バイバニラ/対戦
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バイバニラの歴史
第五世代
ほぼこおり、むし、はがねに限られるという技範囲の狭さ、比較的高めの攻撃を活かせるのがこおり、ノーマルに限られるという宝の持ち腐れぶり、素早さの種族値が80族をわずかに下回る79、無駄の多い種族値配分にそこそこ高めの耐久種族値を活かせないこおり単タイプ持ち、アイスボディ耐久型としても再生技を持たないことなど、とことん使い勝手の悪いポケモンであった。だが、こおりのつぶて、ぜったいれいど、つららばり、ミラーコートなど、通常火力以外の側面が優れている攻撃技はこおりに要求される部分は割と満たしており、アイスボディ型としてもトドゼルガより素早いという差別化点があった。とはいえ、素の技範囲の狭さにより、範囲アタッカーとして育成するならめざめるパワー(ほのお)は必須クラスであり、タマゴ技のしぜんのめぐみを動員して技範囲を確保するケースまであった。
第六世代
グレイシアを差し置いて、氷の特権技フリーズドライを習得。一方、ゆきふらしの仕様弱体化によってアイスボディ型が実用外に。こおり単タイプの耐久型としては異常な物理耐久を持つクレベースに立場を奪われた感があった。何よりファイアローやメガバシャーモ、メガリザードンなどの苦手対面が増えたことが痛かった。
PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではフリーズドライ、ぜったいれいど、ミラーコート、こおりのつぶてという技構成が主流であり、特性はくだけるよろいが、性格はひかえめが、持ち物はきあいのタスキがメインであったとうかがえる。
第七世代
通常特性にゆきふらしが追加されたことで霰パの始動役としての道が開けた。ゆきふらし要員としてはより素早さと技範囲、補助性能に優れたアローラキュウコンに使い勝手で劣るが、こちらには4倍弱点が無い点、とどめのこおりのつぶてが比較的強力である点が差別化点として存在する。前世代の主流技の1つであるミラーコートをふぶきに替えることで違和感なくフルアタック構成にできるためとつげきチョッキ型としての運用も盛んになり、微妙な素早さはこだわりスカーフで補うようになった。最速バイバニラの実数値144は準速れいじゅうランドロス抜きなので、れいじゅうランドロスが使用率2位の常連となったUSUMリーグ環境では奇襲型としてワンチャンスがある。
単体では微妙だが、USUMリーグシングルバトルシーズン10からシーズン14にかけてミミロップとナマコブシがそれぞれ同時エントリー率1位あるいは2位にランクインしていた(順不同)。バイバニラのミラーコートで特殊を反射し、ナマコブシのカウンターで物理を反射し、メガミミロップで上から処理するのが、恐らくだがこの「ロップバニラコブシ」構築のコンセプトだと思われる。
ダブルバトルではSMリーグWCS2017ルール最終2位(最終レート2053)の構築に投入されていた。
第八世代
オーロラベール、じばくを獲得して先発場作り型としての性能は大きく上昇したものの、ダイアイスの登場によって霰パの始動要員としての需要が低下し、リザードンのダイバーンなどでオーロラベールを不発にされるケースも多く、あまりメジャーにはならなかった。
一応HPに特化して特防に下降補正を掛ければミラーコートをダイバーン(かえんほうしゃ)に合わせることでHP4振りのダイマックス状態のトゲキッスを確定1発にできる。特防に下降補正を掛けることに関しても、元々特殊メインウエポンとこおりのつぶてを同時に採用する都合上、その両方の火力を下げないという意味も持たせることができる。
オーロラベール、ちょうはつ、こごえるかぜ、だいばくはつといった技構成にして起点作りに特化し、こおりの通常火力を捨てた型も珍しくなかった。
シーズン8最終52位構築には性格をうっかりやにしてようきいのちのたまドラパルトのドラゴンアローを高乱数耐えするようにしつつミラーコートのダメージが出やすくなるようにした「CS」極振り型がエントリーされていた。
これがPokémon HOME解禁前のダブルバトルになるとなかなかの活躍を見せていた。要因としては、襷潰しはもちろん、この世代で増加したドラパルト、ドサイドン、トゲキッスを範囲技で大きく削れる点や、流行りのすなかきドリュウズやその他すいすい・ようりょくそに対し後投げすることで横のエースをS合戦に勝たせる対天候メタ性能、フリーズドライによる4倍弱点攻撃性能と、特に攻撃面の強みが挙げられる。 ミロカロスやインテレオンと組ませひたすらふぶきを放つ「ミロバニラ」及び「インテバニラ」というコンセプトも存在した。
ランクバトルシリーズ3シーズン4になると、キョダイセンリツを使ってあられ状態に依存せず場をオーロラベール状態にすることができるキョダイラプラスが流行し、オーロラベールにフリーズドライと能力の被るバイバニラを使用するプレイヤーはシングルダブル共に激減。 さらにPokémon HOME解禁でアローラキュウコンが登場すると、そちらのほうがリザードンやドリュウズに上から天候を変えられない分オーロラベールの展開が安定しているため、先発場作り型としてのお株も奪われてしまった。
冠の雪原期にはゆきかきパッチルドンという相方を獲得。ただし、同じゆきふらし要員として速度はアローラキュウコンに、耐久はラプラスに劣るため、行動保証をもたらすきあいのタスキを持たせるのも1つの手。
キョダイラプラス、アローラキュウコンの2匹には火力面で優っており、先述の攻撃性能が衰えたわけではないので、それらが解禁されて以降もダブルバトルではまだ現役である。 特にリベロエースバーンが解禁されると、場に出ることでドリュウズのすなかきを解除しエースバーンに先手でダイナックルやダイジェットさせることで不利を逆転し、さらにそのまま高速攻撃に参加できる点が評価され、使用率も少し回復した。
かがくへんかガスガラルマタドガスと同時に先発で出して適宜ガラルマタドガスを退場させることで好きなタイミングでゆきふらしを発動するという構築も存在する。
一般的な育成論
こおりタイプ単体のポケモン。攻撃、特攻、特防が比較的高く、防御もそこそこある。HP、素早さは平均程度。主に特殊アタッカーが向いている。
攻撃技は、特殊アタッカーなら、ふぶき/れいとうビーム若しくは、フリーズドライをメインとし、サブに、みずのはどう、シグナルビーム、ラスターカノン、ウェザーボール、めざめるパワー(ほのお、じめん)などが中心となる。 物理アタッカーの場合はつららばりやゆきなだれをメインに、だいばくはつも候補に上がる。
いずれにせよ先制技であるこおりのつぶては欲しいところ。攻撃が高めな為に下降補正をかけてもそれなりのダメージは期待できる。
補助技はしろいきり、とけるまたはてっぺき、ボディパージ、ちょうはつ、でんじふゆうなど。ぜったいれいどやミラーコートも覚えるので主に倒しにくい特殊アタッカー相手に使うと良い。
特性のアイスボディは一時期、あられとたべのこし、まもる、みがわりを利用した無限型が流行っていたが、HPに努力値を振らない限り耐久がそこまでないため実用性は高くなかった。
第七世代で新しくゆきふらしの特性を獲得した。この特性と必中のふぶきのコンボを使えるポケモンの中ではメガユキノオーに次いで特攻が高く、こだわりメガネを持たせれば驚異の火力を誇るふぶきを打てるようになる。
隠れ特性にくだけるよろいがあり、物理技を受けると物理耐久は落ちるが素早さを上げられる。前述の通り第七世代でゆきふらしを手に入れるまではきあいのタスキと組み合わせたアタッカーが主流だった。第七世代でも素早さが2段階上がる仕様に変更されたため、発動後に抜ける相手が増える点は優秀。とけるやてっぺきとの相性も良い。