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ムシャーナ/対戦

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このページは、ムシャーナの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ムシャ―ナの歴史

第五世代

トリパにおける激戦区である30族を抜ける素早さの種族値29、状態異常技が蔓延する第五世代環境を牽制できる特性シンクロ、運ゲーに持ち込めるさいみんじゅつ、これらをすべて持つと言えば聞こえが良いが、実際はシングルバトルではマジックガードが優秀なランクルスにアタッカーとして劣っていた。ダブルバトルではスタンパのメンバーとしても動ける素早さの種族値を持つうえにみかづきのまいを覚え、さらに素の耐久指数で受けるなら上位互換じみた存在であるクレセリアの後塵を拝した。また、シンクロは当然ながらキノガッサキノコのほうしには反応しないため、人によっては見かけ倒しに感じることもあった。やはりランクルスとクレセリアの二者との差別化できる点は当時からトリックルームあくびにあった。また、登場しながらにして最終進化形の中では最遅のバトンタッチ要員でもあった。そうしたこともあって、WCS2011(イッシュダブル)環境では主流のポケモンとして使われていた。

第六世代

マジカルシャインいやしのねがいを習得するが、マジカルシャインはクレセリアも覚えるうえに、クレセリアはいやしのねがいの上位互換技であるみかづきのまいを覚えるので、この習得はかえってクレセリアに対する見劣り感を増幅させる結果となった。

PGL統計データからは、ORAS発売までのXYリーグシングルバトルではトリックルームとあくびで起点を作ったりいやしのねがいでエースに繋いだりする構成が一般的であったとうかがえる。性格はずぶといとのんきがメインであり、持ち物はゴツゴツメットオボンのみが中心であった。ORAS発売後のXYリーグシングルバトルではアシストパワー型が主流となり、そのアシストパワー型はひかえめが性格のメインであった。ORASリーグシングルバトルではあくびいやしのねがいトリックルームサイコキネシスが採用技上位4位の定番となり、せいかくはずぶとい、持ち物はオボンのみがテンプレ化した。ORASリーグ前半ではゾロアークや耐久調整崩し技の対策としてよちむが多数派であった。ORASリーグダブルバトルではトリックルーム、さいみんじゅつじゅうりょくサイコキネシスが主流であり、性格はなまいき、れいせいが、持ち物はメンタルハーブがメインであった。当時のダブルバトルでの仮想敵はモロバレルであり、実際にダブルバトルでムシャーナが倒したポケモン1位にモロバレルの名前が挙がるシーズンがざらであった。

WCS2015オンライン予選環境ではトリックルームてだすけふういんまもるを覚えたムシャーナとメガオニゴーリを先発にし、起点を作り次第メガオニゴーリのフリーズスキンの補正が乗っただいばくはつとムシャーナのテレパシーを活かしてポケモンの数の差を作り、後はニョロトノモロバレルを並べ、ニョロトノのほろびのうたからまもるを繰り返して相手を全滅させる「滅びパ」がそこそこ使われた。

ORASリーグダブルバトルでのムシャーナ入りの構築としてはじゅうりょくで自身のさいみんじゅつを安定化しつつ、トリックルーム下でドサイドンより先に放てるいばるラムのみを持った味方のドサイドンを強化し、テレパシーで味方のドサイドンのじしんを無効化する「ムシャドサイ」が一般化。実際、ORASリーグダブルバトルでは11シーズン中9シーズンにおいて同時エントリー3位以内にドサイドンの名前が挙がっていた。

第七世代

サイコフィールドを習得するも、そうすると今度はカプ・テテフに対する見劣り感がするようになった。すなおこしギガイアスひでりコータスといった新たな天候パの始動役にはトリックルーム下で上を取られるため、素早さの種族値29が機能しない点がここに来て現実的に想定されるようになった。さらにUSUMではツンデツンデといったトリパの始動役とエースを兼ねる役に適したポケモンが追加され、ムシャーナの立場はますます厳しくなった。それでも、名目上最遅のバトンタッチ要員となったナマコブシがまともな積み技を持たないことから、事実上最遅のバトンタッチ要員という立場を守り抜いた。

第六世代で使われていた「ムシャドサイ」から転じて、メガシンカの素早さ仕様変更を受けて組む相手をバクーダに代えた「ムシャーナバクーダ」が使用されるようになった。

JCS2018(全国ダブル)ライブ大会マスターカテゴリでは出場者中1人が使用。

一般的な育成論

高いHP特攻とそこそこの防御特防を持つが、攻撃素早さは低い。特殊アタッカーや耐久型に育成するとよいだろう。同じエスパー単一タイプで似た種族値を持つポケモンとしてはランクルスなどが存在するが、それらより遅いため、トリックルーム影響下では先手を取りやすい。特に自身の素早さの種族値が29と低いため、トリックルーム下ではランクルスなどの素早さ30族を抜けるようになる。

通常特性はよちむシンクロであり、よちむは安定しないことから採用されにくく、シンクロは相手の状態異常攻撃を牽制できる。隠れ特性はテレパシーであり、ダブルバトルなどで味方からの攻撃を回避できるようになる。

攻撃技の候補としては、タイプ一致のサイコキネシス/サイコショック、それ以外ではマジカルシャインシャドーボールエナジーボールめざめるパワー炎などが挙げられる。変化技の候補としては、でんじはめいそうバリアートリックルームなどが挙げられる。

耐久が高いため、めいそうアシストパワーを組み合わせる型も強力。ほぼ確実に先手を取られてしまう関係上、トリックルーム下でないかぎり先手のちょうはつ1発で機能停止に陥る弱点はあるが、特につきのひかりねむるカゴのみ必須)なども入れて長期戦を見据えた構成にしている場合、めいそうを6回積むことも難しくない。さらにはタマゴ技でバトンタッチも習得できるので、特防の低い特殊アタッカーを中心とした味方に能力を受け継がせる手もある。もしバトンタッチでみがわりを後続に引き継がせる構成にするなら、後続に引き継いだみがわりのHPが元々みがわりを発動したポケモンのHPの数値を参照したままになる仕様を活かして、HPになるべく努力値を振るとよい。

ダブルバトルでは味方の攻撃を受けないテレパシーを用い、高い耐久と遅い素早さを利用したトリックルームの起動要員として使うのが基本となる。ただし耐久を特化しただけではより数値が高く、特性ふゆうによって味方だけでなく相手のじしんの影響も受けないクレセリアが大きな壁となる。クレセリアとの違いは、通常時のじしん以外(じゅうりょくを使った後のじしんやほうでんなど)の味方に当たる技も避けられること、素早さ29なのでトリックルーム下ではモロバレル(素早さ30)よりも速く行動できること、おさきにどうぞで速いポケモンもトリックルーム下で動かすことができるなどであり、これが採用にあたっての重要なポイントとなってくる。