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ドラパルト/対戦

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このページは、ドラパルトの対戦での扱い、及び育成論について記述するところである。

ドラパルトの歴史

第八世代

登場するなり環境の1トップとなり、シーズン6までシングルバトル使用率1位を守り抜いた。速度と等倍範囲のおかげで攻め切れない相手が極めて少なく、しかもおにびを撒かれる前に一仕事しやすいのである。ダイホロウの防御ダウン効果のおかげで自身のそこまで高くない物理火力を補うことができ、その点ダイマックスとも相性が良い。ダイマックスとの相性が良いのは、色々と覚える溜め技ダイマックスわざ化できる点でも同様である。ただ、ドラパルトの場合はふいうちこおりのつぶてかげうちなど先制技に弱く、しかも不利がミミッキュコオリッポオーロンゲなど悉く物理型でありとつげきチョッキを持たせて打ち合いに備えるということがしづらい。また、弱点ダイマックスわざがどれも環境の主流であり、特にダイドラグーンダイアーク、ダイホロウなどのデバフ系に弱い。そのため、対策自体は決して困難とは言い切れない。ドラパルトの存在は一致技に強いオーロンゲが評価される一因となっており、おにび要員としてヒートロトムが使われる理由ともなっている。

弱点物理技に弱いという欠点すらもダイスチル防御を上げる、ダイドラグーンで相手の攻撃を下げる、などの方法である程度克服でき、そこから安全なじゃくてんほけんの発動に繋げればたとえ火力を削って耐久に努力値を回したとしてもその分を補うことができる。

性格は特殊型ならおくびょうが最有力で、物理型ならようきが一番手。

シーズン1からシーズン2ではこだわりスカーフ型が主流であったが、シーズン3からシーズン4はじゃくてんほけん型が主流になった。シーズン5からシーズン6はこだわりメガネ型が主流で、シーズン7からシーズン8はきあいのタスキ型が一番手。

ランクマッチシングルバトルシリーズ1最終1位構築にこだわりハチマキ型がエントリーされていた[1]が、それも然ることながら最終8位構築と12位構築にはアッキのみりゅうのまいバトンタッチ型が確認された[2][3]。最終13位のおにびみがわりで粘りつつたたりめりゅうのはどうで負担を掛けるたべのこし型も特筆される[4]

シリーズ3シーズン4でキョダイラプラスが解禁されるとキョダイラプラスを起点にじゃくてんほけんを発動するすりぬけ型が対策として考察された。タイプ相性上は不利だが先手で壁を貼ればその点はネックになりづらい。

シーズン5あたりで、ドリュウズミミッキュカビゴンドラパルトトゲキッスの5匹を指す「ズキュントス」という呼称が発祥した。ダウンロードコンテンツ解禁前のソード・シールド厨ポケの例えである。ドリュウ「ズ」、ミミッ「キュ」、カビゴ「ン」、ドラパル「ト」、トゲキッ「ス」といったように、それぞれの名前の一部を取って作られた。

シーズン7最終1位の構築にはねむるカゴのみ型がエントリーされていた[5]。この頃になると最終100位以内の構築においては特殊型が大半となり、それに対してとつげきチョッキでドラパルトを受ける構築も増えた。

ただ、シーズン8でポリゴン2が解禁されると、特に特殊型の場合元々の微妙な特攻の数値から攻め切れないケースが増えた。例として、いのちのたまおくびょうドラパルトのダイドラグーン(りゅうせいぐん)は特殊耐久特化ポリゴン2に最高乱数で40.6%の確定3発。

シーズン8ではでんじは型がランク上位陣の間で流行。でんじはとおにびを同時採用した型も珍しくない。

鎧の孤島ではドラパルトの火力で中々崩しにくいポリゴン2という不利が追加されている。特に相手がイカサマを持っていると猶更である。

冠の雪原配信に伴いビーストブーストで素早さを積むウルトラビースト、同じドラゴンとして競合する諸600族ドラゴンが追加され、相対的に弱体化。特にフェローチェは素の素早さの種族値で自身より勝る上にトリプルアクセルというきあいのタスキ貫通の打点を持つため、圧倒的に不利。ミストメイカーを持つカプ・レヒレも苦手。ボーマンダと比較してもダイジェットを覚えないことが痛く、単純なアタッカーでは差別化しづらくなったため、ひかりのねんど壁貼り型の相対数が増加した。シーズン12には他の既存組が使用率ベスト30から悉く外れる中で最終使用率11位を記録。すりぬけ型がレジエレキなどの壁貼り型入りの構築に強いのが使用率を落とさなかった要因と言える。

シリーズ8の竜王戦ルールではタイプ相性上不利なポケモンがトップメタに多いため採用は若干低調だが、すりぬけを持っているため流行しているラプラスがキョダイセンリツを放っても残りHP次第ではスイーパーとして活躍してくれる。シーズン16にはカイオーガを受けるためのとつげきチョッキ型が流行。最終23位構築にもとつげきチョッキ型がエントリーされていた[6]

シリーズ9環境には、ラグラージステルスロックあくびクイックターンで起点を作り、サンダーかいでんぱで特殊アタッカーにデバフを掛け、デバフを掛けた特殊アタッカーを起点にドラパルトでりゅうのまいを行い攻めに転じる「ラグドラパサンダー」が一定数存在する。

特攻も決して低くないのでダブルバトルでも需要がある。ダウンロードコンテンツ解禁前のシーズン7までは使用率5位以内キープを成し遂げた。バンギラスかみくだく程度の火力で倒れる他、メジャーなあくタイプのポケモンの攻撃で倒れやすいため、りゅうせいぐん特攻ランク補正が下がった後に場に残って足手まといになりづらい。だっしゅつパック型というのも優秀で打ち逃げに適している上に、クリアボディのおかげで相手のいかくによる無駄消費も防げる。トリパでは同じドラパルトに抜群で確定1発となりやすいことから、後続を無償降臨させるための倒れ役という面もあり、この場合は相手のドラパルトに上を取られるようにひかえめ型にする必要がある。もし相手がこちらのドラパルトをスルーすれば相手のドラパルトを処理することに繋がる。

特性への依存度が低く、特性が無効化されても高い素早さを活かしてダイマックスわざを上から放つことで自身を含めた味方を強化できるため、かがくへんかガスガラルマタドガスにも強い。

シーズン1からシーズン3ではいのちのたま型が最有力となり、シーズン4からシーズン5ではじゃくてんほけん型がメインとなった。シーズン6からシーズン8ではまたいのちのたま型が一番手となった。

ランクバトルシリーズ3シーズン4ダブルバトルでは、おくびょう最速特殊ドラパルト、ようき最速物理ギルガルドきょううんラムのみずぶといトゲキッスひかえめわるだくみオボンのみウォッシュロトム、ウッドハンマーミミッキュ、はらだいこキョダイカビゴンが厨パとして浸透している。

シーズン5あたりから素早さ合戦が加速したためダイジェット化前提のそらをとぶを採用した物理型が主流となった。

シーズン13にはなみのりセキタンザンじょうききかんの発動を行う「ドラパセキタン」が流行。「ドラパセキタン」自体はソード・シールド発売当初から存在していた構築であったが、このシーズンは冠の雪原で準伝説が続々追加された中で相方のセキタンザンが使用率33位とベスト30に肉薄する結果となった。

冠の雪原期にはカプ・レヒレという相方を手に入れた。ミストメイカーで相手のドラゴンウエポンを軽減できる上に、おにびでんじはなどの速攻型物理アタッカーに取って厄介な状態異常を牽制できる。元々多かった物理型も、このおかげで死角が無くなった。勿論かがくへんかガスマタドガスやフィールドメイカー特性持ちによるフィールドの書き換えには弱いが、使いこなせば鬼に金棒である。

一般的な育成論

高い攻撃素早さを持つ600族。素早さでは前世代までのガブリアスを大きく上回り、600族の中では最速。半減6、無効2だが弱点5であるため、耐性面では一長一短。両刀アタッカーとして育てるのが吉。他の600族ドラゴンポケモンと違い、4倍弱点を持たないが、防御、特防が低く、HPもそこまで高くないので耐久性が低いのが欠点。しかし裏を言えば耐久性が低いので耐性面があまり気にならないとも取れば、逆に吉となる。典型的な「やられる前にやれ」がコンセプトのポケモンと言える。

メインウエポンは専用技のドラゴンアローダイマックスターンを枯らせるために有用な上にダイマックスで溜め技としてのデメリットを帳消しにできるゴーストダイブたたりめおにびと合わせてミミッキュを見るために使うならアリ。サブウエポンはふいうちとんぼがえりはがねのつばさそらをとぶサイコファングだいもんじハイドロポンプ。ゴーストダイブと同様の性質のある技としてはダイビングが存在しており、技範囲の補完のためにいっそのことゴーストダイブとの同時採用もアリ。変化技こうそくいどうおにびでんじはかなしばりのろいおんねんひかりのかべリフレクターあやしいひかりがある。りゅうのまいは元々素早さが過剰であるため恩恵が少なく、火力もダイマックス状態でじゃくてんほけんを発動すれば積めるため基本的には不採用。

特殊一刀型で特攻に努力値を全振りしており、尚且ついのちのたまたつじんのおびを持たせた場合ならガマゲロゲヌオー対策のソーラービームダイマックス前提で採用されることがある。因みにたつじんのおびを持たせたおくびょうドラパルトのダイソウゲン(ソーラービーム)はダイマックス状態のHP4振りガマゲロゲに最低乱数で112.7%のダメージ。

性格は、すばやさ重視ならせっかち・むじゃき・ようき、こうげき重視ならいじっぱり・さみしがり・やんちゃなどが良い。素早さの種族値が非常に高いため、素早さに努力値を振らない場合であってもステータス効率を優先して素早さに性格補正を掛ける場合がままある。ランク補正1段階上昇で2段階上昇の準速サンダー抜きである実数値204という調整もある。

特性はいたずらごころ+みがわりリフレクターなどの壁対策になるすりぬけが推奨される。その次にいかく等のランク補正低下対策になるクリアボディが考慮される。のろわれボディはアタッカー型であるドラパルトとはシナジーが無いので基本的には非推奨だが、壁貼り型などで相手に攻撃の試行回数を稼がせやすい場合は一考の余地がある。

持ち物はいのちのたまこだわりスカーフきあいのタスキが主流。こだわりハチマキの効果はダイマックス中は解除されるため、ダイマックスすれば技の打ち分けができる。技範囲、火力の種族共に高水準なのでたつじんのおびも候補に挙がる。物理技寄りなのでおにび対策としてラムのみも候補。

技構成としてはドラゴンアロー、ゴーストダイブ、とんぼがえり、だいもんじが主流。

意外とたべのこしとの相性も良い。というのも、主力技の1つであるゴーストダイブにより経過ターンを水増しすることでたべのこしによる回復回数を増やすことができるためである。相手の火力調整を破るという使い方もできるが、勿論これは1発で倒されないという前提の下での話である。

変化技が優秀なので、ノーウエポンおくびょう型にしても良さそうである。ちょうはつを受けると機能停止してしまうが、一仕事してからだとわるあがきで自主退場できるため、寧ろメリットである。

ダイマックスエースに対してきあいのタスキで受けてダイマックスターンを消費しつつ、おんねんで相手のメインウエポンのPPを0にするクッション型も存在する。

ダブルバトルなどではりゅうせいぐんシャドーボール10まんボルトを中心とした特殊型が主流。火力が微妙なのでこだわりメガネを持たせたりダイマックス前提で敢えてかみなりなどの命中不安技を覚えさせたりするのもアリ。ダブルバトルではねこだまし無効のサポーターという性質も持つ。ふくろだたきやなみのりにより味方の攻撃を受けた時に発動する特性を活かすのもアリ。シングルバトルと異なり最速の実数値213というのは絶対的ではなく、当たり前のように使われるおいかぜトリックルームで行動順を逆転させられがちなので注意が必要。

脚注