アマージョ/対戦
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アマ―ジョの歴史
第七世代
SM期は一致技の火力が微妙であったため、トロピカルキックを軸にした物理耐久型として利用された。ただ、はがねが蔓延する環境ではくさ単タイプのポケモン自体が非常に強い向かい風を受けていた。とびひざげりで対抗するということも出来なくは無いが、あくまで不一致火力なので過信は禁物であった。
USUMでレベルアップ技にパワーウィップが追加され、こだわりスカーフアタッカーとして強化を受けた。
レーティングWCS2019(GSダブル)サンシリーズルール(メガシンカ、Zワザ、ゲンシカイキなし)ではようき型アマ―ジョが物理耐久完全特化カイオーガをパワーウィップで確定1発にできること、ねこだましを始めとした先制技にじょおうのいげんで対処できることから需要が拡大し、使用率30位以内に定着。GSダブルにおける主流技構成はフェイント、パワーウィップ、とびひざげり、てだすけ。因みに、WCS2019ルールのレーティングバトルで使用率30位以内に入るポケモンの中に、伝説のポケモンではない単タイプポケモンはアマージョの他ドーブル、ライチュウ、ラランテス程度しかおらず、如何にこの世代で単タイプが白い目で見られるかが窺える。
WCS2017で優勝したオオツボ選手が日本大会で使用していたポケモンの1匹。
JCS2019ライブ大会ではジュニアカテゴリとシニアカテゴリで各1体ベスト8に残っていた。
第八世代
ちょうはつを獲得。
ダイマックスが登場するも、アマージョには安定した通常の積み技がこうそくスピン程度しかなく、後はダイマックス前提のダイジェットとダイナックル程度である。
シリーズ3シーズン5あたりになると一部のプレイヤーがナットレイのやどりぎのタネ、カビゴン、カバルドンのあくびに強く、トロピカルキックでカバルドンに、じゃれつくでサザンドラに、とびひざげりでナットレイ、ドリュウズに打点を持てるポケモンとしてスイートベール型に注目した。
ソード・シールドのランクバトルではウインディ、ギャラドス、トゲキッス、ヒートロトム、ガラルヒヒダルマが不利対面となっている。
ダブルバトル向けの特性をしているが、不利なポケモンは悉くダブルバトルのトップメタなので、通常環境ではダブルバトルでも活躍していない。
ところがシーズン8に使用率10位以内にランクインしたポケモンが使用禁止となったシリーズ6になると立場は一変。同レギュレーションでトップメタに躍り出たファイアローのはやてのつばさ+ブレイブバードをじょおうのいげんで封じることができ、アシレーヌ、いちげきウーラオス、ナットレイ、ラプラスなどにタイプ相性上有利であることからダブルバトルで需要が拡大。シーズン10では使用率23位を、シーズン11では使用率22位を記録。この頃の環境ではパワーウィップやとびひざげりの命中率を補うこうかくレンズ、アシレーヌやラプラスに対して十分な役割をてるように特殊耐久を底上げするとつげきチョッキが持ち物のメイン。性格はラプラスなどの物理耐久に厚めのみず枠に対して少しでも攻め切れるようにできるいじっぱりが主流。こだわりハチマキ型も強力であり、ひかえめ型の調整のラプラスならてだすけ込みのとびひざげりで確定1発となるケースが殆ど。苦手なアーマーガア、ウルガモス、ピクシーがシリーズ6環境には比較的少ないため、じゃくてんほけん型も有用。 禁止伝説1匹ダイマックスなし環境では、カイオーガをグラススライダーから守れることなどを評価され、ダブルバトルで使用率一桁台に居続けた。
一般的な育成論
高いこうげきを持つが、後述の技の火力は高くなく、思った以上に決定力は出ない。そのため性格をいじっぱりにしたいところだが、くさタイプ故弱点を突かれやすく、すばやさが物足りないので性格はようきも候補。
通常特性はリーフガードとじょおうのいげん。特にじょおうのいげんは相手の先制技を無効にできる。隠れ特性はスイートベールであり、ねむり攻撃に対して強くなるが、自身がくさタイプであり安定してねむり状態にはならない。そのためじょおうのいげんで使うのが基本。
ただ、スイートベールとこうそくスピンでステルスロックとあくびに動きを依存する型のカバルドンへの解答となるので、初見殺しにするなら採用圏内。上級者筋がこうそくスピン型を検討するというほど、第七世代ではカバルドンがメタゲームに君臨する事態になっているということである。
攻撃技の候補としては、パワーウィップ/トロピカルキック、じゃれつく、とびひざげり、とんぼがえり、フェイント等が挙げられる。変化技の候補としては、あまえる、くさぶえ、フラフラダンス、Zはねる等が挙げられる。ただし、Zはねるを使用する場合、貴重なZワザ枠を潰すことになり、前述のカバルドンなどが持つふきとばしやほえるで無駄にされる可能性もあるので、慎重に。