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カブトプス/対戦

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このページは、カブトプスの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

カブトプスの歴史

第一世代

きりさくハイドロポンプの等倍範囲こそは優秀であったが、特殊の種族値が70と低く、ハイドロポンプで攻めきれる火力も弱点火力を受け切れる耐久もなかった。素早さの種族値も80とメジャーなでんきに簡単に抜かれるラインであった。さらにくさ4倍弱点であったため、ナッシーメガドレインあたりで大きく削られる恐れがあった。

ニンテンドウカップ99の決勝大会に1匹だけエントリーされた実績がある。その個体は、決して低くない素早さを活かしたみがわりを搭載した型であった[1]

第二世代

特殊が分割され特攻が5減らされたが、あまり影響はなかった。いわタイプの技としてげんしのちからめざめるパワーを獲得。急所率と急所技の仕様変更によってつるぎのまいの価値が相対的に上昇したが、あまごいからのハイドロポンプでカビゴンを強引に突破できるようになったオムスターとは対照的に、高い攻撃の数値を活かせない技のレパートリー不足が目立ち始めた。積み技としてのろいを獲得したが、せっかくそこそこある素早さを削ってしまうため、サイドンバンギラスなどの鈍足かつ高耐久ないわタイプアタッカーと比べると使い勝手は劣る。第一世代よりは逆風が強いが、はっぱカッターの弱体化によってくさタイプのポケモンにまともなタイプ一致技を食らわされることはほぼなくなったことは追い風と言えるが、かと言って油断しているとにほんばれからのソーラービームで倒される可能性もあった。

第三世代

特性すいすいカブトアーマーを獲得。技はかわらわりいわなだれを獲得し、つるぎのまいがさらに活きるようになり、すいすいからのいわなだれでひるみを狙う戦法も可能になった。タマゴ技としてはあやしいひかりを獲得したが、アタッカーの役割を与えられることがほとんどのカブトプスには腐りがち。みずタイプの技は自身の特攻の低さもたたって威力が低かったため、雨パではオムスターに立場を譲った。特に努力値の仕様変更により、全ての能力に最大まで振ることが出来なくなったため、みずタイプ技を使いこなすのはかなり難しかった。

そんななか、ポケモンリーグ2004仙台大会2位のパーティの手持ちに入るなど公式大会での入賞実績もある。そのパーティはサクラビス・カブトプス・オムスター・サマヨール・クロバットランターン、というメンバーであった。このパーティは雨パであるが、当時トリパなど存在しないなかでマイナーポケモンを多く投入したこのパーティは話題になった。

第四世代

たきのぼりの物理化、ストーンエッジアクアジェットシザークロスなどの獲得、すなあらしの強化によって、実力をにわかに発揮し始める。砂パと雨パで十分戦えるようになった。プラチナばかぢからを獲得したことでエンペルトに対処できるようになった。これを入れた雨パがWCS2009秋田県予選優勝を果たすなど、この世代ではそこそこ結果を残した。

WCS2009都道府県予選では36大会終了時点でカテゴリーB準優勝以上の実績を2つ残しており、そのうち1つはこだわりハチマキ型であった。

第五世代

覚える技につめとぎが追加され、火力を求めるつるぎのまいとストーンエッジの命中率も補えるつめとぎが選択できるようになった。また、隠れ特性くだけるよろいを獲得したが、受動的かつ耐久が下がるため採用はまれ。ニョロトノの台頭によって雨パが大流行したため、自分で雨パを使うほか、相手の雨パにただ乗りする目的で雨パではないパーティーに採用されることもあった。しかしこの世代では強力なくさタイプの速攻型アタッカーであるドレディアが新規に登場しており、運用にあたっては警戒が必要であった。

真剣勝負での使用を考えると、交代読みでばかぢからをバンギラスに当てるというのがメインとなったか。

第六世代

あめふらしの弱体化によって雨パが激減、カブトプスも真剣勝負ではほとんど見られなくなった。タイプ相性上ファイアローを受けることもできたが、同じことはオムスターや新たに登場した同タイプのガメノデスでも可能。PGL統計を鑑みるに、この世代でのテンプレ構築はシングルだとアクアジェット、たきのぼり、ストーンエッジ、ばかぢから/つるぎのまい、性格はいじっぱりであった。

第七世代

習得技や対戦環境での立場は第六世代から変更ないが、隠れ特性のくだけるよろいが素早さ2段階上昇に強化され、すいすいでは抜けない相手を抜くことも可能になった。また、天候特性を持ったポケモンの増加により第六世代よりは雨パの絶対数が増加した。この世代ではミミッキュの登場などによってかくとうタイプの技の通りが悪くなったため、カブトプスにばかぢからを採用する割合が下がった。ウルトラサン・ウルトラムーンでは新たなタイプ一致技のアクアブレイクを獲得。

覚醒値無しのピカブイノーマルルール対戦では受け出ししてきたカビゴンをばかぢから2発で倒せることから環境中位の活躍をしている。ようきカブトプスがいじっぱりカビゴンにばかぢからを2回当てると、2度目のばかぢからに攻撃のランク補正-1がかかっている前提なら、ともに最低乱数でも102%のダメージ。ただ、2019年3月頃の環境では露骨にばかぢからで対策されたりフシギバナが増えたりしたので、安心し切れなくなった。

第八世代

冠の雪原で追加。

クイックターンを獲得。

しかし同じくさ4倍弱点を持つすいすいアタッカーであるガマゲロゲへの役割破壊がそのまま刺さるため、環境的には非常に厳しい。

同複合タイプの物理すいすいアタッカーとしてはカジリガメの壁が厚い。あちらはこちらより岩の物理火力に優れる上にこちらが覚えないじしんを使える。一応こちらにも素早さで上回る点、クイックターンを覚える点などの差別化点が存在する。

一般的な育成論

第八世代のVer.1.2.0時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。

高い攻撃を誇る物理アタッカーとなる。他の能力は中途半端なので特性すいすいを活用すべく天候あめ状態にするのが妥当。

攻撃技はタイプ一致のストーンエッジたきのぼり/アクアブレイクのほか、つじぎりシザークロスかわらわりなど。つるぎのまいで攻撃を大幅に上げることも可能。先制技のアクアジェットもよい。

  1. 【ポケスタ2初代対戦】ニンテンドウカップ99の魅力を語る動画!! つうしんケーブルクラブ 2021/10/09 (2021年10月11日閲覧)