キリンリキ/対戦
| ポケモンWikiは対戦情報サイトではありません。キリンリキの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。 | |
| ポケモン徹底攻略 | |
|---|---|
| ポケモン育成考察Wiki | |
| 外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。 | |
このページは、キリンリキの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
キリンリキの歴史
第二世代
ノーマルとエスパーという第一世代で最強クラスのタイプをワンツーフィニッシュで持っていたが、エスパーは既にヘラクロスやハッサムといった強力なむしポケモン、あくタイプの登場で既にタイプ面で逆風が吹き荒れていた（ゴーストはノーマルで無効化できるが）。また、低い種族値が祟ってカビゴンやハピナスを攻め切れない、ガラガラの火力を耐えきれないなど、環境で運用するのはかなり厳しかった。エアームドならなんとかかみなりで対抗できたという程度である。この世代ではキリンリキを使うならミルタンクを使った方がよほどに有意義であった。一応こうそくいどうとかげぶんしんを積んでからバトンタッチで繋ぐこともできたが、バトンタッチ要員としてはブラッキーの壁を越えられなかった。ただ、後年の研究によると、こうそくいどうとバトンタッチを両立出来て、なおかつバンギラスのどの攻撃も1回確実に耐えられるポケモンはキリンリキのみという結果が出ている。
第三世代
マジックコート、ねがいごと、めいそうを獲得。教え技としてでんじはを覚え、この世代ではサポート役としての性能が増した。しかし、環境で猛威を振るっていたラティオスやメタグロスなどに対して攻め切れない、耐えきれないと、やはり環境では厳しかった。
第四世代
しねんのずつき、シグナルビーム、エナジーボール、ミラーコートを獲得。やはりというか、マニューラやメガヤンマあたりに先手を打たれて一致技を撃ち込まれるのがきつかった。それでも、ミラーコートを獲得したのは進歩である。
第五世代
サイコショック、イカサマ、ハイパーボイスを獲得。特にハイパーボイスは念願のまともな特殊一致技であった。隠れ特性としてはそうしょくを獲得し、準速キリンリキが最速キノガッサに対して上を取れることもあってキノガッサ対策として稀に名前が挙がるようになった。キノコのほうしを交代で流し、マッハパンチやがんせきふうじなどで足掻く相手に対してジャポのみを発動してきあいのタスキを潰し、それから返しのサイコキネシスで落とす、という流れでキノガッサにメタを張ることができた。
第六世代
台頭しているメガフシギバナにそうしょくからしねんのずつきで反撃、ギルガルドのかげうちを無効化など、夢が広がりはしたが、現実には相手が適切な攻撃手段を選べばそれまでであった。わるだくみの獲得によってサポート役としては強化された。レート戦XYリーグではアタッカー型が主流であり、ORASリーグではみがわりやバトンタッチなどの補助技が好まれる傾向にあった。ORASリーグ以降はメガシンカの普及によって高種族値による制圧が加速したため、キリンリキの素早さの種族値であってもトリパの始動役として相手は選ぶが最低限は使えるという状況となった。実際、素早さの実数値を94以下に抑えたキリンリキは無振り75族の95を下回ることができ、これはメガハッサムやメガヘラクロスに対してトリックルーム下で先制を取れる計算になる。
第七世代
同複合タイプにより耐久に優れ、より素早さが低い上にさいはいでアタッカーに爆発力をもたらすことができるヤレユータンが登場し、立場が揺らぐ。もし特性せいしんりょくのトリパ始動型として使うなら、ヤレユータンが覚えないでんじは、ミラーコートなどで差別化する必要に追われた。
この世代でも補助技を中心とした構成が多い。PGL統計データを見ると、採用技ベスト4のうち補助技が3つランクインするシーズンもざらになり、さらに補助型としての傾向が強くなった。カプ・テテフへの奇襲としてゴーストZを持たせてシャドーボールを放つプレイヤーも少なからず現われるようになった。
USUMで教え技としいてじだんだを獲得。ミラーコートが失敗した時のケア手段として採用されるようにもなったが、基本的にはじしんの方が使い勝手が良い。タマゴ技にはサイコファングが追加されており一致技で壁解除という個性が生まれたが、それほど壁張り構築が流行している訳ではないため劇的に刺さるということはない。
USUMリーグシングルバトルシーズン13からはかなり耐久寄りになった環境を考慮されてはやおき+ねむる型が割合を伸ばし、ねむる、みがわり、バトンタッチ、じしんが主流技構成の1つとなった。これまでキリンリキの耐久指数ではやおき耐久型は無理だとされていたが、それだけ環境が耐久への努力値振りに傾倒したということである。また、ジメンZで耐久戦における決定力を持たせるケースが一般的になった。
一般的な育成論
珍しいタイプの組み合わせでタイプ上では優遇されていると言える。しかし全体的に能力は低い。なんとかサポート役に徹したい。
バトンタッチでこうそくいどう、めいそう、ドわすれ、かげぶんしんを後続へ継承させることができる。しかし耐久は低いのでなんとか自分より素早さの低いポケモンを相手にしたい。でんじはで相手を抑制するのも有効。
その他の補助技はリフレクターやひかりのかべ、ねがいごと、マジックコート、ねむるも候補になる。ねむるははやおきと相性が良いのでめいそうと組み合わせると良いだろう。
