サトシ
サトシ | |
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英語名 | Ash Ketchum |
出身地等 | マサラタウン |
年齢 | 10歳 |
職業 | ポケモントレーナー |
声優 | 松本梨香 |
サトシはアニメポケットモンスターシリーズの登場人物の主人公。
目次
概要
名前の由来はポケモンの生みの親田尻智から。この名前自体は、赤における主人公、及び緑におけるライバルの名前候補の一つとして、最初期からゲームに登場している。
英語圏などでの名前はAshだが、これはローマ字表記のSatoshiからつくられた名前である。
人物
ポケモンマスターを目指して、ピカチュウら仲間と共に色んな地方を冒険しているポケモントレーナー。正義感が強く熱い心の持ち主だが、やや調子に乗りやすい性格。気合を入れるときは、帽子を後ろ向きにする。
超人のような運動神経と怪力を持つ。そのためネット上ではレッドと並んで「スーパーマサラ人」というスラングがある。ただし、踊りに関しては苦手な模様。サンムーン編以降は、これまでのシリーズよりも身体能力を発揮するシーンが減り、たまにあってもこれまでのシリーズ程ではないような描写が多いが、あくまでもこれまでのシリーズよりは控えめに描かれてるだけで、今も運動神経は悪いということではない模様。
無印初期の頃はジムリーダーなどの目上の人物に対してタメ口で話したり挑発をするなど失礼な言動をとっていたが、オレンジ諸島編でカンナに負け、トレーナーとして大切な事を教わってからは敬語を使い、厳しい指摘も素直に受け入れるなど礼儀を心得るようになる。
上記の性格なのでよく異性(ポケモンも含む)に好意を抱かれる。例を挙げるとモエ・リラ・アオイ・ベイリーフ・フルーラ・ラティアスなど。だが本人は恋愛事には鈍感どころか恋愛の概念を理解していないためか、何も気付かずに終わってしまう事が多い。この傾向は各シリーズのヒロインに対しても同様で、たまに喧嘩こそあれど、恋愛感情は持たない仲の良い友人的なポジションとなるケースが多い(ただしヒロイン達も、恋愛的な目でサトシを見ていないケースが殆どではある)。唯一の例外はセレナで、明確にサトシを意識しており、サトシ側も最終話でその気持ちを知った。
ただし初期の頃は、シリーズ途中に見られたような完全な無知ではなく、多少は理解していると見られるシーンも存在し、BW編の終盤頃からはこの点は徐々に改善されてきているためか、色恋沙汰で本来の実力を失っているミジュマルの状況を理解した上での行動を取りもする。しかし、自身のそれにはやはり疎く、XY編でもセレナとのやりとりの中には、鈍感さでセレナを知らずのうちに振り回すことも多かった。とはいえ男としては完全なダメ人間という訳ではなく、振る舞いは天然でモテ要素を発揮するタイプのそれに近いと言える。
ポケモンをモンスターボールから出すときは「○○、きみにきめた!」、ポケモンやジムバッジをゲットした時は「○○、ゲットだぜ!」と言う。
ホウオウと何かと縁があり、何度も遭遇している。それ以外でも、各地で何かと伝説のポケモンと出くわす機会は多い。また、何故か波導がアーロンと同じで、ほんの僅かながら波導を操る才能があった。
マサラタウンを旅立ち、その後、カントー地方、オレンジ諸島、ジョウト地方、ホウエン地方、バトルフロンティア(カントー地方)、シンオウ地方、イッシュ地方、イーストイッシュ、白の遺跡、デコロラ諸島、カロス地方の順に旅をして、現在はアローラ地方のポケモンスクールに通っている。
一人称は「オレ」。ハナコという母親がいる。また、小説や無印編第2話のハナコの台詞によると父親と祖父もいるらしいが詳細は不明。
XY編ではシトロンの発明品に対し、「科学の力ってすげー!」と感心することも。これはゲームの主人公の出発地のNPCでもお馴染みの台詞である。
物語開始当初は、同時期に旅に出た4人の中でも最劣等生的な扱いであったり、(バッジを)お情けで貰ったと揶揄されるなど、トレーナーとしては弱小の部類にいるような描写だった。しかし旅をする事に、相手の戦略次第で戦況が大きく振り回されたりする描写が減り、人の使っていた戦術を取り入れて戦略の幅を広げる等成長している。AG編以降は第三者からの評価も高く、時には四天王やチャンピオン等からも優秀なトレーナーとして認められるケースが増えた。 ただしXY編のポケモンリーグでは、戦績こそこれまでの中で最優秀で、周囲からの評価もそれに恥じぬものではあったが、手持ちポケモンのタイプは、過去最も偏ってバランスが悪い(ドラゴンとひこうに集中気味だった)など、完璧なわけではない。
バトルスタイル
基本的に勢いで攻めるタイプ。全編通して相手のポケモンの特徴や技、フィールドを最大限に利用して戦う。また、誰も思い付かないようなことを瞬時に考え実行する柔軟な戦法を使う事も多い。だが、タイプ相性を考えずにポケモンを出したり(くさタイプのヤナップにみずタイプのミジュマルを出すなど)、何度も痛い目にあっている技や特性を忘れたり(くろいまなざしやひらいしんなど)ポケモンの知識はあまり安定してない。
また、相手がかげぶんしんやカウンターなどの防御系の技を使うポケモンとの対戦では相性が悪い(近年、そういった傾向は薄れつつある)。自身が扱う場合は、スピードのあるポケモンの扱いを得意とする反面、遅いパワータイプのポケモンの扱いが苦手なのか、そのようなポケモンでの戦績があまり良くない傾向がある(ただし例外もある)。
DP編でシンジのバトルを観戦してからは、ポケモンを頻繁に交代するなど、相手のバトルスタイルを吸収し自分の戦略の幅を広げており、XY編においてもティエルノが使ったリズム戦法を取り入れようと努力するなどの一面が見られる。ただしリズム戦法は、先述の通り踊りが苦手な為、教わった通りに体得することは出来なかった。
ユニフォーム
サトシが着ているユニフォームは、シリーズが変わるごとによって変更されている。
ポケモン
サトシは進化をポケモンに任せており、無理にさせようとはせず、たびたびライバルからもそのことを指摘される。各地方で必ずほのお、みず、ノーマル(ひこう複合が多い。SM編では未捕獲)の各タイプのポケモンをゲットしている。御三家はBW編まではくさタイプの御三家はその地方の御三家をゲットしていた他、キングラー、ラプラス、ヘイガニ、コータス、ブイゼル、ハハコモリ、ガマガルの7匹は例外だが他のタイプも御三家であることは多い。リザードンのように初期に言うことを聞かなかったものもいるが、どのポケモンも基本的にサトシによく懐いており、愛情表現で彼に攻撃することもよくある。ゲットされたほのおタイプのポケモンは、マグマラシ(ゲットされた当時はヒノアラシだが)とコータスとファイアローとニャヒート以外は、全て他のトレーナーに弱いからと見捨てられたポケモンであるという共通点がある。ハルカのポケモンとは対照的に、オスの割合が圧倒的にが多く、メスは少ない(ただし性別はゲットしてから分かることがほとんどで、サトシ自身が性別を考えてゲットすることはほぼ皆無である)。無印では出会ったポケモンを見つけるとすぐにゲットしようとする描写も見られた。
シリーズが新しくなるごとに、ピカチュウ以外の全ての手持ちポケモンをオーキド研究所に預けて旅立っている。アドバンスジェネレーション時代は、初心に帰りカメックス(最初のパートナー)1匹で新たにやり直すシゲルに影響されての事ではあるが、それ以降のシリーズにおけるこの理由は明らかにされていない。
BW編では7匹以上ゲットしているが、カントー編とは異なり捕まえてすぐにオーキド研究所へ送られる形ではなくモンスターボールが反応しなくなる(ボタンが赤く点灯する)形になっている。そのため7匹目以上はアララギ研究所に預けており、話によって手持ちと交代している。サトシがカントーに戻るに当たってアララギ研究所にいるポケモンは全てオーキド研究所へ送られ、そこからまた手持ちの交換をしていた。
サトシが今までゲットしたことがないタイプはエスパー、ゴースト(ゴーストをゲットしたかというのは曖昧なところがある)、はがね、フェアリー。ピカチュウはオーキド博士からもらったので、ゲットしたととらえなければ、でんきもゲットしたことはない。
手持ちポケモン
SM編第67話時点。
オーキド研究所のポケモン
カントー・オレンジ・ジョウト編
- フシギダネ(サトシの)
- ヒトカゲ - リザード - リザードン(サトシの)
- クラブ - キングラー(サトシの)
- ベトベトン(サトシの)
- ケンタロス×30(サトシの)
- カビゴン(サトシの)
- ヘラクロス(サトシの)
- チコリータ - ベイリーフ(サトシの)
- ヒノアラシ - マグマラシ(サトシの)
- ワニノコ(サトシの)
- ヨルノズク (色違い)(サトシの)
- ゴマゾウ - ドンファン(サトシの)
AG編
DP編
- ムックル - ムクバード - ムクホーク(サトシの)
- ナエトル - ハヤシガメ - ドダイトス(サトシの)
- ブイゼル(サトシの)
- ヒコザル - モウカザル - ゴウカザル(サトシの)
- グライガー - グライオン(サトシの)
- フカマル(サトシの)
BW編
- マメパト - ハトーボー - ケンホロウ(サトシの)
- ミジュマル(サトシの)
- ポカブ - チャオブー(サトシの)
- ツタージャ(サトシの)
- ズルッグ(サトシの)
- クルミル - クルマユ - ハハコモリ(サトシの)
- ガマガル(サトシの)
- ダンゴロ - ガントル(サトシの)
- (メグロコ)- ワルビル - ワルビアル(サトシの)
XY編
修行中のポケモン
諸事情で預けられているポケモン
迎え行く予定のポケモン
逃がしたポケモン
交換した、一時的に預かっていた等
ポケモン検定試験
ポケモンサマースクール
戦績
- ポケモンリーグ・セキエイ大会:ベスト16(ヒロシに敗れる)
- オレンジリーグ:名誉トレーナー認定
- ジョウトリーグ・シロガネ大会:ベスト8(ハヅキに敗れる)
- ホウエンリーグ・サイユウ大会:ベスト8(テツヤに敗れる)
- バトルフロンティア:完全制覇(フロンティアブレーン候補)
- シンオウリーグ・スズラン大会:ベスト4(タクトに敗れる)
- イッシュリーグ・ヒガキ大会:ベスト8(コテツに敗れる)
- カロスリーグ・ミアレ大会:準優勝(アランに敗れる)
そのほかの経歴
- オルドラン城の「波導の勇者」に選ばれる
- ポケランティス王にとりつかれる。(闇サトシ)
- ポケモンコンテスト・トネリコ大会:優勝(ハルカと同時優勝)
- ポケモンコンテスト・コトブキ大会:二次審査初戦敗退(ノゾミに敗れる)
- ヨスガシティ・ポケモンタッグバトル大会:優勝
- ミクリカップ(ポケモンコンテスト):ベスト8(カイトに敗れる)
- ドンバトル:準優勝(アイリスに敗れる)
- ドンナマイト:準決勝敗退(マサオミに敗れる)
- ポケモンワールドトーナメントジュニアカップ:準優勝(シューティーに敗れる)
- アルトマーレで行われた、「夏のフェスタ」において水上レースに参加、コース脱落により失格。
カップリング
全て非公式のものである点に注意。
ポケモンカードにおけるサトシ
- 「サトシの~」については、カテゴリ参照。
- ピカチュウM (MRP09)
- ピカチュウMLV.X (DPt-P)
- ムクホークM (MRP09)
備考
- 大乱闘スマッシュブラザーズDXの「名前の登録」で「おまかせ」を選ぶと、「サトシ」となることがある。
- 小説版のポケットモンスター The Animationではいじめられっ子であり、ポケモントレーナーになる少し前までは1人でポケモンと遊んでいたとなっている。
- ただしポケットモンスター XYではセレナは幼少期にサトシに会っている為、アニメでも同じかは不明。とはいえセレナは、サマーキャンプのために一時的にカントーに居たに過ぎず、サトシの帰還を出迎えてくれるのも母親とオーキド博士程度で、他の誰からも迎え入れられている描写はないので、同様の設定である可能性は有り得る。
- 電撃! ピカチュウではシゲルに対抗意識を燃やしていたことはアニメと変わらないが、家でいたずらをしていたピカチュウを捕まえて旅を始めている。また、シゲルの姉に憧れており、タケシ程ではないが綺麗なお姉さんが好きである。アニメとは異なりオレンジ諸島では1人で旅をしており、途中からカスミと行動を共にする。
- ポケモンバトルえんぴつではおたすけ消しゴムとして登場。このときはゲームの男主人公の姿だった。
各言語版での名称と由来
言語 | 名前 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | サトシ | 田尻智 |
英語 | Ash Ketchum | Satoshi、catch 'em(彼ら(ポケモン)を捕まえる) |
ドイツ語 | Ash Ketchum | 英語に同じ |
フランス語 (ヨーロッパ) | Sacha Ketchum | Ashより? |
フランス語 (カナダ) | Ash Ketchum | 英語に同じ |
イタリア語 | Ash Ketchum | 英語に同じ |
スペイン語 | Ash Ketchum | 英語に同じ |
韓国語 | 한지우 (Han Jiu) | 한(智)、지우(親友?) |
中国語(普通話・台湾国語) | 小智 (Xiǎo Zhì) | 小(名前の前に付けて親しみを表す;~くん)、田尻智 |
中国語(広東語) | 小智 (Síu Ji) | 普通話・台湾国語に同じ |
オランダ語 | Ash Ketchum | 英語に同じ |
ヒンドゥー語 | ऐश केच्चम (Ash Ketchum) | 英語に同じ |
インドネシア語 | Ali(カントー編) Satoshi(ジョウト編以降) |
Satoshiは日本語の音写 |
リトアニア語 | Ešas Kečiumas | 英語から |
ポルトガル語 | Ash Ketchum | 英語に同じ |
ロシア語 | Эш Кетчум (Esh Ketchum) | 英語の音写 |
タイ語 | ซาโตชิ (Satoshi) | 日本語の音写 |
ベトナム語 | Satoshi Ash Ketchum(初期) |
日本語,英語に同じ |
関連項目
- レッド
- サトコ - XY編以外の各シリーズで1回ずつ女装させられており、それぞれの概要をまとめてある。
- サトチュウ - 無印編で魔法によりピカチュウになってしまった姿。
- 闇サトシ - AG編でポケランティス王に乗っ取られたときの姿。
- 鏡像のサトシ - XY編に登場。本物のサトシに反して気が弱い。