パキラ
特徴
ポケモンリーグの「火炎の間」にいる。主にほのおタイプのポケモンを使う。 赤いサングラスに黒いノンスリーブを着用した女性。
普段は、クールで冷たい印象を持たせているが、挑戦者に対し、他と比べて1人だけ頬杖をついて椅子に座っているなど苛烈な性格が見え隠れする。特に2回目以降では態度が大きく変わり、対戦開始時は主人公に対して「あなたが憎たらしくてね!」という四天王らしからぬことを言うが、 勝利すると「憎すぎてむしろ好きよ」などと返してくる。
副業として、ホロキャスターのニュースキャスターを務める。その時は普通のメガネを着用し、丁寧な言葉づかいをする。
ゲームにおけるパキラ
所持ポケモン
対策
4匹ともみず・いわタイプが有効。特にファイアローにはいわタイプで4倍のダメージを与えられる。カエンジシはかくとうタイプ、シャンデラはゴースト・あくタイプでも対処可能。攻撃か特攻が高いみず・いわタイプなら、余裕で倒せる。
カエンジシの攻撃を落とすために、一番手には♂のポケモンを置いておくと戦いやすくなる。接触技は特性ほのおのからだが発動して不利になるので使わない方がいい。
注意:以降の記述には、作品の内容やあらすじ、登場人物などのネタバレが含まれます。ご理解の上ご利用ください。
正体
- その正体はフレア団の幹部。本性は普段に輪を掛けて苛烈かつ冷酷なサディストであり、イベント中に戦うパキラの部下(アカマロ)曰く、暴力で部下に制裁をすることもある模様。
- 彼女自身の役職は不明だが、一部の幹部しか知らされていないフラダリラボの隠し地下フロアへのパスコードを知っていた事や、幹部をこき使っている描写から、組織内ではフラダリに次ぐ首領格・ナンバー2の地位にいたことが推測できる。
- 殿堂入り後のイベントで、フレア団の幹部として裏切り者のクセロシキの処分を主人公に求める。実態としてはフレア団の情報を渡す代わりに自らの正体を口外しないこと約束させる裏取引をハンサムと行っており、自らの保身の為に部下であったクセロシキを切り捨て、国際警察に売り渡した。
- 組織が事実上壊滅した後であるが、「私たちには私たちの正義がある」とフレア団の理想を掲げており、脱退の意思はない。
- 上記の取引と彼女自身の演技力もあって、主人公とハンサム以外には正体が露見しておらず、他の四天王やカルネ、ホロキャスターの視聴者を完璧に騙し切っている。
- フレア団を壊滅させた主人公には、復讐心と同時に一定の評価もしている複雑な感情を抱いている(2回目以降の戦闘や、バトルシャトーでの台詞より)。
アニメにおけるパキラ
本編
パキラ | |
---|---|
英語名 | Malva |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | 四天王 ニュースキャスター |
声優 | 渡辺明乃 |
- キーストーンを装着したチャームを所有している。
- XY編第92話でヒャッコクシティのポケモンセンターのテレビで放送されていたニュース番組のキャスターとして登場する形で初登場。
- 『ポケットモンスター XY 特別編 最強メガシンカ 〜Act IV〜』に再登場し、アランが挑戦したメガシンカ10番勝負における、最後の相手として立ちはだかった。ActIでズミに敗れたことを知っていた。壮絶なバトルの末、アランとリザードンの底力の前に屈する。
- XY編第125話から開催されたカロスリーグ・ミアレ大会ではレポーターとして登場した。
- これまでフラダリとは密接な所で関わっていたが、XY編第134話でサトシとアランに可能性を見出し、フラダリに反旗を翻す。
- フレア団の事件が終結した後は残った団員達の後始末をした後に警察に自首することをダイゴに告げて去っていった。
使用ポケモン
ポケモンジェネレーションズ
パキラ | |
---|---|
英語名 | Malva |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | ニュースキャスター |
声優 | 井上麻里奈 |
PG第16話に登場。
Pokémon Evolutions
パキラ | |
---|---|
英語名 | Malva |
出身地等 | 不明 |
年齢 | 不明 |
職業 | 四天王 |
声優 | 種﨑敦美 |
第3話に登場。
マンガにおけるパキラ
ポケットモンスターSPECIALにおけるパキラ
ゲームとは違い、こちらでは最初から完全な悪人として描かれており、フレア団のナンバー2であることが明確にされている(曰く「ボス(フラダリ)のかたわらに立つ女」)。自身はナンバー2の地位に拘っているが、実質的には組織内ではフラダリと同等である。
ゲーム以上に極悪人として描かれており、謀略に長けている上に自らの出撃の際の手段は非常に残忍で卑劣。失敗した部下には容赦せず、鎖で吊るし上げて暴行したり、カエンジシの炎で火達磨にしたりと、暴君のごとく振る舞っており、団員からも恐れられている。一方で、四人の女性博士たちの事は比較的寵愛しており、自身のカエンジシをアケビに貸し与えたり、ギルガルドをしっかりと育て上げたコレアを褒めるなど、飴と鞭を使い分ける面もあり、首領格としてのカリスマは備えている。ゲーム版におけるスパイ疑惑も、こちらではほぼ確定している。
カルネには正体がバレていない時点でも、彼女からは「炎の女」「秘めたる炎」「底が知れない人」と内心恐れられており、パキラの方は、他の四天王やカルネ達への仲間意識などは微塵もない。特にカルネに対して異常とも言える執着心を抱いており、自分の邪魔をしている彼女に対して「早く焼き尽くしてしまいたい」と、殺意とサディスティックな愛情に近い感情を抱いている。
エックス達を未だに始末できない部下たちに憤慨し、ついに出撃。この時プラターヌ博士がトロバに渡していたフォッコを奪い取って自らの戦力に加えた(この際、トロバのポケモン図鑑を踏み潰して破壊している)。
アサメタウンで拉致した住民たちからスカイトレーナー養成学校の生徒を、コレアから借りたギルガルドの力で洗脳し、エックス達を襲撃させた。しかもそのスカイトレーナー達は、ワイの学校の友人でもあり、ワイへの嫉妬心に漬け込んで洗脳したという残忍ぶりを見せた。
エックス達は取り逃がすも、それはギルガルドの洗脳能力が多人数でも一気に利用できることを確認するための実験であり、実験の成功を確信すると、コレアにギルガルドを返却した。
「大樹」の運搬でアサメシティの住民たちを洗脳し、運搬に従事させるがそこにエックス一行とカルネたちが現れ混戦となる。コレアやエスプリがエックスやコルニ達と交戦する中、彼女はカルネと交戦。マジックルームの結界に自分ごと閉じ込め、地下に連れ去った。
そして、最終兵器の攻防戦にて、イベルタルを従えて参戦。地下に潜ったのはカルネを攫う為だけでなく、「大樹」の下に眠るイベルタルの「繭」を我が物にするためであった。しかしゼルネアスと対決すると、何日経っても勝負がつかない事態になるため、フラダリの命令を受けたクセロシキが止めに入ったことや、勝負がつかないことを察したゼルネアスがワイ達を引き上げさせたこともあって、停戦となった。
停戦後、カルネのキーストーンを強奪。カルネと戦闘となり、有利な展開となり、ファイアローに足で掴まれて空中戦を繰り広げたが、エックスに敗れたフラダリが転落する様を見てファイアローから自分から飛び降り、その隙にファイアローがカルネのサーナイトの攻撃を受けて敗北、助けようとするカルネの手を弾いてフラダリと共に岩場に転落した。
フラダリの上に落ちたことでフラダリがクッションになったため、怪我はそこまでではなかったが、フラダリの庇護を失った自分は再起不能同然と自嘲する。フラダリと共に落ちたのはフラダリに対する信仰などではなく、「カルネに情けをかけられるくらいなら死んだほうがマシ」という理由。そもそもフラダリのことも「自分にずっと屈辱を与えてきた」「世界を浄化したら自分の手で全てを奪うつもりだった」と忠誠心は皆無。最後のシーンではガンピにお姫様抱っこされていた。
その後は不明(フラダリたちと違い、彼女は拘束されたという描写が無い)だが、2018年3月の時点では作者の山本サトシが死亡説を否定している。
特別編でのパキラ
X・Y編の「特別編」にて初登場(その前にTV局のアナウンサーとしても登場している)。「特別編」では最初、アナウンサー状態の時にカルネが女優業を休業する(シャラシティのマスタータワーが襲われてコルニとコンコンブルが逃亡することになり、その補佐)ことになったのを伝え、「私も彼女を追いかけます」と言っていた。後に、マスタータワーを襲った黒幕もパキラであることが判明している。
一方でディアンシーに興味を持ち、宝石強盗を金で雇い、ディアンシーとメレシー達が暮らす洞窟を襲撃、ディアンシーを誘拐させようとした。だが、偶然その場に来ていたカルネ達によって計画は失敗。ディアンシーは逃がしたものの、代わりにディアンシーが産み出したダイヤモンドをまんまとせしめていた。そして雇われた宝石強盗は図々しくも報酬を要求したためパキラの逆鱗に触れ、彼女のカエンジシの炎で火達磨にされて始末された。
単行本では、正体が発覚する「特別編」が未収録となっているため、正体が発覚する経緯がやや唐突になっている。
所持ポケモン
- カエンジシ♀(アケビに一時貸し与えていた)
- フォッコ - テールナー - マフォクシー(マフォクシー (ポケットモンスターSPECIAL)参照)
- ギルガルド(コレアのポケモン。一時借りていた)
- イベルタル
- ファイアロー
ポケモンマスターズにおけるパキラ
メインストーリーの悪の組織編のひとつ「カロス編」に登場した。イベント「ようこそ 火炎の間へ」ではファイアロー、チャンピオンバトルではカエンジシ、シャンデラを連れた対戦相手として戦えた。
専用のアレンジBGM「戦闘! カロス四天王パキラ(ポケマスアレンジ)」が公開された。
パキラ (ポケモンマスターズ)を参照。
引用
パキラ/引用を参照。
備考
- 公式イラストでは、サングラスの下の瞳にはハイライトがない。
- 悪の組織に所属するポケモンリーグ関係者としてはサカキに次いで彼女が2人目となる。
- 殿堂入り後のイベントでのバトルで、フラダリが愛用するカエンジシ(♂)とは逆の性別のカエンジシ(♀)のみを使用する事から、フレア団の中でもフラダリと最も近い存在であったことが窺える。
各言語版での名称と由来
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