ローブシン/対戦
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ローブシンの歴史
第五世代
当初はサブウエポンが少なく目立たない存在であったがBW後期から高い火力と後出し可能な物理耐久性能で騒がれ始め、B2W2で教え技が解禁されてから後手アタッカーとして開花。多くのポケモンを後手ドレインパンチからの先手マッハパンチで沈めてきた。B2W2期にはライコウとの相性補完を活かしつつ壁を張って戦う「ライコウローブ」という構築が完成し、世代末期にはすなおこしで起点を作るバンギラスとトリックルームを打つためのクレセリアを相方に据えた「バンギローブクレセ」が成立。
対ドリュウズ兵器としての需要も高く、ドリュウズが存在しなければ環境を代表するポケモンとまではいかなかったともされる。
この世代ではドレインパンチ、マッハパンチ、れいとうパンチ、かみなりパンチという技構成が主流で、努力値はHPが8n-1調整、性格はいじっぱり、持ち物はかえんだま、特性はこんじょうがメインであった。ゴーストで露骨に流しにかかられることを逆手に取ったしっぺがえし型もあり、HPか防御のどちらかに努力値全振り程度のブルンゲルであればこんじょう+後攻しっぺがえしで十分確定1発にできた。広い技範囲を持つためねごとの採用も苦しくなく、もし相手のキノガッサがポイズンヒール型であってもマッハパンチがあるので簡単にはハマりづらかった。
こんじょう型はシングルバトルではキノガッサに強く、ダブルバトルではモロバレルに強いなど、キノコのほうし対策としても大いに役立った。
この世代のローブシンの強さと言えば、受けループでもグライオンとエアームドの2枚体制にしなければ完璧には受からないほどであった。
第六世代
ファイアローの登場によって環境から失墜。一方、とつげきチョッキという強化アイテムを獲得し、元々フルアタック構成になりがちなローブシンはこの点では救済された。しかしファイアローという絶望的な対面は如何ともしがたく、第五世代におけるトップメタの活躍は過去のものとなった。構成に大きな変化はないが、強いて言えばギャラドスがメガシンカを獲得してでんき4倍弱点を克服したためかみなりパンチの枠がはたきおとすに変わるケースも見られるように。活躍と言えばレーティングバトルXYリーグシングルバトルシーズン2に使用率19位、シーズン3に25位、シーズン8に30位を記録し、ORASリーグダブルバトルシーズン11に使用率28位を記録した程度。時々使用率を伸ばしたのも、余りに増えたメガガルーラに対面で勝てるという相性的な理由による。
第七世代
カプやミミッキュなどフェアリータイプの普及によってその立場は第六世代よりも厳しくなった。特にカプ・テテフはサイコメイカーでマッハパンチを無効化し、きあいのタスキで耐えて手痛い一撃で返し、といった具合に無理のある相手であり、ファイアローがはやてのつばさの弱体化によって環境から姿を消したことが大した救済になっていないのが実情。
単体構成に大きな変化はなし。
第八世代
インファイト、ロックブラスト、10まんばりき、ぶんまわすを獲得。素早さが高くない自身にとって後攻インファイトはランク補正低下による隙を見せづらい。代わりに、はたきおとすを没収されている。
ダウンロードコンテンツ解禁前のシングルバトルでは使用率30位台が定位置であった、
シングルバトルではこだわりハチマキを持った攻撃無補正個体がダイマックス状態物理耐久特化型バンギラスを確定1発に仕留めるため、バンギラス対策として考慮されることがあった。ブラッキーやパルシェンにも十分な打点があるのが美味しい。こんじょう型はカバルドンやカビゴンなどのあくび使いへの対策に有用。
ランクバトルシリーズ3シーズン5シングルバトルではニンフィアとローブシンの火力・範囲を活かした「ニンフィアブシン」が比較的流行。
この世代の主流技構成はマッハパンチ、ドレインパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ。かみなりパンチはギャラドスを始めとしたひこう対策であり、れいとうパンチはくさやドラゴンへの打点。この世代ではこんじょう型が主流だが、なぜかというとかえんだま+こんじょうによる1.5倍の火力増強というのはダイマックス中も有効な火力増強アイテム(いのちのたま、たつじんのおびなど)の多くと比べても破格の増強幅であるためである。
ダブルバトルではカビゴンに一致で抜群を取れるトリパエースとして候補に挙がった。バンギラスとすなかきドリュウズのコンビ「バンドリ」が放ついわなだれを半減でき、なおかつ上からマッハパンチで削りに行けるのも大きい。ただ、あまりにもアーマーガアが増えたためかみなりパンチを持たせないとキツイ場合も多く、ブリムオン対策のどくづきも考慮される。
こんじょう型の場合やけどとダイマックスわざによって展開された天候のスリップダメージが今世代での懸念であり、バンギラスが蔓延していた第五世代同様に耐久調整が難しいポケモンとなった。
ランクバトルシリーズ2シーズン3ダブルバトルではかえんだまこんじょうローブシンが流行していた。
ただ、シーズン6あたりになるとアシレーヌに徹底的に包囲された影響ですっかりトップメタから退いた。
ダウンロードコンテンツ解禁前は、ドレインパンチ+とつげきチョッキによる場持ち、マッハパンチによる高速ポケモンへの役割遂行、三色パンチによる技範囲の広さ、初見では特性の見分けが付かない点など、抜群に高い汎用性を評価されて使用率は概ね10位前後をキープした。ただ、かくとう枠がウーラオスで事足りるようになったため、使用率はベスト30にすら恵まれなくなった。
ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』の配信に伴いモロバレルが解禁されると、過去にかえんだま+こんじょうによってその対策として役立ったのと同様に、キノコのほうしへの対処手段として注目された。
一般的な育成論
かくとうタイプのポケモン(メガシンカは除く)の中で最大のこうげき種族値を誇っている。その他ぼうぎょやHPも高い為、物理耐久にも恵まれている。その反面、とくぼうやすばやさが低い。
特性は隠れ特性を含めて3つとも優秀。 こんじょうであれば、どくどくだまやかえんだまで状態異常にすることで攻撃力が上げられる。能動的に状態異常にならずとも、この特性かもと相手に思わせることでおにびやどくどく等の状態異常技を牽制出来るのも利点。おにびが飛んで来やすいXY環境の主力。
特性ちからずくはブラック・ホワイト当時では対象になる技が少なく、若干恩恵は薄かったが、ブラック2・ホワイト2で登場した教え技で追加効果のあるほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチを取得できるようになったため、この特性を持つものも見かけるようになった。こちらはいのちのたまを持たせれば特に前述の教え技3種の技の威力を反動ダメージを受けずにさらに上昇させることができ、主力技並の火力を発揮できる。BWでは微妙な威力だったローキックも威力上昇により存分に生かせる。
隠れ特性はパンチ系の技の威力が1.2倍に上がるてつのこぶし。パンチ系の技が豊富になったことによりこの特性の採用率もかなり高い。ドレインパンチ、マッハパンチ、アームハンマーのほか、ほのおのパンチ、れいとうパンチ、かみなりパンチを覚えさせると活用できる。ちからずくと異なるのは、倍率は若干少ないものの、かくとうタイプの主力パンチ技の威力も上昇することである。これにより素でドレインパンチの回復量が大きくなるのはかなり大きい。
先制攻撃技としてマッハパンチを覚え、相手を倒し損ねた際の追撃や、体力的に相手の先手攻撃を受け切れない場合の最後っ屁としての使用が可能。他にもマッハパンチはローブシンの攻撃をもってすれば威力40でありながら相当な威力になるため、耐久力があまり高くないポケモンやかくとうタイプが弱点のポケモンならばマッハパンチ+次のターンのマッハパンチの2発だけで仕留めてしまえる程である。ローブシンの強さが表れている一つでもあり、どの場合でも必須技として使われる。BWまでならジュエル持ちも多かった。 以上から攻撃技の候補としては、タイプ一致先制技のマッハパンチ、一致メイン技のドレインパンチ、アームハンマーを主軸に、上記の3色パンチ、ストーンエッジ、じしん、はたきおとす、どくづきなどで相性補完をすれば良い。特に元々鈍足なのでアームハンマーの追加効果を気にせずに使用できる。また、素早さを意図的に下げられるため、相手のトリックルームパーティに対しても先制して攻撃を加えられる可能性がある。
また前述通り物理耐久が高いので、ビルドアップ+ドレインパンチのコンボが強力。反面、特殊耐久関連の積み技を持たないため、特殊技には注意が必要。その点をカバーできるとつげきチョッキを持たせたものが第六世代では主流となっている。
なおドレインパンチとマッハパンチを両方覚えさせるには、第四世代のわざマシンかブラック2・ホワイト2の教え技でドレインパンチを覚えさせたエビワラーが遺伝要員として必要になるので、育成を始める前に用意できるか注意する事。ただしローブシンそのものもドレインパンチを教え技で取得できるので、マッハパンチの遺伝だけでも十分になり、厳選がとても楽になった。
こんじょうの影響もあってローブシン相手に撃つ機会は普段より少ないと思われるが、ちからずくやてつのこぶしを採用させる場合、おにびなどやけど状態にさせる技に注意したい。
オメガルビー・アルファサファイアでは、おしえわざできあいパンチを覚えられるようになった。とくぼうが低いので問題はあるが、おさきにどうぞを味方に使ってもらうことで、ダメージを受けずに放つことができる。
ドテッコツ
ローブシンではなくドテッコツを敢えて使う場合、しんかのきせきによりローブシンよりも高い物理耐久を実現できること、ローブシンより攻撃と素早さの数値が低いこと、変化技と特防常時上昇アイテムの両立ができること、これらの差別化点を活かすべきである。以上のことを考えると、ダブルバトルでのサポーターが適任。マッハパンチで味方のじゃくてんほけんを発動したり、ドレインパンチで場持ちさせたりするのが主な仕事。とつげきチョッキローブシンとの差別化のためにまもるは必須。差別化だけを考えるなら努力値は物理耐久特化、素早さは最遅がベター。