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フィールド
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ナビゲーションに移動検索に移動このページでは場の状態の一種であるフィールドのフィールドについて解説しています。バトル以外でも使うことのできる技についてはフィールドわざを、バトル以外でも効果がある特性についてはフィールドで効果のあるとくせい一覧を参照してください。
フィールド(Terrain)とは第六世代から導入された場の状態の一種。
概要
場がこの状態になると、特定の技の威力が増減したり、状態異常を防いだりする効果がある。特徴的なのは、フィールドにより発動する効果はほとんどが地面にいるポケモンにしか働かない点である。フィールドには複数の種類があるが、それらは両立することはできず、フィールドが張られている状態で新たに別のフィールドを張ると、前のフィールドは上書きされる形で消える。フィールドが張られている状態では同じフィールドにする技や特性は不発し、持続ターンを書き換えることはできない。天気と似た概念だが、天気やその他の場の状態とは両立できる。
一覧
フィールド名 | 地面にいると受ける効果 | 発動させる技 | 発動させる特性 | 導入 |
---|---|---|---|---|
エレキフィールド | でんきタイプの技の威力が1.3倍[1]になる。 ねむり・ねむけ状態にならなくなる。 |
エレキフィールド ダイサンダー |
エレキメイカー | 6 |
グラスフィールド | くさタイプの技の威力が1.3倍[1]になる。 受けるじしん・じならし・マグニチュードの威力が0.5倍になる。 毎ターン終了時、最大HPの1/16を回復する。 |
グラスフィールド ダイソウゲン |
グラスメイカー | 6 |
ミストフィールド | 受けるドラゴン技の威力が0.5倍になる。 状態異常にならなくなる。 こんらん状態にならなくなる(第七世代以降)。 |
ミストフィールド ダイフェアリー |
ミストメイカー | 6 |
サイコフィールド | エスパータイプの技の威力が1.3倍[1]になる。 敵からの優先度+1以上の技を防ぐ。 |
サイコフィールド オリジンズスーパーノヴァ ダイサイコ |
サイコメイカー | 7 |
フィールドに関係するもちもの一覧
地面にいないポケモンでもこれらの効果は発動する。
- フィールドを延長させるもちもの
- フィールドが発生すると発動するもちもの
フィールドに関係するとくせい一覧
地面にいないポケモンでもこれらの効果は発動する。
- フィールドを発生させるとくせいは#一覧を参照。
- サーフテール(エレキフィールド): すばやさが2倍になる。
- くさのけがわ(グラスフィールド): ぼうぎょが1.5倍になる。
- ぎたい: フィールドに合わせて自身のタイプが変わる。(下記ほごしょくの欄を参照)
フィールドに関係するわざ一覧
- 地面にいないポケモンでも発動する効果
- しぜんのちから: フィールドにより出るわざが変わる。
- ひみつのちから: フィールドにより技の追加効果が変わる。
- ほごしょく: フィールドにより自身のタイプが変わる。
- ラジアルエッジストーム・キョダイフウゲキ・きりばらい8~: フィールドを解除する。
- アイアンローラー: フィールドがあるときのみ成功し、フィールドを解除する。
- 使用者が地面にいなければ発動しない効果
- だいちのはどう: フィールドの効果を受けると威力が2倍になり、わざのタイプが変わる。
フィールド | しぜんのちから | ひみつのちから (戦闘アニメ) |
ほごしょく だいちのはどう 特性ぎたい |
その他 |
---|---|---|---|---|
エレキフィールド | 10まんボルト | まひ (でんきショック) |
でんき | *攻撃対象が地面にいるとライジングボルトの威力が2.0倍になる |
グラスフィールド | エナジーボール | ねむり (つるのムチ) |
くさ | *フラワーヒールの回復量が最大HPの2732/4096(≒2/3)になる。 *使用者が地面にいるとグラススライダーの優先度が+1になる |
ミストフィールド | ムーンフォース | とくこう1段階低下 (ようせいのかぜ) |
フェアリー | *使用者が地面にいるとミストバーストの威力が1.5倍になる |
サイコフィールド | サイコキネシス | すばやさ1段階低下 (ねんりき) |
エスパー | *使用者が地面にいるとワイドフォースの威力が1.5倍になり、範囲が相手全体になる |
仕様
- 姿を隠しているポケモンは地面にいることで発動するフィールドの効果を受けない。地面にいなくても発動する効果は姿を隠している間も発動する。
- 特性ふゆうのポケモンに対してかたやぶりの効果を持つ技を使った場合、ふゆうがかたやぶりにより無効化されるため、このときのみふゆうのポケモンはフィールドの恩恵を受ける。
- 例えばサイコフィールド状態が発動しているとすると、ふゆうのポケモンはかたやぶりの先制攻撃技を無効化できる。
- フィールドが発動している間、自然物は消えて攻撃できなくなる。
フィールドを発生させる特性
- 場に出たときに発動する特性の一種。これらの特性を持つポケモンが同時に場に出た場合、もちものや場の状態を考慮したすばやさ順に特性を発動させる。トリックルーム状態の効果も考慮される。このとき先に発生したフィールドは、後に発生したフィールドに上書きされて消えることになる。
- これらの特性同士をスキルスワップで交換した場合、すばやさに関係なくスキルスワップ使用者側が先に手にした特性を発動させるため、相手に渡った特性で発生したフィールドに上書きされる。
- ラジアルエッジストーム・キョダイフウゲキ・アイアンローラーの効果でフィールドが解除されるときは、以下の順番になる。
- キョダイフウゲキの効果 → 防御側のひんし判定 → ラジアルエッジストームの効果 → 防御側がききかいひ/にげごし/レッドカード/だっしゅつボタンで手持ちに戻る → アイアンローラーの効果 → レッドカードの交代先が出る → だっしゅつパックで手持ちに戻る → ききかいひ/にげごし/だっしゅつボタン/だっしゅつパックの交代先を選択して出す
- フィールドを発生させる特性を持つポケモンを倒し、その味方がかがくのちから/レシーバーによって特性を引き継ぐ場合、キョダイフウゲキでは技の効果が発動した後に特性を引き継ぎ、引き継いだフィールドが発生する。ラジアルエッジストーム・アイアンローラーでは引き継がれた特性が発動した後に技の効果が発動することですることでフィールドは完全に解除される。
- 特性かがくへんかガスのポケモンをひんしにしたことでフィールドを発生させる特性が有効になる場合、キョダイフウゲキでは技の効果が発動した後に特性が有効になりフィールドが発生する。アイアンローラーでは特性が発動した後に技の効果が発動してフィールドは完全に解除される。
- ききかいひ/にげごし/レッドカード/だっしゅつボタン/だっしゅつパックが発動した場合、いずれもフィールドを解除した後に交代先が引きずり出される。フィールドを発生させる特性を持つポケモンが出てきた場合、新たにフィールドが発生する。
シード系アイテム
- 発動すると「<所持者>は <シード系アイテム名>で <防御/特防>が 上がった!」というメッセージが出る。1度発動すると消費される。
- 所持者が地面にいないときでも発動する。したがって所持者が姿を隠しているときでも発動する。
- 所持者が場にいるときに対応するフィールドが発生した場合と、対応するフィールドの場に所持者が繰り出されたときのどちらも発動する。複数のポケモンが同時にシードを発動させるとき、発動順は発動方法により変わる。
- 場が対応するフィールドに変化したときは、シードは他の処理より優先されて即座に発動する。
- 場に居る複数の所持者が同時に発動させるときは、手持ち画面で確認できるすばやさ数値が高い順に発動させる。このときへんしん状態やスピードスワップによる実数値変動を含め、あらゆるすばやさ補正は考慮しない。
- 対応したフィールドではない場に、対応するフィールドを発生させる特性のポケモンと、異なるフィールドを発生させる特性のポケモンが同時に場に出てきた場合、それらのすばやさ順に関係なく対応するシードを発動させる。
- 例1
- バトルの最初にエレキメイカーのカプ・コケコ(すばやさ200)とミストメイカーのカプ・レヒレ(すばやさ150)が同時に場に出た。どちらもエレキシードを持っていたとき、カプ・コケコのエレキメイカー → カプ・コケコのエレキシード → カプ・レヒレのエレキシード → カプ・レヒレのミストメイカーの順に発動する。
- 所持者を手持ちに戻そうとしたが、他のポケモンが先に交代したことで対応するフィールドが発生した場合、シードを発動させてから手持ちに戻る。
- 対応するフィールドの場に繰り出されたときは、特性が発動した後にシードの発動判定がある。
- 複数の所持者が同時に死に出しされたときは、場に出た瞬間のすばやさが高い順に発動させる。このとき特性やトリックルームなどのすばやさ補正を考慮する。場に出た後にねばねばネット・かわりものや、天候を変える特性などによりシード発動時のすばやさが変動しても、発動順には影響しない (第八世代でも同様)。
- 対応したフィールドの場に、シード所持者と、対応しないフィールドを発生させる特性のポケモンが同時に場に出てきた場合、それらのすばやさ順に関係なくシードを発動できない。
- 例2
- エレキフィールドが発生しているとき、エレキシードを持つミストメイカーのカプ・レヒレを場に出した。このときミストメイカーが先に発動し、エレキシードは発動しない。
- 例3
- エレキフィールドが発生しているとき、2体のポケモンが同時にひんしになったため、エレキシードを持つエレキメイカーのカプ・コケコ(すばやさ200)と、ミストメイカーのカプ・レヒレ(すばやさ150)が同時に死に出しされた。このときエレキメイカーが不発した後にミストメイカーが発動し、エレキシードは発動しない。
- 対応したフィールドとさしおさえ/マジックルーム状態が同時に解除されるターンでは、さしおさえ/マジックルーム状態が解除されたメッセージの後にフィールドが解除されたメッセージが出るが、シードは発動できない。
- 特性きょうせいのポケモンと、その味方ポケモンがどちらも同じシードを持っているとき、味方が先にシードを消費できれば、きょうせいの発動が優先されてシードを味方に渡す。フィールドが変化したときと、フィールドが発生している場に繰り出されたときのいずれも同様となる。
- 特性あまのじゃくのポケモンが使うと能力の変化方向が逆になる。特性たんじゅんのポケモンが使うと能力の上昇量が2倍になる。
- かたやぶりの効果がある技でフィールドが発生した場合、場にいるあまのじゃく/たんじゅんの特性は無視され、対応する能力が1段階だけ上がる。
- かたやぶりの効果でフィールドを発生させた後に、あまのじゃく/たんじゅんのポケモンが場に出てきたときは、かたやぶりの効果は無く特性の効果で能力の変化量が変わる。
- 上がる能力がすでに+6段階であるとき、シードは発動しない。この後に変化技や特性の効果でランクが低下したとしても発動しない。ただし、攻撃技の追加効果でランクが低下したときは、即座にシードが発動する。
- あまのじゃくの場合は-6段階であるとき発動せず、発動しなかった後に変化技の効果で能力が上がったときでも発動しない。
- このとき、攻撃技のダメージを受けたり、天候などのスリップダメージや、いたみわけやみがわりなどの効果でHPが減ると即座に発動するようになる。ただし、こんらんの自傷ダメージを受けたときは発動しない。
- 天候とフィールドが同時に解除されるターンでは、天候のダメージの直後、フィールドが解除される前にシードを発動させることができる。
- 新たに状態異常になったり、こんらんやアンコールなどの状態変化になったときも発動する。
- HPが回復したときや、みがわり状態で攻撃を防いだときは発動しない。
- フィールドが変更された後再度対応するフィールドに変わったときや、ポケモンを一度手持ちに戻して場に繰り出したときは通常どおりにアイテムは発動する。
備考
- バトルエージェントのグレード20以上のバトルでは、自動的にフィールドが張られた状態でバトルが始まる日がある。
- ワイルドエリアではあめと同時にエレキフィールドが自然発生する天候「豪雨」とミストフィールドが自然発生する天候「霧」がある。このフィールドは永続し、きりばらい・アイアンローラーで解除することができない。別のフィールドで一時的に上書きすることはできるが、上書きしたフィールドのターンが切れると元のフィールドが復活する。