ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。

カプ・テテフ/対戦

提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありませんカプ・テテフの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。
ポケモン徹底攻略
ポケモン育成考察Wiki
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。

このページは、カプ・テテフの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

カプ・テテフの歴史

第七世代

特攻と素早さに努力値を全振りしてこだわりスカーフを持たせたひかえめ速攻型はSMリーグ初期の環境では特に「テテモン」と揶揄されるほどの強力さを見せており、ひいては第七世代環境に耐久振りのポケモンが蔓延するほどの影響力を与えている。最初は「はがねを選出していなければサイコキネシスで3タテされる」とまで誇張された強力なイメージが漂っていたが、徐々に打ち分けできないこだわりスカーフ型のデメリットが露呈され、防御の低さからミミッキュガルーラに対面で処理されることも浸透し、徐々に使用率は落ち着いた。

SMリーグではUSUM発売のシーズン7までの間シーズン4を除いて使用率5位以内に入っており、シーズン2には1位を獲得。SMリーグシングルバトル全体の割合としてはひかえめが性格の一番手で7割程度、二番手はおくびょうで2割から3割程度。もちものはこだわりスカーフ型が4割程度でこれが一番手。同リーグ同バトルにおいて、ムーンフォースサイコキネシスは確定レベルで搭載され、残りはサイコショックめざめるパワーシャドーボール10まんボルトきあいだまなどから選択されていた。

USUMリーグシングルバトルでは依然として残っているキノガッサへの対策としてねごとを搭載した方が5%から6%ほど存在するようになった。それ以外では大筋において単体構成の変化はなし。同リーグ同バトルではUSUMの発売を機に準伝説がこの世代のソフトだけで入手できるようになって一般普及したためカプ・テテフでも1発で落とせないケースが増え、使用率は10位前後にまで落ち着いた。とつげきチョッキ型のれいじゅうランドロス、メガメタグロスなどサイコキネシスの通りが悪いポケモンが環境上位に名を連ねるようになり、カプ・レヒレカバルドンなどのお供のバシャーモにとって不利なポケモンが多くなったのが勢いの収束の要因としては大きい。

サイコメイカーを活かして先制攻撃技を封じつつ超火力を放つのが持ち味であり、素早さで勝っていれば必ず行動できるため、終盤のスイーパーとして使うためにHPをわずかに残した状態で温存することも多かった。

単体でも十分強力だが、SMリーグではカプ・テテフでサイコメイカーを発動しつつエスパーのウエポンで削りを入れ、2番手のバシャーモのかそく+ビルドアップで積みつつとびひざげりでさらに攻め、残った相手をバトンタッチで繋いだガルーラで攻め切る「バシャテテフガルーラ」という構築が成立。ガルーラを抜いた「バシャテテフ」でも十分組み合わせとしては成立する。USUMリーグではカプ・テテフの弱点タイプをメタグロスで受ける「テテフグロス」がカプ・テテフ入りのコンビとしては一般化し、そこに起点役の定番で相性補完にも優れるバンギラスを入れた「テテフグロスバンギ」も成立した。母数として同リーグ同バトルで多いのは、メガゲンガーかげふみで対面を固定し、れいじゅうランドロスいかくとんぼがえりでサイクルを回し、こだわりスカーフを持たせたカプ・テテフで上から叩く「テテフランドゲンガー」という構築である。

ダブルバトルにおいてもねこだまし無効や、縛り範囲の広さからメジャーポケモンとなる。ただ、味方の先制攻撃とはアンチシナジーなことや相性補完的にはカプ・コケコカプ・レヒレの方が構築に入れやすいこと、同タイプには既にクレセリアをはじめとしたメジャーポケモンが存在することから公式大会では目立った活躍をしなかった。WCS2017(アローラダブル)ではマスターカテゴリ準優勝者のパーティに入っていたが、同カテゴリベスト8進出者には他にカプ・テテフを使用していたプレイヤーはいなかった。WCS2018(全国ダブル)でもマスターカテゴリベスト8進出者中1人の使用にとどまり、最高実績はベスト8。

WCS2019(GSダブル)ではサイコメイカーで強化したエスパー二匹で上から殴る戦法がメジャー化し、「テテフミュウツー」「テテフネクロズマ」が人気を博す。マジックルームゼルネアスパワフルハーブを打ち消したり、スキルスワップを味方ゲンシカイキポケモンに撃って天候を取り返すなどトリッキーな使われ方もしたほか、じゅうりょくの始動役やサイドチェンジの使い手としても活躍した。JCS2019インターネット予選では使用率3位を記録するも、ライブ大会マスターカテゴリではベスト8進出者中2人が使用するに留まる。世界大会マスターカテゴリでもベスト8には準優勝者の1人しか使用者が残らず、この世代のWCSでマスターカテゴリの優勝パーティに輝くことはついに無かった。パワーが非常に高いポケモンでありながらWCSで毎年人気がなかったのは、戦い方が単調でマッチ戦に向かないことや、他のメジャーポケモンとの兼ね合いの悪さが目立ったためと言える。

第八世代

冠の雪原で追加。

あまえるアシストパワーみらいよちを獲得。教え技はなし。イエッサンと違いワイドフォースも覚えない。

Zワザの廃止、サイコフィールドエスパー技のダメージ増強幅下方修正などから、最大火力面では弱体化を受けた。アイアンローラーでフィールドを消しつつ弱点を突かれるのも欠点。

ダイサイコの効果が無くとも場に出た瞬間からサイコフィールド状態にでき、ダイフェアリーが自身のサイコメイカーの邪魔になるなど、ダイマックスとの相性も良いとは言えない。めざめるパワーも削除されており、マジカルフレイムを覚えないため、はがねへはますます弱くなった。相手にダイマックスされると前世代で倒せた相手を倒し切れなくなることもあり、特にこだわりスカーフ型だとサイクルを回しながら先達で削っておくことがこれまで以上に重要になった。

当初は前世代より火力が低下したことからあまり期待されていなかったが、解禁早々ドラゴンが暴れ、どくにメジャーどころに進出したポケモンが出てくると、それらに有利が取れるポケモンとして一定の需要を得た。だが第七世代で倒せた敵が瞬間火力の低下やダイマックスによるHPの底上げにより倒せなくなったことはいかんともしがたく、シーズン12序盤こそ使用率ベスト30に入っていたが、最終使用率は39位と低迷。

シーズン13にはこだわりスカーフを持ってリフレクターひかりのかべを貼る型が成立。壁を貼ってから即座に控えに交代しても良いし、ダイマックスしてこだわりを解除してから攻撃に移っても良い。

シーズン18最終1位構築にはラグラージで起点を作ってドラパルトをエースとして動かし、ゴリランダーとカプ・テテフをスイーパーに据えた構築が確認された。この構築のカプ・テテフはリフレクター・ひかりのかべの両壁も備えた起点作り型とのハイブリッドでもあった[1]

一般的な育成論

カプの1体であり、サーナイトなどと同じエスパーフェアリーの複合タイプのポケモンであり、高い特攻特防とそこそこの素早さを持つ。特性サイコメイカーにより場に出るだけでサイコフィールドを貼ることができ、相手の先制技を防ぎつつ高い火力のエスパー技を放つことができる。同じ特性を持つイエッサンはサポートに優れているため、サポート技を絡めるにしても攻撃技を採用することで差別化を図りたい。サイコフィールドの先制技無効を活かし、微妙な高さのすばやさを補うために、こだわりスカーフが採用されることが多い。

特性は通常特性のサイコメイカーほぼ一択。隠れ特性のテレパシーはダブルバトル専用であり、まず採用されない。

攻撃技はタイプ一致にサイコキネシス/サイコショックムーンフォース/マジカルシャインがある。ダイマックス時の威力を求めるならみらいよちも候補か。その他のタイプの技に10まんボルトシャドーボールエナジーボールきあいだまなどがある。エスパー/フェアリーの両方を半減するはがねへの有効打が命中難のきあいだましかない点には注意。カプ専用技であるしぜんのいかりも一貫性の高い削り技として優秀。

変化技は壁展開のリフレクターひかりのかべのほか、めいそうこらえるちょうはつあたりが候補か。ダブルバトル用ではサイドチェンジも覚える。

脚注