ポケモンバトルレボリューション
ポケモンバトルレボリューション | |
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ジャンル | ポケモン3Dバトル |
プレイ可能人数 | 1-2、4人 |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2006年12月14日 |
アメリカ | 2007年6月25日 |
オーストラリア | 2007年11月22日 |
ヨーロッパ | 2007年12月7日 |
台湾 | 2008年7月12日 |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンバトルレボリューション(Pokémon Battle Revolution)は、家庭用ゲーム機Wiiで最初のポケモンゲームである。発売日は2006年12月14日で価格は5,524円+税。
概要
ニンテンドーDSのポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ・ハートゴールド・ソウルシルバーのポケモンを使ってバトルをすることができ、さらにニンテンドーWi-Fiコネクションを使うことにより、世界中の人たちと対戦ができる。コロシアムバトルを続けていけば、ポケクーポンが溜まり、さまざまなアイテムやわざマシンを買うことができる。
ポケモンスタジアムシリーズと同じく実況が付いており、実況の声は堀内賢雄が担当。
世界累計出荷本数は2022年12月時点で195万本[1]。
ゲームモード
コロシアムモード
セーブデータのファイルを最大4つまで作れる。
- ストレージ
- 第四世代のDS版ポケットモンスターからボックスと手持ちポケモンのポケモンをコピーする。ここでコピーしたポケモンはバトルパスを作成するのに使い、「バトル」・「Wi-Fi」モードで使うことができる。コピーしたポケモンを見ることもできる。
- ポケモンの情報をコピーするだけなのでポケモンの移動が行われるわけではない。同一個体はコピーされるごとに情報が更新される。2回目以降のコピーで、以前コピーしたポケモンがボックスや手持ちから消えていた場合(通信交換やそだてやの利用や逃がした場合など)、最後にコピーした情報がバトルパス内に残され、影がかかって表示される。そのポケモンを移動しようとするとはずす以外の操作ができない旨の警告が表示され、はずすと消える。
- 一度コピーすると、以後同一のDSカードのセーブデータからしかコピーできない。同じDSカードでも、セーブデータを削除して新たに作ったデータは別のセーブデータの扱いとなる。
- また、不正などでコピーできないと判断されたポケモン(努力値合計が510を超えているものなど)がいた場合、そのポケモンがいる場所にダメタマゴがコピーされるが(くさきのミノ以外のミノムッチから進化させたガーメイルもダメタマゴになってしまうバグがある)、他の正常なポケモンはダークライ、シェイミ、アルセウスを含めて通常通りコピーされる。
- バトルパス
- トレーナーとポケモンの情報がまとめられたバトルパスを作成する。オリジナルパスはストレージでコピーしたポケモンを6匹パーティ単位でセットする。そのバトルパスに使うトレーナーの外見や服装、喋るセリフに名前や肩書きもここで設定できる。
- 他にも本作で入手できるレンタルパスの編集や、他人から貰ったフレンドパスの閲覧もできる。これらのパスにはストレージのポケモンはセットできない。
- バトル
- バトルパスを使ってバトルを行うモード。「コロシアムバトル」、「フリーモード」、「バトルチュートリアル」が存在。
- コロシアムバトル
- 特殊なルールが設けられたコロシアムを攻略するモード。一般トレーナー6人を勝ち抜き、最後にコロシアムリーダーと対戦する。それぞれのコロシアムのルールは後述の「舞台」の項を参照。
- コロシアムを一度クリアすると「DSバトル」・「フリーバトル」・「Wi-Fiバトル」でそのコロシアムが選択できるようになる他、いくつかの特典がある。
- 一般トレーナーに一匹も倒されずに勝つとパーフェクトポイントが1つ貰える。持っているほどクリア後のポケクーポンが多くなるほか、途中で負けた際に1つ消費してコンティニューできる。
- 進めていくと徐々に挑戦できるコロシアムが増えていく。全てクリアするとエンディングを迎えた後、一部のコロシアムのルールが一新され、挑戦するほど難易度が上がるようになる。フラットバトルの選択も可能になる。
- フリーモード
- ルールを設定し、2つのバトルパスを使って自由にバトルできるモード。2人対戦も可能だが、もう1枚のパスをCOMに操作させることも可能。また、エディットルールを3つまで作成・保存できる。
- バトルチュートリアル
- ポケモンバトルの基礎知識が学べる。対戦で使える、技のコンボの紹介もある。すべて読むとバトルパスのデザインがもらえる。
- Wi-Fi
- ニンテンドーWi-Fiコネクションを利用して全世界のプレイヤーと対戦するモード。「だれかとバトル」ではランダムにマッチングした相手と、「ともだちとバトル」ではフレンドと対戦できる。第四世代ではランダム対戦をする唯一の手段である。
- ショップ
- コロシアムバトルで稼いだポケクーポンで、バトルパスのトレーナーをコーディネートするパーツを購入したり、DS版ポケットモンスターにアイテムを送れるふしぎなおくりものを利用できる。
- ふしぎなおくりものは、その購入したアイテムに対して本作のセーブデータのファイル1つにつき何度でも送れるが、同じDSのセーブデータに対しては一度しか送れない。送れるアイテムは後述。
- プロファイル
- 自分の情報の編集、そのデータにおけるプレイ記録が見られる。
- レポート
- これまでのプレイをセーブできる。自分や他人のバトルパスのデータを1枚、Wiiリモコンに出し入れすることもできる。
DSバトルモード
ニンテンドーDSをコントローラ代わりにDS版ポケットモンスターのソフト内のポケモンを使ってバトルができる。2人で対戦するモードや3・4人でトーナメント戦ができるモードがある。2vs2のマルチバトルはできない。
トレーナーグラフィックはダイヤモンド・パール・プラチナはもちろん、ハートゴールド・ソウルシルバーであってもダイヤモンド・パールの主人公の姿になる(データ内の主人公の性別が反映される)。
舞台
本作の舞台は、島に建設されたテーマパーク「ポケトピア」。全11のコロシアムが点在しており、様々なトレーナーとポケモンバトルを楽しむことができる。なお、トレーナーの肩書きはオリジナルの物が多数用意されており、自分も肩書きを名乗れるのが大きな特徴。ポケモンバトルレボリューションにおけるトレーナーの肩書き一覧を参照。
コロシアム
以下のコロシアムは、特記していない物を除き、6人勝ち抜くとリーダーまたはマスターとの対戦。
- ゲートコロシアム
- レンタルパスを使って戦う「レンタルバトル」が行われている。パスを借りてバトルをし、コロシアムマスターのジョーを倒すと、借りたパスを自分の物に出来る。なお、すでに手に入れたパスを使っての挑戦も可能。
- ストリートコロシアム
- オーソドックスな勝ち抜きバトル。コロシアムリーダーはテイル。
- ウォーターコロシアム
- 格闘技の団体戦のような「チームバトル」が行われている。シングルバトルでは5試合中3試合、ダブルバトルでは3試合中2試合先に勝った方が勝ち。対戦中にポケモンの入れ替えは出来ない。コロシアムリーダーはマリン。
- カジノシアターコロシアム
- 自分と相手のポケモンを混ぜて、ルーレットで使用ポケモンを決める「フォーチュンバトル」が行われている。自分が相手のポケモンを使う可能性もあり、逆もあり得る。コロシアムリーダーはラプラ。
- クリスタルコロシアム
- 16人のトレーナーによるトーナメントが行われている。そのため一般トレーナーとのバトルは4回と、他のコロシアムより少ないが、トーナメントであるためリーダー戦以外コンティニューが出来ない。優勝するとコロシアムリーダーのボルドと戦える。
- サニーパークコロシアム
- オーソドックスな勝ち抜きバトル。コロシアムマスターはリボン。
- マグマコロシアム
- 6人のトレーナーによるリーグが行われている。勝ち点は勝ったときに残っていたポケモンの数だけ得られる。負け、引き分けは無条件で0点。負けても続けられるが、全員と総当たりした後に1位でないとその時点で最初からやり直しとなる。また、同率1位がいてもやり直し。コロシアムリーダーはダイ。
- サンセットコロシアム
- 示された12匹のポケモンの中から、シングルバトルでは3匹、ダブルバトルでは4匹選んで戦う「セレクトバトル」が行われている。相手も示された12匹から選ぶ。戦う一般トレーナーは3人と、最も少ない。コロシアムリーダーはルイン。
- キャッスルコロシアム
- オーソドックスな勝ち抜きバトル。コロシアムマスターはルトガー。
- スタービューコロシアム
- 今までのコロシアムリーダーと再戦する「ポケトピアグランプリ」が行われている。6人のリーダー全員に勝ち抜くと、ポケトピアマスターのミステリオと戦える。ミステリオを倒すとエンディング。
- コーラルコロシアム
- Wi-Fiバトル・DSバトルのみ登場するコロシアム。リーダーおよびマスターはいない。
エンディング後のコロシアム
以下のコロシアムは、エンディング後にルールが変わる。
- ゲートコロシアム
- レンタルパスのみ使え、勝つと、お互いのバトルに使ったポケモンの中から1匹交換できる「トレードバトル」に変わる。このルールに変わっても、まだゲットしていないパスを入手することは可能。
- ジョーともポケモンの交換が可能。ただし、交換しても途中で敗北したりしてリタイアすると、挑戦前のポケモンに戻ってしまう。
- サニーパークコロシアム
- Lv5以下で進化していないポケモンのみ参加できる「リトルバトル」となる。ストレージがないと挑戦できない。
- このコロシアムをクリアすると、ふしぎなおくりもので買える物が追加される。最高ランクは4と、低めになっている。
- キャッスルコロシアム
- 100連戦する上、バトル間の回復はルーレットで決める上にコンティニュー不可という過酷な「サバイバルバトル」となる。リタイアするとその時点までの勝ち数に応じてポケクーポンがもらえるが、負けるとポケクーポンはもらえない。また、初めて50連勝、100連勝するとバトルパスのごほうびがある。
- 10の倍数の試合では、ルトガーが相手となる。
- ダブルバトルでは、1匹残して勝った場合、ルーレットで戦えるポケモンを2匹以上にしないと、そこで負け扱いになる。
- スタービューコロシアム
- 実践でよく使われるコンボを使ってくる相手と対戦できる「マスターズバトル」となる。コンティニュー不可。全8セットあり、各セットをクリアすると、次のセットに挑戦できるようになる。
- 第1・第5セットはジョーが、第2・第6セットはリボンが、第3・第7セットはルトガーが、第4・第8セットはミステリオがボスとなる。
ふしぎなおくりもので送れるアイテム
前述通り、1つのセーブデータには1種類につき1つしか送れない。買った後、おくりものが180秒間配信される。その間にDS側で「ワイヤレスで うけとる」を利用して受け取ることが可能。
全てが最初から買えるわけではなく、ゲームを進めると順次入荷していく。
スタッフ
備考
- このゲームが発売された当初はダークライ、シェイミ、アルセウスは発表されていなかったが、3体のデータはきちんと入っており、正常にコピーできる。また、彼らの専用わざであるダークホール、シードフレア、さばきのつぶてにもきちんとモーションが用意されてある。ただしロトムやギラティナ、シェイミのフォルムチェンジ、ギザみみピチューは対応しておらず、はっきんだまのデータは入っていない。
- 肩書きも健在だが、以前のポケモンスタジアムシリーズに比べると全くオリジナルの肩書きが多数登場し、ゲーム本編の肩書きは全くと言っていいほど登場しない。ポケモンバトルレボリューションにおけるトレーナーの肩書き一覧を参照。
- ポケモンワールドチャンピオンシップス2009の日本代表決定大会では本作の更新版が用いられ、主人公(コウキ/ヒカリ)の見た目がプラチナのデザインになっている[2]。この更新版は配信されなかった。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ 一般財団法人コンピュータエンターテインメント協会『2023 CESAゲーム白書』、201頁。
- ↑ (HD画質、'09日本一) Pokemon WCS Japan Final (Sr.) - YouTube