やぶれたせかい
やぶれたせかい | |
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Distortion World | |
ダンジョンの詳細 | |
地方 | シンオウ地方 |
接続する街・道路 ・水路 |
やりのはしら(初回のみ) おくりのいずみ(2回目以降) |
BGM | やぶれたせかい |
やぶれたせかいとはポケットモンスター プラチナにおいて存在する世界。
概要
この世の裏側に存在し、ギラティナのみが棲む世界。時空が捻れ、時間・空間の概念がない。時は流れず、空間は安定しない掟破りの世界。
青く渦巻く背景や浮遊する足場、重力の方向が最大で180度傾いている場所がある、遠くからでは見えたものが近付くと消える(逆も存在)など現実世界の常識を覆す場所である。この場所ではギラティナは常時オリジンフォルムにフォルムチェンジする。
アカギはこの世界を、DNAの螺旋構造のように現実世界と補完・修復しあう世界だと推測するが、真相は不明である。
この世界へ繋がる穴がやりのはしらの地面に現れたことで時空の歪みが発生し、やりのはしらの柱が歪んで曲がってしまった。開けたままになっていると、歪みがシンオウ地方全土に広がり、世界が崩壊する危険性があった。
一部のものが出現・消滅したり、存在しなかったりするのは、反物質の放置するとすぐに消滅してしまうという性質に由来する。
ストーリー上ではテンガンざんでアカギがディアルガとパルキアを呼び出し、それを止めるべくユクシー、アグノム、エムリットが現れた直後、アカギの行いに怒り狂ったギラティナが呼応したことで入り口が出現する。その際、影として出現したギラティナがアカギをこの世界に拉致、入り口が開いたままになってしまった。
やぶれたせかいにはいくつかの仕掛けがあり、これらの仕掛けを解くためにはなみのり・かいりきが必要となる。仕掛けをクリアして進むとアカギとのバトルとなり、その後ギラティナが現れ、戦闘を終えるとギラティナがいた場所に出口が現れる。出口はおくりのいずみへとつながっている。
それ以後はエンディングまで入ることはできないが、エンディング後はもどりのどうくつの最奥部 (ダイヤモンド・パールでギラティナがいた場所) から入ることができる。以前よりも移動できる範囲が狭いが、中を進むとはっきんだまが入手できる。
トレーナー
アカギを参照。
出現ポケモン
伝説のポケモン | ||||||
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ギラティナ・オリジンフォルム | ふゆう | Lv47 | シャドーダイブ | あやしいかぜ | ドラゴンクロー | げんしのちから |
手に入る道具
アニメにおけるやぶれたせかい
劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミにやぶれたせかいをモデルにしたものと思われる反転世界が登場する。やぶれたせかいと反転世界は、風景の相似や現実世界の時間の流れに則した昼夜の区別、現実世界と干渉しあう関係性といった点で設定が異なっている。
備考
- やぶれたせかいに入ってからセーブ、リセットを行わないままギラティナと戦闘するところまで進め、そこで相討ちになって全滅すると、再びやぶれたせかいを始めから探索することになり、アカギとの対戦フラグも未消化の状態で再開することになる。これはおそらくバグと思われる(プラチナ)。
- ニンテンドードリーム2005年12月号のインタビューで、やぶれた世界の構想について語っている。
- 物理学用語にある「CP対称性の破れ」という概念があり、これは物質と反物質は概念としては本来表裏一体で、衝突すると消滅するが、物質と反物質は完全な正反対ではなく、僅かな違いが存在し、そのことを日本語で「破れ」と表現される。この「破れ」という概念からやぶれた世界が考え出された。
- 重力が逆さまになったり、水が逆に流れるたりするのは、E=mc²ではない世界の表現だとされる。
各言語版での名称
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