ポケモンダッシュ
ポケモンダッシュ | |
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ジャンル | アクションレースゲーム |
プレイ可能人数 | 1-6人 |
開発元 | アンブレラ |
発売元 | 株式会社ポケモン |
販売元 | 任天堂 |
発売/配信日 | |
日本 | 2004年12月2日 |
アメリカ | 2005年3月13日 |
オーストラリア | 2005年4月7日 |
ヨーロッパ | 2005年3月11日 |
韓国 | 2007年3月22日 |
台湾 | 2004年12月2日 |
公式サイト | |
pokemon.co.jp (日本語) | |
pokemon.com (英語) |
ポケモンダッシュは、2004年12月2日に発売されたニンテンドーDS用ソフトである。価格は4,571円+税。
概要
タッチペンを使ったポケモンゲーム初のレースゲーム。2004年10月7日に発表され[1]、ニンテンドーDS本体と同時に発売されたローンチタイトルでもある。
ゲームの目的は「ポケモン・アイランド」を舞台に行われる「ポケモンダッシュ・グランプリ」のチャンピオンとなることであり、5つのカップを順番に進める。DSワイヤレス通信を使用して、2から6人の通信対戦ができる。
パッケージには様々なポケモンが描かれており、ゲーム中にも対戦相手として登場するが、プレイヤーが使用できるポケモンはピカチュウのみである。NPCとしてゴンベが登場し、第四世代のポケモンのゲーム初登場となった。
ゲームシステム
基本操作とコースのギミック
画面にタッチペンをスライドさせる事でピカチュウを操作し、コース内に設置されたモンスターボール形のチェックポイントをすべて回り切ることでゴールとなる。次のチェックポイントの方向を示す矢印が表示され、その色でおおよその距離(近い順に赤、黄、緑)も表される。オプションでピカチュウの移動方向をスライド方向と同じか、逆かで設定できる。
道では最高速度の100が出せるが、一部の地形では最高速度が低下する。対応するチップを取ると制限が取り払われるが、チップは一度に1種類しか持てず、チップを持っている状態でほかのチップを取ると元のチップを捨ててしまう。一部のコースではこの仕様を利用して、不要なチップが障害物として配置されている。
- 道: 最高速度100。硬い地面で、風船を1つ以上割って着陸すると気絶する。
- 雪: 最高速度82。少し硬い地面。風船を2つ割って着陸すると気絶する。ゆきチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。
- 草むら: 最高速度76。くさチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。
- 岩: 最高速度71。硬い地面で、風船を1つ以上割って着陸すると気絶する。いわチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。
- 森: 最高速度53。もりチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。もりチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。
- 砂・浅瀬: 最高速度47。気球から着陸できない。すなチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下しない。
- 溶岩: 最高速度35。進むと沈んでしまい、気球から着陸できない。ようがんチップを取ると一定距離を走るまで最高速度が低下せず、沈まない。
- 沼: 最高速度29。3秒ほど進むと沈んでしまう。ぬまチップをとると一定距離を走るまで最高速度が低下せず、沈まない。
- 海: 最高速度6。4秒ほど進むと沈んでしまう。ラプラスに乗ると最高速度が低下せず、沈まない。
- 段差: 降りることができ、登ることができない。
- 裂け目: 渡れず、気球から着陸できない。落ちると一定時間動けない。
風船を取るとタッチスクリーンの左上にアイコンが表示され、左右に矢印が表示される。この矢印を上下にスライドすることで風船を使って空を飛べる。空中では上画面のレーダーに次のチェックポイントが表示され、下画面の地図に表示されるピカチュウの影を目安に降りる場所を探す。左右の矢印を上下にスライドすることでダイブでき、さらに風船をタッチして割ることでダイブ速度が上がる。ただし、硬い地面に風船を割ってダイブすると気絶して一定時間動けず、森、溶岩、裂け目には着陸できない。気絶した場合はタッチペンでスクリーンをこすると復帰が早くなる。
コース
練習用のコースが5つあるほか、グランプリでは5コース×5カップで合計25コースある。最初はグリーンカップのみプレイでき、3位以上になると次のカップに進める。レギュラーグランプリですべてのカップをクリアするとハードグランプリが解放される。ハードグランプリも同じコースで構成される。ハードグランプリをクリアするとエキスパートグランプリが解放される。エキスパートグランプリでも同じコースで構成されるが、チェックポイントの順番が任意になり、最初に気球に乗ってコースを閲覧し、好きな場所からダイブしてスタートする。
- グリーンカップ: わかくさはらっぱ、かけぬけルート、うみべのさんぽみち、マンキーのあしあと、ピカチュウ・アイランド
- ホワイトカップ: まっしろランド、しれんのぬまち、みずうみのひみつ、ひびわれへいげん、ラブカス・アイランド
- ブルーカップ: ジグザグロード、みちびきのけいりゅう、ドロンそうげん、ほしのみずうみ、ジラーチ・マウンテン
- イエローカップ: ドーブルのしるし、ようがんのしま、ひょうけつのしま、すなのしま、パレット・アイランド
- レッドカップ: くるくるそうげん、しゃくねつランド、うずまきラグーン、こごえのらせん、ポケパーク・アイランド
解放したカップはタイムアタックモードで挑戦できるようになる。タイムアタックモードではレギュラールールとエキスパートルールがあり、レギュラーグランプリとエキスパートグランプリでのルールに対応する。
練習用のコースでの相手はゴンベ。グランプリでの相手はフシギダネ、ヒトカゲ、プリン、ニャース、ピチュー、エイパム、マリル、ヒメグマ、キモリ、アチャモ、バシャーモ、ミズゴロウ、グラエナ、ゴンベが登場する。
ダブルスロットに対応しており、GBA版ポケットモンスターを差し込むと現在の手持ち6匹のエメラルドにおけるドット絵が「スペシャルカップ」のコースになる。アンノーンのフォルム28種、デオキシスのフォルム4種、タマゴにもコースが設定されており、合計で417種類のコースがある。コースの時間制限はポケモンのレベルに依存する。スペシャルカップはレギュラーグランプリのカップをすべて1位でクリアすると解放される。
このほか、受信用でのみダウンロードプレイに対応しており、一部イベントでコースが配布された。
- ゴンベのコース: 2005年1月から2月にかけて開催された第21回次世代ワールドホビーフェアで配布された[2]。ゴンベは第三世代の本編シリーズに登場せず、このコースは配布限定となった。
- ポケパークのデオキシスカップ: Pokémon The Park 2005で2005年3月18日から5月8日まで配布された[3]。4コース構成で、それぞれデオキシスのフォルムの形である。第三世代の本編シリーズではソフトによってフォルムが固定されているため、ダブルスロットを利用しても1つのカップにデオキシスの4コースを同時に出現させることができない。
スタッフ
備考
- 風船の補充役としてディグダが登場する。
- タイトル画面とレース勝利後の画面でピカチュウの頬、両手、しっぽをタッチスクリーンでひっぱることができる。このピカチュウはポケモンチャンネルでのモデルに基づいている。
- みんなのポケモン牧場でピカチュウ・ニャース・アチャモ・ヒメグマ・フシギダネ・ゴンベを揃えると、アクション「ダッシュレース」をする。
- 台湾で公式に発売された最初のポケモンゲームである。
- BGMの一部がポケモンスクランブル Uで再利用された。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ NDS Gets Pokemon Sequels - IGN、2004年10月7日。
- ↑ 第21回次世代ワールドホビーフェア――お父さんのための注意事項 - ねとらぼ、2005年1月22日。
- ↑ ダウンロードサービスを使おう! - インターネットアーカイブより