ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等に参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。
優先度
提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動
優先度(ゆうせんど)とは、わざを出す順番を決める数値。
概要
わざごとに決まっている数値で、優先度の高いわざは使うポケモンのすばやさに関係なく先に出すことができる。ただし、優先度が同じ技を選んだポケモン同士ではすばやさが高い方が先に行動する。過半数のわざは優先度が0に設定されている。
そのわざの優先度をゲーム上で確認することはできないが、でんこうせっかのように説明文で優先度が通常より高いことを示しているものもある。しかしその説明も基本的には大雑把な内容で、具体的な優先度の数字までは書かれない。
優先度が高いわざは何かしらの使用条件が設けられていることが多い (ねこだまし・ふいうちなど)。また先制して使わないと効果が意味を成さないわざも優先度が高いことがある (てだすけ・まもるなど)。優先度の低いわざには、後攻である方が使いやすいわざ (カウンターやリベンジなど) や、相手を交代させるため先攻で使えると強すぎるわざがある (ふきとばし・ドラゴンテールなど)。
優先度に関わるわざ・特性
優先度が変わったり無視されたりするのは以下のようなケースがある。
わざ
- ファストガードは通常より優先度の高い技を防ぐことができる。
- サイコフィールド状態で地面にいるポケモンは、敵が使用した優先度+1以上のわざを無効化する。
- はやてがえしは優先度の高い攻撃技を出そうとしている相手にのみ成功する。
特性
- いたずらごころを持つポケモンがへんかわざを使うと優先度が1だけ加算される。必ず攻撃技が出る変化技のしぜんのちからも対象。あくタイプの敵はこの技を無効化する。
- 第六世代以前では相手のタイプに関わらず成功した。
- はやてのつばさを持つポケモンがHPが最大のときにひこうわざを使うと優先度が1だけ加算される。攻撃技・変化技どちらも対象。
- 第六世代ではHPが最大という条件はなかった。
- ヒーリングシフトを持つポケモンがHPを回復するわざを使うと優先度が3だけ加算される。
- じょおうのいげん、ビビッドボディ、テイルアーマーを持つポケモンは、敵側から味方側へ使われた優先度+1以上のわざを無効化する。
各わざの優先度
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、よこどり
- +3:まもる、みきり、こらえる、このゆびとまれ
- +1:でんこうせっか、マッハパンチ、しんそく、ねこだまし
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ふきとばし、ほえる
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、よこどり
- +3:このゆびとまれ、こらえる、まもる、みきり
- +2:フェイント
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、しんくうは、しんそく、でんこうせっか、ねこだまし、バレットパンチ、ふいうち、マッハパンチ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム
- +5:てだすけ
- +4:こらえる、マジックコート、まもる、みきり、よこどり
- +3:いかりのこな、このゆびとまれ、ねこだまし、ファストガード、ワイドガード
- +2:しんそく、フェイント
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、サイドチェンジ、しんくうは、でんこうせっか、バレットパンチ、ふいうち、マッハパンチ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム、マジックルーム、ワンダールーム
- +5:てだすけ
- +4:マジックコート、まもる、みきり、こらえる、よこどり、ニードルガード、キングシールド
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード
- +2:しんそく、フェイント、いかりのこな、このゆびとまれ
- +1:アクアジェット、かげうち、がまん、こおりのつぶて、サイドチェンジ、しんくうは、でんこうせっか、バレットパンチ、プラズマシャワー、ふいうち、ふんじん、マッハパンチ、みずしゅりけん、つぶらなひとみ
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチ
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる
- -7:トリックルーム
- +5:てだすけ
- +4:みきり、まもる、こらえる、キングシールド、マジックコート、ニードルガード、よこどり、トーチカ
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード、スポットライト
- +2:サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら、ばちばちアクセル(ピカブイ)
- +1:アクアジェット、つぶらなひとみ、がまん、バレットパンチ、こおりのつぶて、プラズマシャワー、マッハパンチ、ふんじん、でんこうせっか、かげうち、しんくうは、ふいうち、みずしゅりけん、アクセルロック
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチの攻撃、くちばしキャノンの攻撃、トラップシェルの不発
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる、テレポートLPLE
- -7:トリックルーム
- +5:てだすけ
- +4:みきり、まもる、こらえる、キングシールド、マジックコート、ニードルガード、トーチカ、ブロッキング、ダイウォール
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、トリックガード
- +2:サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら
- +1:アクアジェット、つぶらなひとみ、バレットパンチ、こおりのつぶて、マッハパンチ、でんこうせっか、かげうち、しんくうは、ふいうち、みずしゅりけん、アクセルロック、グラススライダー(グラスフィールド状態)
- 0:その他の技
- -1:あてみなげ
- -3:きあいパンチの攻撃、トラップシェルの不発
- -4:ゆきなだれ、リベンジ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる、テレポート
- -7:トリックルーム
- +5:てだすけ
- +4:みきり、まもる、こらえる、ニードルガード、トーチカ、スレッドトラップ、かえんのまもり
- +3:ねこだまし、ファストガード、ワイドガード、はやてがえし
- +2:サイドチェンジ、しんそく、フェイント、このゆびとまれ、いかりのこな、であいがしら
- +1:アクアジェット、つぶらなひとみ、バレットパンチ、こおりのつぶて、マッハパンチ、でんこうせっか、かげうち、しんくうは、ふいうち、みずしゅりけん、アクセルロック、グラススライダー(グラスフィールド状態)、ジェットパンチ、じんらい
- 0:その他の技
- -3:きあいパンチの攻撃、くちばしキャノンの攻撃
- -4:ゆきなだれ
- -5:カウンター、ミラーコート
- -6:ともえなげ、ドラゴンテール、ふきとばし、ほえる、テレポート
- -7:トリックルーム
優先度が変更された技
わざ | 変更世代 | 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
ふきとばし ほえる |
1 → 2 | 0 | -1 |
まもる みきり |
2 → 3 | +2 | +3 |
こらえる | 2 → 3 | +2 | +3 |
カウンター ミラーコート |
2 → 3 | -1 | -5 |
ふきとばし ほえる |
2 → 3 | -1 | -6 |
がまん | 3 → 4 | 0 | +1 |
ねこだまし | 4 → 5 | +1 | +3 |
しんそく | 4 → 5 | +1 | +2 |
まもる みきり |
4 → 5 | +3 | +4 |
こらえる | 4 → 5 | +3 | +4 |
いかりのこな このゆびとまれ |
5 → 6 | +3 | +2 |
マジックルーム ワンダールーム |
5 → 6 | -7 | 0 |
サイドチェンジ | 6 → 7 | +1 | +2 |
テレポート | USUM → LPLE | 0 | -6 |
仕様
- 第七世代までは、ターンの途中で優先度が変更されても行動順は変化しない。第八世代以降では優先度が変更されると、即座にそのターンの行動順に影響が出る。
- 他のわざが出るわざによって異なる優先度の技が出たとき、他のわざが出るわざ自体の優先度で技が使われる。例えば優先度0のねごとでほえるが出た場合は、優先度0の技としてほえるが出る。第八世代以降でも同様。
- 行動順の決定後にアンコールの効果によって技が置き換えられても優先度自体は変わらない。第八世代以降でも同様。
- ねこだましを場に出たターン以外に打つなど、技が失敗する状況であっても優先度の昇降は必ず行われる。
- きあいパンチ・くちばしキャノン・トラップシェルは優先度-3の技だが、技の準備行動自体はターンの最初 (交代の後、優先度+5の行動より前) に行われる。
- トラップシェルの優先度は技が失敗したときの行動順であり、成功するときはそれより前に発動する (#優先度より優先される効果も参照)。
- 第二世代では野生ポケモンが逃走する際、内部処理で優先度のある技を選択しながら逃走する場合がある。その場合、逃走に優先度が適用される。例えば、ライコウがでんこうせっかを選んだときは優先度+1で逃走する。
- BDSPの徘徊系ポケモンは、ターン開始時に逃げることが可能なときは技を使わず、優先度-7の行動順で逃走する。
優先度以外の行動順の変化
優先度より優先される効果
- 一部の技の効果を受けたポケモンは、優先度に関係なく行動順が繰り上がったり、行動順を最後にされたりすることがある。ただし、これらの技の効果で行動順が操作されても優先度の情報自体は失われない。
- 以下の効果は、技の優先度を無視して直後に行動する。
- さきおくりを受けたポケモンは、優先度を無視して行動順が最後にする。
- 第八世代以降では、1ターンに複数のポケモンがさきおくりを受けたときは、他のポケモンが行動した後に技の優先度が高い順 (同じ場合は補正込みのすばやさが高い順) に行動する。
- さいはいを受けたポケモンは、直後に最後に使用した技をもう一度使用する。このとき優先度の情報はさいはいではなく使用する技のものを参照する。
優先度の方が優先される効果
- 一部の持ち物や特性は、すばやさに関係なく行動順が早くなったり、遅くなったりすることがあるが、これらの効果で技の優先度が変わることはない。
- 以下の効果でポケモンの行動順は早くなるが、優先度が上がるわけではない。
- 以下の効果でポケモンの行動順は遅くなるが、優先度が下がるわけではない。
備考
- 優先度-2に設定されている技は存在しない。特性はやてのつばさの効果がくちばしキャノンに発動したときは優先度-2になる。
- 最も優先度が高い技はてだすけの+5だが、特性いたずらごころのポケモンが使用することで優先度+6になる。
- ポケモン不思議のダンジョンでは、優先度が高い攻撃わざは2マス先まで攻撃ができる。