ギザみみピチュー
ギザみみピチューとは、2009年7月18日公開の劇場版「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ」に登場する、左耳がギザギザのピチューのこと。2008年12月13日に正式発表された。
特徴
前述のとおり、左耳がくせっ毛でみんなからは「ギザみみ」と言われている。性別はメスで、ウブのみが大好物。体色やたかさ、おもさは通常のピチューと同様。劇中では進化後であるサトシのピカチュウと仲良しの設定。
テーマソング「もえよ ギザみみピチュー!」によると、方向音痴で泣き虫な一面もある。
映画におけるギザみみピチュー
映画「アルセウス 超克の時空へ」にゲスト出演で登場。声優は中川翔子。サトシとピカチュウたちの旅の途中でチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコと共に登場し、旅を一緒にする。他の新登場ポケモンよりいち早く特報1CM、「超克の時空へ」ポスターに登場した。2008年10月放送のアニメ「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」のピカチュウ・ザ・ムービー2009最新情報のコーナーで湯山邦彦監督が「でんきタイプのポケモンが物語のカギを握る」と公言していた。予告編CM1ではコラッタで作った不安定な橋からピカチュウ、ポッチャマと共に落ちる場面や最後にはピカチュウと尻尾を寄せて放電し合うという場面がある。また映画公式ポスターではサトシとともに描かれている。
アニメにおけるギザみみピチュー
物語(サトシたちの冒険)には直接関わりはないが、2009年4月2日放送の回から新エンディングテーマ「もえよ ギザみみピチュー!」(うた: 中川翔子)に変わり、同日から「ポケモンでギザげんき!キャンペーン」(4月-6月の計12回の放送)がスタートされた。このキャンペーン中、アニメ内でギザみみピチューのロゴが何度か登場した。
OVA作品『ピカチュウのキラキラだいそうさく!』にも登場した。声優は真堂圭。
ゲームにおけるギザみみピチュー
「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ」には登場しない。だが、映画「アルセウス 超克の時空へ」特別前売券で「ピカチュウカラーのピチュー」という、色違いのピチューがプレゼントされた。ギザみみピチューとライバル関係にあるという設定。
上記の色違いのピチューをポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーに送り、ウバメのもりの社に先頭にして連れて行くとギザみみピチューが手に入るイベントがある(いかずちプレートを持っている)。このとき、色違いのピチューがピカチュウ、ライチュウに進化していてもイベントが発生する。
覚えているわざは、てだすけ・ボルテッカー・いばる・いたみわけの4つ。グラフィックは通常のピチューとは異なっている(グラフィックはポケモンずかんの「すがた」にも登録される)。
また、ギザみみピチューは進化せず他のデータに移動することもできない、ハートゴールド・ソウルシルバー限定の特別なポケモンである。ポケシフターを使ってブラック・ホワイト・ブラック2・ホワイト2へ移動することもできず、移動させようとするとシフトファクトリーの研究員の特殊な台詞が発生する。その台詞によれば、このポケモンは時渡りでやってきたポケモンで、セレビィと一緒に長い時間渡ってきた影響が体に残っているため、元の場所にいたほうがよいとのことである。
このため、ポケモンバンクやPokémon HOMEなどユーティリティソフトを含む以後の世代の全国図鑑でもこの姿を確認することはできない。
ポケモンカードゲームにおけるギザみみピチュー
大乱闘スマッシュブラザーズにおけるギザみみピチュー
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALのピチューの色替えの一つにある。
備考
当初の設定では「ホワイトピチュー」という名前であり、ホワイトシチューの商品化も検討されていた[1]。
アニメ登場や早期発表に加えてジョウト地方の最初の3体(チコリータ、ヒノアラシ、ワニノコ)が登場することから、1999年11月21日発売のゲームボーイカラー対応ソフト「ポケットモンスター 金・銀」のリメイク作品がようやく発売されると考える人も少なくなかったが、そのとおり2009年5月8日に金・銀のリメイク作品にあたるポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバーの発売が2009年秋と正式に発表された。
各言語版での名前
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