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オニシズクモ/対戦

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このページは、オニシズクモの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

オニシズクモの歴史

第七世代

SMシングルレーティングバトルシーズン1において最終1位(最終レート2222)に輝いた構築の軸となった一体である。性格ようき最速にしたオニシズクモで中速ポケモンを上から制圧し、高速ポケモンにはミミッキュトリックルームで切り返していく構築であった[1][2]。 以降、みずウエポンの素の火力と特殊耐久ならマリルリを上回るポケモンとして注目を浴びた。ただ、良くも悪くもアクアブレイク一本やりなので、有利なポケモンで攻めることが常であるダブルバトルが主戦場となっていった。PGLレーティングバトル統計データからは、SMリーグダブルバトルではアクアブレイク、ワイドガード、まもる、きゅうけつが主流技構成であり、持ち物をミズZにして性格いじっぱりゆうかんにした型が一般的であったとうかがえる。特にヤレユータンさいはいトリックルームペリッパーあめふらしでサポートしつつ、オニシズクモのなみのりで制圧する「ペリヤレシズクモ」はSM期初期のダブルバトルで活躍したが、それで突破しづらいカビゴンポリゴン2、天候を奪取するすなおこしギガイアスが増えると、下火になっていった。

WCS2017期にはアクアブレイクも然ることながら一致むしくいでそれなりのダメージを与えながら相手のきのみに干渉するポケモンとしての個性が出るようになった。JCS2017オンライン予選ジュニアカテゴリ22位、シニアカテゴリ19位、マスターカテゴリA日程19位、B日程20位、C日程18位、D日程24位、E日程19位の使用率を記録。

USUM教え技としては、こごえるかぜてっぺきギガドレインを獲得。アタッカーとしての役割が求められるオニシズクモに向いた教え技が与えらず、相対的に弱体化。一見素早さ操作に使えるこごえるかぜもオニシズクモの特攻の低さでは腐りがちである。WCS2017世界大会シニアカテゴリではベスト8進出者中3人が使用し、優勝の実績も残している。

WCS2018期には低年齢層を中心に需要があり、JCS2018オンライン予選ジュニアカテゴリ26位、シニアカテゴリ30位の使用率を記録。WCS2018シニアカテゴリ優勝者は、(決勝戦においては相手パーティの構成上情報デメリットしかなかったが)ぬしオニシズクモを採用していた[3]

シングルバトルでもUSUMリーグシーズン11からねごと型が伸び始め、シーズン13になるとみずの攻撃技を確実に出したいがために技をねっとうねごとなみのりの3つに絞った型が需要を伸ばした。

第八世代

ダイストリームを手に入れた一方でダイワームは等倍範囲が非常に狭いので使い勝手が悪く、やはりタイプむしが付いていることが邪魔になりがちである。

一般的な育成論

数少ないみずむしタイプのポケモン。攻撃性能はあまり高くなく、足も遅くやや使いづらい印象を受けるが、特防が高いため特殊アタッカーに対して強く出やすい。

最終進化系ではオニシズクモだけが持つ特性すいほうが強力で、相手からのほのおタイプの技を半減する上、攻撃が大幅に下がるやけど状態にもならない。さらに、ゲーム内には記されていないが自身のみずタイプの技の威力が2倍になるため、最も威力の高いアクアブレイクは最大威力が170まで上昇する。元がアクアブレイクでのZワザスーパーアクアトルネードは最大威力が320にもなる。ダブルバトルでは、この特性をなかまづくりで味方に渡して上記のようなメリットを受け継ぐこともできる。

攻撃面では攻撃の方が高いので、物理技を揃えるとよい。みずタイプ技はアクアブレイクが筆頭。ただ、もう一つのタイプ一致であるむし技はとびかかるシザークロスきゅうけつはそれぞれ最大威力80であり火力が低く、2倍弱点程度なら耐えられやすい。4倍弱点をつけるのもカラマネロダーテングナッシーなど少ない。そのためむし技は切るのも手だが、あえて覚えさせるとすればHPを吸収するきゅうけつがオススメ。

特攻種族値は低いものの、追加効果とすいほうによる強化をふまえてねっとうを使うという選択肢もある。

前述の通り、攻撃性能が高くなくタイプ一致技を除くサブウェポンでの活躍は期待できない。入れるとしても4倍弱点意識で無いとほとんど火力が出ず、カプ・ブルルエルフーンを意識したどくづき程度。

一方で高い特殊耐久からミラーコートを狙ったり、クモのすまとわりつく+どくどくのコンボで妨害したり、ダブルバトルではワイドガードで攻撃範囲の広い技を防いだり、豊富なサポートわざを覚える事が可能。威力は低いがむしくいできのみを横取りしてしまうのも手。

持ち物は特にみずタイプを中心とした火力重視ならたつじんのおびこだわりハチマキミズZなど、高い特殊耐久をさらに上げるとつげきチョッキとの相性もよいが、その場合はミラーコートのダメージも抑え気味になってしまう可能性がある。耐久重視ならたべのこしなどがよい。

ウルトラムーンではぬしオニシズクモが入手できる。ぬしは体重が217.5kgあるのでフリーフォールが無効で、もともと半減ではあるがヘビーボンバーによるダメージを軽減できるというメリットがある。逆にくさむすびけたぐりの威力が120まで上がってしまい、特性が(もともと主流だが)すいほう固定で、ねばねばネットたくわえるなどのタマゴ技を覚えられないのがデメリット。よってねばねばネットの需要が少なくフリーフォールの多いダブルバトルではできればぬし個体を使ったほうが好ましいとされる。一方シングルバトルではねばねばネットが強力でたくわえるを使ったちょすいの耐久型も警戒を要するところを、ぬし個体だと場に出た段階でそれらの情報を相手に知られてしまうため、上級者との戦いでは不利が大きいか。

脚注