チャンピオン
チャンピオンとは、トレーナーの肩書きのひとつ。パルデア地方におけるチャンピオンランクについてもここに記載する。
概要
各地のジムでジムリーダーを倒しジムバッジを集めることでポケモンリーグで戦うことができる、その地方最強のトレーナー。一般的なRPGのラスボスにあたる。
基本的にまず四天王を倒さないと戦うことができず、その後チャンピオンの部屋に入ると戦闘になるが、ガラル地方ではチャンピオンへの挑戦権の獲得方法が異なり、四天王が存在しない。
ブラック・ホワイト等の例外はあるが、基本的にはチャンピオンを倒すと殿堂入りとなりエンディングを迎える。使用するポケモンはバラバラな者と統一感のある者がいるが、後者であっても大抵は1つのタイプで全抜きされないような対策ポケモンを入れているため、一筋縄ではいかない。
ファイアレッド・リーフグリーン以降、一度殿堂入りするとポケモンが強化されることがある。トレーナーによってはその地方には出現しないポケモンも使用してくるほか、ポケモンのレベルが上昇し、技構成も対人戦でもそのまま使えるような本格的なものになる。
ストーリーにおいては、チャンピオンの身分を明かさずに主人公に接触するなど、ポケモンリーグ挑戦前に顔を合わせる例が多い。この場合、ポケモントレーナーや研究者、その他の肩書きとして登場することが多い。一方、アデクやダンデのようにチャンピオンであることを最初から明確に描写されている例もある。第一世代・ファイアレッド・リーフグリーン・Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイでは、ライバルが先にチャンピオンの座に到達しているという展開となる。
第六世代までは、主人公がチャンピオンを倒しても、その後はポケモンリーグ挑戦前の世界観設定のままで進行することが多い。サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン、Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ・ソード・シールドでは、殿堂入り後も周囲の人物や世間から主人公がチャンピオンとして扱われている。
アローラ地方はストーリー中でポケモンリーグが設立されるため、初めはチャンピオンがいない。そのため、1回目はククイ博士SM / ハウUSUMと戦い、勝利して主人公がチャンピオンに就任する事になる。2回目以降はチャンピオン防衛のため自身が挑戦者を迎え討つという形で最終戦を行う。
パルデア地方では、8つのポケモンジムを制覇した上でチャンピオンテストに合格した者がポケモンリーグから「チャンピオンランク」に認められる。チャンピオンランクはバトルのプロランクであり、ポケモントレーナーたちの憧れとなっている。そのため、他地方と異なり、単独ではなく複数人存在することになる。スカーレット・バイオレットの作中においては、チャンピオンランクとしてネモとオモダカが認められている。このうち、オモダカはチャンピオンランクの中で最も実力ある「トップチャンピオン」として君臨し、ポケモンリーグの運営やアカデミーの理事長、チャンピオンテストの審査など多岐にわたり活動している。ただしオモダカ曰く、ネモは実力を温存しながら自分を倒したとも語っており、作中での実力描写が矛盾していたりもする。
チャンピオン一覧
- チャンピオンの定義については、概要の1文目に準ずるものとする。
ソフト | チャンピオン | 使用する主なタイプ |
---|---|---|
赤・緑・青・ピカチュウ ・ファイアレッド・リーフグリーン |
ライバル | - |
金・銀・クリスタル ・ハートゴールド・ソウルシルバー |
ワタル | ドラゴン |
ルビー・サファイア ・オメガルビー・アルファサファイア |
ダイゴ | はがね |
エメラルド | ミクリ | みず |
ダイヤモンド・パール・プラチナ | シロナ | - |
ブラック・ホワイト | アデク | (むし) |
ブラック2・ホワイト2 | アイリス | ドラゴン |
X・Y | カルネ | - |
サン・ムーン ・ウルトラサン・ウルトラムーン |
不在→主人公 | - |
Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ | ライバル | - |
ソード・シールド | ダンデ | - |
スカーレット・バイオレット | オモダカ・ネモ | - |
賞金の倍率
- 第一世代 : 99
- 第二世代 : 100
- ルビー・サファイア・エメラルド : 200
- ファイアレッド・リーフグリーン : 100
- 第四世代 : 200
- 第五世代 : 200
- X・Y : 240
- オメガルビー・アルファサファイア : 200
- ピカブイ : 240
- ソード・シールド:240
備考
- 初戦時のポケモンの平均レベルはソフトによってまちまちである。最も高い平均値はカルネで65.5、最も低い平均値は金・銀・クリスタルのワタルで46.7。
- 第一世代では「四天王全員を倒したらチャンピオンになれるはずだが、先にライバルが四天王全員を倒したから彼とも戦わなければならない」という理由により、ワタルを倒した次にライバルとのバトルになる。
- 四天王の間の入り口横に立っているNPCは「四天王4人に続けて挑むルール」と説明しており、チャンピオンはいわば隠しボスのような存在にとなっている。
- ピカブイではそれまで四天王全てに勝ったトレーナーをチャンピオンとして記録するだけであったが、チャンピオンを正式に置くことになり、主人公よりも先にライバルがチャンピオンの座に到達したため、四天王の次に戦うことになると説明される。
- 世界観設定として、本来なら常任のチャンピオンがいると取れる要素はない。ポケットモンスター THE ORIGINではワタルに勝利したレッドがそのままチャンピオンになれると思っていたという描写がある。ポケモンジェネレーションズでもライバルが四天王全員に勝ってそのままチャンピオンの座についている。
- 第二世代以降は四天王の次にチャンピオンが控えるルールが概ね恒例化している。
- 第一世代のチャンピオン戦では「せんとうアニメ」が設定に関係なく強制的に「じっくり みる」状態になる。
- 第六世代のチャンピオン戦ではメガシンカを発動すると必ずカットインが入る。
各言語版での名称
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