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グローバルトレードステーション
提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動GTS(ジーティーエス、グローバルトレードステーション、Global Trade Station)は、ニンテンドーWi-Fiコネクションを使って世界中の様々な地域の人とポケモンを通信交換できる施設、およびシステム。
現在はニンテンドーWi-Fiコネクションの無料サービスが終了したため、第四世代と第五世代では使うことが出来ない。ニンテンドー3DSを利用する第六世代からはニンテンドーネットワークを使用している。第八世代以降ではソフトには搭載されておらず、Pokémon HOMEのアプリ上で行うことになる。
概要
- ポケモンを預ける側は欲しいポケモンのレベル・性別(未指定も可能)を選択してボックスから自分のポケモンを預け、検索する側は探すポケモンの条件を指定して条件の一致している預けられたポケモンの候補を最大7匹(最初は3匹までだが、GTSで通信交換が成立した場合に2匹、ポケモンを預けている場合に2匹増える)表示し、彼らが希望しているポケモンを自分のボックスから選べば通信交換を成立させる事ができる(交換が成立した後、預けた側はGTSに入るタイミングで相手側のポケモンがやってくる)。
- BWからは最初から最大の7匹、XYからは預けているプレイヤーが全ての表示されるようになった。
- 探すポケモンを指定するには、そのポケモンがポケモンずかんに載っている(見つけた数にカウントされればよい)事が条件。指定レベルはダイヤモンド・パールでは「Lv.10未満」、「Lv.X0以上」、「Lv.100」。プラチナ以降ではレベル10ごとの領域で指定できるので希望のレベルを限定しやすくなっている。
- XYからは図鑑に載っていないポケモンを検索する事が出来るようになった。その場合は性別の指定が出来ない[1]。
- 検索した場合、候補ポケモンの持ち主の住んでいる地域(相手が地球儀で指定した地域)が表示され、交換したことのある相手の地域は地球儀に表示されるようになる。日本語版では日本以外の地域の人と交換すると地球儀が全世界表示にグレードアップする。
施設の場所
GTSを利用できる施設は以下の場所にある。X・Yからウルトラサン・ウルトラムーンまでの作品およびPokémon HOMEでは施設ではなく、ゲーム内及びアプリの機能として登場する。
交換の際の注意点
- (第四・五世代、サービス終了済み)交換できる条件のものが見つからないといった場合は、条件を変えることで同じポケモンを預けた7人以上の候補を探し出す事が可能である。逆に数が少ない場合は名前以外無条件で検索し、候補者が7人未満であればそれ以上存在しないこととなるのでその中から選ぶしかない。
- 外国産のポケモンを手に入れる有効な手段となりうるので、外国語版の説明文表示を集める為や国際結婚などが目的で利用することが可能。ただし外国に住んでいるプレイヤーが、その他の言語(例えば日本語版産)のポケモンを預けている事もあるので、預けているプレイヤーとおやの名前が一致しているかと言った事に注意は欠かせない。詳細はマイスターの項目を参照されたいが、ポケモンの名前が外国語であるからといって外国語版産であるとも限らない。日本語版産の場合は名前(ポケモン、親ともに)が半角では打ち込めない為、それらで見分けることも可能。
- 検索する場合でもポケモンの名前、性別、レベル、もちもの以外の情報は交換して手に入れるまで見る事が出来ない為、特にヒンバスのような特殊な進化条件が必要なポケモンが進化不可能の状態(ヒンバスはうつくしさが進化可能な域に達していない上、それ以上ポフィンを食べられない場合)で預けられている事も少なくない。Pokémon HOMEでは加えて特性・性格・オシャレボールも確認できるようになった。
- 自分でポケモンを預ける際は名前・レベル・性別の希望を出せるが、特性の希望を出せないため、隠れ特性を希望しても通常特性のポケモンを送りつけられる事例が多く起こりうる。また第七世代まで言語やフォルム・リージョンフォームも一切考慮されず、希望・検索とも全種類ごちゃ混ぜであったが、Pokémon HOMEにおいては2021年9月22日のアップデートにて、預ける・探すの両面にて姿や言語を個別に選択できるようになった。
- 日本語版と交換した外国語版産のポケモンは外国語で名前が表記され、名前が7文字以上になっている場合もある。
- ポケモンの個体値やわざの構成については期待できない。特に伝説のポケモンの場合は性格も碌な事が無い事も多いので、図鑑埋めと割り切る方が良い。例:ファイヤーの性格がようき、スイクンがロッククライムを覚えているなど。第七世代からぎんのおうかんときんのおうかん、第八世代ではミントとタマゴわざの後付けが実装されたため、適当なポケモンであっても実践レベルになりうる。
- 稀にポケモンの種類名と実際に画面に表示されるポケモンが違うことがある(例:ミノムッチの画像が表示されている状態で種族名『エテボース』と表示されている)が通常であればポケモンと種族名が異なることはあり得ず、このような表示が出た場合は改造ポケモンとみて間違いない。
- 長期間引き取り手のいないポケモンはサーバーから消滅してしまう(名目上は逃げたことになる)。
交換の際の利点
- ポケモンがポケルスに感染していたり、貴重なアイテムを所持していることもある。例:しあわせタマゴを持っているカイリューなど。
- ポケモンのレア度にこだわらないと、色違いがくることもある。例:ミカルゲと色違いのビッパを交換(ただし、改造には要注意)。
- 隠れ特性や高個体値、有用な遺伝技を覚えている「厳選余り」を流しているプレイヤーも多く、それらを引き当てることで自分が新たに育成する際の手間が大幅に削減できる。
- オシャレボールもまた人によって異なるため、既に持っているポケモンでも思わぬボールに入っていたり、入手困難なボール(ヘビーボールやウルトラボールで顕著)を追い求めるプレイヤーもいる。
GTSで重宝されるポケモン(伝説のポケモン以外)
紹介しているポケモンの中には、伝説のポケモンと交換されるポケモンもいるが、改造ポケモンやコピーポケモンであることも多いので注意すること。
- 厳選余りとなった高個体値のポケモン 例:6つのステータスのうち、4か所が個体値31のフカマル
- 強力な隠れ特性を持つポケモン 例:特性がはやてのつばさのヒノヤコマ、
- 遺伝に手間のかかるタマゴ技を覚えているポケモン 例:ワイドガードを覚えたヒトツキ
- 珍しい種類の羽の模様のビビヨン
- その世代の片方のバージョンでしか手に入らないポケモン。 例:XYにおいてのクズモーとウデッポウ
- 通信交換で進化するポケモン 例:ゴローン、カブルモとチョボマキの交換 ※Pokémon HOMEでは進化しないので、下記のように進化系を直接貰う必要がある
- 特定の条件で進化するポケモン 例:ミロカロス、モジャンボ、ポリゴンZ
- 特定の世代で入手が困難なポケモン 例:アンノーン
- 御三家 例:ゼニガメ
- どうぐが必要なポケモン 例:ゴンベ
- 通常のポケモンでもレベルが高いもの。 例:レベル76のゲンガー
- 性別比率に偏りがあるうちの少数派の性別のポケモン 例:♀のイーブイ、ビークイン、エンニュート
- 進化条件自体はやや厳しい程度で、なおかつ観賞用として見栄えするポケモン 例:♀のミミロップ
- 珍しいボールに入ったポケモン 例:ヘビーボールに入ったダンバル
問題点
- GTSに預けられているポケモンと、交換希望のポケモンが釣り合っていないケースが多い。
- 存在し得ないポケモンが交換希望になっていることがある。片方の性別しかいないポケモン(例:♀のエルレイドや♂のルージュラ)は希望できないので問題ないが、存在しないレベルのポケモン(例:レベル10以下のミュウツーや、ミュウ等の幻ポケモン全般)は希望することが出来てしまう。無論、このような交換が成立するはずがない。
- 例外として、Pokémon GOではほとんどのポケモンがレベル1~50の間で存在したり(伝説のポケモンは20~、一部は15~)、ピカブイでも野生のポケモンが極端に低いレベルで登場することがある(レベル5のカイリューなど)ため、Pokémon HOMEでは視野を広く持っておく必要がある。
- 幻のポケモンはたとえ正規ポケモンであっても、リボンに関係なく預けられず、希望に出されていても交換に出せない。デオキシスはORAS以外は幻のポケモン扱い。
- Pokémon HOMEでは2020年2月20日のアップデートにより、幻のポケモンを希望して出しても検索結果に表示されない対策が取られた。だが、今度は「レベル1~10」のベベノムやタイプ:ヌル(当時、いずれも正規個体はレベル40から[2])の希望が横行。それも2020年6月17日のアップデートで「ありえない条件」として希望に出せないように修正されたが、既に預けられている条件はそのままである上、レベル1~10の進化系を希望する迷惑行為が相次ぎ、結局いたちごっこである。
- 弊害としてミュウツーの「レベル11~20」(Pokémon GOから転送することで入手可能)なども弾かれるようになったため、「本編シリーズにおける最低レベル」で提示可否を判断していると思われる。
- 2020年8月17日のアップデートにて「自分が持っていないポケモンを希望している人を探す」というチェックボックスが追加され、初期状態でオフになっているため(=自分が持っているポケモンだけで希望を探せる)、このような条件を出している者を全く見なくて済むようになった。
- 7件までしか表示できない検索結果が、上記のような人物だけで埋まってしまうことがある。
- X・Yからは検索結果が無限に表示されるようになったので、この点は解決された。
- 正規の方法で入手していない、いわゆる改造ポケモンが交換に出されることがある。規制が緩かった第四世代は特に躊躇であった。
嫌がらせ行為
- 厳選余り同士での交換を要求しているプレイヤーに対し、要求から外れていたり(隠れ特性要求→通常特性を送りつけ)、質の低いポケモン(低個体値、遺伝技無し)を送りつける。[3]
- 上記「問題点」で挙げた伝説ポケモンを希望しているプレイヤーに対し、正規の方法で入手していない改造ポケモンを送りつける。
- これに関しては、「検索妨害しているプレイヤーのほうが悪い」「検索妨害案件が消化される」として、むしろ喜ばれることすらあった。
- 通信進化するポケモンに「かわらずのいし」を持たせて送りつける。特にガントルやゴローンは野生出現の個体が持っていることが多く、「持っていると気づかなかった」という言い訳が通るので狙いの的にされやすい。
- ポケモンのニックネームを悪口や卑猥な単語にして送りつける。第五世代からは一部のそのようなニックネームは入力不可能になって少々規制されている。
- Lv指定の緩いポケモンを希望するプレイヤーに対し、極端な低レベルあるいは高レベルのポケモンを送りつける。
- ダイヤモンド・パールでは交換希望のポケモンのLvを「Lv.X0以上」といった形でしか指定できなかった(例外として「Lv.10未満」だけは指定できる)。
- プラチナでLv範囲をより細かく指定できるよう修正された。ただ、現在でもLv指定を怠るとこの被害に合う可能性があるので、希望Lvがある場合はしっかりと指定すべきである。
- 第八世代移行後の第七世代GTSにおいて、あらゆるポケモンに対して交換希望を出し、カーソルを合わせるとフリーズさせてエラーによる強制終了に追い込み、切断によるペナルティを与えるというウイルスじみたものが確認されている。
- 今のところ公式からの対応はない。公式からの保証対象外となるが、無理にでも解決するとなれば非公式のパッチを使用するしかない。
備考
- 一部のバージョンでは、通信交換で進化するポケモンをプレイヤー一人で進化させることができる裏技が存在する。詳細は裏技・バグ一覧#ダイヤモンド・パールの項を参照。
- ポケシフターなどで古い世代のソフトから新しい世代のソフトにポケモンを転送すると、ポケモンが捕まえられた場所ではなく、そのポケモンを送った地方が明記される。
- 当然のことながら、通常覚えないわざを覚えているポケモンを預け入れることはできない。例:れいとうビームを覚えているミツハニー。
- クラシックリボン、ナショナルリボンをつけたポケモンはGTSに預けられない。そのため第四世代以降の配布ポケモンの多くがGTSでは交換できないが、ミュウ (ハドウ)など第三世代の配布ポケモンは普通に交換できる(ただし第六世代を除く)。
- 第四世代と第五世代ではニンテンドーWi-Fiコネクションを使用して通信を行っていたため、ニンテンドーWi-Fiコネクションのサービス終了に伴い2014年5月20日以降は使用出来なくなった。
- 名前入力で欲しいポケモンを指定してから同名のポケモンを索引機能で再指定すると、性別不明のポケモンであっても性別が指定できる裏技が存在する(第七世代)。
- ダイヤモンド・パール期にはGTSで交換するとそこそこの割合でイラク産やアフガニスタン産のポケモンが手に入った。これは駐留アメリカ・イギリス軍の間でポケモンが流行していたためである。
- Pokémon GOから転送したザシアンは当初交換できなかったが、2021年8月27日のザマゼンタ実装と共に交換できるようになった。
注釈
関連項目
外部リンク
- http://www.pokemon-gts.net/ 公式ページ(リンク切れ)
- WEBサイト『Pokémon GTS』サービス終了のお知らせ - Internet Archive