ウツロイド/対戦
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ウツロイドの歴史
第七世代
能力が判明するなりガブリアスの素早さの種族値を1だけ上回る103に注目が上がった。一見するとじめんが4倍弱点のウツロイドの場合はガブリアスが相手だと引かざるを得ないようでもあるが、めざめるパワー(こおり)でガブリアスを落とせる特攻なのでこの点はそこまで痛手にならない。ただ、USUMリーグシングルバトルになるとガブリアスの使用率が20位台にまで低迷するようになったため、シングルバトルにおいてはめざめるパワー(こおり)型は多くのプレイヤーが折角育成したのに無駄になった感がある。
シングルバトルではSMシーズン2の上位構築としてテッカグヤとのコンビ、通称「ウツロカグヤ」構築が何例か入っていた。相性補完の良さ、ビーストブーストが根源となって発揮される型の豊富さが「ウツロカグヤ」の売りであり、ここにカバルドンのすなおこしを加えた「カバウツロカグヤ」がシーズン6に確立された。砂ととつげきチョッキを合わせれば特殊耐久は物凄いことになり、その条件でHPに努力値を全振りすればおくびょうゲッコウガのミズZ+ハイドロカノンが最大乱数で86.1%に抑えられる。これはステルスロックのダメージ込みで確定2発の計算となる。シングルバトルではパワージェム、ステルスロック、ヘドロウェーブ、くさむすびorめざめるパワーが主流技構成であり、持ち物はこだわりスカーフが、性格はおくびょうがメイン。実際の対戦では途中で捨てるが求められることが多い関係上、上を取った状態からひたすらパワージェムを撃つポケモンとしての姿が目立つ。拘っている時は流されやすい10まんボルトやヘドロウェーブは非推奨なので、ある意味当然である。
USUMリーグシーズン16シングルバトル最終1位(レート2172)パーティに投入された実績もある。
ダブルバトルにおいては、メジャーなほのお、フェアリーの弱点を突く特殊アタッカーとして利用されるようになった。WCS2017(アローラダブル)では低い物理耐久を徹底して補強し、トリックルームを仕掛ける戦術が注目された。いわ・どくタイプの特殊な耐性を活かしてサイクルを回すことができ、特にマッシブーンやカプ・ブルルとの組み合わせが目立った。世界大会ではマスターカテゴリのベスト4、ベスト8にそれぞれ1人ずつが入賞している。
USUMリーグダブルバトルではサンダーやリザードンの上を取れることからおくびょう最速が好まれ、パワージェム、ヘドロばくだん、まもる、めざめるパワー氷orトリックルームが主流の技構成となる。持ち物は出落ちを防ぐためのきあいのタスキが好まれたほか、ガオガエンを一撃で倒すためのイワZもたびたび使われる。このルールのエスパータイプはメイン技をサイコショックにすることが目立ったが、これはウツロイドを倒す目的が大きい。
WCS2019(GSダブル)ではゼルネアス対策として需要があった。特殊耐久が極めて高い上にクリアスモッグでジオコントロールを打ち消すことが可能なので非常に相性が良い相手である。海外の大会で目立った活躍をしたため、メガボーマンダにじしんが仕込まれるなど対策もされるようになっている。世界大会ではジュニアカテゴリ優勝パーティの1体となっており、それ以外のカテゴリでも多数の入賞がある。
第八世代
冠の雪原により追加。めざめるパワーが無くなったことでランドロスやはがねタイプへの打点がなくなってしまった。
弱点タイプがエスパーを除いてこの世代のシングルバトルではどれもメジャーだが、役割対象であるフェアリーは死滅していないので使いどころはある。
この世代ではメテオビームパワフルハーブ型アタッカーとしての運用が最大多数である。パワフルハーブとメテオビームの組み合わせはこの世代のウツロイドの代名詞であり、ウツロイドの出世をもたらした最大の要因である。とつげきチョッキによって相性上不利な特殊型を見られるようにした型も一定数存在し、通常の状態で確定2発を取られる相手すらもダイロックによる砂展開によって無理矢理役割対象にするプレイングもある。
やはり上からの一致メテオビームで一致ダイジェット使いを縛れることが大きく、シーズン12には最終使用率9位を記録。
ステルスロックとでんじはを覚えることから受けループでも需要があり、アシッドボムで相手を崩す非ダイマックス運用中心のくろいヘドロ型も中には存在する。
この世代においてはカバルドンが無理対面になるケースが多い。というのも、ウツロイドのくさむすびに対して遠慮なくカバルドンがダイマックスを切ることがしばしばであるためである。
シリーズ8の竜王戦ルールではバンギラスと異なりくさむすびでヌオーに十分な打点を持てる特殊受けとして需要を得た。シーズン15には使用率21位を記録。
シーズン18最終3位構築には、でんじは、どくびし、ステルスロックを採用してパワージェムワンウエポンとしたおくびょう最速起点作り型がエントリーされていた[1]。最終2位にもアタッカー型が残っていた[2]。
一般的な育成論
ウルトラビーストの1体であり、専用特性のビーストブーストで得意な相手であれば勢いに乗りやすい。高い特攻、特防を持つが、攻撃、防御は非常に低い。性格をおくびょうやひかえめにして、特殊アタッカーに育成するとよいだろう。
どくといわの複合タイプゆえにじめんが4倍弱点になっている。はがねタイプ対策にじしんを採用しているポケモンも多く、4倍弱点を突かれやすい。また、どくといわの攻撃は、じめんとはがねのタイプに半減以下にされるため不利になりやすく、他のポケモンで対処する場合が殆どとなる。
攻撃技の候補としては、パワージェム、ヘドロウェーブ/ヘドロばくだん、アシッドボム、マジカルシャイン、サイコキネシス、10まんボルト、ミラーコート、めざめるパワー等が挙げられる。変化技の候補としては、でんじは、ステルスロック、どくびし、等が挙げられる。
性格は100族を抜ける素早さが活きるおくびょう一択。努力値はこだわりスカーフ型なら素早さと特攻に全振りが基本で、とつげきチョッキ型なら素早さと特攻をいくらか削った分HPに努力値を振る。おくびょうなら調整しなくともビーストブーストで特攻が上昇する。ビーストブーストで素早さが上がるように特攻を抑えて努力値の余りを特防に振った型もメジャー。