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トルネロス/対戦

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このページは、トルネロスの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

トルネロスの歴史

第五世代

あめ+ぼうふうひこうのジュエル+アクロバットで速攻を仕掛けてよし、おいかぜで味方をサポートしてよしと、特に雨パに適性を持っていた。けしんトルネロスはおいかぜサポーターとして主に利用されていた。世代末期にはすいすいガマゲロゲあめふらしニョロトノとのコンビ「トノゲロゲ」にれいじゅうトルネロスを加え、れいじゅうトルネロスのぼうふうで削りを入れつつとんぼがえりでニョロトノのあめふらしの再発動を行うコンセプトの「トノゲロゲファントム」("ファントム"はこれを発案した海外のプレイヤーがトルネロスに付けていたニックネームから)が流行。実際の対戦では初手トルネロスのとんぼがえりからニョロトノに交代し、だっしゅつボタンでニョロトノを退場させてガマゲロゲの降臨に繋げるのがテンプレであった。

WCS2011(イッシュダブル)マスターカテゴリではいたずらごころサポーター型の個体を使用したパーティが準優勝を果たしており、WCS2013(全国ダブル)マスターカテゴリではまけんきアタッカーの個体を使用したパーティが優勝を果たしている[1]。いずれもけしんフォルムであった。いずれの個体も性格はようきであった。

トリプルバトルではバンギラスすなおこしとトルネロスの変化技で起点を作り、すなかきドリュウズで上から叩く「バンドリトルネ」が最前線を走った。

第六世代

ひこうのジュエル没収により一気に弱体化。またレートの産地マーク限定化でまけんき型は事実上消滅。さらに、ファイアローの跋扈とでんきの仕様変更によって、ひこうを半減できる上にまひを無効化できるボルトロスの方へプレイヤーが流れるようになった。

PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグダブルバトルにおけるれいじゅうトルネロスは、ぼうふうとんぼがえりを中心としたフルアタック構成が中心であったとうかがえ、持ち物とつげきチョッキいのちのたまがメインであった。同リーグ同バトルにおけるけしんトルネロスは、ちょうはつおいかぜあまごいなど補助技が中心であり、採用率ベスト4に補助技が3つ(まもるは考慮しない)ランクインすることもざらであったほか、持ち物はきあいのタスキがメインであった。いずれも最速を意識したおくびょうが性格としては好まれた。

単体で見ると強い逆風に晒されたと言えるが、「トノゲロゲファントム」におけるすいすいアタッカーをORASに登場した同複合タイプのメガラグラージに置き換えた「トノラグファントム」が成立。ガマゲロゲよりメガラグラージの方が基礎スペックが高く、パーティパワーを上げることができるのが魅力。

第七世代

ぼうふうをベースにしたヒコウZが使えるようになったことで、火力不足問題がようやく解決したうえ、ライバルのファイアローが環境から姿を消した。一方で雨パのひこう枠としてはこの世代から通常特性にあめふらしを追加されたペリッパーが定着。ぼうふうやとんぼがえりなど役割が被るため、雨パには居場所がなくなってしまった。

ダブルバトルでの活躍は目立ち、USUMリーグシーズン12のWCS2019(GSダブル)サンシリーズルール(メガシンカZワザゲンシカイキなし)では使用率ランキング30位に入る活躍をしている。耐久のスペックがエルフーンより高いことや、くさタイプだらけの環境にひこう技の通りが良いことからおいかぜサポーターとして需要が生まれた。同シーズンではエルフーンの使用率25位を上回る20位を記録。続くムーンシリーズ、ウルトラシリーズでもサポーターとして需要があり、やはりけしんトルネロスをWCS2019世界大会マスターカテゴリベスト8進出者中1人が使用[2]。そのトルネロスはなりきり型であり、天候合戦を優位に進める役割を担っていた。

シングルバトルに関してはライバロリの公式寄稿記事としてぼうふうこごえるかぜちょうはつとんぼがえり、持ち物がヒコウZという型のれいじゅうトルネロスが紹介された。ヒコウZ+ぼうふう、ちょうはつでカバルドンに対処し、こごえるかぜで4倍弱点持ちを処理し、とんぼがえりでさいせいりょくの発動を助ける、というコンセプト[3]

第八世代

冠の雪原で解禁。

この世代のダブルバトルではおいかぜちょうはつで起点を作ってからぶんまわすで味方のメタグロスじゃくてんほけんを発動する「トルネグロス」がトルネロス入りの構築の主流となる。ただし、この2匹はレジエレキガラルファイヤーのコンビを苦手とするため、対策自体はそれほど難しくない。

れいじゅうフォルムはエースバーンより素早さが勝りダメージレースに有利なことから対面で勝つことができ、ダイマックス状態のサンダーにもわるだくみを積んでダイアイス化したこごえるかぜで打点を持つことができ、環境に刺さる面が認められる。特に後者に関しては第七世代よりも耐久振り型が少なくなっているので攻め切ることがしやすい。

一般的な育成論

シルヴァディアルセウスココガラアオガラスを除けば唯一のひこう単タイプのポケモン。けしんフォルムとれいじゅうフォルムの2つのフォルムを持ち、種族値や特性が異なるが、いずれも攻撃・特攻・素早さが高水準である。化身フォルムはボルトロスと全く同じ種族値であり、タイプの面でもボルトロスが優れていることから、差別化は必須。

けしんフォルム

れいじゅうフォルムと比べると攻撃性能が高く、素早さと耐久が低い。ボルトロスが覚えないわざは特殊技に偏っており、物理アタッカーでの差別化は厳しい。ボルトロスが覚えないおいかぜいたずらごころで行うサポート型も可能。相手を対象にするわざではないため、いたずらごころや先制技を無効化する効果にも影響を受けない強みがある。

特性は上述のとおり通常特性のいたずらごころが優先で、隠れ特性のまけんきは物理アタッカーとしての差別化が厳しく候補となりづらい。

タイプ一致特殊技は、ボルトロスが覚えないぼうふうのほか、命中率の良いエアスラッシュが候補。その他のタイプのわざにねっぷうこごえるかぜヘドロウェーブ/ヘドロばくだんくさむすびあくのはどうきあいだまウェザーボールなどがある。ねっぷう、こごえるかぜはボルトロスが覚えず差別化に有用。ダブルバトルでは味方のじゃくてんほけん発動に役立つぶんまわすも候補。

変化技は前述のおいかぜのほか、ちょうはつわるだくみいばるなどがある。

れいじゅうフォルム

けしんフォルムと比べ素早さ・耐久が上がり、攻撃性能がやや下がる。特性がさいせいりょくとなりサイクル戦に有用だが、はねやすめは覚えない。

候補技はけしんフォルムとほぼ同一で、さいせいりょくと相性の良いとんぼがえりがこれに加わる。

脚注