ドラミドロ/対戦
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ドラミドロの歴史
第六世代
実戦で通用するようになったのはORASで隠れ特性てきおうりょくが解禁されて以降だが、同じてきおうりょく持ちで考えるとドラミドロのりゅうせいぐん2発分(2発目は特攻のランク補正2段階下降込み)の火力指数はシザリガーのクラブハンマー2発分に劣るため、火力的に圧倒的かと言われるとそうでもなかったのが実情。さらに、一致技の抜群範囲はくさ・ドラゴン・フェアリーの僅か3種類と極めて狭く、使いづらい面が目立った。そうでなくともクレッフィによって一致メインウエポンを無効化されてしまうため、環境的に非常に恵まれなかった。
それでも、抜群範囲が非常に狭いという欠点は等倍受けが常であるウォッシュロトム相手の場合は元々弱点を突かれにくいという意味で機能せず、実際のところドラミドロが倒したポケモン上位にウォッシュロトムが入ることがざらであった。バシャーモの主力技の内、フレアドライブなどのほのお、とびひざげりなどのかくとう、かみなりパンチなどのでんきを全て半減にできるなど、独特の耐性が活きる場合もあった。
PGLレーティングバトル統計データからは、りゅうせいぐん、ヘドロウェーブ、きあいだま、ねっとうorハイドロポンプというフルアタック構成が主流であったとうかがえ、性格はひかえめ、れいせいが、持ち物はこだわりメガネ、とつげきチョッキがメインであった。上からのみがわりでりゅうせいぐんに対処されてデメリットだけが目立ってしまう事態を防ぐために、りゅうせいぐんとりゅうのはどうを同時採用するケースもあった。
単体では若干微妙であったが、この世代ではギャラドスとの相性補完を活かした「ギャラミドロ」構築が一定数使用された。
第七世代
同複合タイプに特攻と素早さで勝る上にわるだくみでの積み、だいもんじによる役割破壊が売りのアーゴヨンがUSUMで実装された。あちらに需要を奪われた格好となったが、ハイドロポンプ、シャドーボール、きあいだまなどアーゴヨンが覚えない技で差別化可能であり、一致火力と耐久でもこちらが勝っているためあちらの下位互換ではない。最遅同士でギルガルド抜かれが実現できるのも差別化点。
目の上のタンコブであったクレッフィはいたずらごころの弱体化によって環境から死滅したが、同複合タイプのクチートはまだまだ現役なので大した救済になっていないのが実情。
大きく構成は変わっていないが、Zワザの登場によってドラゴンZ型、カクトウZ型など瞬間火力を追求した構成が成立している。特にカクトウZ型はアーゴヨンが覚えないきあいだまを最大限生かせる型として差別化戦略に取り入れられている。
第八世代
『鎧の孤島』配信に伴い解禁。
クイックターンを獲得。元々耐性は優秀なため、サイクル戦がより得意になった。
主力攻撃技は威力が主体のため、ベースとなる技の威力にダイマックスわざの威力が左右される上に通常技としての効果をダイマックスわざが上書きして消してしまうダイマックスとの相性は良い。
リベロエースバーンのかえんボールととびひざげりを半減でき、ゴリランダーのくさウエポンを半々減、ばかぢからを半減できる耐性、高い火力から解禁されるなりシングルバトルで流行。シーズン8では使用率24位を記録。このシーズンの持ち物は鎧の孤島時点で固有の耐性を活かせるようにしたとつげきチョッキが主流で、技はりゅうせいぐん、ヘドロウェーブ、10まんボルト、ハイドロポンプが主体。ハイドロポンプはほのおからはがねへの交代に一貫し、10まんボルトはみずからはがねへの交代に一貫する。くろいヘドロとねっとうによる耐久型も一定数存在した。
クイックターンは採用されないこともまるでないが、不一致でありてきおうりょくの範囲外であることと元の攻撃の種族値が低いことから、選択枠の範囲を出ない。
一般的な育成論
どく、ドラゴンの複合タイプを持つ数少ないポケモン(他はUSUMで登場したアーゴヨンと第八世代で登場したムゲンダイナ)。ドラゴンタイプの弱点であるフェアリータイプの技をどくタイプで半減して等倍にし、かつ一致のどく技でフェアリータイプのポケモンに弱点を突ける。
種族値は特防が高いが、素早さは低め、残りは平均的な能力。素早さはドラゴンタイプの中でモノズ、フカマルについで3番目に遅く、HPもあまり高くないため安定性が微妙なところである。トリックルーム内や、控えポケモンのリフレクターなどでサポートしてから出せばより安定性が増す。素早さに下降補正を掛ければ最遅ギルガルドに後攻で攻撃を仕掛けることが可能で、逆に素早さに努力値を振ればマリルリやニンフィアなどを抜くことができる。
特攻が高いため特殊技を揃えるのが一般的。メインウエポンはヘドロウェーブ、ヘドロばくだん、りゅうのはどう、りゅうせいぐんが候補。サブウエポンはハイドロポンプ、10まんボルト、かみなり、きあいだまなど。だいもんじ、かえんほうしゃなどのほのおタイプの技は覚えない点に注意。ハッサムやナットレイを強く意識するなら、ほのおタイプのめざめるパワーを入れたい。
サブに関してはどくとドラゴンだけでは鋼に対抗し辛いため、特にきあいだまの優先度は非常に高い。ただし後述する特性てきおうりょくの対象外でもあり火力が不足しがちなため、過信は禁物。
補助技は少ないが、どくどくは効果てき面。どくタイプのポケモンなので相手の回避を問わず必中になるのが大きな魅力。特防の高さを活かして特殊耐久型にし、どくどくとまもるのコンボを使うのもよい。また、とけるを取得できるので特防に特化したときは特に役に立つ。
通常特性はどちらも相手をどく状態にできる特性を持つが、非常に扱い辛い。どくしゅであればドラゴンテールを使ってどくを与えつつ強制交代、どくのトゲはベノムショックとのコンボを狙って相手が毒になる確率を上げたいときに使える程度。どくを撒き散らす型でない限り採用の余地はない。
隠れ特性はてきおうりょく(オメガルビーでのみ野生で入手可能)。アタッカーとして採用するならこの特性が必須。
特攻に補正をかけたてきおうりょく+こだわりメガネ+りゅうせいぐんの火力は同じ道具、性格のサザンドラやラティオスよりも上であり驚異的なコンボになる。こだわりメガネ以外にもとつげきチョッキを利用したアタッカーにしてもよい。ドラミドロを相手にする場合、特防の高いポケモンで対策してくることが多いため、てきおうりょくを活かした奇襲策としてダストシュートやドラゴンテールなどの物理技を採用するのも面白い。無振りでも一定の威力は期待できるため、両刀型が十分に機能する。