ランクルス/対戦
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ランクルスの歴史
第五世代
ユクシー、クレセリアほどではないが優れた耐久性能、ローブシンや聖剣士などのかくとうタイプに対して有利なエスパータイプ、優秀な特性マジックガードなど、スペック面で優れている上に環境面でもマッチしていた。といっても本格的な活躍はBW期初期がメインであり、新規勢が教え技を獲得したり隠れ特性が解禁されたりすると、次第にその技範囲や搦め手に苦労するようになった。
第六世代
ぼうじんの仕様変更によってキノガッサに対して対策を行えるようになったが、そのキノガッサがこの世代に大幅に弱体化してしまったためそれほどぼうじん型は役に立っていなかった。一方、はがねタイプの仕様変更によってメタグロスとはゴーストタイプとあくタイプが一貫するという状況になってしまった。ローブシンは環境から姿を消したが、この世代ではメガバシャーモが役割対象であったと言えるだろう。
そんな中、第六世代産でカロス図鑑のポケモン限定というWCS2014ルール(いわゆるカロスダブル)で使えるてだすけとトリックルームを両立できるポケモンの中では高い火力とある程度の耐久を兼ね備えているポケモンとして唯一の立場にあった。
PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではサイコキネシス、きあいだま、じこさいせい、めいそうという技構成が主流であることがうかがえ、性格は物理耐久を追求したずぶとい、火力を優先したひかえめが好まれた。特性はマジックガードが大半で、持ち物はじこさいせいでデメリットを相殺できるいのちのたまがメインであった。
この世代にメガシンカを獲得したクチートとは相性補完に優れているだけでなく、トリックルームで鈍足である両者をサポートできる。
第七世代
カプ・テテフの登場によってエスパー枠として若干立場が悪くなったが、優秀な特性を持つトリパ向けのランクルスはまだ救いのある立場ではある。Zワザの獲得はめいそうを積んで居座る戦術を得意とするランクルスにとって元々火力を増強する手段があるという意味で腐ることもある。
大きな構成の変化はないが、ORASリーグでも持ち物の2番手として使われたアッキのみがUSUMリーグの上位構築で見られるようになり、USUMリーグシングルバトルシーズン14で最終レート2113(54位)を達成したパーティはアッキのみ+めいそう+じこさいせい型であった。ただ、Zワザを主軸とする高火力を相手する場合は耐えきれないので、この種の構成はプレイヤーの手腕が問われる。
ソード・シールド発売後のUSUMリーグシングルバトルシーズン18最終1位(レート2000)を記録したパーティに入った実績を持つ。
JCS2018(全国ダブル)ライブ大会マスターカテゴリでは出場者中1人が使用。
第八世代
アシストパワーを獲得。
ソード・シールドではキノガッサが不在であるためぼうじんの有用性が低下しており、ダイマックスの登場によりサイクル戦が難しくなったためさいせいりょくのメリットも低下。さらにミミッキュ、ドラパルト、バンギラスなど、比較的薄い物理耐久に抜群で攻撃を入れるポケモンが環境に多く、これまでになくランクルスの立場は悪くなった。それでも、シーズン10シングルバトル最終1位構築にかえんだまトリックとめいそうじこさいせいを併存させたマジックガード型がエントリーされていた[1]。
冠の雪原期になると、種族値が同速のポケモンとしてブリザポスが追加されたため、それを意識した素早さへの努力値振りが行われるようになった。
シリーズ9になるといのちのたまを持ったじこさいせい、きあいだま、サイコキネシス、めいそうによる対受けループ用の崩し型が流行。ステルスロックやどくびしなどのスリップダメージをマジックガードでシャットアウトできる上に、ドヒドイデにタイプ相性上明確に有利。シーズン18には使用率65位を記録。
この世代ではかえんだまをトリックで押し付け、隙あらばめいそうとじこさいせいで耐久戦法に持ち込む型が主流。受けループで一定数使われ、有利なポケモンだけが残っている状況で居座ればまだまだ強い。また、アシストパワーを獲得したことから、めいそう、てっぺき/とけるでランク補正を積んでアシストパワーで猛攻を仕掛ける型が成立。
一般的な育成論
特性マジックガードが非常に強力。とはいえ、もう一つの特性であるぼうじんも第六世代からは粉系のわざを無効にできるようになったため、マジックガードで防げない状態異常を防げる。ダメージ対策ならマジックガード、状態異常対策ならぼうじんと、うまく対処しよう。
特攻が非常に高い上、特性といのちのたまのシナジーにより凄まじい火力を発揮する。
素早さが低いが、耐久面も優秀なため場に居座りやすい。トリックルームの発動役兼アタッカーとしても使いやすい。
攻撃技の候補は、タイプ一致のサイコキネシスあるいはサイコショックを筆頭に、かみなり、きあいだま、シャドーボールなど。補助技はトリックルームの他、リフレクター、ひかりのかべ、でんじは、じこさいせい、めいそう、とけるなどがある。特性のおかげで状態異常のダメージもないため、かえんだまやどくどくだまで自ら状態異常になって相手からの状態異常技を防いだ後、トリックを使って押し付けることも可能。
隠れ特性はさいせいりょく。耐久としても十分なランクルスにとっては優秀な特性だが、マジックガードと違って状態異常や天候によるダメージが通ってしまい、さらにじこさいせいも使えることから、比較すると信頼性はやや薄い。それでも、相手からの攻撃に対しての耐久力がさらに向上していることを踏まえ、採用することもある。