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ペロリーム/対戦

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このページは、ペロリームの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

ペロリームの歴史

第六世代

特化した部分の無い種族値、入手に32BPを要するホイップポップ通信進化に必要なことから、フェアリー単タイプのはらだいこアタッカーという個性を持ちながらもそれほど採用率は伸びなかった。スイートベールもキノガッサの全盛期が過ぎたこの世代ではそれほど刺さりが良くなかった。

PGLレーティングバトル統計データから察するに、ORAS発売までのXYリーグシングルバトルでは物理アタッカーにするならはらだいこじゃれつくおんがえしどろぼうという技構成が主流であったと思われる。特殊型の場合は、ドレインキッスorマジカルシャインめいそうかえんほうしゃなみのりがメインであった。性格は物理アタッカーの場合はいじっぱり、特殊アタッカーの場合はひかえめが中心で、持ち物はどちらの形でもオボンのみがメインであった。

ORASリーグシングルバトルでは教え技ドレインパンチを獲得した影響で、じゃれつく、はらだいこ、ドレインパンチ、どろぼうorおんがえしの物理アタッカーがテンプレ化。

第七世代

フィールドメイカー特性に反応する「シード」系アイテムが登場し、かるわざが強化された。ただし、フィールドメイカー特性を持つカプフェアリーを持ち、どくの一貫性が高まるのが難点。ただ、メガシンカの素早さ仕様変更によるルカリオの強化、こだわりスカーフ型のドリュウズの環境進出、その他はがねタイプの蔓延など、せっかくはらだいこを積んでも全抜きすることなどまるで期待できない環境になってしまった。

USUMでタマゴ技ねばねばネットが追加。

USUMリーグシングルバトルではあくび、ねばねばネットを打ちつつがむしゃらじゃれつくで削りを入れる起点型が成立し、ペロリーム=はらだいこという図式からの脱却が図られた格好となっている。因みにあくびとねばねばネットを両立できるのはペロリーム系統だけであり、ペロリームを活かすならこの差別化戦略は重要。性格はおだやか、おくびょう、ようきなど、起点型として耐久や速度を重視されることが多くなった。持ち物場のねばねばネットが発動する機会を増やすためにレッドカードが好まれるようになった。おくびょう型は通常火力を入れない型とマッチしている。

第八世代

ソード版限定だがマックスレイドバトルでペロリーム自体が出現すること、ホイップポップの入手が容易になったことから調達難易度は大幅に低下している。

はらだいこをこの世代単体で覚えることができず、弱体化。代わりに、かみなりを獲得している。

一般的な育成論

フェアリータイプの中では特に種族値に関して秀でたものがないが、特殊技のレパートリーが非常に多いのが特徴。特に苦手としているはがねタイプに対してかえんほうしゃを技マシンで覚える点が優秀で、この技を覚えられるのはクチートトゲキッスグランブルとこのポケモンのみ。

また、特性のスイートベールは自分も含めて味方がねむり状態にならない(ふみんやるきの上位互換ともいえる)。しょっちゅう眠らせてくるポケモンに対して出せば無効化して反撃も可能。

特殊技はメインウエポンであるマジカルシャインドレインキッスを中心に、はがねタイプ対策のかえんほうしゃや、どくタイプ対策のサイコキネシス、その他にもエナジーボール10まんボルトなみのりなどから候補で選びたい。ムーンフォースは取得できないので注意すること。

変化技はらだいこうそなきねがいごとコットンガードわたほうしあまえるめいそうドわすれが目ぼしいところ。因みにペロリーム系統は唯一フェアリー単タイプでコットンガードを使える系統である。

特殊技のレパートリーの広さを活かす型以外にも、遺伝ではらだいこを習得するため物理型も考えられる。その場合はじゃれつくドレインパンチなどを覚えさせたい。ただしマリルリと違って先制技を覚えないので、上手くあくびみがわりといった補助技も絡めたい。

隠れ特性はかるわざ。種族値が秀でたものがない分耐久力はそれなりにあるため、オボンのみを発動させて確実に先手を取っておくのも効果的。かるわざを発動させた際どの相手を抜けるかで調整はしておくこと。最速で発動させた場合はこだわりスカーフ持ちのペンドラーブニャット(112族)を抜ける。また、この特性は前述のはらだいこ型との相性が良く、オボンのみを持たせてHPを偶数に調整すると良い。回復量も考慮する場合は4n調整だが、個体値31のときのその調整の最小HPは160で、HPがその場合はステルスロックもうどくなどで最大のダメージを受けることに注意。