ミュウ/対戦
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このページは、ミュウの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。
ミュウの歴史
第一世代
第一世代唯一の幻のポケモンであり、かなり高い合計種族値を持ち、その数値は全て100で、第二世代換算で合計600。全てのわざマシンを使えることによるバリエーションの多さから、その特徴を最大限に活かし、豊富な型による読みづらさが強み。まれにだいばくはつやへんしんもあると、本当に何をしてくるのか分からないという怖さがあった。しかし、単純に特殊フルアタやセミフルアタにしてしまうとミュウツーの劣化になってしまうため、ミュウだけが覚える技でうまく差別化する必要があった。また、環境メジャー格のポケモンの速度を考えれば素早さの種族値100は特別速い部類でもなく、同じエスパーの通常ポケモンの中ではスターミー、フーディンに劣る水準であった。
使うとすればでんじはつのドリル型、つるぎのまい物理型、へんしん型などが候補に挙がる。へんしん型はふぶきのPPを使い切ってから変身することで、相手がふぶきを覚えているという前提では疑似的にPP回復ができるという強みがある。
第二世代
種族値オール100なのは流石なのか、とくこうととくぼうに分かれるという特殊分割の影響は受けなかった。第二世代では、あくタイプ登場及びむし・ゴーストタイプの技の強化でエスパータイプ全体が弱体化、勿論ミュウもその影響を受けた。
全てのわざマシンを習得できる点は変わらず、第二世代のわざマシン入れ替えでさらにバリエーションが増す。めいそうのなかった当時は特殊型よりも、つるぎのまいやのろいができる物理型の方が決定力を得やすい。持ち物の登場で耐久型がやりやすくなり、その耐久力でのねむる+ねごとの一撃必殺型も強力。流石に単純な特殊アタッカーではミュウツーの劣化でミュウツーにない技での差別化は変わらなかった。火力面(特殊)ではやや弱体化しているが、耐久面では弱点を突かれるようになったとはいえ十分硬い。弱点増加で相対的な弱体化とは言え、恵まれた種族値と万能さでまだまだ強かった。
第三世代
努力値が仕様変更されたが、種族値オール100のミュウに関しては他の連中に比べると影響が小さかった。とくせいはシンクロで、状態異常を仕掛けるのが得意な相手に対しある程度強くなった。ただ追加された攻撃技で有用なのはヘラクロスやハッサムなどの苦手対策になれるオーバーヒートぐらい。
XD技としてではバトル山でミュウにさいみんじゅつ(他には配信限定)、だましうち、でんじほう、ナイトヘッド、なりきり(当時はXD限定)、ねこだましを習得可能であり、このうち有用性が高いのはねこだましである。ただし、質問に答えることで96ある技のうちからランダムに4つが決まり、技を教えると技の欄が全てその4つに置き換わるシステムとなっている。
第四世代
この世代からわるだくみ・バトンタッチを習得し、積み型が大幅に強化。特殊技はきあいだまやはどうだん、物理ではプラチナからしねんのずつき、ふいうちなどを手に入れ、物理型と特殊型、いずれも全てのタイプの技を使えるようになった。主にバトン要員や伝説・幻では貴重な先制技で小回りの利きやすさを活かした立ち回りが主流となった。
第五世代
わざマシン一新により、レベルアップで覚えるミラータイプを含め新たに25種類の技を使えるようになった。ブラック2・ホワイト2からだが教え技の増加でレパートリーの増加はいまだに止まらない。なお、この世代で登場した隠れ特性は、残念ながらミュウ含め幻のポケモンには得られなかった。
2012年末に開催された禁止級伝説・幻解禁のダブルバトルとして行われたインターネット大会『クリスマスカップ』では、アルセウスとのコンビ「ミュウセウス」で活躍。ミュウのねこだましで起点を作りアルセウスでつるぎのまいを積んでから、ミュウのへんしんでアルセウスに変身しつつアルセウスのランク補正をコピーし、そのまま2体のしんそくで制圧するというのが「ミュウセウス」の必勝パターンであった。
第六世代
ミュウ自身には特に大きな変更点なし。強いて言うならマジカルシャイン追加であくタイプに対抗しやすくなったこと、はたきおとすの強化で物理型であっても耐久型ゴーストタイプに高打点を与えられるようになったことぐらいか。
第七世代
専用Zワザを習得。威力185になるオリジンズスーパーノヴァは、使用後にサイコフィールドになるというもの。サイコキネシスでないと発動できないことと単純にサイコフィールドを出すならカプ・テテフに軍配があがるという難点はあったが、それでもなお長い年月の中で初めてミュウだけにしかない強化を得たといえる。当時このZワザを出すのに必要なミュウZはポケモンバンクへのログインが必要で期間限定品であったのだが、USUM発売後はカンタイシティのホテルしおさいの一室にいるおじさんにミュウを見せると貰えるようになっている。
PGLでスぺシャルバトルの統計データを見るに、シングルバトルのアタッカーにするならサイコキネシス、わるだくみ、はどうだん、れいとうビームが主流技構成で、性格はおくびょう、持ち物はミュウZがメイン。ただ、技スペースがギリギリであること、および使用プレイヤーが低年齢層中心で差別化戦略が浸透していないことから、バトンタッチの採用は非主流。ダブルバトルで使用するならへんしん、ねこだまし、おいかぜ、サイドチェンジが主流で、性格はねこだましの火力と速度を追求したようきがメインとなり、持ち物はへんしんとシナジーのあるノーマルZ。
第八世代
Pokémon HOMEのサービス開始と同時に解禁された。
わざマシン・わざレコードに新たな技が多く追加されたため、大幅に強化された。新規習得技で代表的なものは、一致技アシストパワー・サイコファング、サブとしてインファイト・フレアドライブ・じゃれつく・かみくだく・ハイドロポンプ、変化技ではきあいだめ・りゅうのまいなど。フェアリーの物理技を手に入れたことで、覚えられる物理・特殊技が遂に全タイプすべて揃った。
なお、同作のわざマシン・わざレコードにだいばくはつ・はたきおとす・はねやすめは収録されていないため、これらの技を使いたい場合前作で覚えさせなければならない。
一方でZワザが廃止され、ミュウツーがわるだくみを獲得したため、貴重な差別化点が消滅した。
この世代で使う場合、りゅうのまい物理型が無難。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールで連動特典として入手できるようになり、入手難易度が低下した。
一般的な育成論
すべての種族値が100の幻のポケモン。技マシン・技レコード・技教えで覚えられるすべての技を習得可能であり、様々な型を作ることが可能。一方で、バランスの良い種族値は裏を返せば尖った性能を持たないといえ、しっかりとした役割を持たせなければ他のポケモンの劣化となりかねない。
物理技ではしねんのずつき、じしん、ゆきなだれ/れいとうパンチ、ふいうち、ドレインパンチ、ダストシュート、イカサマなどがある。つるぎのまい・りゅうのまいを使うことで物理アタッカーとできる。
特殊技ではサイコキネシス/サイコショック、かえんほうしゃ/オーバーヒート/だいもんじ、れいとうビーム/ふぶき、10まんボルト/かみなり、はどうだん、ヘドロばくだん/ヘドロウェーブ、だいちのちからなどがある。多くのわざを覚えるものの、ミュウツーもほぼ同様のわざを覚えるため、単純な特殊アタッカーとするのは劣化になりかねない。
変化技は有用なわざが特にマシンわざに多く、その全てを扱えるのが強みである。状態異常にするでんじは、おにび、積み技のつるぎのまい、わるだくみ、こうそくいどう、ドわすれ、りゅうのまい、ビルドアップ、めいそう、ふるいたてる、コスモパワー、てっぺき、場を作るトリックルーム、ワンダールーム、ステルスロック、リフレクター、ひかりのかべ、しんぴのまもり、天候技・フィールド技などがある。積み技はバトンタッチで他のポケモンに引き継ぐことが可能。
メタモン以外でへんしんを唯一覚えるポケモンでもある。メタモンのようにかわりものは持たないが、へんしん以外のわざを覚えさせることができ、へんしんのタイミングを自由にすることができる。