パッチラゴン/対戦
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありません。パッチラゴンの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。 | |
ポケモン徹底攻略 | |
---|---|
ポケモン育成考察Wiki | |
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。 |
このページは、パッチラゴンの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
パッチラゴンの歴史
第八世代
ドヒドイデ+アーマーガアという並び、全フォルムチェンジロトムに有利であること、持ち前の超火力からシングルバトルで需要が生まれ、特にランクマッチシングルバトルシリーズ1終盤で増加。
シーズン1では最終使用率ベスト30入りはならなかったがシーズン2からベスト30入りを果たし、シーズン4では最終使用率12位まで増殖。その後、でんげきくちばしを受ける手段であるナットレイが増加したことから移行ダウンロードコンテンツ解禁までの間使用率は10位台後半に落ち着いた。
ダイジェット化するひこう技としてはつばめがえしが存在しており、普通に放ってもはりきりの命中低下のデメリットを帳消しにできるため有用。
ただ、一致メインウエポン両方が流されやすい上にこだわりスカーフを持っても同じ努力値・性格ならドラパルトを抜けないため、プレイング難易度は比較的高い。
単体でも強力だが、アーマーガアとの相性補完を活かして13タイプを半減以下で受ける「パッチラガア」というコンビがこの世代に成立している。役割論理ではここにニンフィアを足した「パッチラガアニンフ」が定番トリオとなっている。
Pokémon HOME解禁前はサザンドラ、ニンフィア、トゲキッスが余りに多かったため、弱点を突かれても出落ちを防げるとつげきチョッキを持った型が3番手辺りに付いていた。
ランクマッチシリーズ2シーズン3シングルバトル最終22位にはほのおのうず型がエントリーされていた[1]。
シリーズ3シーズン4でキョダイラプラスが解禁され、でんげきくちばしで未然に上から落としに掛かることができるパッチラゴンは対策として名乗りを上げた。ただ、余りにパッチラゴンが厄介なため、こうこうのしっぽトリックで露骨にでんげきくちばしを腐らせに掛かるプレイヤーが続出した。このシーズンではてんねんピクシーなどのようなアッキのみ耐久型の起点にされないようにつばめがえしの代わりについばむを採用する型も中には見られた。
シーズン7でリベロエースバーンが解禁されると、先達部隊の先制攻撃技で削ってから後続のこだわりスカーフパッチラゴンのでんげきくちばしでダイマックス状態のエースバーンを落としに行く型・プレイングが浸透。
シーズン8になるとダイマックス前提のじゃくてんほけん型が増えたため、それに対してじゃくてんほけんを発動させずにカウンターで狩るポケモンが増加。このシーズンにはこだわりスカーフいじっぱり型のはりきり+でんげきくちばしがHP4振りのエースバーンをステルスロック込みで確定1発にできることに注目されて使用率が増加し、最終的に使用率12位を記録。因みにこだわりスカーフ準速パッチラゴンの素早さ実数値190は最速エースバーンの188を上回る。
シーズン8に使用率10位以内にランクインしたポケモンが使えない上位禁止縛りのレギュレーションとなったシリーズ6では需要が爆発的に増加し、シーズン10では使用率1位に躍り出た。シーズン11でも1位を維持。事前にパッチラゴンが大活躍することは多くのプレイヤーが予想しており、絶望的な対面であるドサイドンが環境に進出したにもかかわらずの躍進であった。ただ、あまりにパッチラゴンが増えたため、後出しのパッチラゴンに備えるためにドヒドイデが露骨にみがわりを使うようになった。
ところが冠の雪原期になるとでんき準伝説が大量に追加されたことで需要の相対数が大幅に減少。シーズン12は51位まで低迷。それでも、すなかき型は総合的に見てウルトラビーストに強いので独自の立場は保っている。何ならダイロック(いわなだれ/ストーンエッジ)で自ら砂を展開でき、自己完結した強さを持つ。
シーズン12最終4位構築には、サンダーとウオノラゴンの並びに強いちくでんとつげきチョッキ型がエントリーされていた。サンダーとウオノラゴンのコンビを採用するパーティにはじめん枠があまり入らず、動かしやすいというのがあった[2]。
シリーズ8の竜王戦ルールではカイオーガに素早さ種族値で劣り、こだわりスカーフを持ってもこだわりスカーフ型がメインであるカイオーガを抜けないことから、カイオーガ対策としてはパッチラゴンではなくレジエレキが使われることになった。
この世代においては、でんげきくちばし、げきりん、つばめがえし、ほのおのキバという技構成が主流。ナットレイ、ハッサム、ハガネール、クレベースへの対策、おにび、いかくのケア手段としてほのおのキバをかえんほうしゃに入れ替えた型も存在する。かえんほうしゃと物理技の火力を両立するために性格をやんちゃにするケースも一定数存在する。
一般的な育成論
一般ポケモン初となるでんき・ドラゴンの複合タイプ。高い攻撃と物理耐久、並程度の素早さと特殊耐久を持つ。特性はりきりを活かした物理アタッカーとして育てるのが吉。
でんきのメインウエポンとして欠かせないのがでんげきくちばし。先手を取ると技の威力が2倍になるため、受けループ崩しに適している。ただし、ダイマックスすると威力倍増の効果が消えるため、敢えてダイマックスしない手もある。ドラゴンのメインウエポンとしてはげきりんが挙がり、ダイマックス前提ならドラゴンダイブもメインウエポンには悪くない。
サブウエポンとしてはロックブラスト、ほのおのキバ、じしん、ストーンエッジ、いわなだれ、かみなりパンチが、素早さ操作にはがんせきふうじ、じならしがある。
ダイマックス中は攻撃技が必中になるため、特性ははりきりがメイン。また、前者の特性の採用率が高いことに奇襲・サイクル戦用としてもう一方の特性であるちくでんの採用も少なくはない。
性格は全抜きするのに必要な素早さを確保するためにようきがメイン。持ち物は火力を活かせるいのちのたまが主流。敢えてダイマックスせずにはりきり込みで攻撃してからぶりほけんを発動するという手もある。物理耐久は悪くないのでじゃくてんほけん型も有用。不一致サブウエポンへの依存度がそこそこ高いのでじしゃくなどのタイプ強化アイテムとのシナジーは比較的薄い。通常レギュレーションで考えると独特の耐性をしていると言えるので、サイクルを回すなら混乱木の実もアリ。
積み系変化技は覚えないがダイナックルは自力で攻撃のランク補正を上げることができる唯一の手段なので、もしダイナックルを使いたいならけたぐりも悪くはない。弱点4と決して多い方ではないが、火力だけを追求するならじゃくてんほけんという手もある。じゃくてんほけん発動時のダイサンダー(でんげきくちばし)はリフレクター存在下でのHP4振りトゲキッス程度なら砂ダメージ込みでダイマックス状態のものを確定1発である。特攻も決して役に立たない数値ではなくかえんほうしゃでナットレイやハッサムへの対策ができるため、そういう意味でもじゃくてんほけんによる恩恵は馬鹿にできない。
からぶりほけんは命中不安であるはりきりを活かせるためシナジーこそはあるが、大抵の場合ダイジェットで事足りるので必要性は薄い。
技構成はでんきくちばし、げきりん、ほのおのキバ、ロックブラスト、というものが考えられる。ほのおのキバはナットレイ対策として、ロックブラストはコオリッポ対策として投入される。
全ポケモン中でも独自の耐性をしているため、特性をちくでんにしたねむる+ねごと型も悪くはない。
冠の雪原でとくせいパッチが実装されたためすなかき型が解禁された。砂パにおいては、ドリュウズが苦手とするほのお、みずに後投げできるすなかきアタッカーとして使える。