トリデプス/対戦
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トリデプスの歴史
第四世代
耐性11という耐久性能と優れた耐久種族値を誇ったが、かくとうタイプとじめんタイプが4倍弱点であり、単純なところではゴウカザルやガブリアスに相性面で弱かった。一方、特殊技のバリエーションが豊富であったため、アタッカーにするならフォーカスレンズやこだわりメガネを持たせた特殊型が検討された。それでも、相手によっては悠々と攻撃を受けながらステルスロック、きんぞくおん、ほえるで起点を作ることができる強さがあった。プラチナでだいちのちからを教え技として、HGSSでカウンターをタマゴ技として、それぞれ獲得。
第五世代
がんじょうの仕様変更によってメタルバーストの運用性が大幅に向上。ヘビーボンバーをレベルアップ技として獲得したが、トリデプスの重さではそれほど安定して高威力を出すことはしづらい。隠れ特性ぼうおんを獲得。一方、フォーカスレンズが相手が交代したターンに発動しなくなったため、特殊型に関しては弱体化。
第六世代
音技がみがわり貫通、フェアリースキンやスカイスキン、フリーズスキンの補正の乗ったハイパーボイスが環境に増えたことで、ぼうおんの価値が上昇した。しかしタイプ相性的にむしのさざめき、ばくおんぱ、ハイパーボイス(スキン特性の影響を受けたものを含む)を、すべて半減以下にできているため、トリデプスとしてはメリットが小さかった。一方、フェアリータイプの登場とはがねタイプが攻撃を受ける際タイプ相性仕様変更により耐性タイプ数が1減って10に。この世代になるとメガシンカが登場したため、トリデプスでは等倍の技であっても確定2発になることがざらになった。
PGLレーティングバトル統計データを見ると、主流技はステルスロック、ほえる、どくどく、まもる、じわれであったことがうかがえ、ORASで教え技が普及するとマジックコートも主流技になった。とくにステルスロックとほえるに関しては、ORASリーグになると各シーズンで70%台から90%台の採用率を記録しており、同リーグでは起点役に特化していたと見られる。性格はしんちょう、おだやか、のんき、なまいき、ずぶといなど、耐久面に上昇補正のかかる性格であれば、火力や素早さに下降補正がかかるものが性格のランキング1位になるシーズンもざらであった。元々30族という鈍足で素早さは諦めがつき、通常攻撃手段を放棄した型も珍しくないことから、性格面では自由度があることが統計データにより裏付けられたとも言える。特性は行動保証を得られるがんじょうが優先された。耐久型の例によって、たべのこしやゴツゴツメットが需要を伸ばしたが、XYリーグシーズン10からシーズン13、ORASリーグシーズン11からシーズン12には、がんじょうで耐えてから無理な対面を強制交代によってどうにかしたりステルスロックのダメージを強引に誘発したりするためのレッドカードが比較的流行した。
第七世代
カプやミミッキュの登場などフェアリータイプの普及によって一見はがねタイプであるトリデプスの立場が良くなったようではあるが、トリデプス自体通常攻撃手段に期待を持たれないためその点では強化されたとも言い切れない。一方、Zワザの登場によって耐久型全体の立場が悪くなり、さらにファイアローの弱体化によってバシャーモが勢いを増したため、どくどくとセットで使うまもるがあるとは言え、ますますトリデプスの立場は悪くなった。USUMでは同複合タイプにツンデツンデというより自己完結性に富んだポケモンが登場したが、あちらはトリパを始動してよし、自らジャイロボールで攻めてもよし、ビーストブーストで耐久面を底上げして居座りを決め込んでよしと、同複合タイプのポケモンの中でも汎用性が非常に高い。それに対して、起点を作るかメタルバーストで削るかするだけで仕事を終えてしまうトリデプスはパーティの枠を空費する面が目立つようになった。
一般的な育成論
ラムパルドに対し耐久性能に特化した能力を有する。耐久型に育成するのが基本。同タイプのボスゴドラやダイノーズとはうまく差別化したい。
かくとう、じめんタイプが4倍弱点だが、高いぼうぎょ種族値に加え特性がんじょうも持つため、弱点であっても一撃では倒されないことが多い。がんじょう潰しとして多用されるねこだまし程度のダメージであれば、たべのこしを持たせることで回復可能。また、苦手なじめんにはプラチナから教え技で覚えるようになったでんじふゆうにより抵抗でき、交代際に使えばそれなりに効果を得られる。第五世代以降はふうせんを持たせるのも手。
弱点がはっきりしており相手の行動を誘導しやすいため、交代先に負担をかけるような技を覚えさせたい。ステルスロック、ほえるのコンボや、てっぺきで防御を高めてどくどくでじわじわと削る戦法、3割の確率でひこうタイプと特性ふゆう以外のポケモンを突破できるじわれ、高耐久と相性のよいメタルバーストなどが候補。
隠れ特性はぼうおんだが、これが役に立つのはみがわりを使った後続サポート型において、ほえるによるみがわりの無効化防止やほろびのうたを回避する程度。この型以外ではがんじょうの方が使いやすい。