ポケモンでパネポン
ポケモンでパネポン | |
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ジャンル | アクションパズル |
プレイ可能人数 | 1人 (通信:2人) |
開発元 | インテリジェントシステムズ |
発売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2000年9月21日 |
アメリカ | 2000年12月4日 2014年11月6日 (3DS VC) |
オーストラリア | 2001年6月15日 2014年11月27日 (3DS VC) |
ヨーロッパ | 2001年6月8日 2014年11月6日 (3DS VC) |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンでパネポンは、インテリジェントシステムズが開発、任天堂が販売したゲームボーイカラー専用ソフト。2000年9月21日発売。
概要
GB版パネポンとしては2作目である。GB版ヨッシーのパネポンとは違い、SFC版パネルでポンやサテラビューデータ配信SFC版ヨッシーのパネポン(英語版Tetris Attack)に近い操作方法やおじゃまパネルの処理となっている。
基本的な遊び方としては、2マスのカーソルを動かしてパネルに合わせ、Aボタンを押すとその2マスのパネルが入れ替える。縦か横に同じパネルが3個以上並ぶと消えて得点になり(10点×パネル数)、上に載っていたパネルが落ちる。パネルは徐々に上がり、下から新しいパネルが現れる。パネルが画面上端につくとゲームオーバーになる。Bボタンを押すとパネルが1段分せり上がるほか、得点1点が得られる。4個以上を同時に消すと同時消しになり、ボーナス得点が得られる(4個で30点、5個で60点、6個で150点、7個で190点、8個で230点、9個で270点、10個で310点、……)。パネルを消すとき、落ちてくるパネルで再びパネルを起こすと連鎖になり、ボーナス得点が得られる(2連鎖で50点、3連鎖で80点、4連鎖で150点、5連鎖で300、6連鎖で400点、7連鎖で500点、8連鎖で700点、9連鎖で900点、10連鎖で1100点、11連鎖で1300点、12連鎖で1500点、13連鎖で1800点、14連鎖以降は連鎖ごとに2100点)。
プレイヤーが使用できるポケモンは最初のうちチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコの3体のみだが、ゲームを進めてタマゴを孵化させたり、VS COMモードで特定の条件を満たしたりすることで使用できるポケモンが増える。
3DS向けバーチャルコンソール(VC)版が2014年11月6日に北米で、27日にヨーロッパとオーストラリアで発売された。
ゲームモード
一人用
- エンドレス
- パネルが上段まで埋まってしまう(ゲームオーバーになる)までのスコア、連鎖、同時消し数を競う。トータルスコアとハイスコアが記録される。
- 開始時にゲームレベルがEASY、NORMAL、HARDから、スピードレベルが1から99までの間で選べる。EASYでは紺色(▼)のパネルが出現せず、5種類のパネルしかない。
- パネルを消した回数によってスピードレベルが上がり、ゲームレベルが高いほど上がりやすくなる。
- VS COM
- コンピューターと戦っていくモード。相手はおじゃまパネルを落として攻撃してくる。相手をゲームオーバーにすれば勝ちで、こちらがゲームオーバーにされると負け。ただし、このモードは自分のポケモンが全滅して初めてゲームオーバーとなり、コンティニューも可能である(ただしエンディングが変わってしまう)。
- このモードでは「!」のパネルが出現し、3つ並べて消すと相手に大ダメージを与えられる。
- EASYのラスボスはイブキ、NORMALのラスボスはカリン、HARD以上のラスボスはワタル。ハヤト戦からヤナギ戦までで条件を満たすと一般トレーナーが対戦相手として登場し、勝利すると一般トレーナーのポケモンを使用できるようになる。一度のVS COMで登場する一般トレーナーは1人で、一度勝利するとそのトレーナーは二度と登場しない。
- ゲームレベル選択時にそれぞれHARDとS-HARDにカーソルを合わせ、SELECT+Aボタンを押すとスーパーハード(S-HARD)、バイオレンスハード(V-HARD)が選べるようになる。スーパーハードのボタン組み合わせはハードをクリアすると、バイオレンスハードのボタン組み合わせはスーパーハードをクリアすると表示される。バイオレンスハードは非常に難しいうえ、ポケモンが1匹やられただけでゲームオーバーとなるが、その代わりコンティニューを何回してもエンディングは変わらない。
- セーブデータを1つ保存できる。
- スコアアタック
- 2分の制限時間でどれだけのスコアをたたき出せるか競う。ゲームオーバーになったか、パネルが消えている途中であっても2分経ったら即終了となり、加算途中でもそこで打ち切りとなる。
- ゲームレベルがEASY、NORMAL、HARDから選べる。EASYでは紺色(▼)のパネルが出現せず、5種類のパネルしかない。
- スピードレベルは1から始まり、パネルを消した回数によって上がる。ゲームレベルが高いほど上がりやすくなる。
- ベスト5が保存されており、ベスト5に載ると名前をアルファベット3文字で残せる。
- ステージクリア
- パネルをどんどん消していき、クリアラインより上のパネルが無くなるとクリア。これを繰り返していくモード。6ラウンド×5ステージに加え、ラウンド3と4の間にスペシャルステージ、ラウンド6クリアでラストステージがある。
- スペシャルステージとラストステージは実践。同時消しや連鎖をすることでポケモンにダメージを与え、HPを0にしたらクリア。スペシャルステージはラストステージの体験をしてもらうようなものなので、ゲームオーバーになってしまっても次のステージに進める。ラストステージをクリアするとスタッフロールが流れ、ヒミツのオプションモードのコマンドが表示される。
- ラウンドごとにスタート時点のスピードレベルが設定されており、時間経過によってさらに上がる。スピードレベルの初期値は(ラウンド数×7+ステージ数-7)、スペシャルステージとラストステージでは40。
- ラウンドの始まりに表示されるイラストを一度みると、ギャラリーで解放される。
- セーブデータを3つ保存できる。
- パズル
- 指定された回数だけ動かして、パネルを全て消すモード。6ラウンド×10ステージあり、クリアすると3ステージのラストラウンドが解放される。ラストラウンドのステージのいずれかをクリアするとエンディングになり、6ラウンド×10ステージのエクストララウンドが解放される。エクストララウンドをクリアすると3ステージのエクストララストラウンドが解放され、いずれかをクリアするとエンディングになる。
- プレイ可能なラウンドなら、どのステージも自由に遊べる。各ラウンドの8つのステージをクリアすると次のラウンドに進め、1つのラウンドのステージ全てクリアでヒント回数が1増える。
- ヒントを使うと、最初にどこを動かすべきなのか教えてもらえる。
- セーブデータを3つ保存できる。
- おじゃまアタック
- おじゃまパネルが降ってくるタイプのエンドレスモード。スピードレベルの代わりにおじゃまレベルがあり、高いほど降ってくるおじゃまパネルの段数が多くなり、頻度が高くなる。おじゃまレベルが時間経過で上昇する一方、スクロール速度は一定である。おじゃまパネルがあることを除けばエンドレスとルールは同じ。
二人用
通信ケーブルを用いて、2人で対戦するモード。画面の端に相手の積み上がり状況が簡単に表示される。
- VS 2P
- おじゃまパネルを用いて2人で対戦するモード。先にゲームオーバーになった方が負け。三番勝負形式。
- スコアアタック
- 1人用スコアアタックの要領で、時間内にどちらがより高得点を取れるか競う(ゲームオーバーになると敗北扱い)。三番勝負形式。
- ステージクリア
- 1人用ステージクリアの要領で対戦。クリアラインより上のパネルを先に全部なくしたほうの勝ち(ゲームオーバーになると敗北扱い)。三番勝負形式。
これらのモードでは一人用モードと違い、引き分けが生じることがある。
じょうたつのみち
腕を上げるために、1人用とは別に用意されているモード。
- れんしゅうモード
- パネルの動きが遅いため、アクティブ連鎖がしやすくなっている。
- スコアをカンスト(9999点)してからゲームオーバーすると、ギャラリーにおける「そのほか」の3が解放される。
- デモ&プレー
- 同時消し・連鎖・アクティブ連鎖について学ぶことが出来る。デモを見てやり方を覚え、実際にプレイして感覚をつかめる。
- このモードのみ黒パネルが出現し、3個並べても消せない。
きろくをみる
最初に選んだときに名前を8文字までで入力する必要がある。使用できる文字はひらがな、カタカナ、アルファベット大文字、数字、記号(~&!?♥♠,.の8種類)。
下記の記録がみられる。
- 総合: 最大連鎖数(ノーマル、おじゃまあり)、最大同時消し数、プレイ時間
- エンドレス: トータルスコア、ハイスコア
- VS COM: ゲームレベル別の最短クリア時間とそのときのコンティニュー回数
- スコアアタック: ゲームレベル別のハイスコア、2人用モードのハイスコア
- おじゃまアタック: トータルスコア、ハイスコア
- VS 2P、2人用スコアアタック、2人用ステージクリア: それぞれの対戦相手別と合計の勝敗数と勝率
- ポケモンレベル: そのポケモンを使用するとレベルが上がっていくが、記録のようなものであり、レベルが上がってもイベントはない。また本編シリーズと違い、100を超えても上がり続ける。
SELECT+Aボタンを押すと、下記の隠し記録がみられる。
- 総消し数
- 連鎖数別回数(ノーマル、おじゃまあり)
- 同時消し数別回数
オプション
設定(マッチポイント、マークせいげん、マークはんとうめい)を変更できるほか、サウンドテスト、ギャラリー、ポケモンしょうかいが利用できる。サウンドテストについては#音楽節を参照。
ポケモンしょうかいでは仲間になったポケモンの図鑑番号、名前、ぶんるい、タイプ、たかさ、おもさ、鳴き声、リアクション(ふつう、れんさ、やられ、かち、まけの5種類)が閲覧できる。対戦相手が使用するポケモンについてはステージクリアでそのポケモンのラウンドをクリアすると解放される。仲間13種、対戦相手13種で合計26種類となる。
ギャラリーではステージクリアのイラスト8枚とそのほかのイラスト5枚を閲覧できる。イラストの解放条件は下記の通り。
- ステージクリア: ステージクリアモードで各ラウンドの始まりにイラストを一度みると解放される。
- そのほか
- 1: 一度ちゅうだんすると解放される。
- 2: 一度ちゅうだんした後、電源を再度入れると解放される。
- 3: じょうたつのみちのれんしゅうモードで9999点を得てからゲームオーバーすると解放される。
- 4: VS COMモードをゲームレベルEASYでクリアすると解放される。
- 5: パズルモードのラウンド1から6をすべてクリアすると解放される。
オプション画面でSELECT+Aボタンを押すと隠しオプションが出現し、おじゃませいげん、スローモードレベル、スコアケタすう、ばくはつせりあげ、なきごえスイッチ、MUSICスイッチ、SOUNDスイッチの設定を変更できるようになる。
ハードなどのデータ
- 型番:CFB-BPNJ-JPN
- 発売日:2000年9月21日
- 対応機種:ゲームボーイカラー
- 新品価格:3800円+税
- ROM容量:16Mbit(2MB)
登場ポケモン
- 最初にプレイヤーが使えるポケモン:チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ
- VS COMモードで条件を満たすとトレーナーが現れ、トレーナーに勝利すると使えるポケモン:
- タマゴから生まれるポケモン:ププリン、エレキッド、ピィ、ブビィ
- 必ず上記の順番で生まれる。
- VS COMモードで敵キャラとして登場するポケモン(一部、ステージクリアでは使用可):ポッポ、コクーン、ピッピ、ゴース、ハガネール、オコリザル、パウワウ、ハクリュー、ルージュラ、クロバット、カポエラー、ヤミカラス、カイリュー
- スクロール停止の残り秒数の表示:プリン
登場人物
- オーキド博士 - 各モードで解説役を務める。
- ウツギ博士 - VS COMモードでプレイヤーを送り出す。
- 以下はVS COMモードでの対戦相手。
- ハヤト - 使用ポケモンはポッポ。ステージクリアではラウンド1に登場。
- ツクシ - 使用ポケモンはコクーン。ステージクリアではラウンド2に登場。
- アカネ - 使用ポケモンはピッピ。ステージクリアではラウンド3に登場。
- マツバ - 使用ポケモンはゴース。ステージクリアではスペシャルステージの対戦相手。
- ミカン - 使用ポケモンはハガネール。ステージクリアではラウンド4に登場。
- シジマ - 使用ポケモンはオコリザル。ステージクリアではラウンド5に登場。
- ヤナギ - 使用ポケモンはパウワウ。ステージクリアではラウンド6に登場。
- イブキ - 使用ポケモンはハクリュー。ステージクリアではラストステージの対戦相手。
- イツキ - 使用ポケモンはルージュラ。
- キョウ - 使用ポケモンはクロバット。
- シバ - 使用ポケモンはカポエラー。
- カリン - 使用ポケモンはヤミカラス。
- ワタル - 使用ポケモンはカイリュー。
- ジェントルマン - 使用ポケモンはピカチュウ。
- ミニスカート - 使用ポケモンはキレイハナ。
- かいパンやろう - 使用ポケモンはマリル。
- おとなのおねえさん - 使用ポケモンはオタチ。
- だいすきクラブ - 使用ポケモンはトゲピー。
- だいすきクラブ - 使用ポケモンはピチュー。
音楽
本作のサウンドトラックは発売されていないが、ゲーム内のオプションにサウンドテストが含まれている。下記にサウンドテストでの番号も併せて記載する。
それぞれのポケモンに対応した、ジョウト地方の街のアレンジのBGMが流れる。
- (06)ヨシノシティ: ピカチュウ、ピチュー、パウワウ
- (03)キキョウシティ: マリル、オタチ、ポッポ、ハガネール
- (01)ヒワダタウン: チコリータ、キレイハナ、コクーン、ハクリュー
- (00)コガネシティ: ワニノコ、トゲピー、ピッピ
- (08)エンジュシティ: ヒノアラシ、ゴース、オコリザル
- (0E)オリジナル: ププリン、ピィ
- (0F)オリジナル: エレキッド、ブビィ
ほかにも下記のBGMがある。
- (02)ピンチ時: 金・銀のトレーナー戦BGMのアレンジ。
- (04)トップメニュー: ポケモンセンターのBGMのアレンジ。
- (05)フィールドBGM
- (07)VS COMモードでの勝利BGM
- (09)四天王戦
- (0A)チャンピオン戦: 金・銀のチャンピオン戦BGMのアレンジ。
- (0B)中断時: キキョウシティのBGMのアレンジ。
- (0C)オープニング
- (0D)四天王フィールドBGM
- (10)四天王戦ピンチ時: 金・銀のジムリーダー戦BGMのアレンジ。
- (11)チャンピオン出現
- (12)ステージクリアモードでの勝利BGM
- (13)トレーナーに遭遇
- (14)トレーナーに勝利
- (15)ラストステージ出現(ステージクリア、パズルモード)
- (16)チャンピオン戦ピンチ時
- (17)エンディング
パネルでポン
解析の結果、原作の「パネルでポン」のキャラクターやBGMのデータが多数残っていることが判明した。隠しモードでパネルでポンGBというゲームもプレイ可能である事も判明している。元々はパネルでポンのアレンジ移植としてGB向けに開発されていたものと考えられる。なお、前述のパネルでポンGBは白黒ゲームボーイで表示されるエラーメッセージ画面でAボタンを24回、Bボタンを24回のコマンドを入力する事でプレイ可能であるが、ゲームボーイカラーでもタイトル画面で↑2回、→4回、↓1回、←10回、↑4回、→1回、↓6回と押した後にBボタンを押すとエラーメッセージ画面に切り替わり、上記のコマンドを入力する事で同様にプレイ可能である。
スタッフクレジット
備考
- オープニングでピカチュウが笑ったときに「B、A、左、左」のコマンドを入力するとスピードが大幅に上がり、「左、A、B、上」のコマンドを入力すると連鎖と同時消しによるスクロール停止が起こらなくなる。
各言語版での名称
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外部リンク
- ポケモンでパネポン攻略 - 伝説のスターブロブ2内の攻略ページ