グローバルターミナル
グローバルターミナルはニンテンドーWi-Fiコネクションを使ってGTSをはじめとする様々なWi-Fi通信機能を利用した施設である。
概要
第四世代
プラチナのコトブキシティ、ハートゴールド・ソウルシルバーのコガネシティに建っている。ポケットモンスター ダイヤモンド・パールで登場した施設、グローバルトレードステーションを拡張したものである。建物は3階立てであり、移動はワープパネルからできる。ワープパネルは色によって移動できる階が異なっており、それぞれ青色(1F)、緑色(2F)、ピンク色(3F)がある。
1FにはGTS、バトルビデオランキング、トレーナーズランキングがある。入り口付近にいるお兄さんに話しかけるとプロフィールが設定でき、これらは各種通信などによって他人に公開される。パソコンの右のお姉さんに話しかけると、先頭にいるポケモンをお気に入りポケモンとして登録でき、これはプロフィールや各種ランキングなどで表示される。
2Fではボックスショットとドレスアップショットがあり、3Fではバトルビデオのアップロードができる。
第五世代
ブラック・ホワイトでは、ポケモンセンター内のコーナーの一つとして登場。ランダムマッチ、GTS、ミュージカルショット、バトルビデオランキングが利用できる。
GTS
詳細はGTSを参照。
バトルビデオランキング
自分のバトルレコーダーに記録したバトルビデオを自由にアップロードすることが可能である(第四世代では、3Fの端末においてアップロードできる)。一度アップロードしたビデオには12桁のビデオナンバーが記録され、これを打ち込むことによってログから流されてしまっても閲覧することが可能である。閲覧する場合、最新30件・ビデオナンバーの他に詳細検索機能があり、「施設」(ポケモンセンターの通信対戦をする「コロシアム」・ランダムマッチ・バトルフロンティアの各施設・バトルサブウェイの各種ルール・バトル大会)、「投稿者の登録している地域」、「バトルビデオに登場しているポケモンの種類」を1つ以上指定して検索することが可能である。結果は30件まで表示される。
ランダムマッチ
ランダムにマッチングした全世界のプレイヤーと通信対戦できる。レベル51以上のポケモンがレベル50に統一され、同一のポケモンの種類およびもちものが重複不可の「フラットルール」が採用されている。禁止級とされる一部の伝説のポケモンや幻のポケモンは出場できないほか、ペラップも出場できない[1]。公式ルールに準じ、一部のわざを覚えたポケモン[2]や改造ポケモンと判定されたポケモンも出場できない。
後述の2つのモードとバトル方式を選び、マッチング時は相手のトレーナーアイコン・プロフィール文・お気に入りポケモン・勝利数・レーティング(後述のレーティングモードのみ)が表示された後、お互いのパーティのポケモン(フォルムやもちものの有無もわかる)を見せ合い、カウント数以内に選出するポケモンを選択する。シングルバトルでは3体、ダブルバトル・ローテーションバトルでは4体、トリプルバトル・ミラクルシューターバトル(バトル方式自体はトリプルバトル)では6体選出する。試合中も全体とターンごとに時間カウントが設定されており、ターンのカウントが切れると自動的にわざが選択され、試合全体のカウントが切れると判定によって勝敗が決まる。なお、ニックネームは反映されない。
以上のルールは原則バトル大会にも適用される。また、これらは公式ルールに従ったものなので、それが変更されるたび更新されることに注意。現在の公式ルール(バトルルール)は公式サイトで確認可能であるので、ランダムマッチを利用する場合には随時確認することが推奨される。
ブラック2・ホワイト2では対戦中に通信を切断すると、切断側は1時間再接続できなくなる。ブラック・ホワイトにはそのようなペナルティは存在しない。
レーティングモードとフリーモードの2つのモードが存在し、マッチングの仕方やマッチングするプレイヤーが別々で設定されている。
- レーティングモード
- 自分のレーティングの数値と近いプレイヤーとマッチングできる。レーティングはシーズン開始時では1500であり、バトルの勝敗によって変動していく、自分の現在のそのバトル方式における戦績を示す数値である。このレーティングモードによるプレイヤーたちの成績はポケモングローバルリンクのグローバルバトルユニオンで確認することができる。シーズンごとにレーティングのランキングの高順位に入っていると特典があるが、対戦時の通信切断率が高いプレイヤーはランキングから除外されるため注意が必要。その他の取り決めの詳細も公式サイトで確認できる。バトル大会もこのレーティングモードとほぼ同様のシステムを取っている。
- そのシステム上、試合に勝つことを最優先にしたパーティを組んで挑むプレイヤーが多い。
- フリーモード
- レーティングが設定されず、気軽にバトルできるモード。
ミュージカルショット
ポケモンミュージカルで撮られた写真をアップロードしたり、写真に登場しているポケモン毎に検索して閲覧することができる。
トレーナーズランキング
プレイヤーを職業(クロガネシティ・キキョウシティのポケモンセンターで設定可能)・誕生日(ニンテンドーDS内部のもの)・好きなポケモンによってチームにわけ、様々なランキングを3種類・1週おきに行う。更新は日曜になされ、先週のランキングの結果も閲覧できる。自分の成績は接続した時点でサーバー側に送られるものと思われる。
ボックスショット
自分のボックスをだいすき、かっこいい、かわいい、おすすめ、おもしろい、こだわり6種類の項目に分け送ったり、これを閲覧することができる。ログは20件までであり、閲覧する場合ボックスの名前とポケモンの位置と画像(色違いかそうでないか)を見ることができる。ログが20件しか残らないにも関わらず、バトルビデオと違い指定コードが残らないのでそれ以前のログを見ることができないのであるが、かといって同じボックスをアップロードすることはできない。なお、ボックス名を利用することによってコミュニケーションが可能であるので、一部項目がチャット化してしまっているものもある[3]。
ドレスアップショット
テレビコトブキ・ちかつうろで撮影したポケモンのドレスアップショットをアップロードすることができる。ドレスアップショットは各種アクセサリーでポケモンをデザインし、名前を指定する範囲からつけることが可能である。閲覧はポケモン毎に可能であり、ある一定数以上はログは残らないようであるがこれも過去ログを見ることができないにもかかわらず同じものをアップロードすることは不可能である。ポケモンの能力・ニックネームなどは表示されないが色違いはちゃんと見分けることが可能である。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ 出場できないポケモンはミュウツー、ミュウ、ルギア、ホウオウ、セレビィ、カイオーガ、グラードン、レックウザ、ジラーチ、デオキシス(フォルム全種)、ペラップ、ディアルガ、パルキア、ギラティナ(フォルム全種)、フィオネ、マナフィ、ダークライ、シェイミ(フォルム全種)、アルセウス、ビクティニ、レシラム、ゼクロム、キュレム。ペラップの禁止については、ペラップの専用技「おしゃべり」による誹謗中傷を防止する処置と思われる。このほか、ブラック・ホワイトで入手方法が存在しないれいじゅうフォルムのボルトロス、トルネロス、ランドロスも使用できないが、当初未配布のケルディオ、メロエッタ、ゲノセクトは記載されていなかった。
- ↑ 2010年11月10日よりフリーフォールが、2011年12月27日よりダークホールが禁止技となっている。フリーフォールに関してはバトル上強力なバグの存在によるものと考えられる。
- ↑ ボックスショットが面白い事に | 緑森の雑記、2008年11月5日投稿。