ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。

グライオン/対戦

提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありませんグライオンの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。
ポケモン徹底攻略
ポケモン対戦考察まとめWiki
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。

このページは、グライオンの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

グライオンの歴史

第四世代

当時はポイズンヒールが無かったが、それでもたべのこしはねやすめを活かした耐久型としては利用可能であった。ただ、受けループの概念自体はバトレボ時代から存在していたものの、ガブリアスを受けられないことから耐久型としての評価は中堅程度だった。

第五世代

アクロバットを習得。つばめがえしを超える念願の高威力ひこう技でアタッカーとして強化された。他にはじならしスカイアッパーを獲得しており、特にスカイアッパーはグライオン初のかくとうタイプであった。隠れ特性ポイズンヒールを獲得したことで、受けループポケモンの代表格に。BW2期にははねやすめポイズンヒールが両立可能になった。といっても、ドラゴン対策のはがねこおりが導入され、特にからをやぶる+つららばりが強力であり明確な不利であるパルシェンが環境に存在した中、どくどく+みがわり+まもるだけで相手を完封できるほどの驚異ではないため、みがわり、まもる、じしんつばめがえしという技構成にしてちょうはつなどで詰まないように汎用性を持たせるのが普通であった。

第六世代

ひこうのジュエルの廃止により、アクロバット型は非常に使いづらくなった。また、すりぬけの仕様が変更になり、みがわり貫通となった。すなおこしの仕様変更によって、すなあらし状態のダメージによる無限戦術も弱体化。それでも、受けループの代表格としての地位は揺るがなかった。切断対策の導入と制限時間が60分から30分に短縮されたことから、この世代から時間切れ判定による勝ちを狙う戦術「TOD」が実用化。エースで1体を処理してからグライオンで時間切れまで粘るという戦術が定着。

レーティングバトルではXYリーグシングルバトルシーズン1で使用率ベスト30入りを果たしており、それ以降もベスト30入りとまではいかないがランキングの非公開分解析データによるとベスト30に近い位置にあったことがうかがえる。ただ、ORASリーグではメガシンカの普及もあって、増えたメガシンカ勢の分だけランキング下がっている。ORASリーグでの主流技構成は、じしんまもるみがわりハサミギロチン。性格は耐久性能を重視したわんぱくがメインで、上からポイズンヒールで無限戦略を遂行するためのようきが2番手。

ORAS最終盤になると、グライオンによるまもる+みがわりでのTODの最適化によって、受けループにおいて無理な選出を大幅に減らせるようになった。また、どくどく型でメガガルーラを見る型がメガフシギバナ入りの受けループにおいて流行。ハサミギロチンねむるスイクンの対策を行った型もこの頃に勢いを伸ばした。

第七世代

強力なみずこおり技を使うポケモンとしてはカプ・レヒレアローラキュウコンフェローチェあたりが登場したが、その中でもカプ・レヒレだけ気を付ければ、準備段階で倒される危険性は高くない。ただ、メガシンカ素早さ仕様変更、こだわりスカーフ型の蔓延、Zワザの登場など、上から大ダメージを与えられる場面が増えたため、耐久型自体に逆風が吹いている。

それでもUSUMリーグシングルバトルでは度々使用率30位以内に入選している。2018年2月に行われたシンオウ図鑑限定戦の『バトル オブ シンオウ』ではジュニアカテゴリ10位、マスターカテゴリで12位の使用率を記録。特殊寄りの環境においてしんちょう型が性格の最右翼となり、わんぱく型は廃れた。まもるの搭載率が6割台に落ちるシーズンやみがわりの搭載率が4割台に落ちるシーズンが珍しくなく、ポイズンヒール+どくどく+まもる+みがわりに頼り切った受けループ型が目に見えて減ってきたことをうかがわせる。代わりに高速回復技であるはねやすめが採用率ベスト10にしばしば入るようになった。

サイクル戦の人気が高まったため、グライオンとのコンビが数多く考案されるようになった。ポリゴン2とのコンビでサイクルを回しつつ回復力を発揮する「グライポリ2」、メガゲンガーの攻撃性能とかげふみによるどくどく戦法のサポートなどを活かした「グライゲンガー」が上級者の間では人気となった。ただ、レート上位のプレイヤーにとってグライオンは対策必須のポケモンなので、ラッキーPP合戦のためにねむるを覚えさせるなど露骨な対策を打たれるようにもなった。また、カプ・コケコもしばしば攻撃無振りのようきグライオンのじしん程度は確定で耐える調整するようになった。

一般的な育成論

防御種族値が非常に高く、物理耐久の高さの割に素早さが高めなのが特徴。ヘラクロスを筆頭に幅広いポケモンに対処できるため、砂パ以外に採用されることも多い。同タイプにランドロスがいるが、耐久型で使う場合はこちらを採用するとよい。

かいりきバサミは相手から攻撃を下げられないために、特性いかくのポケモンに対して有効。すながくれは天気が砂嵐のときに回避率が上がるため、運絡みではあるが、相手の攻撃をかわしながら攻撃を当てたり積み技を使って一気に畳み掛けたり逆転を狙うことも可能。そして隠れ特性であるポイズンヒールは、どくもうどくのときにHPを回復できる。持ち物のたべのこしの2倍の回復量を持つため、HPの調整によっては2ターンでみがわり1回分回復することもできる。耐久型として育成し、どくどくだまを持たせると効率がよい。その場合、なげつけるで相手ももうどくにして、アクロバットというコンボも面白い。他の状態異常への対策も可能。

攻撃技はじしんつばめがえしとんぼがえりこおりのキバストーンエッジなどが候補。交代で出す機会が作りやすいため、さまざまなポケモンに圧力が掛けられるハサミギロチンも優秀。相手の攻撃が外れてしまう可能性もあるがカウンターも面白い。第五世代ではひこうのジュエルを持たせてのアクロバットも強力。BW2ではスカイアッパーも覚えられる。同じかくとうタイプの技のかわらわりよりも威力が高いため、こだわりスカーフいのちのたまなど、使用した後もなくならない道具を持たせるなら覚えさせても悪くない。

補助技はつるぎのまいステルスロックちょうはつなど。どくどくはねやすめ、ポイズンヒールを安全に発動させるまもるもいいだろう。

「ポイズンヒール+どくどくだま+みがわり+まもる」の組み合わせは「無限グライオン」として特に有名。先手を取れる無対策の相手なら、みがわりとまもるでダメージを受けることがない。その際、ダメージ源となるどくどくやすばやさ操作のがんせきふうじが採用される。受けループ型の場合は性格をわんぱくにするのが一般的だが、それ以外なら先手みがわりをしやすいようきでも悪くない。

上記の無限グライオン型は非常に有名だが、技を豊富に覚えられるが故にその型を読もうとする相手にアタッカー型として奇襲をかけたり、ステルスロック+ちょうはつと言った起点作り型としても非常に優秀であることから、攻撃一辺倒である事が多いランドロスと違い戦術が非常に読みにくいポケモンであるとも言える。