オコリザル/対戦
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このページは、オコリザルの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
オコリザルの歴史
第一世代
速攻環境であり、高速エスパーに上から叩かれる恐れがあったため第一線での活躍は厳しいものがあった。また、第二世代までは全ステータスに努力値を全振りできる仕様であったため、おなじかくとう枠としても中途半端な火力と速度を持つオコリザルより、火力と耐久で優位に立つカイリキーが優先された。ポケモンスタジアムのレベル30戦で使用可能であったが、98カップ地区予選では7大会でベスト8実績なし[1]。98カップの使用可能ポケモンで予選ベスト8実績なしの種族としては、他にニドクイン、ストライク、ガルーラ、メタモンがいる。
当時としては高めの攻撃や素早さを活かしてじごくぐるまやいわなだれを放つと先制できる相手にはそこそこ強かった。なお、赤・緑・青時代に自力で覚えられるかくとう技はちきゅうなげのみであった(からてチョップは当時ノーマルタイプ)が、ピカチュウバージョンではけたぐりが追加された。
第二世代
とくしゅ分割でとくぼうが10上がり、メインウェポンとしてクロスチョップを獲得。こらえるときしかいせいのコンボもできるようになった。あくとはがねの登場でかくとう技で弱点を突ける相手が増え、同時に苦手だったエスパーも弱体化で動きやすくなった。しかし、カビゴンやエアームドを攻めきれず、火力はガラガラや同かくとうタイプのカイリキーに及ばないなど、中途半端さが目立つようになった。
第三世代
特性やるきと、技としてはじしん、かわらわりを獲得。当時はエスパーと複合タイプのメタグロスやラティオスがトップメタであり、良くも悪くもほどほどのスペックで単調な攻撃しかできないオコリザルには厳しい環境だった。
第四世代
新技のインファイトを獲得し、通常特性にいかりのつぼが追加された。また、きあいのタスキの登場により、素早さで劣っていても1回は行動できるようになった。一方で同じ猿型ポケモンで新たなかくとうタイプのアタッカーとしてゴウカザルが登場しており、素早さと火力で劣るオコリザルは速攻アタッカー型としてはゴウカザルに完全に見劣ってしまった。一応、DP初期の対戦では、この世代から対戦での複数催眠が解禁されたこともあって、やるきアタッカーとして考慮されることも場合によってはあった。
第五世代
積み技としてつめとぎを獲得。もっとも、オコリザルの耐久力では使うタイミングと手間に見合うメリットがあるかどうかは疑問視された。第四世代に増して強力なかくとうタイプのアタッカーが多数登場しており、同じ技構成ならコジョンドの下位互換と言われかねない状況に。かくとうタイプの全盛の時代ではあるが、ライバル達が強力すぎたためシングルバトルでの採用率は低迷した。ただし、新たに獲得した隠れ特性まけんきにより、ダブルバトルでは一定の需要があったようだ。同じくダブルバトルでは、きあいのタスキと事実上両立不可能だが、味方のやまあらしやこおりのいぶきでいかりのつぼ型が運用できるようにはなった。
第六世代
他のかくとうタイプにない個性であったオーバーヒートやかみなりといった特殊技の威力低下と、タイプ相性上不利なフェアリータイプの登場によりさらに弱体化した。PGL統計を見ると、ORAS発売以前はテンプレ技構築が確立されていなかったが、それ以降はインファイト、いわなだれ、れいとうパンチ、ダストシュートの4つが主流となったことがうかがえる。
第七世代
第六世代に引き続き、フェアリー優位な環境。カプやミミッキュの登場など強力なフェアリータイプの充実によりますます弱体化。先発で同時に並んだランドロスとガオガエンのいかくによって実質2段階攻撃のランク補正を上げた程度では、耐久振りが全盛となった第七世代環境においては大した削りを入れられなくなった。
USUMリーグでは前世代のいわなだれの枠をかみなりパンチに変えるケースが多くなった。というのも、はがねに対していわなだれの通りが悪く、ダストシュートだけではカプ・レヒレに通そうにもはがねに流されるためである。かみなりパンチの場合、テッカグヤとカプ・レヒレの両者に一貫するのが美味しい。
世代終盤にまけんきナゲツケサルが解禁されたが、こちらの方が素早さで勝る上にナゲツケサルが覚えない三色パンチ(ほのおのパンチ、かみなりパンチ、れいとうパンチ)を覚えるので、住み分けはきちんとできている。
ピカブイではピカブイ唯一となるかくとうのとんぼがえり、ちょうはつ使いとして独自の地位を築き上げている。
第九世代
進化先としてコノヨザルが登場し、ふんどのこぶしを習得した。タイプは異なるが、オコリザルにしんかのきせきを持たせてもコノヨザルより耐久指数が低く、かつふんどのこぶしがタイプ不一致のため、コノヨザルとの差別化としていかりのつぼを活用する必要がある。
シングル・ダブルともに使用率が多くのシーズンにわたって圏外(150位未満)であり、しんかのきせきの採用率が8割以上だった。特性はいかりのつぼが主流で、採用技はふんどのこぶし、ドレインパンチが主流だった。テラスタイプはダブルではシーズンによって傾向が変わり、シングルではふんどのこぶしの火力を上げられるゴーストタイプが主流だった。
一般的な育成論
第八世代で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
攻撃と素早さが高く、耐久が低いので物理アタッカーとしての育成がよい。ちなみに単かくとうタイプの中ではコジョンドに次いで2番目に素早さが高い。
攻撃技としてはインファイト/クロスチョップ、いわなだれ/ストーンエッジ、じごくづき/つじぎり、じしん、ほのおのパンチ、れいとうパンチ、かみなりパンチ、アイアンテール、タネばくだん、どくづき/ダストシュート、アクロバット、とんぼがえりなどがある。
意外にもオーバーヒートやかみなりといった特殊技を習得できるため、防御が高く特防が低いポケモン(例として、オーバーヒートはエアームド、かみなりはヤドランへの有効打となる)が万一相手になったときでも何とか対応できる。またちょうはつで相手のサポート技を封じることもできる。
前述のとおり耐久が低いため、きあいのタスキを持たせ、それと相性のよいカウンター、きしかいせいなども候補に挙がる。
隠れ特性はまけんき。オコリザル自身物理アタッカーが多いため、特性いかくのポケモンを出しにくくできる。この特性の場合、オーバーヒートよりもほのおのパンチ、かみなりよりもかみなりパンチを覚えさせたほうがよい。
- ↑ ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)