アリアドス/対戦
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このページは、アリアドスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
アリアドスの歴史
第二世代
攻撃の種族値が高めだが素早さの低さが致命的であり、行動する前にスターミーなど素早さに優れたアタッカーに倒されてしまうことが多かった。また、どく火力はヘドロばくだんでなんとかなったものの、むしの最高火力はきゅうけつの20(当時)とろくなむしのウエポンを持たず、どうしてもむしの火力が欲しいならめざめるパワーを厳選するしかなかった。ヘドロばくだん以外の火力技に窮していたため、おんがえしの採用すらざらであった。
第三世代
一致むし火力のシグナルビームを獲得。物理型のシグナルビーム使いはこの世代では数少なかった。特性ふみんも獲得している。
他の虫ポケモンと比較しても、アタッカーとしてはアーマルドに及ばず、バトンタッチ要員としてはテッカニンとは比べ物にならなかった。
第四世代
ヘドロばくだんとシグナルビームの特殊化により、火力面で大幅な弱体化を受ける。一応どくづきとむしくいがあったが、この頃から深刻な火力不足が目立った。この世代から登場したきあいのタスキへの対策が打てるふいうち、かげうちを覚えたものの、そもそもの火力不足はいかんともしがたかった。
ゴウカザルなどのタイプ相性で不利なポケモンが対戦環境で目立っていたこともマイナス。
第五世代
隠れ特性スナイパーを獲得するも、急所率補助アイテムや火力強化アイテムなしでは火力が物足りず、かといってそれらを持たせると素早さと耐久力の低さを補うきあいのタスキを持たせられないという状態で有効活用しづらい。むしタイプのアタッカーとしては新ポケモンのペンドラーに立場を譲り、かなしばり、こうそくいどう、バトンタッチなどを駆使したサポート型がメインとなった。一部のプレイヤーからは、特性ふみんによるキノガッサへのピンポイントメタとして注目を集め、パワフルハーブ+とびはねるでの役割破壊も考慮された。ただ、依然として一致ウエポンの最大火力はどくづき、むしくいのままであった。
ダブルバトルに役立つ技としては、いかりのこな、エレキネット、むしのていこうを獲得。
BW2で念願のメインウエポンであるシザークロスがマシン技に追加された。
第六世代
メガホーン、ねばねばネット、ベノムトラップ、とどめばりと、珍しい技をいくつか習得。他の虫タイプ同様、ファイアローの猛威にさらされ対戦環境からは駆逐されてしまった。PGL統計によると、レーティングバトルではねばねばネットとふいうちを採用したサポート型が主流であり、特性はふみんが好まれていたことがうかがえる。
第七世代
特防の種族値が+10されたほか、どくのいと、とびかかる、じごくづき、じだんだなどの新規技を獲得し強化され、USUM期の時点では第五世代から続いていたペンドラーとの劣化からは脱出した。USUMでタマゴわざにとびかかるが追加された。ファイアローが対戦環境から姿を減らしたこともプラス。一方で強力な新規ポケモンも増えており、採用率は大きく変わらず。SMリーグでは技や特性のテンプレ構築に大きな変化はなかったが、USUMリーグではどくのいと、ねばねばネット、イカサマ、どくづき/どくびしという構成が主流となった。
一般的な育成論
ソード・シールドのVer.1.3.2時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。
攻撃が高めで素早さが低く、全体的に能力は高くない。技は使い勝手のよいものから個性的なものまで揃っており、物理アタッカーもしくはサポート役として育てるとよい。ねばねばネットとふいうちを同時に覚えられるポケモンとしては他にデンチュラ系統のみであり、そのデンチュラとは攻撃の種族値で差別化が可能。
アタッカーとする場合は攻撃に努力値を振ったうえで、素早さを切り捨ててHPに振るか、特定の相手を想定して素早さに振るかの選択になる。攻撃技はメガホーン、どくづき、ふいうち、かげうちなどが候補に挙がる。アリアドスの場合は先制攻撃技が優秀なのと素の素早さが低いことからアタッカーとして利用するならふいうちかかげうちは必須レベルである。補助技は、低い能力を補うつるぎのまいやみがわり、どくタイプの特性で必中になるどくどくなどが候補。持ち物は行動回数を確保するためのきあいのタスキや、攻撃力を補うこだわりハチマキなどが候補。
サポート型とする場合は、かなしばりで相手の攻撃技を封じたうえで、こうそくいどうを積み後続にバトンタッチするといった戦法が取れる。その他、どくのいとやねばねばネットなど個性的な技を覚えるためうまく活用したい。特にどくのいとはZワザとして使うと自分の素早さを1段階上げることができ、本来の効果の相手素早さ下降と併せて相手の上から行動しやすくできる。サポート型の場合、持ち物は行動回数を確保するためきあいのタスキやちょうはつ対策のメンタルハーブなどが候補。
どくどくをはがね・どくタイプに交換され無効化された後に威力2倍のじだんだで返り討ちにする戦法も可能。
特性はふみんとむしのしらせ、隠れ特性はスナイパー。ふみんは催眠技が幅を利かせている環境では重宝される。むしのしらせは微妙な火力を補うのに有用。スナイパーについては、急所に当たりやすい技はクロスポイズンしか覚えないうえ、特性ふみんによる催眠技への繰り出し性能の方が優秀であるため、基本的には採用されない。