップ・ヤナップ・ヒヤップの中からは、主人公の選んだポケモンに対して有利なポケモンを選ぶ。
チェレンや主人公より勝負の実力が劣る様子であり、N曰く「誰もが強くなれるわけではないという真実を知っている」とのこと。しかしジムバッジは8個集めている。本作では序盤に2回、中盤に3回戦闘がある。クリア後はチャンピオンアデクに勝利した後(四天王2回目の撃破後)であれば土日のみ戦闘可能。勝負が苦手と言いつつ、チェレンに並ぶほど強くなっている。
勝負の際にはバッグからボールを取り出した反動でよろける専用モーションが見られる。
ブラック2・ホワイト2では服装が変わり、赤いアンダーリムの眼鏡をかけ、リボンが付いた黄緑色のベレー帽、オレンジ色のジャケット、黄緑色のズボン姿になり、髪も少し伸びている。正式にアララギ博士の助手となっており、博士のお使いで主人公に最初のポケモンとポケモン図鑑を託すためヒオウギシティに来た。そのほかライブキャスターでなつき度を見たり、努力値が最高かどうか教えたりしてくれる。
ポケモンを大事にするという性格故に手持ちポケモンからも信頼されているのか、BW1・2共にエンディング後の戦闘では手持ち全員が最高威力のおんがえしを使う。
ゲームにおけるベル
所持ポケモン
ツタージャを選んだ場合をT、ポカブの場合をP、ミジュマルの場合をMで記す。
ブラック・ホワイト
ブラック2・ホワイト2
PWTでは、シングルバトルならそのうち3匹、ダブルバトル・ローテーションバトルなら4匹がランダムに選ばれる。トリプルバトルでは6匹全部選ばれる。ホドモエトーナメントのみシングルバトルでは最初の2匹と残りからランダムで1匹、ダブルバトル・ローテーションバトルでは最初の4匹を使う。
1ばんどうろでは、おもいでリンクをしたブラック・ホワイトのソフトで最初に選んだポケモンによって手持ちが変わる。なお、チャレンジモードではレベルが5上がり、アシストモードではレベルが5下がる。
アニメにおけるベル
ベル | |
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英語名 | Bianca |
出身地等 | カノコタウン |
年齢 | 推定10代半ば |
職業 | ポケモントレーナー |
声優 | 伊藤静 |
BW編第13話で初登場した少女トレーナー。一人称は基本的に「私」だが、たまに「あたし」と言うこともある。サトシやアイリスを「くん」「ちゃん」付けで呼び、全体的にややお姉さん的な口調が目立ち、おそらくデントと同い年くらいだと思われる。ゲームとは大きく異なり、天然でお転婆な性格。面倒くさがり屋な一面もあり、カバンの中が整頓できておらずホコリだらけで、この悪癖は本人も自覚している。
アララギ博士がサトシに渡し忘れたバッジケースを、彼のもとへ届けるという形でサトシたちと知り合った。初登場時点ではバッジは2個だったが、BW編第103話で再登場した時はバッジを8個集めていた。ポケモンずかんを所持しており、図鑑の色はヒカリやラングレーと同じピンク。イッシュリーグに出場することを目標としている。初期のアイリスのようにポケモンに対していきなり抱きつくなど、過激なスキンシップを取る癖があり、第24話ではエモンガに嫌われてしまった。また、ルークのゾロアがお気に入りで、一緒にいるときは暇さえあればゾロアを追いかけているが、特性のイリュージョンで振り回されている。また、ダゲキのような筋肉質なポケモンが好みであり、筋肉を触りたがる癖がある。
BW編第24話-25話ではサトシ達の旅に一時期的に同行していた。何の脈絡もなく合流しているのは当初「ヒウンシティのつり大会! 釣りソムリエ・デント登場」で再会し、合流するはずだった名残である。
登場するときは、猛ダッシュで駆けてきては立ち止まれずにサトシにぶつかるというのがお約束になっている[1]。過去6回全てサトシを水場に突き落としてしまっている。
リーグでのみ対戦した相手を除くと、サトシのライバルでは初の女性である。
ドンバトルでは1回戦でチラーミィを使って戦うが、ケニヤンのゼブライカに敗れた。ドンバトル終了後はゾロアをすっかり気に入って一緒に居たいからか、ルークの映画製作を手伝うためにサトシらと別れている。
第49話では父親が登場した。カミツレに敗れたら旅をやめると約束してしまい本当に敗れてしまったが、後に父親はサトシとのバトルで旅の楽しさを思い出し、ベルの旅を認めてくれた。その後、彼女はリゾートデザートで修行するためにサトシらと再び別れている。
ドンナマイトではエンブオーを使ってシューティーのローブシンとラングレーのキリキザンを破り、準決勝まで進んだ。その準決勝ではケニヤンのダゲキに敗れた。
イッシュリーグでは、予備戦ではエンブオーを使ってミルホッグに勝利。本戦の1回戦ではコテツとバトルし、敗れた。その後はデントやアイリスと共にサトシの試合を観戦していた。
BW2DAのエンディング映像では、サトシたちが出航していることをアララギ博士から聞き驚き、転びながらライブキャスターでケニヤン、ラングレー、カベルネに伝えている。
手持ちポケモン
交換したポケモン
戦績
マンガにおけるベル
ポケットモンスターSPECIALにおけるベル
カナワタウンでホワイトと初めて会い、以降行動をともにしている。フルートを吹くのが上手。
子離れのできない父から逃げながら旅をしていたが、ポケモンバトルが上達しないうえ、自分のやりたいことが見つからず悩んでいた。ホワイトの励ましにより自分のやりたいことが見つかったことで、自分が貰うはずだったポケモン図鑑を彼女に渡し、自身はカノコタウンへ帰ってアララギ博士の助手となった。
44巻、45巻、49巻の巻末のトビラ絵コレクションに、ベルが描かれたものが収録されている。
- 手持ちポケモン
ポケモンマスターズにおけるベル
ブラック2・ホワイト2のデザインでトレーナーとして登場。ムシャーナ、ビリジオンを使用するほか、エンブオーを連れた対戦相手として戦える。湯浅かえでがキャラクターボイスを担当した。
専用のアレンジBGM「戦闘!ベル(ポケマスアレンジ)」が公開された。
詳細はベル (ポケモンマスターズ)を参照。
ポケモンカードゲームにおけるベル
トレーナーのカード「ベル」「ベルのまごころ」として登場する。
グッズ
シリーズ名 | 発売日 | 概要 |
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『ポケットモンスターブラック・ホワイト』特製クリアファイル | ||
ポケットモンスターブラック・ホワイト スペシャルコレクションシール | ||
ゲームドットシリーズ | 2011年5月14日 2013年2月15日 |
ゲームドットを再現したグッズシリーズのうち、ブラック・ホワイトのドットがデザインされたもの。 |
ポケモン カスタムスタンプでチュウ! | 2018年 | LINEスタンプ。 |
缶バッジコレクション ~イッシュ地方編 A~ | 2018年9月22日 | イッシュ地方で活躍するポケモンと人物を描いた缶バッジ。 |
デッキシールド ベル | 2024年1月26日 | ブラック・ホワイトでのデザイン。 |
引用
ベル/引用を参照。
各言語版での名前と由来
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備考
- 『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』紹介SPムービーでは、竹達彩奈が声優を務める。
- 彼女の有名な発言としては「やめたげてよお!」が挙げられる。これはブラック・ホワイトにおいて、ゆめのあとちでプラズマ団がムンナからゆめのけむりを奪うべく、ムンナを蹴っていたところを見かねて発言したもの。
- ルビー・サファイアにおいてヒワマキシティで交換してもらえるエネコのニックネームが「ベル」だったのが、リメイクのオメガルビー・アルファサファイアでは「ベルベル」に変わっている。理由は、彼女と同名であったためと思われる。