ハンサム
ハンサムは、国際警察のメンバー。
人物
茶色のコートと焦茶色のスーツを着た黒髪の中年男性。いずれの作品でも見た目は同じ。
ポケットモンスター プラチナで初登場。国際警察のメンバーとして、ギンガ団について捜査している。「ハンサム」はコードネームであり本名は不明。
本人は真面目に捜査しているのだが、どうにも言動全般に払拭しきれない胡散臭さが漂い、コウキ/ヒカリからは面と向かって「怪しい人」呼ばわりされてしまう。コトブキシティで出会ったときには、普通に話しかけられただけで自身が国際警察であることを見抜かれたと勘違いし、そのまま自己紹介をする。ハンサム自身はあまりポケモン勝負をしないらしく、そのため主人公が持っていたほうが良いだろうということでバトルレコーダーをくれる。
ギンガハクタイビルでは団員に変装して潜入捜査をしており、主人公と1階で会ったときにアドバイスをしてくれる。たにまのはつでんしょやトバリシティでは、主人公がギンガ団と戦った後に現れる。ギンガだんアジトでは侵入に一役買ってくれる。その後テンガンざんでは、自分の力ではギンガ団を止めることは無理だと判断し、主人公に全てを任せる。その際、くろいビードロをくれる。殿堂入り後は、ハードマウンテンでかざんのおきいしをプルートから所持ポケモンのグレッグルを用いて奪い返し、プルートを見事逮捕した。しかし持ち出してはいけないかざんのおきいしをうっかりそのまま持ってきてしまい、バクが元の場所に戻してあげていた。イベント終了後はトバリゲームコーナーにたたずんでいる。
ブラック・ホワイトでは、シナリオクリア後にプラズマ団の捜査および七賢人の捜索のため登場。プラズマ団壊滅に直接関わった主人公に協力を依頼し、すごいつりざおを提供する(依頼とはまったく関係ないことを本人も認めている)。主人公が七賢人を見つけるたび、彼らを逮捕していく。
変装が得意で、プラチナでは、ギンガ団の団員や石に変装し、ブラック・ホワイトでは主人公の母に上手く変装していた。
ブラック2・ホワイト2には登場しないが、シキミが執筆している小説の一節にハンサムと彼のグレッグルが登場する。
X・Yでは、殿堂入り後に発生するイベントに登場。ミアレシティに探偵事務所を開き、主人公を事務所の一員として勧誘し、事件解決の助力を頼む。この作品では主人公には国際警察の身分を明かしておらず、探偵事務所をカモフラージュとして、裏でフレア団にまつわる捜査を行っていた。相棒のポケモンが亡くなって手持ちがいない旨を発言しており、このストーリー中はハンサムハウスで彼とグレッグルと思しきポケモンが一緒に写っている写真を確認できる[1]。事件のヤマが解決しカロス地方を去ることになった際に、自身が国際警察であることを主人公とマチエールに告げている。
オメガルビー・アルファサファイアでは、殿堂入り後にバトルリゾートに登場する。近海に落ちてきたところを救助されたが記憶喪失になっており、彼に話しかけるとタブンネナイトをもらえる。このときのみ一人称が「オレ」となっている(その他の作品では「わたし」)。
サン・ムーンでは、国際警察特務機関 UB対策本部の一員として上司のリラと共にアローラ地方を訪れる。クチナシには「No.836」という昔のコードネームで呼ばれていた。クチナシによると、約10年前の任務でウルトラビーストに同情して仕留めそこなったことから非戦闘員のFallだった仲間を喪ったという。
ウルトラサン・ウルトラムーンでは、バトルツリーに挑戦するリラに付き添い、バカンスでアローラ地方を訪れている。サン・ムーンにあったウルトラビースト捕獲イベントはなく、登場機会が少なくなっている。9ばんどうろでポケモンマフィアの目撃談があることを話し、主人公にかみなりのいしをくれる。ポニのこうやで再会するとレッドカードをくれる。ズガドーンUS/ツンデツンデUMの捕獲イベントを終えるまではポニのこうやへ続く道を塞いでいる。新しい相棒がいることを示唆するが、どのポケモンかは不明。
『悪人を追う国際警察』というバックボーンのおかげかフットワークが非常に軽く、プラチナでの初登場以来、シリーズを跨いでの登場が非常に多い。特に主人公が殿堂入りしてメインシナリオが終わった後の追加シナリオでのフックという役回りが多い。
その一方で、プラチナで「ポケモンしょうぶはあまりしない」と発言していたとおり、彼と勝負したりマルチバトルで共闘したりという展開はどのシリーズにもない。
アニメにおけるハンサム
本編
ハンサム | |
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英語名 | Looker |
出身地等 | ? |
年齢 | ? |
職業 | 国際警察 |
声優 | てらそままさき |
アニメではDP編第130話で初登場。ギンガ団の野望を食い止めるためにサトシたちに協力した。
BW編第112話で再登場。イッシュ地方の制圧を狙うプラズマ団の捜査のためにイッシュ地方に来た。
また、放送延期になったロケット団とプラズマ団の戦いの話でも登場する予定があった。
ポケモンジェネレーションズ
ハンサム | |
---|---|
英語名 | Looker |
出身地等 | ? |
年齢 | ? |
職業 | 国際警察 |
声優 | 藤原啓治(PG第12話まで) 堀内賢雄(PG第17話) |
PG第2話で初登場。以降PG第5話、PG第12話、PG第17話にも登場。
マンガにおけるハンサム
ポケットモンスターSPECIALにおけるハンサム
第8章、第10章、第11章に登場。53巻のキャラクタープロフィールでは職業が国際警察刑事、階級は警部。
第8章ではプラチナの調査をサポートし、プラチナ達にマナフィのタマゴを渡した。
第10章ではプラズマ団を逮捕するため、ハンダ サムロウという偽名を名乗り、変装してイッシュ地方のポケモンリーグに出場した。ベスト8に進み準々決勝でブラックに敗北。ヴィオを捕らえるも取り逃がしてしまった。
第11章でもプラズマ団逮捕を目的にイッシュ地方に留まり、ラクツの部下として行動した。
第38巻の裏表紙に描かれた。また第40巻・第51巻・第52巻の巻末のイラストギャラリーやトビラ絵コレクションに、ハンサムが描かれたものが収録されている。
手持ちポケモン
ポケモンマスターズにおけるハンサム
メインストーリーの悪の組織編のひとつ「シンオウ編」で初登場した。グレッグルを使用する。
専用のアレンジBGM「戦闘!ハンサム(ポケマスアレンジ)」が公開された。
詳細はハンサム (ポケモンマスターズ)を参照。
ポケモンカードゲームにおけるハンサム
ハンサムが描かれたカードとして、以下のものが登場している。
ハンサムに関係するグッズのカードとして、以下のものが登場している。
引用
ハンサム/引用を参照。
備考
- ハンサムはくろいビードロを「昔の任務先で手に入れた」と言っており、ホウエン地方に行ったことがあると推測できる。
- ポケモンジェネレーションズで声優が変わったのは、藤原啓治の休養に伴うもの。
- 作品を跨いでの登場が多いため、物語の時系列を辿る際に彼の言動や行動、設定等を参考にするプレイヤーもいる。
- どの作品にも登場できるよう、名前をコードネームにし変装の名人と設定したことや、プラチナではシナリオを誘導する役割を持たせたことを松宮稔展がTwitterに投稿した[2][3]。
脚注
- ↑ ストーリークリア後はマチエールが新たに当エピソード中に撮ったと思しき写真を飾るため見られなくなる。
- ↑ マツミや-Twitterアカウント、2013年4月27日投稿。
- ↑ マツミや-Twitterアカウント、2013年4月27日投稿。
各言語版での名称と由来
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