ゴロンダ/対戦
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ゴロンダの歴史
第六世代
実際の種族値が判明するとフェアリー4倍弱点、ひこう弱点から期待が一転して落胆の声が流れた。
ORAS発売までのXYリーグシングルバトルではかみくだく、すてゼリフ、アームハンマー、じしんという技構成が主流で、性格はようきが、持ち物はこだわりスカーフがメインであった。特性はきもったまが優勢であった。
教え技解禁前の環境ではゴロンダと言えば主流技のうちじしん以外が採用確定レベルという自由度の低さで、型を特定するのが容易であった。ところがORASになると教え技を数多く獲得。搭載率10位に入りやすい技に限定しても、ほのおのパンチ、れいとうパンチ、はたきおとす、ダストシュート、ばかぢから、ドレインパンチなど、全ポケモン中まれに見るほどの充実ぶりであった。
ORASリーグシングルバトルでは、かみくだくの枠をはたきおとすに、アームハンマーの枠をばかぢからに替えたものが主流化した。
第七世代
バレットパンチ、つけあがるを獲得。技範囲の広さは健在だが、こだわりスカーフ持ちの蔓延、フェアリーの普及、メガシンカの素早さ仕様の変更、先制攻撃技を無効化する手段の増加など、これでもかというほどの逆風が吹いた。すてゼリフ+アクZという組み合わせを獲得したが、すてゼリフが新規のポケモンにも与えられ、すてゼリフ型としてタイプ的により安定したアローラペルシアン、シルヴァディに立場を譲ることとなった。後攻すてゼリフという差別化点も、カプやミミッキュに上から叩かれることを考えると活きづらかった。
USUMリーグ初期のシーズンのシングルバトルでは、つけあがる、つるぎのまい、みがわり、やまあらしによる耐久型が使われ、つけあがる耐久型にするならバンジのみ、フィラのみなどのいわゆる「混乱木の実」が好まれた。代わりに不一致サブウエポンの需要は低下しており、かつての「技のデパート」ぶりは影を潜めた。また、カプ・テテフのサイコメイカーに邪魔されるため、多くのシーズンで10%台から20%台程度とバレットパンチの採用率は低い。同リーグ同バトルシーズン7ではつっぱりの搭載率が36.6%を記録。つるぎのまいを積めばみがわりを破壊しつつビートダウンを仕掛けられる手段としてつっぱりは有用であった。
対受けループ用の技構成としては、やまあらし、はたきおとす、ちょうはつ、すてゼリフ、というゴロンダにしか実現できないものがあり、そうした型もUSUMリーグシングルバトルで使用された。
第八世代
しかしソード・シールドの対戦はダイジェットが吹き荒れる環境となっており、フェアリーもトップメタに存在する。ダイジェットを抜群で受けるうえにかくとうをトゲキッスに4分の1で受けられトゲキッスのメインウエポンのうちフェアリーを4倍弱点で受けるゴロンダには立場がない。相変わらず環境に居座るミミッキュもきつい。
単体では非常に心細いがポットデスのからをやぶるをバトンタッチで引き継ぎ、つけあがるで攻める戦法が存在する[1]。
シリーズ5からは鎧の孤島で入手可能になったウーラオスが目の上のたんこぶ。そもそもウーラオスの方が火力が高く、ギルガルドが弱体化したためサザンガルドの並びがほぼ見かけなくなったことや、ウーラオスも特性でキングシールドを気にせず攻撃できるなど、ウーラオスの方が優秀である場合が多い。特殊耐久の差と豊富な補助技を駆使して差別を図らざるを得なくなった。
一般的な育成論
数少ないかくとう、あくタイプのポケモン。同タイプのズルズキンよりもこうげきが高く、主に物理アタッカーとしての採用が妥当。ただし、ウーラオス(いちげきのかた)には火力、素早さ、物理耐久で劣るなど比較が厳しく、技で差別化を図りたい。フェアリータイプに4倍弱点を突かれるのは要注意。
特性はいずれも優秀。かたやぶりは相手の防御特性を無視して攻撃が可能だが、場に出た際に表示される点は注意。もう一方のてつのこぶしは、豊富なサブウエポンを強化することが可能。隠れ特性のきもったま。メインにかくとうタイプの技が多いためこの特性も扱いやすい。相性補完として非常に優秀なサザンドラ・ギルガルドのコンビもかくとう技のみで弱点を突くことができる。
攻撃技はタイプ一致につけあがる/しっぺがえし/じごくづき/DDラリアット/かみくだく/うっぷんばらし、インファイト/ドレインパンチ/つっぱり/やまあらし/アームハンマーなどがある。特につけあがるはウーラオスにない技であり、バトンタッチで能力上昇を引き継ぐことによって爆発力を得られる。やまあらしも数少ない使い手の一匹であり、確定急所はウーラオスのあんこくきょうだと被るものの優秀。その他のタイプのわざに先制技のバレットパンチのほか、アイアンヘッド、かみなりパンチ、れいとうパンチ、ダストシュート、じしん、しねんのずつき、ほのおのパンチなどがある。
変化技はすてゼリフ、つるぎのまい、てだすけ、ちょうはつなどがある。すてゼリフは数少ない使い手として後続のサポートに役立つ。